異世界の私と交換日記

れん

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第一章 臭い女

初めての依頼

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はじめての依頼

---サイド現実世界の花蓮---

くさっ!え?くっさ!

私が臭いの?
何があったの・・・異世界で

そして気が付く涙の跡
えっ、泣いてたの私

そしてハッとした。

・・・パンツ履いてない。

こわ、もう私の日記見るの怖い。
このスマホも臭いし。

でも時間が無い、意を決して日記を読む

➖➖➖

[異世界1日目]

目の前に広がる中世の街並み、(うん異世界のあるあるだ、江戸時代の街並みとかだったらビビる)

いやー、森とかじゃなくよかった。
私方向音痴だし、馬車が襲われてても無視する自信がある。

では冒険者ギルドに行こう!
いや方向音痴だった。下手に動かない方がいい

看板にある文字を見る。うん読めない。
海外一人旅よりハードル高い。お金もない。少し泣きそう。

そうだ!異世界に来たら先ずあれを確かめねば、周りを確認し呟く。

「す、ステータスオープン」

何も起きない。うん知ってた。でもめっちゃ恥ずかしい。(〃ω〃)

後ろから声かけられた(今?)

「すみません、もしかして日本の方ですか?」

おお日本語!振り返るとイケメン君がいた。
顔真っ赤なまま、頷いた。

「良かった。僕は龍崎謙信です。はじめまして。ゲームに強制参加されたですか?」

頷く・・・(聞こえなかった?)

「・・・・・・あの他にも同じような日本人がグループで集まってるので一緒に行きませんか?」

おおナンパされてるみたいだ。
(多分セーフ)

頷きついて行く。

うん、さっきの間は、私が名乗るの待ってたね。というか未だに一言も喋ってないね。

失礼だな、私。

そんな事を考えてたら建物の中に案内された。

ここはおそらく冒険者ギルド、あー写メ撮りたい。後でこっそり撮ろう。

隅っこの一画に日本人と思われる集団が10人以上いた。

あっ、これ無理だ。集団行動苦手というか、嫌いというか、過去の経験からいいように扱われる。

このままだとマズイ、私は勇気を出す。

「あの、ありがとうございます。私集団行動苦手で、あの、その・・・」

「無理しなくて良いですよ。困った時はお互い様です。助け合っていきましょう。あのこっちの、異世界の言葉解りますか?」

首を横に振る

「少し待っててね」
と言って去り。オタクっぽい男の人を連れてきた。

「はじめて北野浩と言います」

「あの、はじめて白峰花蓮です」

私は龍崎さんにも頭を下げた。

「白峰さんは集団行動が苦手らしいけど、僕はその、異世界の事少し詳しくてーー「私も熟知してます。ここは冒険者ギルドみたいな所ですよね」(被せてすまん)

「おー色々語りたいですが、関わりたくないオーラが溢れ出てますねw」

「すみません、異世界の言葉まだ解らなくてーー「では一緒に登録からしましょうw」

被せられた。この人の方が気が合う。

「あの、もし【異世界言語】を習得したかったら、その事を紙に書いて肌身離さず持ってると良いですよ。僕のグループでは色々情報出し合ってるので、興味があったら参加して下さいね」

と言いって去って行くイケメン

僕のグループね。リーダーアピールかな?

この手のタイプは皆んなの意見も聞くよ。って言いながら、自分の反対意見は通さないタイプだな。

周りはイエスマンで固めてそう←偏見です

でギルドに登録して、一番簡単で、ある意味有名なクエスト。
下水路掃除という名の罰ゲームを選びました。

何故か?興味があったからです。

受け付けの方に案内された場所に下水路みたいな溝がある。
結構深い50センチくらい。
そこは渇いてるのに異臭がする。

えっ?ここでおしっこしてるの。

女子も?

モップとバケツみたいな物を渡された。
水の貯まった場所も教えてもらう。

モップで溝からハミだ出た物や、溝にこびり付いた物を掃除して、バケツに入った水で流す。

いつの時代ですか?・・・イメージと違う
川の水を利用して流すのでは?

助けて通訳の人!

見ると受付のお姉さんの胸元をチラチラ見てる。
おい浩!バレてるよ。

受付のお姉さん気付いてても、気づかないふりしてる。

ダメだ。役に立ちそうもない。

黙々とやりましたよ。
なのでゴム手袋とマスクもお願いします。

掃除してると、女性が遠慮がちにバケツに入ったおしっこを溝に捨ててた。

(´⊙ω⊙`)

えっ?お花摘みに行けよ!マジで・・・

長い戦いが終わってから、ギルドのお姉さんに依頼書とギルドカードを見せ報告。

すげー驚いてた。感謝もされたと思う。
銀貨一枚もくれたから。

寝る所を探してる。みたいな事をジェスチャーで伝えたら、何故か馬小屋に案内された。

何故?銀貨一枚あるよ。
知ってるよね。

まぁ、少し憧れてるから良いけど、夜お花摘みに行きたくなったので郷に従った。

お風呂に入りたいとか贅沢は言わないけど、歯を磨きたい。異世界か女子にはハードル高いな・・・悪役令嬢の方が良かったな。

その後疲れてたので熟睡した。

➖➖➖

うむ、第三者視点で見ると、ただの変態だな私
改めよう

臭い理由が少し解った気がする。
ゴム手袋とか要求て、まだ続ける気かなこの子

馬小屋に案内された理由に早く気づけ



---とある本のページ---

プレイヤーが1人死亡しました
残り99人

24時に転移開始します

依頼:下水路清掃依頼達成:ポイント50獲得
エクストラボーナス:ポイント50獲得

合計:(善カルマ)1,100ポイント
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