30秒以内に(たぶん)読み終わるショートショート小説集

ほんのちょぴっとBL

今日も学校が終わり明日は水曜日か。水曜日は自分にとって1番苦な1日だ。



　「○○○（人の名前）ポッキーゲームしよう。」
　クラスメイトの男子はトッポを咥えながら僕の元に駆け寄る。ポッキーゲームは僕の誕生日の日に別の友だちとしたことがある。最後まではいかなかったが。



　面白いしもちろん了承する。


　
僕もトッポの端を咥える。男子生徒は目を瞑った。


　「チュ。」
一瞬の出来事だった。彼は勢いよくトッポを食べ僕にキスをする。


これは僕のファーストキスだった。入学した時に隣の席だった生徒とファーストキスをするなんてあの頃の僕は夢にも思っていなかった。


「もう一回やろ。」
大体どんな展開が起こるかは予想学校ついたがまたトッポを咥える。
（※今回のお話は作者の実話です。）