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⑫呪われた王子を救ったら、溺愛花嫁になりました
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呪われた美形王子×異世界転移絆され青年のベタ王道BL書いてみたい。
突然異世界に転移したDD主人公。
ファンタジックな服を着た偉そうな人に、「主が呪われ命の危険が迫っている。救えるのは貴方だけだ」と懇願される。
病気かなにかかな? それはお気の毒だとお人好しの主人公は俺に出来ることならとすぐ絆される。
引き合わされた主はまさかの幼児! ふくふくほっぺの可愛らしい子だ。「そなたの魔力、独特の波動だな」と魅惑的な色の虹彩の瞳でにいっと微笑まれる。小さい癖に偉そうな口調なのがむしろキュート。
「うわ。可愛い。俺が守ってやるからな」と思い切りギューッとハグしたら側近たちも焦った顔をし、「人前で、はしたないだろう」と腕の中でジタバタとされた。ヤンゴトナイ身分の子供のようだ。
で、何をすればいいのかと尋ねたら、主人公も魔力増強の修行をしつつ、四六時中一緒に居ればいいと言われた。右も左もわからない異世界で、それだけで衣食住保証されるならありがたい。その日からトイレ以外はずっと一緒。ちっちゃい主が執務机で書き物する時、やりにくそうだったので膝に載せて抱きかかえた。
「な、何をする!」
「一緒にいるならこれでいいじゃん」
といったら観念したように書類を書きはじめた。日向のいい匂いがして可愛がっていた甥っ子を思い出す。
風呂もその日から一緒。風呂入れるの慣れているからと女官を押しのけちんまい身体を洗ってあげたら、じいっとこちらを見てきた。
「野球で鍛えあげた俺の腹筋、羨ましいか?」と笑ったら、
「異世界人はみなお前の様に華奢なのか? 折れそうに細いな」と返された。(くそ、こいつちびの癖に)
とか思い
「俺も向こうでは普通サイズです!」
とかぷりぷりしつつも日々のんびり暮らしていた。
とにかく小さな身体で忙しく勉強?している主が愛おしくて仕方ない。
元気そうに見えても病気ならばとついつい過保護になり、
「ほら、ご飯食べよう? 少し休んでお昼寝しよう、お菓子一緒に作ってみない?」などとあれこれ世話を焼いてしまう。
主もなんだかまんざらではないようですっかり懐いてきた。
日がたつにつれ、主人公の魔力も目には見えないが増したらしい。
そして主も一週間ひと月と過ごしていくうちにものすごいスピードで成長してきた。
しかしある朝目が覚めたら、抱きしめて眠っていたはずの主に逆に抱きかかえられていた!
しかも主、大分成長している。見た目主人公より少し年上の超絶美丈夫になった!
厚い胸板に抱きかかえられ、いつもはこちらから額にしていた軽いおはようのキスも、向こうからうっとりするムードを作られ額にそっと口づけられた。
「おはよう今朝も可愛いな」そんな風に意趣返しに囁かれる。
立てば大分目線を上げないと顔も見えない。美形の圧が増して恥ずかしくなって目を逸らしたら、「どうした、もう俺を膝の上に載せてはくれないのか?」と逆に抱きかかえられながら顎くいをかましてきた。
もう全然可愛くない。むしろ眩い美貌にドキドキしてしまう。
うう、これはまずい、「こっちの世界の人って野生動物みたいに成長早いんですか?」って聞いたらふっと笑われた。
しかしこれぞ呪いの正体。主はこの国の王子様だった。
病に倒れた父王の代わりに即位の準備を始めようとした矢先、それを快く思わぬ者からどんどん若返る呪いをかけられたらしい。
主は非常に強い魔力もちで、普通ならば魔力の競り負けをしない、物理攻撃への腕もたつ。
しかし相手側にも異世界人がいるようで、異質の世界の魔力交じりの呪いを受けると、解呪するにはこちらも同質の魔力が必要になるらしい。
ある時再び使い魔からの攻撃を受け、主人公を庇った拍子に主は魔力を放出。姿が主人公と同じか少し下にまで後退してしまった。
「魔力を使うたびにこうなっては困る。即位の為、日々この姿を定着させるには、お前の魔力がもっと多く必要なんだ」
「分かったよ。俺に出来ることなら何でもする」「いったな」
主はちょっと困った顔つきで囁き、唇を近づけてきた。
「相手の魔力を取り込み、相手にも返す。魔力を循環させるには、より深い交接が必要になる」添い寝で向かい合った主人公は「分かった」とよくわかっていないのに安請け合いしてしまった。
「……なるべく優しくする」
「うん」
返事を聞くや否や、主に身体の力がふにゃんっと抜ける魔法をかけられてしまった。
「すまない。お前に少しも痛い思いをさせたくないんだ」
色気すら感じるような、掠れた熱っぽい声で囁かれる。
「へ。あ??」
あれよという間にこの間まで紅葉のようだった主の大きな熱い掌に身体中を蕩けるように愛撫され、脱力した身体を裏返され、そこは出口のはずの部分に太く節ばった指をゆっくりとさしいれられる。
「あう……。なに! 何!」
「男同士の交接の場合はここを使うんだ」
「ま、まっ……、あんっ」
(交接って、そういう意味なの?、ひゃう)
ちょっと待ってといいたかったけれど、もう主の手練にぐずぐずに溶かされた体が言うことを気かず口からは意味不明の喘ぎ声しか出なくなってしまった。
「こんな風に抱くべきじゃなかった」
切羽詰まった声でそう言われながら、長大なものを後ろに受けた時涙が出てきた。確かに力が漲るような熱い何か回る。信じられないほど心地よい。だが同時に悲しくもあった。
(そうだよな……。俺はこいつのこと、かなり好きだから耐えられる。けどこいつはいつも綺麗な人に囲まれてて、俺なんか相手にしたくないはず。でも、仕方なく、抱かれんの。つらっ)
しかし魔法で力が抜けているせいか、すぐにものすごい快感の波が押し寄せてきて訳が分からなくなってしまった。しかも一度では終わらず、二度も三度も。
昼過ぎまで起きられず、起きたら彼はいない。枕元に花と王子の紋の付いた手紙があった。なんか色々美麗な字で書かれていが、ヒアリングできても文字は読めない。
女官曰く「姿が定着している。城へ戻る」ということらしく、そっけない。今までいつも一緒にいたのに寂しくて涙が出てきた。
「……俺は王子にとって魔力を渡す代わりにここに置いて貰ってる、ただの居候。所詮身分違い」と落ち込む。
しかし、主様こと王子様は主人公にぞっこんだった。初めて会った時、ぎゅっと抱きしめられ、流れ込んでくる彼の優しさそのものの慈愛に満ちた魔力に包まれ心地よかった。厳しい世界で生きていた王子は生まれて初めて安らいだ気持ちになり彼に恋してしまった。
艶やかな黒髪、楚々とした唇。適度に鍛えられたしかし華奢な身体は滑らかなミルク色の肌で覆われていて身体を重ねたらもう止まらなれなかった。本当は真の姿に戻ってから、愛を囁き、相愛になってから身体も結ばれたかったのに、先に魔力ごと身体を手に入れることになったのが申し訳なかった。ぐったりと眠る姿も愛らしく、王子はそのまま彼との恋に我を忘れ溺れてしまいそうになった。
だから一度距離を取ろうと城に戻る前、秘密の館を魔力で覆い、主人公の心も手に入れるまで囲い込もうと画策。
その後も共寝は続くも、あんなに朗らかだった主人公が浮かない顔をしていることに、無理やり暴くような真似をしてしまったからだと王子は激しく後悔を募らせる。
そんな両片思いスタート!
その上、主人公が王子のお付きの青年(最初にあった人)ばかりを頼るから主様は嫉妬を募らせる。主人公にしてみたら、王子を愛しているが自分は魔力を得るための道具に過ぎないのだと悩んでいるわけで、お付きのものはそんな二人の板挟みになる。
(どう考えても主様は主人公を特別に思っているようだがな)
敵側に自分と同じように訳も分からず魔力を搾取されている異世界人がいるかもしれぬ、会って困っていたら助け出したいと主人公は奔走する。
その後呪った相手を見つけ出し倒して、ではもう俺の役目は終わったから出てく、いや傍に居てくれ(笑)色々へて両思いになる。
「俺、妃なんて無理だぞ。跡継ぎとかどうすんだ」
「男でも魔力を籠めれば子を孕めるぞ」
というお約束設定で妃になるまですったもんだするそんなお話 終
「呪われた王子を救ったら、溺愛花嫁になりました」みたいなタイトルかな。
<補足設定>
主様 小さい頃はふわふわ白金髪×ピンクに色々混じるような目。この国、生まれた季節で髪色決まる(冬は白っぽい 夏は色が濃い) 冬生まれは身体も魔力も弱めといわれていて小さい頃それで色々言われてきた。妃さまが自分の身を削って魔力を当て続けてくれたので体が丈夫になり、魔力も強つよに。妃さまは産後からの度重なる魔力切れが祟って夭折。主様はそれに報いたいと、立派な指導者になるために血のにじむような努力をして現在に至ります。なので幼い頃の姿に戻ることは結構精神的に応えてます。だから余計、妃様と同じように魔力を当て続けてくれる健気な主人公を愛おしく護りたいのです。
主様 小さい頃はふわふわ白金髪×ピンクに色々混じるような目。この国、生まれた季節で髪色決まる(冬は白っぽい 夏は色が濃い)
冬生まれは身体も魔力も弱めといわれていて小さい頃それで色々言われてきた。妃さまが自分の身を削って魔力を当て続けてくれたので体が丈夫になり、魔力も強つよに。
しかし妃さまは産後からの度重なる魔力切れが祟って夭折。
主様はそれに報いたいと、誰にも文句を言わせないような立派な指導者になるために血のにじむような努力をして現在に至ります。
なので無力だった幼い頃の姿に戻ることは結構精神的に応えてます。だから余計、妃様と同じように魔力を当て続けてくれる健気な主人公を愛おしく護りたい。
主人公は野球部でショート担当。
中高一緒だった親友のピッチャーが大学リーグで投げることになったけど、自分はドラフト候補には上がらなくて、大学でも野球を続けるか迷っているうちに学部も迷い迷って、やりたいこと見つけるリベラルアーツの学部に入って人生模索しはじめた、その最中に転移してきた。
野球から少し離れてみようとはおもっていたが、「やれるけどできないのと、やりたいけど出来ないのじゃ意味が違う。また野球がやりたいって、できなくなって初めて分かったんだ」って思う。
王子からこちらに転移してきたものを向こうに帰す手立てはないと言われて、「私を救うためとはいえ、皆が無理やりこちらに招いてしまったお前の事を、生涯かけて俺が守る」と誓ってくれている。
仲間のために頑張るという気持ちが強いから、王子のために自分に何ができるんだろうって考える。
ちなみに魔力を増やすための練習で編み出したのは野球ボールに見立てたボールに魔力込めて的に当てるピッチング的な奴。やっぱ、一番集中できる。
ショタ姿の王子とむりやりキャッチボールして遊んでたけど、王子もなんか楽しいなあって気持ちになってた。
(これに意味があるのかわからないけど、なんだか楽しい)
のちに騎士様たちに教えて、異世界で野球をやるよ。
魔法使える人ばかりだから、すごいホームランも空飛んだり風起こして邪魔したりするからめちゃめちゃ面白いよ。
突然異世界に転移したDD主人公。
ファンタジックな服を着た偉そうな人に、「主が呪われ命の危険が迫っている。救えるのは貴方だけだ」と懇願される。
病気かなにかかな? それはお気の毒だとお人好しの主人公は俺に出来ることならとすぐ絆される。
引き合わされた主はまさかの幼児! ふくふくほっぺの可愛らしい子だ。「そなたの魔力、独特の波動だな」と魅惑的な色の虹彩の瞳でにいっと微笑まれる。小さい癖に偉そうな口調なのがむしろキュート。
「うわ。可愛い。俺が守ってやるからな」と思い切りギューッとハグしたら側近たちも焦った顔をし、「人前で、はしたないだろう」と腕の中でジタバタとされた。ヤンゴトナイ身分の子供のようだ。
で、何をすればいいのかと尋ねたら、主人公も魔力増強の修行をしつつ、四六時中一緒に居ればいいと言われた。右も左もわからない異世界で、それだけで衣食住保証されるならありがたい。その日からトイレ以外はずっと一緒。ちっちゃい主が執務机で書き物する時、やりにくそうだったので膝に載せて抱きかかえた。
「な、何をする!」
「一緒にいるならこれでいいじゃん」
といったら観念したように書類を書きはじめた。日向のいい匂いがして可愛がっていた甥っ子を思い出す。
風呂もその日から一緒。風呂入れるの慣れているからと女官を押しのけちんまい身体を洗ってあげたら、じいっとこちらを見てきた。
「野球で鍛えあげた俺の腹筋、羨ましいか?」と笑ったら、
「異世界人はみなお前の様に華奢なのか? 折れそうに細いな」と返された。(くそ、こいつちびの癖に)
とか思い
「俺も向こうでは普通サイズです!」
とかぷりぷりしつつも日々のんびり暮らしていた。
とにかく小さな身体で忙しく勉強?している主が愛おしくて仕方ない。
元気そうに見えても病気ならばとついつい過保護になり、
「ほら、ご飯食べよう? 少し休んでお昼寝しよう、お菓子一緒に作ってみない?」などとあれこれ世話を焼いてしまう。
主もなんだかまんざらではないようですっかり懐いてきた。
日がたつにつれ、主人公の魔力も目には見えないが増したらしい。
そして主も一週間ひと月と過ごしていくうちにものすごいスピードで成長してきた。
しかしある朝目が覚めたら、抱きしめて眠っていたはずの主に逆に抱きかかえられていた!
しかも主、大分成長している。見た目主人公より少し年上の超絶美丈夫になった!
厚い胸板に抱きかかえられ、いつもはこちらから額にしていた軽いおはようのキスも、向こうからうっとりするムードを作られ額にそっと口づけられた。
「おはよう今朝も可愛いな」そんな風に意趣返しに囁かれる。
立てば大分目線を上げないと顔も見えない。美形の圧が増して恥ずかしくなって目を逸らしたら、「どうした、もう俺を膝の上に載せてはくれないのか?」と逆に抱きかかえられながら顎くいをかましてきた。
もう全然可愛くない。むしろ眩い美貌にドキドキしてしまう。
うう、これはまずい、「こっちの世界の人って野生動物みたいに成長早いんですか?」って聞いたらふっと笑われた。
しかしこれぞ呪いの正体。主はこの国の王子様だった。
病に倒れた父王の代わりに即位の準備を始めようとした矢先、それを快く思わぬ者からどんどん若返る呪いをかけられたらしい。
主は非常に強い魔力もちで、普通ならば魔力の競り負けをしない、物理攻撃への腕もたつ。
しかし相手側にも異世界人がいるようで、異質の世界の魔力交じりの呪いを受けると、解呪するにはこちらも同質の魔力が必要になるらしい。
ある時再び使い魔からの攻撃を受け、主人公を庇った拍子に主は魔力を放出。姿が主人公と同じか少し下にまで後退してしまった。
「魔力を使うたびにこうなっては困る。即位の為、日々この姿を定着させるには、お前の魔力がもっと多く必要なんだ」
「分かったよ。俺に出来ることなら何でもする」「いったな」
主はちょっと困った顔つきで囁き、唇を近づけてきた。
「相手の魔力を取り込み、相手にも返す。魔力を循環させるには、より深い交接が必要になる」添い寝で向かい合った主人公は「分かった」とよくわかっていないのに安請け合いしてしまった。
「……なるべく優しくする」
「うん」
返事を聞くや否や、主に身体の力がふにゃんっと抜ける魔法をかけられてしまった。
「すまない。お前に少しも痛い思いをさせたくないんだ」
色気すら感じるような、掠れた熱っぽい声で囁かれる。
「へ。あ??」
あれよという間にこの間まで紅葉のようだった主の大きな熱い掌に身体中を蕩けるように愛撫され、脱力した身体を裏返され、そこは出口のはずの部分に太く節ばった指をゆっくりとさしいれられる。
「あう……。なに! 何!」
「男同士の交接の場合はここを使うんだ」
「ま、まっ……、あんっ」
(交接って、そういう意味なの?、ひゃう)
ちょっと待ってといいたかったけれど、もう主の手練にぐずぐずに溶かされた体が言うことを気かず口からは意味不明の喘ぎ声しか出なくなってしまった。
「こんな風に抱くべきじゃなかった」
切羽詰まった声でそう言われながら、長大なものを後ろに受けた時涙が出てきた。確かに力が漲るような熱い何か回る。信じられないほど心地よい。だが同時に悲しくもあった。
(そうだよな……。俺はこいつのこと、かなり好きだから耐えられる。けどこいつはいつも綺麗な人に囲まれてて、俺なんか相手にしたくないはず。でも、仕方なく、抱かれんの。つらっ)
しかし魔法で力が抜けているせいか、すぐにものすごい快感の波が押し寄せてきて訳が分からなくなってしまった。しかも一度では終わらず、二度も三度も。
昼過ぎまで起きられず、起きたら彼はいない。枕元に花と王子の紋の付いた手紙があった。なんか色々美麗な字で書かれていが、ヒアリングできても文字は読めない。
女官曰く「姿が定着している。城へ戻る」ということらしく、そっけない。今までいつも一緒にいたのに寂しくて涙が出てきた。
「……俺は王子にとって魔力を渡す代わりにここに置いて貰ってる、ただの居候。所詮身分違い」と落ち込む。
しかし、主様こと王子様は主人公にぞっこんだった。初めて会った時、ぎゅっと抱きしめられ、流れ込んでくる彼の優しさそのものの慈愛に満ちた魔力に包まれ心地よかった。厳しい世界で生きていた王子は生まれて初めて安らいだ気持ちになり彼に恋してしまった。
艶やかな黒髪、楚々とした唇。適度に鍛えられたしかし華奢な身体は滑らかなミルク色の肌で覆われていて身体を重ねたらもう止まらなれなかった。本当は真の姿に戻ってから、愛を囁き、相愛になってから身体も結ばれたかったのに、先に魔力ごと身体を手に入れることになったのが申し訳なかった。ぐったりと眠る姿も愛らしく、王子はそのまま彼との恋に我を忘れ溺れてしまいそうになった。
だから一度距離を取ろうと城に戻る前、秘密の館を魔力で覆い、主人公の心も手に入れるまで囲い込もうと画策。
その後も共寝は続くも、あんなに朗らかだった主人公が浮かない顔をしていることに、無理やり暴くような真似をしてしまったからだと王子は激しく後悔を募らせる。
そんな両片思いスタート!
その上、主人公が王子のお付きの青年(最初にあった人)ばかりを頼るから主様は嫉妬を募らせる。主人公にしてみたら、王子を愛しているが自分は魔力を得るための道具に過ぎないのだと悩んでいるわけで、お付きのものはそんな二人の板挟みになる。
(どう考えても主様は主人公を特別に思っているようだがな)
敵側に自分と同じように訳も分からず魔力を搾取されている異世界人がいるかもしれぬ、会って困っていたら助け出したいと主人公は奔走する。
その後呪った相手を見つけ出し倒して、ではもう俺の役目は終わったから出てく、いや傍に居てくれ(笑)色々へて両思いになる。
「俺、妃なんて無理だぞ。跡継ぎとかどうすんだ」
「男でも魔力を籠めれば子を孕めるぞ」
というお約束設定で妃になるまですったもんだするそんなお話 終
「呪われた王子を救ったら、溺愛花嫁になりました」みたいなタイトルかな。
<補足設定>
主様 小さい頃はふわふわ白金髪×ピンクに色々混じるような目。この国、生まれた季節で髪色決まる(冬は白っぽい 夏は色が濃い) 冬生まれは身体も魔力も弱めといわれていて小さい頃それで色々言われてきた。妃さまが自分の身を削って魔力を当て続けてくれたので体が丈夫になり、魔力も強つよに。妃さまは産後からの度重なる魔力切れが祟って夭折。主様はそれに報いたいと、立派な指導者になるために血のにじむような努力をして現在に至ります。なので幼い頃の姿に戻ることは結構精神的に応えてます。だから余計、妃様と同じように魔力を当て続けてくれる健気な主人公を愛おしく護りたいのです。
主様 小さい頃はふわふわ白金髪×ピンクに色々混じるような目。この国、生まれた季節で髪色決まる(冬は白っぽい 夏は色が濃い)
冬生まれは身体も魔力も弱めといわれていて小さい頃それで色々言われてきた。妃さまが自分の身を削って魔力を当て続けてくれたので体が丈夫になり、魔力も強つよに。
しかし妃さまは産後からの度重なる魔力切れが祟って夭折。
主様はそれに報いたいと、誰にも文句を言わせないような立派な指導者になるために血のにじむような努力をして現在に至ります。
なので無力だった幼い頃の姿に戻ることは結構精神的に応えてます。だから余計、妃様と同じように魔力を当て続けてくれる健気な主人公を愛おしく護りたい。
主人公は野球部でショート担当。
中高一緒だった親友のピッチャーが大学リーグで投げることになったけど、自分はドラフト候補には上がらなくて、大学でも野球を続けるか迷っているうちに学部も迷い迷って、やりたいこと見つけるリベラルアーツの学部に入って人生模索しはじめた、その最中に転移してきた。
野球から少し離れてみようとはおもっていたが、「やれるけどできないのと、やりたいけど出来ないのじゃ意味が違う。また野球がやりたいって、できなくなって初めて分かったんだ」って思う。
王子からこちらに転移してきたものを向こうに帰す手立てはないと言われて、「私を救うためとはいえ、皆が無理やりこちらに招いてしまったお前の事を、生涯かけて俺が守る」と誓ってくれている。
仲間のために頑張るという気持ちが強いから、王子のために自分に何ができるんだろうって考える。
ちなみに魔力を増やすための練習で編み出したのは野球ボールに見立てたボールに魔力込めて的に当てるピッチング的な奴。やっぱ、一番集中できる。
ショタ姿の王子とむりやりキャッチボールして遊んでたけど、王子もなんか楽しいなあって気持ちになってた。
(これに意味があるのかわからないけど、なんだか楽しい)
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