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通常編
1,僕の好きな人はすぐそばに
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「ブーブーブーブーブー。」
なんだよ。うるさいな。
朝8時となり自分の部屋にスマホのアラームが鳴り響く。耳元に置いていたもんだからかなりうるさい。でもこのようにしないと僕は起きることができない。
悪い夢を見たかのように起き上がりアラームを止める。朝起きるのが嫌いだ。せっかくぐっすりと寝ることができていて、良い夢を見ている時もあるのに…何で起きないといけないんだろう。僕は日々その疑問を自分自身に問い続けている。
でも僕には朝にご褒美がある。そのご褒美を得るために二度寝せずに起きているようなものだ。よし、今日も行くか。
「ガチャ。」
自室の扉を開ける。そしてゆっくりゆっくり2階にあるもう1つの部屋の前え向かって行った。この部屋には僕にとってのプリンセスが眠っている。その人を起こすのが僕の役目だ。彼女は人に起こされないと起きることができない。
「スー。」
音を最小限に抑え扉を開ける。音をなるべく立てないようにした理由は後でわかる。その部屋は家具がベットと勉強机しかないとてもシンプルな部屋でピンクを基調とした可愛らしい部屋だ。勉強机には無数の参考書が置かれておりガリ勉であることが伺える。
「ん~むにゃむにゃー風馬それは私のケーキ食べないで~。」
大人気アニメのヒロイン並みの美声が聞こえる。ふふ、僕の寝言言ってる。真保の夢に僕が出てくるなんて光栄だな。
双子の姉の安藤真保を起こすべくベットに近づく。まあでも双子なだけあってあまりお姉さんとは思っていないが。
真保はたくさんのピンク色のクマのぬいぐるみで埋め尽くされて寝ていた。
寝顔も可愛い~~~。好きな人の寝顔を毎日見ることができるのは兄・弟・姉・妹に恋をしている人の特権だろう。この特権を持っている人はかなり少ないとは思うが…。
「起きて!真保!」
真保の右肩を軽く叩く。少しばかり温もりを感じた。真保の体からはボディーソープか香水かわからないが花の香りがした。鼻をスンスンと動かし匂いを嗅ぐ。ちなみになるべく音を立てなかった理由は音を立ててしまったら真保が起きてしまい合法的に体を触ることができなくなってしまうからだ。少し自分の将来が不安になった。
「んにゃ~。はっ!風馬おはよう!」
真保は目をパッと開き起き上がる。
「おはよう真保。…………って二度寝しようとしてる?早起きしないと明日からキツいよ?」
真保は毒リンゴを食べ眠った…じゃなくて死んでしまった白雪姫のようにバッタリと倒れてしまい僕の方からそっぽを向いた。
「明日から早く起きないといけないから今日はたくさん寝るの~。」
布団を頭にかぶりダンゴ虫のように丸まる。真保は起こしにいくと3日1度のペースで何かと駄々をこね起きるのを渋る。でもたったあるのに特定の言葉を言うことでこのproblemは解決する。
「あ~あ今日は真保が大好きなフレンチトーストを作ろうと思ってたんだどなー。食べなくてもいいのかな~?」
「食べるバイ!」
覚醒したかのように起き上がる。てかなんで博多弁?でも急に起き上がったりしたりするところも好き!
「ハイじゃあさっさと着替えてリビングに来てね。」
「は~い!」
「ハーハーハー可愛かった。」
自室に戻り扉を閉めるなり僕はしゃがみこんだ。気になるあの子のマスクの下を見た時かのように興奮していた。
僕は双子の姉のことが大好きだ。その好きというのは姉としての好きでも家族としての好きでもない。異性としての好きだ。本当に双子の姉に恋をしている。しかし、その事を知っているのは1番心が通いあっている友人の北村謙一のみだ。
「ちょっと!風馬リビング来てって言った風馬が来てないじゃん!早く来てーーー。」
真保の大きな声が聞こえる。フレンチトーストのことになるとハンドルを握ると性格が変わるように性格変わるんだよな…。
「はーい今行くよ!」
真保の4分の3の大きさの声を出す。そしてリビングへ向かった。
「スッ。」
「パサパサパサ。」
「チューーー。」
オレンジを添え、粉糖と蜂蜜をかけ完成だ。
「は~いお待たせー。」
両手にフレンチトーストが乗っている皿を持ちキッチンからリビングのテーブルに持っていく。真保は右手にフォーク、左手にナイフを持ち舌を舐めずり待ちかまえていた。
「コトン。」
皿をテーブルに置く。そして僕も座る。
「いたらきまふ!」
「いただきます。」
僕らは手を合わせ食べ始めていく。とても柔らかく卵や牛乳の味がマッチしていておいしい。
「ごちそうさま~。」
「って食べるのはや!」
「だっておいしかったんだも~ん。」
彼女は90秒程で食べ終わってしまった。いつも早く食べてしまう。でも、「もう少し味わってほしい」という気持ちより「おいしく食べてもらえて嬉しい!」という気持ちがいつも勝ってしまう。
「いつもありがとう!」
真保はイスから立ち上がり僕に抱きついてくる。真保はブラコンなのかわからないが時折僕に抱きついてくる。嫌がる人もいるかもしれないが僕にとっては好条件だ。
「抱きつくなよ~。」
こんな事を言ってはいるが今の自分は今この瞬間を楽しいでいた。
「好きだよ~。風馬。」
「僕も好きだよ。(女の子として)真保。」
なんだよ。うるさいな。
朝8時となり自分の部屋にスマホのアラームが鳴り響く。耳元に置いていたもんだからかなりうるさい。でもこのようにしないと僕は起きることができない。
悪い夢を見たかのように起き上がりアラームを止める。朝起きるのが嫌いだ。せっかくぐっすりと寝ることができていて、良い夢を見ている時もあるのに…何で起きないといけないんだろう。僕は日々その疑問を自分自身に問い続けている。
でも僕には朝にご褒美がある。そのご褒美を得るために二度寝せずに起きているようなものだ。よし、今日も行くか。
「ガチャ。」
自室の扉を開ける。そしてゆっくりゆっくり2階にあるもう1つの部屋の前え向かって行った。この部屋には僕にとってのプリンセスが眠っている。その人を起こすのが僕の役目だ。彼女は人に起こされないと起きることができない。
「スー。」
音を最小限に抑え扉を開ける。音をなるべく立てないようにした理由は後でわかる。その部屋は家具がベットと勉強机しかないとてもシンプルな部屋でピンクを基調とした可愛らしい部屋だ。勉強机には無数の参考書が置かれておりガリ勉であることが伺える。
「ん~むにゃむにゃー風馬それは私のケーキ食べないで~。」
大人気アニメのヒロイン並みの美声が聞こえる。ふふ、僕の寝言言ってる。真保の夢に僕が出てくるなんて光栄だな。
双子の姉の安藤真保を起こすべくベットに近づく。まあでも双子なだけあってあまりお姉さんとは思っていないが。
真保はたくさんのピンク色のクマのぬいぐるみで埋め尽くされて寝ていた。
寝顔も可愛い~~~。好きな人の寝顔を毎日見ることができるのは兄・弟・姉・妹に恋をしている人の特権だろう。この特権を持っている人はかなり少ないとは思うが…。
「起きて!真保!」
真保の右肩を軽く叩く。少しばかり温もりを感じた。真保の体からはボディーソープか香水かわからないが花の香りがした。鼻をスンスンと動かし匂いを嗅ぐ。ちなみになるべく音を立てなかった理由は音を立ててしまったら真保が起きてしまい合法的に体を触ることができなくなってしまうからだ。少し自分の将来が不安になった。
「んにゃ~。はっ!風馬おはよう!」
真保は目をパッと開き起き上がる。
「おはよう真保。…………って二度寝しようとしてる?早起きしないと明日からキツいよ?」
真保は毒リンゴを食べ眠った…じゃなくて死んでしまった白雪姫のようにバッタリと倒れてしまい僕の方からそっぽを向いた。
「明日から早く起きないといけないから今日はたくさん寝るの~。」
布団を頭にかぶりダンゴ虫のように丸まる。真保は起こしにいくと3日1度のペースで何かと駄々をこね起きるのを渋る。でもたったあるのに特定の言葉を言うことでこのproblemは解決する。
「あ~あ今日は真保が大好きなフレンチトーストを作ろうと思ってたんだどなー。食べなくてもいいのかな~?」
「食べるバイ!」
覚醒したかのように起き上がる。てかなんで博多弁?でも急に起き上がったりしたりするところも好き!
「ハイじゃあさっさと着替えてリビングに来てね。」
「は~い!」
「ハーハーハー可愛かった。」
自室に戻り扉を閉めるなり僕はしゃがみこんだ。気になるあの子のマスクの下を見た時かのように興奮していた。
僕は双子の姉のことが大好きだ。その好きというのは姉としての好きでも家族としての好きでもない。異性としての好きだ。本当に双子の姉に恋をしている。しかし、その事を知っているのは1番心が通いあっている友人の北村謙一のみだ。
「ちょっと!風馬リビング来てって言った風馬が来てないじゃん!早く来てーーー。」
真保の大きな声が聞こえる。フレンチトーストのことになるとハンドルを握ると性格が変わるように性格変わるんだよな…。
「はーい今行くよ!」
真保の4分の3の大きさの声を出す。そしてリビングへ向かった。
「スッ。」
「パサパサパサ。」
「チューーー。」
オレンジを添え、粉糖と蜂蜜をかけ完成だ。
「は~いお待たせー。」
両手にフレンチトーストが乗っている皿を持ちキッチンからリビングのテーブルに持っていく。真保は右手にフォーク、左手にナイフを持ち舌を舐めずり待ちかまえていた。
「コトン。」
皿をテーブルに置く。そして僕も座る。
「いたらきまふ!」
「いただきます。」
僕らは手を合わせ食べ始めていく。とても柔らかく卵や牛乳の味がマッチしていておいしい。
「ごちそうさま~。」
「って食べるのはや!」
「だっておいしかったんだも~ん。」
彼女は90秒程で食べ終わってしまった。いつも早く食べてしまう。でも、「もう少し味わってほしい」という気持ちより「おいしく食べてもらえて嬉しい!」という気持ちがいつも勝ってしまう。
「いつもありがとう!」
真保はイスから立ち上がり僕に抱きついてくる。真保はブラコンなのかわからないが時折僕に抱きついてくる。嫌がる人もいるかもしれないが僕にとっては好条件だ。
「抱きつくなよ~。」
こんな事を言ってはいるが今の自分は今この瞬間を楽しいでいた。
「好きだよ~。風馬。」
「僕も好きだよ。(女の子として)真保。」
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