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⑩恋人を傷つけた罪を背負った兎と彼の事が気になる大熊の話
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⑨の白狐の元カレのウサちゃん視点です。
「おい、お前。あいつと別れたんだって?」
講堂を出る前に通せんぼされて僕はげんなりした。これで何人目だろう。
「それがあんたとなんの関係があんの?」
猫耳をぴくぴくさせて、ニヤニヤする顔が本当にムカつく。
「ただの野兎がレアな白狐じゃつりあわねぇって」
「だからって、俺があんたと付き合うなんてありえないから」
啖呵を切って横をすり抜けようとしたら「はあ? 量産型の癖に生意気なんだよ」と逆上した相手に脚をかけられた。
スマホが手を離れ、廊下を滑っていき、強かに打った膝が死ぬほど痛い。
しかし周りは誰も助けてはくれない。
「いい気味」
くすくすっと嘲る声も聞こえてきた。
「白狐と付き合ったって、調子に乗ってたから。自業自得だろ」
それは僕が犯した罪のせい。
罪の意識に耐えかねて、友達だと思っていた仲間にだけ暴露したこと。
『大好きな恋人から別れを切り出されて、逆上して尻尾の毛をめちゃくちゃに切ってしまった』と。
でもその友人達は、真の意味では友ではなかった。
量産型ってバカにされる子沢山の野兎の中で、俺ばかりが特別な白狐の特別な相手になるのが気に障ったようだ。
俺が恋人からもらった純白の被毛玉。恋人に送るそれを自分もあやかりたいから、どうしても欲しいと言われた。仲間の中で優位に立ちたい
そんな気持ちがなかったわけじゃない。いい顔をしたくて彼氏に強請って尻尾毛を仲間の分も貰った。
それがまさか裏で高値で売られていたなんて、知らなかった。
それが彼氏の耳にも入って、俺は頭が真っ白になった。
言い訳もできない。実際にいい顔をして仲間に渡したのは事実だ。だけど別れ話を切り出され
そこからは半分覚えていない。彼に信じてもらえなかったってそれがまず、哀しくて悔しくて。気がついたら彼は家を飛び出して行った。
がくんっと膝をついたらきらきらと輝く白い被毛が床に散らばっていた。とんでもなく恐ろしい光景。
「追いかけないと」
手も足も震えていて急には立ち上がれなかった。
どんな理由があるにせよ、人の尻尾毛を切ってしまうなんて警察に突き出されてもおかしくないことだ。それでも仕方ないと思った。どんな顔をしたらいいか分からず、いつも通りへらりと笑って訪ねて行ったら、ものすごく怖い狼獣人が待ち受けていた。
「帰れ」と食い殺されそうな顔でいい放たれた。
元カレ、雪弥は狼の向こうでこちらを怯えた顔で見つめていた。美しい白い被毛。青い瞳。元カレは自分の目立つ被毛が嫌いなのだという。
昔の写真を見せて貰ったら、前髪ももっさりして神秘的な青い目も隠れてしまっていた。
『俺がお前だったら絶対アイドル目指したのに』そんな風に言っても、雪弥は控えめに微笑むだけ。
いつも特別な彼がうらやましかった。
俺が変わって欲しいぐらいだって本気で思った。
白狐の彼氏ができた時、俺は嬉しくてたまらなかった。平凡な赤茶の野兎人生の中で、たった一つ人とは違う宝物を装備できた気分だった。
でももう、彼が自分に微笑みかけてくれることはない
罪は罪。後悔してもしきれない。
「なんとでも言えよ。俺がやったこと、言い訳する気ないから」
ふと見たら、スマホの画面はバリバリに割れている。古には神にも繋がるといわれる、白狐を傷つけた罰が当たったからか。
「だからって、お前が足を引っかけて転ばせた事は褒められたもんじゃないぞ」
のんびり口調だが、腹の底に響くような低い声がした。
びびっと耳が震える。そのあと視界に大きな厚い掌を差し出された。
「立てるか?」
その手を拒んで立ち上がろうとしたけど、膝も掌も痛んで、べちゃっと床に転がった。またくすくす笑いの声が聞こえてた。顔がかあっと熱くなる。恥ずかしくて哀しくて。意地でも涙は見せたくなかった。
「無理するな」
急に視界が見たこともない程高い位置に上がったので驚いた。
「何すんだよ」
「医務室行くぞ」
声の主は、見たことはあった。けども顔はよく覚えていない。なぜなら彼の顔は見上げないと良く見えないからだ。彼はがっしり逞しい、熊の獣人だった。そのままサッカー部の救護室に連れていかれ、そういえば彼はサッカー部だと。思い出す。熊もレア系だから噂は耳に入るのだ。
「俺なんか庇ったら、あんたも悪く言われるよ」
そんな風に俺は凄んだけど、そよ風でもあたった程度に動じない。
団栗みたいに丸く黒々とした目で「そんなことで俺が傷つくように見えるか?」と低く穏やかな声でいなされる。
「俺の噂知らないんだろ」
それから洗いざらい喋った。喋っているうちに涙が零れてきた。熊澤は仲間が呼びに来ても練習に行かずに静かに時折頷きながら話をきいてくれていた。
「あんたもさ、レア系だから量産型って馬鹿にされる、平凡な兎の気持ちなんてわかんないだろ。俺はずっと特別になりたかった。すげぇカッコいいって
いわれてみたかった。雪弥みたいになりたかった。ただの兎じゃなくて、みんなが憧れる……」
「そんだけ喋れるなら、まあ。大丈夫そうだな。俺から見たらお前のそのへこたれないところも十分、特別な才能だと思うがな」
「へっ……?」
ずずっと鼻水を啜ったら、熊澤が耳ごと大きな掌で頭を撫ぜた。
「うちのキーパーの恋人のウサちゃんがお前の事を心配してたぞ。けして根っから悪い奴じゃないって言っていた。俺は俺の信頼している相手のいうことを信じている」
「……」
「お前もお前の元カレも人との付き合い方が上手い方じゃないようだ。行き違いがあるなら謝りに行こう。俺が一緒に行ってやる」
だがとりあえずは飯だと強引さで初めて負けた。サッカー部御用達のデカ盛り食堂でモリモリ食べさせられた。お前酒はいける口かときかれて「負けねぇぜ」と熊澤の部屋でしこたま酒を酌み交わした。
酌み交わしたが、兎がクマに勝てるはずもなく、でろでろに良い潰された。朝起きたらあらぬところが激烈に痛い。「ぎゃう」鏡をみたら身体中食い散らかされたみたいに、赤いキスマに噛み傷だらけ。
頭は二日酔いでガンガンと痛む。うずくまったら抱き上げられて「おはよう」と無精ひげが生えた男前に口づけられた。
「お前、彼氏いたのに、処女だったのか?」
と驚かれたが雪弥とはキスしかしたことがなかったのだ。
いきなりクマのとんでもない巨大なイチモツにやられてこれも罰の一つなのではと天を仰いだ。
「お前は量産型とかいってたが、俺は最初からお前の威勢がいいところ気に入っていたぞ」
そのあと「俺はそこまで尻軽じゃねぇ」と熊澤を振って家から逃げようとしたが、クマっていうのは一度狙いを定めた獲物を絶対に逃さないのだという。
「お前が好きな相手と別れるぐらいなら尻尾切る性悪なら、俺は俺を好きになるまで家に閉じ込める系、性悪だな」とまるで動じない。
アスリートの体力に叶うはずもなく、『恋人になるっていえ』と言質を取るまで何度も何度も気を失うほどに揺さぶられいかせれつづけて、何度目かに『うん』っと呟いたのをしっかり録音されてしまった。
首から下げされられた熊毛玉は何度投げ捨てても、体の芯まで相手の匂いが沁みついて他の恋人は作れやしない。
とんでもない男に捕まってしまったものだ。だけど雪弥とは誤解を解くことができて、その上で心の底から詫びることができた。
そのあたりは熊澤に感謝している。たまに彼氏の愛情が重たすぎて、脱兎状態で大学構内を逃げ回っているが、本気を出したヒグマのスピードに叶わない。
狙った獲物をどこどこまでも追いかける熊×脱量産型兎って思いながらも今ではすっかり大学の有名人になってしまったウサちゃんの恋物語 終わり
名前書き忘れた。兎は「七汰」です。十人兄弟の七番目です。熊澤君はヒグマなので北の出身です。『甘えんぼウサちゃんの一生のお願い』の攻め、深森と同じサッカー部です。キーパーを勧められましたがフォワードやってます。相手チームから恐れられる存在感です。そんな自分に動じない七汰が好きです。
「おい、お前。あいつと別れたんだって?」
講堂を出る前に通せんぼされて僕はげんなりした。これで何人目だろう。
「それがあんたとなんの関係があんの?」
猫耳をぴくぴくさせて、ニヤニヤする顔が本当にムカつく。
「ただの野兎がレアな白狐じゃつりあわねぇって」
「だからって、俺があんたと付き合うなんてありえないから」
啖呵を切って横をすり抜けようとしたら「はあ? 量産型の癖に生意気なんだよ」と逆上した相手に脚をかけられた。
スマホが手を離れ、廊下を滑っていき、強かに打った膝が死ぬほど痛い。
しかし周りは誰も助けてはくれない。
「いい気味」
くすくすっと嘲る声も聞こえてきた。
「白狐と付き合ったって、調子に乗ってたから。自業自得だろ」
それは僕が犯した罪のせい。
罪の意識に耐えかねて、友達だと思っていた仲間にだけ暴露したこと。
『大好きな恋人から別れを切り出されて、逆上して尻尾の毛をめちゃくちゃに切ってしまった』と。
でもその友人達は、真の意味では友ではなかった。
量産型ってバカにされる子沢山の野兎の中で、俺ばかりが特別な白狐の特別な相手になるのが気に障ったようだ。
俺が恋人からもらった純白の被毛玉。恋人に送るそれを自分もあやかりたいから、どうしても欲しいと言われた。仲間の中で優位に立ちたい
そんな気持ちがなかったわけじゃない。いい顔をしたくて彼氏に強請って尻尾毛を仲間の分も貰った。
それがまさか裏で高値で売られていたなんて、知らなかった。
それが彼氏の耳にも入って、俺は頭が真っ白になった。
言い訳もできない。実際にいい顔をして仲間に渡したのは事実だ。だけど別れ話を切り出され
そこからは半分覚えていない。彼に信じてもらえなかったってそれがまず、哀しくて悔しくて。気がついたら彼は家を飛び出して行った。
がくんっと膝をついたらきらきらと輝く白い被毛が床に散らばっていた。とんでもなく恐ろしい光景。
「追いかけないと」
手も足も震えていて急には立ち上がれなかった。
どんな理由があるにせよ、人の尻尾毛を切ってしまうなんて警察に突き出されてもおかしくないことだ。それでも仕方ないと思った。どんな顔をしたらいいか分からず、いつも通りへらりと笑って訪ねて行ったら、ものすごく怖い狼獣人が待ち受けていた。
「帰れ」と食い殺されそうな顔でいい放たれた。
元カレ、雪弥は狼の向こうでこちらを怯えた顔で見つめていた。美しい白い被毛。青い瞳。元カレは自分の目立つ被毛が嫌いなのだという。
昔の写真を見せて貰ったら、前髪ももっさりして神秘的な青い目も隠れてしまっていた。
『俺がお前だったら絶対アイドル目指したのに』そんな風に言っても、雪弥は控えめに微笑むだけ。
いつも特別な彼がうらやましかった。
俺が変わって欲しいぐらいだって本気で思った。
白狐の彼氏ができた時、俺は嬉しくてたまらなかった。平凡な赤茶の野兎人生の中で、たった一つ人とは違う宝物を装備できた気分だった。
でももう、彼が自分に微笑みかけてくれることはない
罪は罪。後悔してもしきれない。
「なんとでも言えよ。俺がやったこと、言い訳する気ないから」
ふと見たら、スマホの画面はバリバリに割れている。古には神にも繋がるといわれる、白狐を傷つけた罰が当たったからか。
「だからって、お前が足を引っかけて転ばせた事は褒められたもんじゃないぞ」
のんびり口調だが、腹の底に響くような低い声がした。
びびっと耳が震える。そのあと視界に大きな厚い掌を差し出された。
「立てるか?」
その手を拒んで立ち上がろうとしたけど、膝も掌も痛んで、べちゃっと床に転がった。またくすくす笑いの声が聞こえてた。顔がかあっと熱くなる。恥ずかしくて哀しくて。意地でも涙は見せたくなかった。
「無理するな」
急に視界が見たこともない程高い位置に上がったので驚いた。
「何すんだよ」
「医務室行くぞ」
声の主は、見たことはあった。けども顔はよく覚えていない。なぜなら彼の顔は見上げないと良く見えないからだ。彼はがっしり逞しい、熊の獣人だった。そのままサッカー部の救護室に連れていかれ、そういえば彼はサッカー部だと。思い出す。熊もレア系だから噂は耳に入るのだ。
「俺なんか庇ったら、あんたも悪く言われるよ」
そんな風に俺は凄んだけど、そよ風でもあたった程度に動じない。
団栗みたいに丸く黒々とした目で「そんなことで俺が傷つくように見えるか?」と低く穏やかな声でいなされる。
「俺の噂知らないんだろ」
それから洗いざらい喋った。喋っているうちに涙が零れてきた。熊澤は仲間が呼びに来ても練習に行かずに静かに時折頷きながら話をきいてくれていた。
「あんたもさ、レア系だから量産型って馬鹿にされる、平凡な兎の気持ちなんてわかんないだろ。俺はずっと特別になりたかった。すげぇカッコいいって
いわれてみたかった。雪弥みたいになりたかった。ただの兎じゃなくて、みんなが憧れる……」
「そんだけ喋れるなら、まあ。大丈夫そうだな。俺から見たらお前のそのへこたれないところも十分、特別な才能だと思うがな」
「へっ……?」
ずずっと鼻水を啜ったら、熊澤が耳ごと大きな掌で頭を撫ぜた。
「うちのキーパーの恋人のウサちゃんがお前の事を心配してたぞ。けして根っから悪い奴じゃないって言っていた。俺は俺の信頼している相手のいうことを信じている」
「……」
「お前もお前の元カレも人との付き合い方が上手い方じゃないようだ。行き違いがあるなら謝りに行こう。俺が一緒に行ってやる」
だがとりあえずは飯だと強引さで初めて負けた。サッカー部御用達のデカ盛り食堂でモリモリ食べさせられた。お前酒はいける口かときかれて「負けねぇぜ」と熊澤の部屋でしこたま酒を酌み交わした。
酌み交わしたが、兎がクマに勝てるはずもなく、でろでろに良い潰された。朝起きたらあらぬところが激烈に痛い。「ぎゃう」鏡をみたら身体中食い散らかされたみたいに、赤いキスマに噛み傷だらけ。
頭は二日酔いでガンガンと痛む。うずくまったら抱き上げられて「おはよう」と無精ひげが生えた男前に口づけられた。
「お前、彼氏いたのに、処女だったのか?」
と驚かれたが雪弥とはキスしかしたことがなかったのだ。
いきなりクマのとんでもない巨大なイチモツにやられてこれも罰の一つなのではと天を仰いだ。
「お前は量産型とかいってたが、俺は最初からお前の威勢がいいところ気に入っていたぞ」
そのあと「俺はそこまで尻軽じゃねぇ」と熊澤を振って家から逃げようとしたが、クマっていうのは一度狙いを定めた獲物を絶対に逃さないのだという。
「お前が好きな相手と別れるぐらいなら尻尾切る性悪なら、俺は俺を好きになるまで家に閉じ込める系、性悪だな」とまるで動じない。
アスリートの体力に叶うはずもなく、『恋人になるっていえ』と言質を取るまで何度も何度も気を失うほどに揺さぶられいかせれつづけて、何度目かに『うん』っと呟いたのをしっかり録音されてしまった。
首から下げされられた熊毛玉は何度投げ捨てても、体の芯まで相手の匂いが沁みついて他の恋人は作れやしない。
とんでもない男に捕まってしまったものだ。だけど雪弥とは誤解を解くことができて、その上で心の底から詫びることができた。
そのあたりは熊澤に感謝している。たまに彼氏の愛情が重たすぎて、脱兎状態で大学構内を逃げ回っているが、本気を出したヒグマのスピードに叶わない。
狙った獲物をどこどこまでも追いかける熊×脱量産型兎って思いながらも今ではすっかり大学の有名人になってしまったウサちゃんの恋物語 終わり
名前書き忘れた。兎は「七汰」です。十人兄弟の七番目です。熊澤君はヒグマなので北の出身です。『甘えんぼウサちゃんの一生のお願い』の攻め、深森と同じサッカー部です。キーパーを勧められましたがフォワードやってます。相手チームから恐れられる存在感です。そんな自分に動じない七汰が好きです。
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