3 / 51
第一章 獣の目をした娘
獣の目をした娘③
しおりを挟む
次の日の昼九つ。
長喜は自室の布団に寝そべり、ぼんやりと外の景色を眺めていた。萌える新緑が水色の空に浮き上がる。開け放った障子戸から、爽やかな風が流れ込んだ。
蔦屋重三郎の営む《耕書堂》が、吉原から日本橋通油町に越してきたのは、今年も初めの頃だ。その時から、長喜は耕書堂の一室を間借りして、居住の絵師を始めた。
長喜の実家は大伝馬町の木綿問屋だ。今でも、時々は帰る。絵師の仕事を本気で始めるため、敢えて居住を決めた。絵を描き始めた頃は、百川子興の号を使っていた。栄松斎長喜と改めたのは、耕書堂に居座ってからだ。
(もっともっと、自分の描きてぇ絵を描くんだ。俺にしか見えねぇ、感じねぇ心で。俺にしか引けねぇ線が、きっともっとある)
昨晩の死霊と産女の絵も、納得のいく出来だった。
(けど、まだだ。俺が描きてぇ絵には、まだ、足りねぇ。もっと色んなもんを見て感じて、山ほど描かにゃぁ……)
高鳴る胸に急かされて、半身を起こす。途端に、頭の中に鐘が鳴り響くような痛みが走り、くらりと眩暈がした。抑えきれない悪心に口を押さえる。起き上がった体が、ふらりと布団に舞い戻った。
「……兄ぃめ。礼と仕返しを、両方しやがった」
昨晩、歌麿の誘いに乗って飲みに行った訳だが。下戸の歌麿は芸妓と楽しむばかりで、ほとんど呑まない。
代わりに長喜にばかり酒が回ってくる。酒は好きだが長喜も、さほどいける口ではない。しかし昨晩は、歌麿への後ろめたさから、促されるまま飲んだ。気が付いた時には、自室の布団で寝ていた。
酒が強くないのを知っていて、潰れるほど飲ませる。その後に、しっかり家まで送り届ける辺りが、実に歌麿らしい。
(途中から、全く覚えていねぇ。どれだけ飲ませたんだよ。ったく)
心の中で悪態を吐きながら、爽やかな景色に背を向けた。
頭痛と悪心に耐えて丸まる背中に、がつん、と容赦のない蹴りが入った。
「いつまで寝ていやがるんでぇ。昼は、とうに過ぎたぜ。朝寝と昼寝をくっつけて、夜まで寝る気かよ」
恨めしい目で顔だけ振り向く。鮮やかな景色の前に、鉄蔵が立っていた。
長喜の顔を見た鉄蔵が、目をひん剥いた。
「もしやお前ぇ、例の産女を見付けたな! どんな風貌だった? 美人だったか? それとも化物か? 絵を描いたんだろ? 詳しく聞かせろよ!」
寝そべる長喜に躙り寄り、肩を揺らす。
「馬鹿野郎、揺するな。頭が、割れそうに痛ぇんだよ……」
口元を押さえて悪心に耐える長喜などお構いなしに、鉄蔵が目を輝かせた。
鉄蔵も絵師だ。勝川春朗の号で絵を描いている。勝川門下ではあるが、絵を学べる場所なら、どこへでも飛んでいく。今は、町狩野から絵を習っているらしい。
それだけならまだ良いが、御禁制の洋画をこっそり模写している時もある。どこから持ち込んだのかは、わからない。面倒が嫌いな長喜は、気付かぬ振りをしている。好き勝手な振舞のせいもあり、勝川の門を潜りづらいらしく、鉄蔵は耕書堂によく出入りしていた。
面白いもの好きな蔦重とは馬が合うようで、今では耕書堂に部屋まで宛がわれている。もはや食客だ。豪快で大胆な性格は、長喜とは似ても似つかない。だが、二十三で同い年というのもあり、仲が良い。絵に対する姿勢や思いは、似ていると感じる。
だから、鉄蔵が産女に感心を持つのは、特に不思議ではない。加えて鉄蔵もまた、歌麿と同じく幽霊や妖怪が見えない人間だ。
「んなこたぁ、いいから。さっさと話せよ。読売の産女は、本当にいたのか? 別のもんか? 嘘っぱちか?」
あまりにしつこく肩を揺らすので、長喜は根負けして頷いた。
「産女なら、見付けたぜ。歌麿兄ぃと一緒に会った。美人てぇより、優しい母親ってぇ感じだったなぁ。今頃は、黄泉の向こうに辿り着いているだろうぜ」
「絵は、どうした? 一番に巧い絵は消えちまったろうが、書き損じがあんだろ。持って帰ぇってきたんだろうな!」
身を乗り出す鉄蔵に、首を傾げる。
「そういや、どこにやったか……。……あぁ、歌麿兄ぃが持っているかもしれねぇなぁ。……恐らくだけど……」
ごろりと寝返りを打って、長喜は呆けた。
鉄蔵が動きを止める。長喜の横に、すとんと腰を下ろした。
「長喜よ。ぼんやり抜かしてんじゃぁねぇよ。大事なもんは、手前ぇでしっかり持ち帰れ。あんな気取り屋に、くれてやるんじゃぁねぇ」
太い腕をがっしりと組んだ鉄蔵が、長喜を見下ろす。大きな体に筋骨のある鉄蔵は、一見しては絵師とは思えない。力仕事でも、していそうな風貌だ。
「別に、いいだろうよ。失くしたんじゃぁねぇんだし。兄ぃが持っていれば、そのうちに持ってきてもらやぁ、いいだけだぜ」
ちっ、と大きな舌打ちをして、鉄蔵が苦い顔をした。
「あねぇに、すかした狐目野郎に頭ぁ下げるなんざ、御免だぜ。ちぃっと美人の錦絵が売れたくれぇで、天狗になりやぁがって」
確かに歌麿の名が世間に知れたのは、今年に入ってからだ。昨年までは別の号で絵本の挿絵などを描いていた。
「兄ぃが得意なのは、女の絵だけじゃぁねぇ。あの人は、何を描かせても、巧いんだ」
「ああ、そうだろうよ。虫でも植物でも秘画でも、何でも描けらぁ! そのうちにもっと巧くなって、人気になるだろうよ! そんで、どんどん天狗になりやがるだろうな!」
ぽそりと零れた長喜の言葉に、鉄蔵が間髪入れずに噛み付いた。
長喜は、呆けて鉄蔵を眺めた。鉄蔵が、ふぃと目の先を逸らした。
「褒めてねぇからな。只、巧いとは思うってぇ、それだけの話だよ!」
じわりじわりと、笑いが込み上げる。長喜は堪らず、声を出して笑った。
「何を笑いやがる! 俺ぁ、思ったままを口にしただけだ。大体、俺だったら、あねぇな絵は描かねぇ!」
耳を赤くして怒る鉄蔵の姿が可笑しくて、なかなか笑いが収まらない。
「くっくく。そうかぃ、そうかぃ。そらぁ、そうだろうなぁ。鉄蔵の描く絵と兄ぃの絵は、全く違うよなぁ」
鉄蔵の気持ちは、長喜にもよくわかる。絵の技や巧みさに対する純粋な嫉妬など、絵師なら誰にでも芽生える心情だ。
出会った頃から、鉄蔵と歌麿は相性が悪い。それには長喜も気が付いていた。欽羨と嫉妬を真っ直ぐに言葉にする鉄蔵が、長喜は憎めない。兄弟子の悪口めいた話をされても、嫌な気はしない。そもそも、鉄蔵の言葉は、悪口とすら言い得ない。
笑う長喜と怒る鉄蔵の元に、伝蔵が、ひょっこりと顔を出した。
「おーい、何やら妙な客が来ているぜ。覗きに行かねぇかぃ」
伝蔵もまた、長喜や鉄蔵と同様に、耕書堂に寝泊まりしている。二十二歳の伝蔵は、北尾政演の号で絵を描いている。最近は、山東京伝の名で戯作も書く。歳の近い三人は、平素から一つの部屋に集まり、絵や戯作の話をして盛り上がっていた。
「どうしたぃ? 妙な客ってぇのは、何でぇ?」
振り返った鉄蔵に、伝蔵が物好の浮いた目を向けた。
「どこぞの御侍様のようだが、只の侍じゃぁ、なさそうだぜ。童を連れてきて、蔦重さんと神妙な話をしていんだよ」
長喜と鉄蔵が顔を合わせる。鉄蔵が、にやりと笑んで立ち上がった。
「そいつぁ、何かありそうだ。行こうぜ、長喜。もう昼寝は充分だろう」
大きく一つ、欠伸をする。長喜は重い頭を叩き、伸びをした。
「頭痛も治まってきたし、今日は絵を描く気にもならねぇ。ちょぃと覗いてみるかねぇ」
物見高の足音を立てる二人の後を、ぼんやりと付いていく。
その先に、人生が変わる出会いが待ち受けているなどと、この時は思いもしなかった。
======================================
【補足情報】
耕書堂は蔦屋重三郎が営んでいた板元です。板元の字も、江戸時代だとこれで「はんもと」と読みます。版元になるのは、活版印刷が導入された以降になります。
耕書堂には当時、たくさんの食客が住み着いていました。葛飾北斎、曲亭馬琴、喜多川歌麿、山東京伝、東洲斎写楽(多分)などなど。もっといっぱいいますが、今、浮かんでこない。
今後の化政文化の担い手やその師匠が山ほどいたんですね。
蔦重は名プロデューサーであり、面倒見がいいおやっさんだったようです。
そう言えば、2025年の大河ドラマは蔦重ですね。
長喜は自室の布団に寝そべり、ぼんやりと外の景色を眺めていた。萌える新緑が水色の空に浮き上がる。開け放った障子戸から、爽やかな風が流れ込んだ。
蔦屋重三郎の営む《耕書堂》が、吉原から日本橋通油町に越してきたのは、今年も初めの頃だ。その時から、長喜は耕書堂の一室を間借りして、居住の絵師を始めた。
長喜の実家は大伝馬町の木綿問屋だ。今でも、時々は帰る。絵師の仕事を本気で始めるため、敢えて居住を決めた。絵を描き始めた頃は、百川子興の号を使っていた。栄松斎長喜と改めたのは、耕書堂に居座ってからだ。
(もっともっと、自分の描きてぇ絵を描くんだ。俺にしか見えねぇ、感じねぇ心で。俺にしか引けねぇ線が、きっともっとある)
昨晩の死霊と産女の絵も、納得のいく出来だった。
(けど、まだだ。俺が描きてぇ絵には、まだ、足りねぇ。もっと色んなもんを見て感じて、山ほど描かにゃぁ……)
高鳴る胸に急かされて、半身を起こす。途端に、頭の中に鐘が鳴り響くような痛みが走り、くらりと眩暈がした。抑えきれない悪心に口を押さえる。起き上がった体が、ふらりと布団に舞い戻った。
「……兄ぃめ。礼と仕返しを、両方しやがった」
昨晩、歌麿の誘いに乗って飲みに行った訳だが。下戸の歌麿は芸妓と楽しむばかりで、ほとんど呑まない。
代わりに長喜にばかり酒が回ってくる。酒は好きだが長喜も、さほどいける口ではない。しかし昨晩は、歌麿への後ろめたさから、促されるまま飲んだ。気が付いた時には、自室の布団で寝ていた。
酒が強くないのを知っていて、潰れるほど飲ませる。その後に、しっかり家まで送り届ける辺りが、実に歌麿らしい。
(途中から、全く覚えていねぇ。どれだけ飲ませたんだよ。ったく)
心の中で悪態を吐きながら、爽やかな景色に背を向けた。
頭痛と悪心に耐えて丸まる背中に、がつん、と容赦のない蹴りが入った。
「いつまで寝ていやがるんでぇ。昼は、とうに過ぎたぜ。朝寝と昼寝をくっつけて、夜まで寝る気かよ」
恨めしい目で顔だけ振り向く。鮮やかな景色の前に、鉄蔵が立っていた。
長喜の顔を見た鉄蔵が、目をひん剥いた。
「もしやお前ぇ、例の産女を見付けたな! どんな風貌だった? 美人だったか? それとも化物か? 絵を描いたんだろ? 詳しく聞かせろよ!」
寝そべる長喜に躙り寄り、肩を揺らす。
「馬鹿野郎、揺するな。頭が、割れそうに痛ぇんだよ……」
口元を押さえて悪心に耐える長喜などお構いなしに、鉄蔵が目を輝かせた。
鉄蔵も絵師だ。勝川春朗の号で絵を描いている。勝川門下ではあるが、絵を学べる場所なら、どこへでも飛んでいく。今は、町狩野から絵を習っているらしい。
それだけならまだ良いが、御禁制の洋画をこっそり模写している時もある。どこから持ち込んだのかは、わからない。面倒が嫌いな長喜は、気付かぬ振りをしている。好き勝手な振舞のせいもあり、勝川の門を潜りづらいらしく、鉄蔵は耕書堂によく出入りしていた。
面白いもの好きな蔦重とは馬が合うようで、今では耕書堂に部屋まで宛がわれている。もはや食客だ。豪快で大胆な性格は、長喜とは似ても似つかない。だが、二十三で同い年というのもあり、仲が良い。絵に対する姿勢や思いは、似ていると感じる。
だから、鉄蔵が産女に感心を持つのは、特に不思議ではない。加えて鉄蔵もまた、歌麿と同じく幽霊や妖怪が見えない人間だ。
「んなこたぁ、いいから。さっさと話せよ。読売の産女は、本当にいたのか? 別のもんか? 嘘っぱちか?」
あまりにしつこく肩を揺らすので、長喜は根負けして頷いた。
「産女なら、見付けたぜ。歌麿兄ぃと一緒に会った。美人てぇより、優しい母親ってぇ感じだったなぁ。今頃は、黄泉の向こうに辿り着いているだろうぜ」
「絵は、どうした? 一番に巧い絵は消えちまったろうが、書き損じがあんだろ。持って帰ぇってきたんだろうな!」
身を乗り出す鉄蔵に、首を傾げる。
「そういや、どこにやったか……。……あぁ、歌麿兄ぃが持っているかもしれねぇなぁ。……恐らくだけど……」
ごろりと寝返りを打って、長喜は呆けた。
鉄蔵が動きを止める。長喜の横に、すとんと腰を下ろした。
「長喜よ。ぼんやり抜かしてんじゃぁねぇよ。大事なもんは、手前ぇでしっかり持ち帰れ。あんな気取り屋に、くれてやるんじゃぁねぇ」
太い腕をがっしりと組んだ鉄蔵が、長喜を見下ろす。大きな体に筋骨のある鉄蔵は、一見しては絵師とは思えない。力仕事でも、していそうな風貌だ。
「別に、いいだろうよ。失くしたんじゃぁねぇんだし。兄ぃが持っていれば、そのうちに持ってきてもらやぁ、いいだけだぜ」
ちっ、と大きな舌打ちをして、鉄蔵が苦い顔をした。
「あねぇに、すかした狐目野郎に頭ぁ下げるなんざ、御免だぜ。ちぃっと美人の錦絵が売れたくれぇで、天狗になりやぁがって」
確かに歌麿の名が世間に知れたのは、今年に入ってからだ。昨年までは別の号で絵本の挿絵などを描いていた。
「兄ぃが得意なのは、女の絵だけじゃぁねぇ。あの人は、何を描かせても、巧いんだ」
「ああ、そうだろうよ。虫でも植物でも秘画でも、何でも描けらぁ! そのうちにもっと巧くなって、人気になるだろうよ! そんで、どんどん天狗になりやがるだろうな!」
ぽそりと零れた長喜の言葉に、鉄蔵が間髪入れずに噛み付いた。
長喜は、呆けて鉄蔵を眺めた。鉄蔵が、ふぃと目の先を逸らした。
「褒めてねぇからな。只、巧いとは思うってぇ、それだけの話だよ!」
じわりじわりと、笑いが込み上げる。長喜は堪らず、声を出して笑った。
「何を笑いやがる! 俺ぁ、思ったままを口にしただけだ。大体、俺だったら、あねぇな絵は描かねぇ!」
耳を赤くして怒る鉄蔵の姿が可笑しくて、なかなか笑いが収まらない。
「くっくく。そうかぃ、そうかぃ。そらぁ、そうだろうなぁ。鉄蔵の描く絵と兄ぃの絵は、全く違うよなぁ」
鉄蔵の気持ちは、長喜にもよくわかる。絵の技や巧みさに対する純粋な嫉妬など、絵師なら誰にでも芽生える心情だ。
出会った頃から、鉄蔵と歌麿は相性が悪い。それには長喜も気が付いていた。欽羨と嫉妬を真っ直ぐに言葉にする鉄蔵が、長喜は憎めない。兄弟子の悪口めいた話をされても、嫌な気はしない。そもそも、鉄蔵の言葉は、悪口とすら言い得ない。
笑う長喜と怒る鉄蔵の元に、伝蔵が、ひょっこりと顔を出した。
「おーい、何やら妙な客が来ているぜ。覗きに行かねぇかぃ」
伝蔵もまた、長喜や鉄蔵と同様に、耕書堂に寝泊まりしている。二十二歳の伝蔵は、北尾政演の号で絵を描いている。最近は、山東京伝の名で戯作も書く。歳の近い三人は、平素から一つの部屋に集まり、絵や戯作の話をして盛り上がっていた。
「どうしたぃ? 妙な客ってぇのは、何でぇ?」
振り返った鉄蔵に、伝蔵が物好の浮いた目を向けた。
「どこぞの御侍様のようだが、只の侍じゃぁ、なさそうだぜ。童を連れてきて、蔦重さんと神妙な話をしていんだよ」
長喜と鉄蔵が顔を合わせる。鉄蔵が、にやりと笑んで立ち上がった。
「そいつぁ、何かありそうだ。行こうぜ、長喜。もう昼寝は充分だろう」
大きく一つ、欠伸をする。長喜は重い頭を叩き、伸びをした。
「頭痛も治まってきたし、今日は絵を描く気にもならねぇ。ちょぃと覗いてみるかねぇ」
物見高の足音を立てる二人の後を、ぼんやりと付いていく。
その先に、人生が変わる出会いが待ち受けているなどと、この時は思いもしなかった。
======================================
【補足情報】
耕書堂は蔦屋重三郎が営んでいた板元です。板元の字も、江戸時代だとこれで「はんもと」と読みます。版元になるのは、活版印刷が導入された以降になります。
耕書堂には当時、たくさんの食客が住み着いていました。葛飾北斎、曲亭馬琴、喜多川歌麿、山東京伝、東洲斎写楽(多分)などなど。もっといっぱいいますが、今、浮かんでこない。
今後の化政文化の担い手やその師匠が山ほどいたんですね。
蔦重は名プロデューサーであり、面倒見がいいおやっさんだったようです。
そう言えば、2025年の大河ドラマは蔦重ですね。
6
お気に入りに追加
5
あなたにおすすめの小説
浅葱色の桜
初音
歴史・時代
新選組の局長、近藤勇がその剣術の腕を磨いた道場・試衛館。
近藤勇は、子宝にめぐまれなかった道場主・周助によって養子に迎えられる…というのが史実ですが、もしその周助に娘がいたら?というIfから始まる物語。
「女のくせに」そんな呪いのような言葉と向き合いながら、剣術の鍛錬に励む主人公・さくらの成長記です。
時代小説の雰囲気を味わっていただくため、縦書読みを推奨しています。縦書きで読みやすいよう、行間を詰めています。
小説家になろう、カクヨム、エブリスタでも載せてます。
楽将伝
九情承太郎
歴史・時代
三人の天下人と、最も遊んだ楽将・金森長近(ながちか)のスチャラカ戦国物語
織田信長の親衛隊は
気楽な稼業と
きたもんだ(嘘)
戦国史上、最もブラックな職場
「織田信長の親衛隊」
そこで働きながらも、マイペースを貫く、趣味の人がいた
金森可近(ありちか)、後の長近(ながちか)
天下人さえ遊びに来る、趣味の達人の物語を、ご賞味ください!!
河越夜戦 〜相模の獅子・北条新九郎氏康は、今川・武田連合軍と関東諸侯同盟軍八万に、いかに立ち向かったのか〜
四谷軒
歴史・時代
【あらすじ】
今は昔、戦国の世の物語――
父・北条氏綱の死により、北条家の家督を継いだ北条新九郎氏康は、かつてない危機に直面していた。
領国の南、駿河・河東(駿河東部地方)では海道一の弓取り・今川義元と、甲斐の虎・武田晴信の連合軍が侵略を開始し、領国の北、武蔵・河越城は関東管領・山内上杉憲政と、扇谷上杉朝定の「両上杉」の率いる八万の関東諸侯同盟軍に包囲されていた。
関東管領の山内上杉と、扇谷上杉という関東の足利幕府の名門の「双つの杉」を倒す夢を祖父の代から受け継いだ、相模の獅子・北条新九郎氏康の奮戦がはじまる。
【完結】雇われ見届け人 婿入り騒動
盤坂万
歴史・時代
チャンバラで解決しないお侍さんのお話。
武士がサラリーマン化した時代の武士の生き方のひとつを綴ります。
正解も間違いもない、今の世の中と似た雰囲気の漂う江戸中期。新三郎の特性は「興味本位」、武器は「情報収集能力」だけ。
平穏系武士の新境地を、新三郎が持ち前の特性と武器を活かして切り開きます。
※表紙絵は、cocoanco様のフリー素材を使用して作成しました
国殤(こくしょう)
松井暁彦
歴史・時代
目前まで迫る秦の天下統一。
秦王政は最大の難敵である強国楚の侵攻を開始する。
楚征伐の指揮を任されたのは若き勇猛な将軍李信。
疾風の如く楚の城郭を次々に降していく李信だったが、彼の前に楚最強の将軍項燕が立ちはだかる。
項燕の出現によって狂い始める秦王政の計画。項燕に対抗するために、秦王政は隠棲した王翦の元へと向かう。
今、項燕と王翦の国の存亡をかけた戦いが幕を開ける。

柔医伝~柔術開祖・秋山四郎兵衛異伝~
佐藤遼空
歴史・時代
『某小説新人賞で最終選考に残ったこと二回あり』 戦国時代の長崎。長崎はキリシタンに改宗した藩主・大村純忠によって教会に寄進されていた。反発する仏教徒と切支丹。戦の絶えぬ世において、小児科医の秋山四郎兵衛は医の道の在り方に悩んでいた。四郎兵衛は新たな道の探究ために大陸へ渡ることを決意するが、意にそぐわぬ形で海を渡ることになるーー柔道の元になった天神真楊流柔術の源流である柔術、楊心流の開祖・秋山四郎兵衛義直の若き日を描く物語。
旅路ー元特攻隊員の願いと希望ー
ぽんた
歴史・時代
舞台は1940年代の日本。
軍人になる為に、学校に入学した
主人公の田中昴。
厳しい訓練、激しい戦闘、苦しい戦時中の暮らしの中で、色んな人々と出会い、別れ、彼は成長します。
そんな彼の人生を、年表を辿るように物語りにしました。
※この作品は、残酷な描写があります。
※直接的な表現は避けていますが、性的な表現があります。
※「小説家になろう」「ノベルデイズ」でも連載しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる