夢を結び
――叶うなら、その涙を。 夜な夜な枕元に立つ謎の人影。淡霞はその存在に恐怖するが、次第に哀れみを覚えるようになる。ある晩、目が覚めるとそこにはいつもとは違う人影が立っていた。それは刀を振り上げ、淡霞めがけて振り下ろす。そんな悪夢を見て目が覚めた淡霞だったが、それが夢ではなく現実であることを知る。夢と違うのは、死んだのは自分ではなく淡霞を襲った人影の方で、その亡骸の下には――。
※この作品は「小説家になろう」と「エブリスタ」にも掲載しています。
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