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図書館での蜜事
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家に一番近い図書館でも、真夏日に自転車をこいでやってくれば汗をかいてしまった。
特に誰かと会う予定もないからと、ノースリーブのブラウスにミニスカートというラフで涼しい格好を選んだのだが、汗で僅かに肌が透けて見えてしまう。
女装の趣味はあるが、女性物の下着は買う勇気がなくて身に付けていない。幸いニップルパッチを付けているお陰で、胸の飾りは目立たない。
香月は腰まで伸びた紫色の長い髪を翻し、歩き出す。その黄色の瞳は図書館に向けられていて、自分の華奢な身体を舐め回すように見つめる男の存在に気づかなかった。
人の足音と、紙を捲る音。
本の香りが漂う静かな空間で、香月は大学の講義に使えそうな資料を探していた。漢文に関する書籍が並ぶ本棚を前に立ち止まると、資料になりそうなものを探す。
そちらに意識を取られていた所為で、香月は背後に立った男に気付かなかった。
さわ、とお尻に何かが触れる感触。
ようやく後ろに誰かいる事に気付いた香月だったが、遅かった。
目の前にキラリと光るナイフが映る。悲鳴を上げそうになった香月の口を、男の無骨な手が塞ぐ。
「騒いだら殺すぞ」
男の低く嗄れた声に、香月は震えながらこくりと頷いた。
ゆっくりと口から手を離した男は、その手で香月の下半身を弄る。
香月は助けを呼ぼうと口を開きかけたが、視界にナイフが映ると声を出せなかった。
恐らく、男は香月を女の子と勘違いしているのだろう。それならば解放されるのも早い筈だ、と香月は必死に恐怖を耐えた。
スカートが捲られる感覚。
恐怖心から視線は本棚に固定したままだから、男の手がどこを触っているかは触覚だけが頼りだった。
男の手が下着を掴み、下ろす。
お尻と男の象徴が外気に触れる。羞恥心から顔を赤くした香月だが、抵抗はできない。
男が早く気付くようにと願う中、ぬるりとしたものが蕾に触れた。
「……え」
香月の口から思わず声が漏れる。まさか、お尻の穴と女の子の穴を勘違いしてる?
そんな筈はないと香月は否定するが、ぬるぬるしたものが擦り付けられる。
男の先端から出た体液が塗り込まれている。それを理解すると香月は嫌悪感に鳥肌を立てた。
まさか、まさかまさか。
震える香月の耳元で、男は小さく笑った。
「俺はな、女より男の方が好きなんだ」
男の言葉に確信してしまう。
男と分かった上で、犯そうとしているのだ。
香月に女装の趣味はあったが、男同士で繋がる趣味はない。まして知らない誰かと致す事なんて考えていない。
女装はあくまでファッションの一つ。行為とは結びつかない。
それなのに。
粘ついた体液でしとどに濡れた下の口に、男は指を挿れた。
強い圧迫感に息を詰めた香月は咄嗟に、両手で口を押さえた。そうしないと声が出てしまいそうで。
「ふッ……う、うぅ……」
くちゅくちゅと水音が聞こえる。無理矢理体を暴かれているのに、気持ち悪さの中に微かな気持ちよさを感じる。
こんなの絶対におかしい、と首を振る香月の後ろで男は下卑た笑みを浮かべた。
浅いところばかり悪戯に刺激される。指が少し入っては出ていき、また少し入っては出て行く。
そんな事を繰り返されれば、いかに慣れていない香月でも後孔をヒクつかせない訳がなかった。
物欲しそうに痙攣する蕾に、男はポケットから取り出したローターを挿入する。
ぬぷ……くぷぷ……
「ん、くぅ……う、ふぅ……」
静かな図書館に自分の荒い息が響いていないか、香月はそんな事ばかり気にしていた。
誰かに気づいてほしい、助けてほしい。でもこんな姿は見られたくない。
そんな板挟みに遭いながら、体は玩具を受け入れてしまった。
細いコードが尻尾のように生えている。ショッキングピンクのそれと繋がるリモコンを持ち、男はスイッチを入れた。
途端に香月の中で震え出すローターに、香月は腰を反らした。
「んッ、ふぅッ……うッうぁッ、うぅ……♡」
最初は確かに気持ち悪かったのに、数分もすれば下腹部がむず痒いような熱いような感覚に襲われる。
意思に反して足はガクガクと震え、内股になってしまう。ここまでされてはもう、耐える事が出来なかった。
スカートの前部分が持ち上がり、快感を感じている事を表明してしまう。布の下に隠れて見えないが、そこには硬くなった自身があるだろう。
その事実を香月は認めたくなかった。
知らない男にレイプされているのに、感じているだなんて。
それでも快楽は香月の体を蝕む。腰が砕けそうになり、膝から崩れ落ちそうになるのをなんとか堪える。
両手で口を抑えて、腰を引いている姿勢の香月を見れば、明らかにおかしいのがわかる筈なのに、不幸な事に気づくものはいなかった。
図書館の奥の隅にある本棚の一角で、今まさに弄ばれている青年がいるなど誰も想像しないだろう。
必死に快感を耐える香月を、男は舌舐めずりしながら見つめていた。その股間には怒張したイチモツがそそり立っている。
「ふッふッ……んぅ゛ッ!?」
必死に呼吸をして、ぎゅっと内腿を擦り合わせた刹那、香月はビクンッと仰け反った。
ローターが一番敏感なところに移動した。
前立腺がブブブと細かに揺すられて、香月は目を見開いて涙を溢れさせる。
「ん゛~ッ! んッ♡んぅッ♡あ゛ッ、あぁッ♡」
声が抑えられなくなった香月の口に、男は持っていたハンカチを詰める。
くぐもった嬌声は布に抑えられ、誰にも聞こえない。
とうとう体を支えられなくなった香月がその場に座り込む前に、男はその細い腰を掴んで支えた。
香月が体を捩る。快感から逃れようとする細やかな抵抗も虚しく、香月は高みに至った。
「~~~ッ!!」
声もなく絶頂する。ドピュッと白濁が放たれ、スカートの内側を汚した。
幸い本棚には飛んでいないが、もう香月の腰は砕けて立たなくなっていた。
そんな香月の体を自分の方に傾けさせて、男は耳元で囁く。
「声出すなよ。恥をかくのはお前だからな」
ぐぐ、とローターが引っ張られ、ちゅぽんと抜けた。
いつの間に止めていたのか、ローターの振動は止んでいたが香月の体は快感に侵されたままだ。
脱力する香月の体を持ち直し、男はその秘孔に自身を当てがう。
硬くなったイチモツをスリスリと擦り付け、片手で香月の双丘の一つを掴み割ひらけば、薄く口を開いたそこに男根をゆっくりと挿入した。
「はッ……はぁッ♡あ、あぁ……」
ついに男を受け入れてしまった。
その事実に香月は目の前が真っ暗になりそうだった。
知らない人に、こんな場所で、こんな時間に犯されるなんて。
知っていたら今日図書館には来なかったのに。
そんな後悔が頭をよぎる。
男は陰茎を押しつけ、ぬぷぬぷと香月のナカにそれを挿れると、今度は時間をかけて抜ける直前まで腰を引く。
そうしてからまた、これでもかという緩慢な動作で肉棒を奥へと突き入れ、円を描くように腰を回す。
ぐりぐりと奥が刺激され、亀頭が最奥に口付ける度に香月の視界に光が飛んだ。
同時に脳を突き上げる絶頂感に、抗えないまま射精する。
ピュッと薄くなった精液を放ち、プシッと潮を吹く。床にパタパタと滴が垂れ、ついには小さな水溜まりが出来る。
意識を飛ばしかけている香月を本棚に寄りかからせ、男はスマホを取り出した。
そして香月のスカートを捲り、肉棒を咥え込む淫乱なクチを撮影する。
そのままゆっくりと腰を動かすと、香月の口から「はぁッ、あッ♡」と荒く乱れ、艶めいた吐息が漏れた。
蕩けた横顔を撮影し、保存した男は香月を再び自分に寄りかからせ、耳元に口を寄せる。
「向こうに広いトイレあるからついて来い。ネットにバラ撒かれたくないだろ?」
ちゅぽん、と男の逸物が抜ける。男は手早く身支度を整えると、香月の服装も少し整える。
一先ず移動する程度ではバレないようにしてから、男は香月の手を引いて人の来ないトイレに向かった。
体も心も犯された香月に、抗う術はなかった。
特に誰かと会う予定もないからと、ノースリーブのブラウスにミニスカートというラフで涼しい格好を選んだのだが、汗で僅かに肌が透けて見えてしまう。
女装の趣味はあるが、女性物の下着は買う勇気がなくて身に付けていない。幸いニップルパッチを付けているお陰で、胸の飾りは目立たない。
香月は腰まで伸びた紫色の長い髪を翻し、歩き出す。その黄色の瞳は図書館に向けられていて、自分の華奢な身体を舐め回すように見つめる男の存在に気づかなかった。
人の足音と、紙を捲る音。
本の香りが漂う静かな空間で、香月は大学の講義に使えそうな資料を探していた。漢文に関する書籍が並ぶ本棚を前に立ち止まると、資料になりそうなものを探す。
そちらに意識を取られていた所為で、香月は背後に立った男に気付かなかった。
さわ、とお尻に何かが触れる感触。
ようやく後ろに誰かいる事に気付いた香月だったが、遅かった。
目の前にキラリと光るナイフが映る。悲鳴を上げそうになった香月の口を、男の無骨な手が塞ぐ。
「騒いだら殺すぞ」
男の低く嗄れた声に、香月は震えながらこくりと頷いた。
ゆっくりと口から手を離した男は、その手で香月の下半身を弄る。
香月は助けを呼ぼうと口を開きかけたが、視界にナイフが映ると声を出せなかった。
恐らく、男は香月を女の子と勘違いしているのだろう。それならば解放されるのも早い筈だ、と香月は必死に恐怖を耐えた。
スカートが捲られる感覚。
恐怖心から視線は本棚に固定したままだから、男の手がどこを触っているかは触覚だけが頼りだった。
男の手が下着を掴み、下ろす。
お尻と男の象徴が外気に触れる。羞恥心から顔を赤くした香月だが、抵抗はできない。
男が早く気付くようにと願う中、ぬるりとしたものが蕾に触れた。
「……え」
香月の口から思わず声が漏れる。まさか、お尻の穴と女の子の穴を勘違いしてる?
そんな筈はないと香月は否定するが、ぬるぬるしたものが擦り付けられる。
男の先端から出た体液が塗り込まれている。それを理解すると香月は嫌悪感に鳥肌を立てた。
まさか、まさかまさか。
震える香月の耳元で、男は小さく笑った。
「俺はな、女より男の方が好きなんだ」
男の言葉に確信してしまう。
男と分かった上で、犯そうとしているのだ。
香月に女装の趣味はあったが、男同士で繋がる趣味はない。まして知らない誰かと致す事なんて考えていない。
女装はあくまでファッションの一つ。行為とは結びつかない。
それなのに。
粘ついた体液でしとどに濡れた下の口に、男は指を挿れた。
強い圧迫感に息を詰めた香月は咄嗟に、両手で口を押さえた。そうしないと声が出てしまいそうで。
「ふッ……う、うぅ……」
くちゅくちゅと水音が聞こえる。無理矢理体を暴かれているのに、気持ち悪さの中に微かな気持ちよさを感じる。
こんなの絶対におかしい、と首を振る香月の後ろで男は下卑た笑みを浮かべた。
浅いところばかり悪戯に刺激される。指が少し入っては出ていき、また少し入っては出て行く。
そんな事を繰り返されれば、いかに慣れていない香月でも後孔をヒクつかせない訳がなかった。
物欲しそうに痙攣する蕾に、男はポケットから取り出したローターを挿入する。
ぬぷ……くぷぷ……
「ん、くぅ……う、ふぅ……」
静かな図書館に自分の荒い息が響いていないか、香月はそんな事ばかり気にしていた。
誰かに気づいてほしい、助けてほしい。でもこんな姿は見られたくない。
そんな板挟みに遭いながら、体は玩具を受け入れてしまった。
細いコードが尻尾のように生えている。ショッキングピンクのそれと繋がるリモコンを持ち、男はスイッチを入れた。
途端に香月の中で震え出すローターに、香月は腰を反らした。
「んッ、ふぅッ……うッうぁッ、うぅ……♡」
最初は確かに気持ち悪かったのに、数分もすれば下腹部がむず痒いような熱いような感覚に襲われる。
意思に反して足はガクガクと震え、内股になってしまう。ここまでされてはもう、耐える事が出来なかった。
スカートの前部分が持ち上がり、快感を感じている事を表明してしまう。布の下に隠れて見えないが、そこには硬くなった自身があるだろう。
その事実を香月は認めたくなかった。
知らない男にレイプされているのに、感じているだなんて。
それでも快楽は香月の体を蝕む。腰が砕けそうになり、膝から崩れ落ちそうになるのをなんとか堪える。
両手で口を抑えて、腰を引いている姿勢の香月を見れば、明らかにおかしいのがわかる筈なのに、不幸な事に気づくものはいなかった。
図書館の奥の隅にある本棚の一角で、今まさに弄ばれている青年がいるなど誰も想像しないだろう。
必死に快感を耐える香月を、男は舌舐めずりしながら見つめていた。その股間には怒張したイチモツがそそり立っている。
「ふッふッ……んぅ゛ッ!?」
必死に呼吸をして、ぎゅっと内腿を擦り合わせた刹那、香月はビクンッと仰け反った。
ローターが一番敏感なところに移動した。
前立腺がブブブと細かに揺すられて、香月は目を見開いて涙を溢れさせる。
「ん゛~ッ! んッ♡んぅッ♡あ゛ッ、あぁッ♡」
声が抑えられなくなった香月の口に、男は持っていたハンカチを詰める。
くぐもった嬌声は布に抑えられ、誰にも聞こえない。
とうとう体を支えられなくなった香月がその場に座り込む前に、男はその細い腰を掴んで支えた。
香月が体を捩る。快感から逃れようとする細やかな抵抗も虚しく、香月は高みに至った。
「~~~ッ!!」
声もなく絶頂する。ドピュッと白濁が放たれ、スカートの内側を汚した。
幸い本棚には飛んでいないが、もう香月の腰は砕けて立たなくなっていた。
そんな香月の体を自分の方に傾けさせて、男は耳元で囁く。
「声出すなよ。恥をかくのはお前だからな」
ぐぐ、とローターが引っ張られ、ちゅぽんと抜けた。
いつの間に止めていたのか、ローターの振動は止んでいたが香月の体は快感に侵されたままだ。
脱力する香月の体を持ち直し、男はその秘孔に自身を当てがう。
硬くなったイチモツをスリスリと擦り付け、片手で香月の双丘の一つを掴み割ひらけば、薄く口を開いたそこに男根をゆっくりと挿入した。
「はッ……はぁッ♡あ、あぁ……」
ついに男を受け入れてしまった。
その事実に香月は目の前が真っ暗になりそうだった。
知らない人に、こんな場所で、こんな時間に犯されるなんて。
知っていたら今日図書館には来なかったのに。
そんな後悔が頭をよぎる。
男は陰茎を押しつけ、ぬぷぬぷと香月のナカにそれを挿れると、今度は時間をかけて抜ける直前まで腰を引く。
そうしてからまた、これでもかという緩慢な動作で肉棒を奥へと突き入れ、円を描くように腰を回す。
ぐりぐりと奥が刺激され、亀頭が最奥に口付ける度に香月の視界に光が飛んだ。
同時に脳を突き上げる絶頂感に、抗えないまま射精する。
ピュッと薄くなった精液を放ち、プシッと潮を吹く。床にパタパタと滴が垂れ、ついには小さな水溜まりが出来る。
意識を飛ばしかけている香月を本棚に寄りかからせ、男はスマホを取り出した。
そして香月のスカートを捲り、肉棒を咥え込む淫乱なクチを撮影する。
そのままゆっくりと腰を動かすと、香月の口から「はぁッ、あッ♡」と荒く乱れ、艶めいた吐息が漏れた。
蕩けた横顔を撮影し、保存した男は香月を再び自分に寄りかからせ、耳元に口を寄せる。
「向こうに広いトイレあるからついて来い。ネットにバラ撒かれたくないだろ?」
ちゅぽん、と男の逸物が抜ける。男は手早く身支度を整えると、香月の服装も少し整える。
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