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第一章 藤原篤也編
第四話 クエストと史上最悪の体験
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俺は、ギルドでクエストを受けた後採取ができる場所を聞き。
そこに向かった。
そこは、樹木生い茂る密林で奥の方が見えない。
ここは、危険度A指定区域薬精の森。
薬になる薬草が多く、薬草採取を得意とする冒険者の人気スポットだという。
ただし、奥地はAランクの魔物跋扈する超危険地域で、Sランク冒険者でも踏み入るのを忌避するという。
「こんなところに薬草なんて生えてるのか?」
薬草がどうかは知らないが。
基本、植物は光がないと育たないはず・・・。
しかしこの森は、全く光が差さしていない。
本当にこんな所に生えているのか・・・?
そんなことを思いながら森に分け入る。
単子葉類の草が生い茂り、歩みを妨げる。
10分程歩いただろうか、急に開けたところにでた。
日の光が降り注ぎ、先ほどまでと違う草が生い茂る。
その草の葉の形は見覚えのあるものだった。
これって・・・。
そう思い鑑定する。
ハイ・ヒール草
薬草と呼ばれる種類の草が非常に良い条件の中育つことにより品質が薬草の限界を突破し指の欠損を治せるほどの効果を持つようになったもの。
これだ!!
でも、依頼はヒール草なんだよな・・・。
でも、元をたどれば同じなんだからまぁいっか。
それにしてもここ・・・
更に鑑定してみるとこのあたり一帯に生える草が同じ種類であることが分かった。
一度で取りきるのはよくないからある程度は残しておいて・・・。
そう思い1m圏内につき15本ほど残し、1㎞四方を採取することにした。
人生史上最大の苦痛が起きるとも知らずに・・・。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
~約三時間後~
俺は1㎞四方の薬草の内10/9を狩り終えた。
流石に精神的に疲れたので、休憩。
かなり疲れていたのか寝落ちしてしまった・・・。
そう、してしまったのだ。
覚えているだろうか、ここが魔物跋扈する森であることを。
実はこの森、薬草取りだけではなくほかの目的で来る者も多くない、その目的は・・・。
ゴブリンだ、素材、依頼など関係なしに○されることが目的でここに来る者も多い。
そう、ゴブリンの〇〇〇を求めてくる変態がここに来るのだ。
ゴブリンは寝ている相手であれば誰でも性的に襲う習性がある。
つまり・・・
グギャ?グギャギャギャギャギャギャ!!
全裸でその立派なイチモツをぶら下げたゴブリンは篤也を見つけると。
グギャギャギャギャ、ギャギャギャギャギャ
最悪なことに篤也が遭遇したのはホモな変態ゴブリンであった。
そのゴブリンはそのイチモツを○○させ・・・。
篤也を・・・
とはならなかった。
ん、んんんん?
ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!
ゴブリン!?
しかも何でイチモツを○○させてんの!?
こっちくんじゃねぇ!!
俺は、即座にウェイブパンチを放ちゴブリンを絶命させる。
あ、あっぶねぇ~
男に、それもゴブリンに押し倒されるなんて最悪だろ・・・
ギリ、ヤられてなかったみたいだが・・・
されてたら100%自殺してたね。
いや、今回は魔物がいる場で気を抜いた俺に落ち度がある。気を抜かぬよう頑張らなければ・・・
俺は最後のラストスパートと、残りのスペースを収穫し、早急に帰還。
戻ったころには日が沈みかけていた。
まだ、たかだか薬草採取だと侮っていたな・・・
後起きるのが1分遅れていたら・・・
その想像をしびくっと震える。
だが、最悪の事態を避けることができたためまあいいか、と半ばあきらめを抱きながらギルドへ帰還した。
~冒険者ギルド~
「ゲッ、そんなことが・・・幸いでしたね・・・」
「本当だよ、もう薬草採取は二度とやらない」
「分かりました、では採取した薬草を鑑定にかけますので・・・」
俺は、ギルドでゴブリンに押し倒されかけたことを話した。
もう、二度とやらない。
どうせならあの場所も狩りつくしておいた方がよかったかもしれないな・・・
そう思いながら待っていると・・・
「ちょっ、さ、アザさん!!」
「なんだ・・・?」
ハイ・ヒール草ではだめだったか・・・?
嫌な予感が頭をよぎる。
しかし、結果は悪いものではなかった。
「この薬草全部、幻のハイ・ヒール草じゃないですか!!」
「ま、幻!?普通に群生してたんだが・・・」
「ぐ、群生!?ハイ・ヒール草はなかなか発現しないはずなのに・・・」
まあ、指の欠損が簡単に治る薬が大量に出回っていたら、この世界の人間全員、不死身みたいになっちまうじゃねえか・・・
そりゃ幻じゃないと危険だな・・・
「で?どうなったんだ?」
「依頼達成金が金貨20枚、薬草買取の金額が金貨2000枚、〆て金貨2020枚です」
「金貨2020枚!?」
予想の遥か斜め上の金額に目からうろこだ。
この世界の金の価値は日本円換算すると。
銅貨・・・100円
銀貨・・・10000円
金貨・・・1000000円
白金貨・・・10000000円
神金貨・・・1000000000円
となるつまり俺の今日の稼ぎは日本円換算で20億2000万円となる。
「ちょ、ちょっと待てそんな大金持ち運べないぞ!?」
「わ、私も初めてです。こ、こんな時はギルド銀行を利用すればどうでしょう無料で口座開設ができますよ?」
「じゃ、じゃあギルド銀行に預けることにするよ」
こうして、俺は天文学的な大金を手に入れ家に帰還したのだった。
そこに向かった。
そこは、樹木生い茂る密林で奥の方が見えない。
ここは、危険度A指定区域薬精の森。
薬になる薬草が多く、薬草採取を得意とする冒険者の人気スポットだという。
ただし、奥地はAランクの魔物跋扈する超危険地域で、Sランク冒険者でも踏み入るのを忌避するという。
「こんなところに薬草なんて生えてるのか?」
薬草がどうかは知らないが。
基本、植物は光がないと育たないはず・・・。
しかしこの森は、全く光が差さしていない。
本当にこんな所に生えているのか・・・?
そんなことを思いながら森に分け入る。
単子葉類の草が生い茂り、歩みを妨げる。
10分程歩いただろうか、急に開けたところにでた。
日の光が降り注ぎ、先ほどまでと違う草が生い茂る。
その草の葉の形は見覚えのあるものだった。
これって・・・。
そう思い鑑定する。
ハイ・ヒール草
薬草と呼ばれる種類の草が非常に良い条件の中育つことにより品質が薬草の限界を突破し指の欠損を治せるほどの効果を持つようになったもの。
これだ!!
でも、依頼はヒール草なんだよな・・・。
でも、元をたどれば同じなんだからまぁいっか。
それにしてもここ・・・
更に鑑定してみるとこのあたり一帯に生える草が同じ種類であることが分かった。
一度で取りきるのはよくないからある程度は残しておいて・・・。
そう思い1m圏内につき15本ほど残し、1㎞四方を採取することにした。
人生史上最大の苦痛が起きるとも知らずに・・・。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
~約三時間後~
俺は1㎞四方の薬草の内10/9を狩り終えた。
流石に精神的に疲れたので、休憩。
かなり疲れていたのか寝落ちしてしまった・・・。
そう、してしまったのだ。
覚えているだろうか、ここが魔物跋扈する森であることを。
実はこの森、薬草取りだけではなくほかの目的で来る者も多くない、その目的は・・・。
ゴブリンだ、素材、依頼など関係なしに○されることが目的でここに来る者も多い。
そう、ゴブリンの〇〇〇を求めてくる変態がここに来るのだ。
ゴブリンは寝ている相手であれば誰でも性的に襲う習性がある。
つまり・・・
グギャ?グギャギャギャギャギャギャ!!
全裸でその立派なイチモツをぶら下げたゴブリンは篤也を見つけると。
グギャギャギャギャ、ギャギャギャギャギャ
最悪なことに篤也が遭遇したのはホモな変態ゴブリンであった。
そのゴブリンはそのイチモツを○○させ・・・。
篤也を・・・
とはならなかった。
ん、んんんん?
ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!
ゴブリン!?
しかも何でイチモツを○○させてんの!?
こっちくんじゃねぇ!!
俺は、即座にウェイブパンチを放ちゴブリンを絶命させる。
あ、あっぶねぇ~
男に、それもゴブリンに押し倒されるなんて最悪だろ・・・
ギリ、ヤられてなかったみたいだが・・・
されてたら100%自殺してたね。
いや、今回は魔物がいる場で気を抜いた俺に落ち度がある。気を抜かぬよう頑張らなければ・・・
俺は最後のラストスパートと、残りのスペースを収穫し、早急に帰還。
戻ったころには日が沈みかけていた。
まだ、たかだか薬草採取だと侮っていたな・・・
後起きるのが1分遅れていたら・・・
その想像をしびくっと震える。
だが、最悪の事態を避けることができたためまあいいか、と半ばあきらめを抱きながらギルドへ帰還した。
~冒険者ギルド~
「ゲッ、そんなことが・・・幸いでしたね・・・」
「本当だよ、もう薬草採取は二度とやらない」
「分かりました、では採取した薬草を鑑定にかけますので・・・」
俺は、ギルドでゴブリンに押し倒されかけたことを話した。
もう、二度とやらない。
どうせならあの場所も狩りつくしておいた方がよかったかもしれないな・・・
そう思いながら待っていると・・・
「ちょっ、さ、アザさん!!」
「なんだ・・・?」
ハイ・ヒール草ではだめだったか・・・?
嫌な予感が頭をよぎる。
しかし、結果は悪いものではなかった。
「この薬草全部、幻のハイ・ヒール草じゃないですか!!」
「ま、幻!?普通に群生してたんだが・・・」
「ぐ、群生!?ハイ・ヒール草はなかなか発現しないはずなのに・・・」
まあ、指の欠損が簡単に治る薬が大量に出回っていたら、この世界の人間全員、不死身みたいになっちまうじゃねえか・・・
そりゃ幻じゃないと危険だな・・・
「で?どうなったんだ?」
「依頼達成金が金貨20枚、薬草買取の金額が金貨2000枚、〆て金貨2020枚です」
「金貨2020枚!?」
予想の遥か斜め上の金額に目からうろこだ。
この世界の金の価値は日本円換算すると。
銅貨・・・100円
銀貨・・・10000円
金貨・・・1000000円
白金貨・・・10000000円
神金貨・・・1000000000円
となるつまり俺の今日の稼ぎは日本円換算で20億2000万円となる。
「ちょ、ちょっと待てそんな大金持ち運べないぞ!?」
「わ、私も初めてです。こ、こんな時はギルド銀行を利用すればどうでしょう無料で口座開設ができますよ?」
「じゃ、じゃあギルド銀行に預けることにするよ」
こうして、俺は天文学的な大金を手に入れ家に帰還したのだった。
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