198 / 282
第Ⅲ章
第30話 おかえり
しおりを挟む
13課組対室に戻ると、清人たちも既に戻っていた。
智颯と円、念のために瑞悠も回復室で明日まで治療と経過観察になった。全身をチェックし軽い治療を終えた保輔だけは、小一時間で組対室に戻った。
「疲れてるなら明日でもいいぞ。貫徹だったし、眠ぃだろ。時間はあるから急いでねぇよ」
清人の言葉に、保輔は首を振った。
「今更、寝る気にはなれへんし、出来ることは今のうちにしといた方がええやろ。明日になったら、色々面倒もありそうやしね」
面倒とは、智颯や瑞悠のことだろうと思った。
明日になって回復室から出てくれば、きっと同席したがる。それを面倒に感じているのかもな、と思った。
「そうか。んじゃ、挨拶な。俺が13課組織犯罪対策室室長の藤埜清人だ。よろしくな」
清人の手をとり保輔が頭を下げた。
「まずはお礼、言わしてや。bugsのメンバーを引き受けてくれたこと、メンバーへの寛大な処遇、本当に有難うございました」
保輔が紗月や直桜、護に向かって、もう一度、頭を下げた。
「なんだ、結構ちゃんとしてんじゃん。まともな話は聞けそうだな」
清人に促されて保輔がソファに腰掛ける。
護にコーヒーを手渡されて、保輔がぺこりと頭を下げながら受け取る。その仕草はどこかビクついて見えた。
「保護したメンバーは今、集魂会にいる。今後も行基たちの元で生活してもらう。集魂会は今、13課の下部組織、正確には13課組対室の直下だ。時には仕事もしてもらうが、異論はないよな」
清人の説明に、保輔が顔色を変えずに頷いた。
「充分、有難いし、俺に異論を挟む余地も権限もない。瀬田さんとの交渉の時点で、その話は聞いたし飲んださけ、それで構いまへんよ」
清人が頷き、表情を改めた。
「じゃ、こっからが本題だ。bugsは最近まで独立した活動をしてたな。なんで反魂儀呪の傘下に入った?」
「精子バンクを始めたのも反魂儀呪に下った後だよね? 理研とはその前から繋がってたの?」
清人と紗月の質問に、保輔も表情が変わった。
「bugsは理研から逃げてきたり捨てられた連中の溜り場やった。始まりは只の不良集団や。生きるのに金が必要でコスい商売しとった程度や。理研と付き合いが戻ったんは反魂儀呪の傘下に入ってから。下った理由は、情報が欲しかったからや」
「情報? 反魂儀呪のか? 何のために?」
清人の眉間に皺が寄った。
「理研と、理研を支える反魂儀呪を潰すため。その後ろにある、でっかい闇の正体を暴くためや」
思っていた以上に大きな理由と、あまりに13課組対室の目的と重なり過ぎていて、直桜は息を飲んだ。
「そんなら最初から13課につく方が、危険もなくて有意義だったんじゃねぇの?」
清人が尤もな質問をした。
保輔の視線が清人に向いた。
「アンタらは反魂儀呪の内部事情をどれだけ知っとる? 根城の場所は? 構成員は? 護衛団の九十九が現在何人おるか、答えられるんか?」
清人が黙ったまま、保輔を見詰めた。
「知らんやろ。だからや。理研も反魂儀呪も外側からじゃ探れん。だから、内側に入らなあかんと思うた。理研は、そもそもが俺にとっては実家やからね。体感でわかってた。本気で探り入れんなら、入り込むしかないってな」
清人が息を吐いて頭を掻いた。
「お前が思い切りの良すぎる奴だってのは、わかったよ。じゃぁ、なんで今度は反魂儀呪を裏切って直桜の誘いに乗った? bugsが反魂儀呪の傘下に入って、まだ一年程度ってとこだろ。情報収集は終わったのか?」
保輔が渋い顔をして首を横に振った。
「まだまだ情報は足りん。けど、これ以上は危険やと思ぅた。命の危険を感じた。瀬田さんの取引は俺にとってはタイミング良かってん。格好悪い話やけどな」
「その命の危険て、自分じゃなくてメンバーの子たちの話でしょ。呪術の実験に何人か寄越せって命令無視したせいで、今回の惟神の精子の採取やらされたわけでしょ」
紗月の言葉に、保輔が顔を背けた。
「あいつら、喋りおったんか……」
ぼそりと呟く保輔の眉間に皺が寄っている。
初と稀の報告では、保輔は死ぬつもりでいたらしいから、確かに自分の命の話ではないのだろう。
「坂田美鈴はbugsが反魂儀呪の傘下に入ってから、反魂儀呪経由で理研から派遣されたって武流に聞いてる。でも前から知り合いだったんだろ? 保輔が理研や反魂儀呪を潰したい理由って、その辺なの?」
保輔がちらりと直桜に視線だけ向けた。
「武流に何をどこまで聞いたん?」
「碓氷さんや武流は幼い頃、保輔と同じ場所で育ったって。そこに坂田美鈴もいたって聞いた。理研で生まれた他の子とは区別された、masterpieceって分類の候補だったって。それ以上は時間がなくて聞けなかったよ」
保輔が小さく息を吐いた。
「masterpieceは正確にはcodeやない。理研が作りたい理想の人間を指してんねや。霊能があって生殖能も強い人間や。少子化対策は建前やけど、目的でもあるんよ。良質な遺伝子を残すためのな」
「霊元が強い人間の遺伝子を残したいってこと?」
「そういうこっちゃ。一番の目的は霊元が強い人間を人工的に作ることやけどな。masterpiece候補は第二次性徴が終わるまで隔離されて特別待遇やねん。生殖能は勿論、俺らは霊能も性徴に合わせて変化するらしいから、大体九~十五歳くらいの間で最終決定される。その時点で俺はbluderやってん」
難しい顔で保輔の話を聞いていた清人が、口を開いた。
「masterpieceは最高傑作だろ。bluderてのは失敗作か」
「せや。その下にbugがある。bluderとbugはcodeで四つに分けられる。俺のcodeは土蜘蛛。このcodeは俺しか持ってへんねん。ほとんどが犬夜叉か夜雀、珍しいのが覚やな。脳神経系に作用する力を持っとる奴らや」
清人の顔が益々険しくなっていく。
人間を分類する理研のやり方が気に入らないのだろう。怒りが肩から昇っているように見える。
「俺と美鈴と、武と、蜜、あと三人いたのやけど、そん中で本物のmasterpieceは二人だけや。美鈴は、違ぅたみたいやしな」
保輔の顔が少しだけ俯いた。
「俺がbluderで、武と蜜はbugにされて集魂会送りや。俺はそれが嫌で逃げた。皆で暮らしてたあん頃は、楽しかったよ。まさかこんな風に、生き方が分かれるなんて、あん頃は思うてなかったなぁ。なんて、言うても意味ないけどな」
思い出を噛み締めるように、保輔がゆっくりと話す。
その表情は、笑んでいるようにも悲しそうにも見えた。
エレベーターが開く気配がして、事務所の扉が開いた。
「遅くなって、すまなかった。今日は桜ちゃん、来られそうにないから俺だけで勘弁してくれるかい?」
重田優士が慌ただしく入ってきた。
どんなに忙しくても余裕で構えている人が、珍しいなと思った。
後ろを振り返った保輔が、優士の姿を見詰めて、動きを止めた。
その視線に気が付いた優士もまた、保輔の姿を見詰めて足を止めた。
「やぁ、君が伊吹保輔君? 集魂会でも反魂儀呪でも会わなかったね。尤も反魂儀呪では外で良いように使われていただけだけど。君はもっと内側まで入り込めたんだろう? 色々話を聞かせてもらえると、助かるよ」
優士が保輔に手を差し出す。
ゆっくりと立ち上がった保輔が、やはりゆっくりと優士に歩み寄った。
「アンタが、重田、優士、さん?」
保輔の声が明らかに震えている。
「うん、そうだよ。安倍英里の夫で、13課ではバディだった」
何故今、英里の名前が出てくるのか、直桜には不思議だった。
「安倍英里ちゃう。英里は、重田英里や。そうか、アンタが、英里を幸せにしてくれた人なんやね。アンタの中に、今でも英里は生きとんのやね」
保輔の震える手が、優士の胸に触れる。
「英里の霊元のお陰で、俺にも英里の記憶が断片的にあるんだ。君は幼い頃、理研の特別保育園で英里に育てられたんだね。古い記憶は少ないから、わからないことの方が多くて申し訳ないけど、英里に懐いてくれていたんだね」
保輔が何度も首を振る。
「俺のことなんか、覚えてなくてもええ。アンタが生きててくれるだけで、ここに英里がおってくれるだけで、ええねや」
まるで英里の霊元を求めるように保輔が優士の胸に顔を付ける。
縋るような保輔の背中を、優士が優しく撫でた。
「おかえり、保輔。長いこと放ってしまって、ごめんね」
優士の声が英里の声と被って聞こえた。
保輔の肩が震えた。
透明な雫がいくつも零れ落ちているのが見えた。
智颯と円、念のために瑞悠も回復室で明日まで治療と経過観察になった。全身をチェックし軽い治療を終えた保輔だけは、小一時間で組対室に戻った。
「疲れてるなら明日でもいいぞ。貫徹だったし、眠ぃだろ。時間はあるから急いでねぇよ」
清人の言葉に、保輔は首を振った。
「今更、寝る気にはなれへんし、出来ることは今のうちにしといた方がええやろ。明日になったら、色々面倒もありそうやしね」
面倒とは、智颯や瑞悠のことだろうと思った。
明日になって回復室から出てくれば、きっと同席したがる。それを面倒に感じているのかもな、と思った。
「そうか。んじゃ、挨拶な。俺が13課組織犯罪対策室室長の藤埜清人だ。よろしくな」
清人の手をとり保輔が頭を下げた。
「まずはお礼、言わしてや。bugsのメンバーを引き受けてくれたこと、メンバーへの寛大な処遇、本当に有難うございました」
保輔が紗月や直桜、護に向かって、もう一度、頭を下げた。
「なんだ、結構ちゃんとしてんじゃん。まともな話は聞けそうだな」
清人に促されて保輔がソファに腰掛ける。
護にコーヒーを手渡されて、保輔がぺこりと頭を下げながら受け取る。その仕草はどこかビクついて見えた。
「保護したメンバーは今、集魂会にいる。今後も行基たちの元で生活してもらう。集魂会は今、13課の下部組織、正確には13課組対室の直下だ。時には仕事もしてもらうが、異論はないよな」
清人の説明に、保輔が顔色を変えずに頷いた。
「充分、有難いし、俺に異論を挟む余地も権限もない。瀬田さんとの交渉の時点で、その話は聞いたし飲んださけ、それで構いまへんよ」
清人が頷き、表情を改めた。
「じゃ、こっからが本題だ。bugsは最近まで独立した活動をしてたな。なんで反魂儀呪の傘下に入った?」
「精子バンクを始めたのも反魂儀呪に下った後だよね? 理研とはその前から繋がってたの?」
清人と紗月の質問に、保輔も表情が変わった。
「bugsは理研から逃げてきたり捨てられた連中の溜り場やった。始まりは只の不良集団や。生きるのに金が必要でコスい商売しとった程度や。理研と付き合いが戻ったんは反魂儀呪の傘下に入ってから。下った理由は、情報が欲しかったからや」
「情報? 反魂儀呪のか? 何のために?」
清人の眉間に皺が寄った。
「理研と、理研を支える反魂儀呪を潰すため。その後ろにある、でっかい闇の正体を暴くためや」
思っていた以上に大きな理由と、あまりに13課組対室の目的と重なり過ぎていて、直桜は息を飲んだ。
「そんなら最初から13課につく方が、危険もなくて有意義だったんじゃねぇの?」
清人が尤もな質問をした。
保輔の視線が清人に向いた。
「アンタらは反魂儀呪の内部事情をどれだけ知っとる? 根城の場所は? 構成員は? 護衛団の九十九が現在何人おるか、答えられるんか?」
清人が黙ったまま、保輔を見詰めた。
「知らんやろ。だからや。理研も反魂儀呪も外側からじゃ探れん。だから、内側に入らなあかんと思うた。理研は、そもそもが俺にとっては実家やからね。体感でわかってた。本気で探り入れんなら、入り込むしかないってな」
清人が息を吐いて頭を掻いた。
「お前が思い切りの良すぎる奴だってのは、わかったよ。じゃぁ、なんで今度は反魂儀呪を裏切って直桜の誘いに乗った? bugsが反魂儀呪の傘下に入って、まだ一年程度ってとこだろ。情報収集は終わったのか?」
保輔が渋い顔をして首を横に振った。
「まだまだ情報は足りん。けど、これ以上は危険やと思ぅた。命の危険を感じた。瀬田さんの取引は俺にとってはタイミング良かってん。格好悪い話やけどな」
「その命の危険て、自分じゃなくてメンバーの子たちの話でしょ。呪術の実験に何人か寄越せって命令無視したせいで、今回の惟神の精子の採取やらされたわけでしょ」
紗月の言葉に、保輔が顔を背けた。
「あいつら、喋りおったんか……」
ぼそりと呟く保輔の眉間に皺が寄っている。
初と稀の報告では、保輔は死ぬつもりでいたらしいから、確かに自分の命の話ではないのだろう。
「坂田美鈴はbugsが反魂儀呪の傘下に入ってから、反魂儀呪経由で理研から派遣されたって武流に聞いてる。でも前から知り合いだったんだろ? 保輔が理研や反魂儀呪を潰したい理由って、その辺なの?」
保輔がちらりと直桜に視線だけ向けた。
「武流に何をどこまで聞いたん?」
「碓氷さんや武流は幼い頃、保輔と同じ場所で育ったって。そこに坂田美鈴もいたって聞いた。理研で生まれた他の子とは区別された、masterpieceって分類の候補だったって。それ以上は時間がなくて聞けなかったよ」
保輔が小さく息を吐いた。
「masterpieceは正確にはcodeやない。理研が作りたい理想の人間を指してんねや。霊能があって生殖能も強い人間や。少子化対策は建前やけど、目的でもあるんよ。良質な遺伝子を残すためのな」
「霊元が強い人間の遺伝子を残したいってこと?」
「そういうこっちゃ。一番の目的は霊元が強い人間を人工的に作ることやけどな。masterpiece候補は第二次性徴が終わるまで隔離されて特別待遇やねん。生殖能は勿論、俺らは霊能も性徴に合わせて変化するらしいから、大体九~十五歳くらいの間で最終決定される。その時点で俺はbluderやってん」
難しい顔で保輔の話を聞いていた清人が、口を開いた。
「masterpieceは最高傑作だろ。bluderてのは失敗作か」
「せや。その下にbugがある。bluderとbugはcodeで四つに分けられる。俺のcodeは土蜘蛛。このcodeは俺しか持ってへんねん。ほとんどが犬夜叉か夜雀、珍しいのが覚やな。脳神経系に作用する力を持っとる奴らや」
清人の顔が益々険しくなっていく。
人間を分類する理研のやり方が気に入らないのだろう。怒りが肩から昇っているように見える。
「俺と美鈴と、武と、蜜、あと三人いたのやけど、そん中で本物のmasterpieceは二人だけや。美鈴は、違ぅたみたいやしな」
保輔の顔が少しだけ俯いた。
「俺がbluderで、武と蜜はbugにされて集魂会送りや。俺はそれが嫌で逃げた。皆で暮らしてたあん頃は、楽しかったよ。まさかこんな風に、生き方が分かれるなんて、あん頃は思うてなかったなぁ。なんて、言うても意味ないけどな」
思い出を噛み締めるように、保輔がゆっくりと話す。
その表情は、笑んでいるようにも悲しそうにも見えた。
エレベーターが開く気配がして、事務所の扉が開いた。
「遅くなって、すまなかった。今日は桜ちゃん、来られそうにないから俺だけで勘弁してくれるかい?」
重田優士が慌ただしく入ってきた。
どんなに忙しくても余裕で構えている人が、珍しいなと思った。
後ろを振り返った保輔が、優士の姿を見詰めて、動きを止めた。
その視線に気が付いた優士もまた、保輔の姿を見詰めて足を止めた。
「やぁ、君が伊吹保輔君? 集魂会でも反魂儀呪でも会わなかったね。尤も反魂儀呪では外で良いように使われていただけだけど。君はもっと内側まで入り込めたんだろう? 色々話を聞かせてもらえると、助かるよ」
優士が保輔に手を差し出す。
ゆっくりと立ち上がった保輔が、やはりゆっくりと優士に歩み寄った。
「アンタが、重田、優士、さん?」
保輔の声が明らかに震えている。
「うん、そうだよ。安倍英里の夫で、13課ではバディだった」
何故今、英里の名前が出てくるのか、直桜には不思議だった。
「安倍英里ちゃう。英里は、重田英里や。そうか、アンタが、英里を幸せにしてくれた人なんやね。アンタの中に、今でも英里は生きとんのやね」
保輔の震える手が、優士の胸に触れる。
「英里の霊元のお陰で、俺にも英里の記憶が断片的にあるんだ。君は幼い頃、理研の特別保育園で英里に育てられたんだね。古い記憶は少ないから、わからないことの方が多くて申し訳ないけど、英里に懐いてくれていたんだね」
保輔が何度も首を振る。
「俺のことなんか、覚えてなくてもええ。アンタが生きててくれるだけで、ここに英里がおってくれるだけで、ええねや」
まるで英里の霊元を求めるように保輔が優士の胸に顔を付ける。
縋るような保輔の背中を、優士が優しく撫でた。
「おかえり、保輔。長いこと放ってしまって、ごめんね」
優士の声が英里の声と被って聞こえた。
保輔の肩が震えた。
透明な雫がいくつも零れ落ちているのが見えた。
5
お気に入りに追加
17
あなたにおすすめの小説
新しい道を歩み始めた貴方へ
mahiro
BL
今から14年前、関係を秘密にしていた恋人が俺の存在を忘れた。
そのことにショックを受けたが、彼の家族や友人たちが集まりかけている中で、いつまでもその場に居座り続けるわけにはいかず去ることにした。
その後、恋人は訳あってその地を離れることとなり、俺のことを忘れたまま去って行った。
あれから恋人とは一度も会っておらず、月日が経っていた。
あるとき、いつものように仕事場に向かっているといきなり真上に明るい光が降ってきて……?
雫
ゆい
BL
涙が落ちる。
涙は彼に届くことはない。
彼を想うことは、これでやめよう。
何をどうしても、彼の気持ちは僕に向くことはない。
僕は、その場から音を立てずに立ち去った。
僕はアシェル=オルスト。
侯爵家の嫡男として生まれ、10歳の時にエドガー=ハルミトンと婚約した。
彼には、他に愛する人がいた。
世界観は、【夜空と暁と】と同じです。
アルサス達がでます。
【夜空と暁と】を知らなくても、これだけで読めます。
随時更新です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる