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番外編 内緒のバイトとやきもちと
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(コースターのこと、聞くまで我慢しなきゃ。これ以上深森と触れ合ったらきっとすぐ何も考えられなくなっちゃう)
「うちの風呂狭いんだから一緒は無理だよ」
反射的に腕を引き浴室から出ようともがいたら、狭い浴室の中、どんっと壁に身体を押し付けられてしまった。音の反響がすごくて驚いてビクッとしてしまう。
そのままどこかまだ不機嫌そうな顔を寄せられたので、卯乃は反射的に拒んで深森を睨みつけた。
「やだ」
「逃げんな」
それが逆に深森の狩猟本能に火をつけたようだ。獲物を見つけたように瞳孔が収縮する。野性みを帯びた凄絶な美貌だ。ゾクゾクと背中を駆け上がるのは恐れからかそれとも性的な興奮なのか。
卯乃には判断がつかなかった。だが狩られる側の本能を揺さぶられ、ムキになって逃れようと顔を背る。
「お前は俺のもんだろ?」
荒々しく顎を下からぐいっと掴まれ、噛み付くように唇を奪われた。
「んっ、あっ」
それはとても、自分本位な口付けで、卯乃は立ち上るシャワーの蒸気も手伝い、息苦しくて涙をこぼす。べろりと口内をまさぐられ、縮こまった舌を無理やり絡められる。筋肉質な胸をばしばしと叩くが深森は許してくれない。
(深森、なんか怖いよお)
普段は卯乃の心を溶かし高めるだけの口付けをくれる、優しい恋人がどこにもいない。逃れても、執拗に追い牙と舌が追いかけてくる。
卯乃が勝ち機に逞しい腕に抵抗し爪を立てたら、仕返しとばかりにキスの合間にTシャツをまくりあげられる。そのままがばっと両腕ごと頭の上までたくしあげられてしまった。
「ここで、抱く」
そう言い放ち牙を見せつけ、唇を舐める仕草がセクシーすぎてゾクゾクする。
卯乃はされるがままほっそりした腰のライン、白い胸、脇までが丸見えのあられもない姿を晒す。もがいて手を引き抜こうにも水に濡れたTシャツは腕にまとわりついて枷のように卯乃の抵抗を阻むのだ。
「だめ、離して」
涙目で睨みつけるが、深森に「エロい顔、誘ってんのか?」と欲に濡れ掠れた声で煽られた。
首筋にキスと噛み跡を残しながら、脇腹から胸までを深森の大きな掌がなぞられる。素肌が粟立つ快感に卯乃は身を震わせた。
「やあっ」
「ヤじゃないだろ?」
雄みの強い低い声でそう囁かれ、指先で乳首の先を転がされ、弾かれた。その刺激で卯乃は艶かしい吐息を漏らしてしまう。
「こっちのがお前よりずっと正直なのな」
そう鼻で笑われ、恥ずかしくて頬が熱くなる。日焼けをしていない白い胸に桃色の乳首がピンとたっているのが、自分でもわかってしまった。そればかりか、ズボンの下まで兆しかけていることを深森に嗤われたように感じて泣きたくなった。
まるで無理やり暴かれることに興奮してこうなっているようで恥ずかしいし、思う通りに動かされているのが悔しい。身を捩ろうとしたがダメだった。
その隙に緩く紐を結んでいただけのカーゴパンツごと下着をとり攫われた。片足を引き抜か膝を曲げた状態で膝を下からすくうように持たれる。
深森の少し乱れた吐息が首筋を伝い身震いする。逃れることが出来ぬほど強く脚を捕らえられ、深森は身を屈めるともっちりと白い太腿に唇を押し付けてきた。
「痕つけちゃ、ダメっ」
「うちの風呂狭いんだから一緒は無理だよ」
反射的に腕を引き浴室から出ようともがいたら、狭い浴室の中、どんっと壁に身体を押し付けられてしまった。音の反響がすごくて驚いてビクッとしてしまう。
そのままどこかまだ不機嫌そうな顔を寄せられたので、卯乃は反射的に拒んで深森を睨みつけた。
「やだ」
「逃げんな」
それが逆に深森の狩猟本能に火をつけたようだ。獲物を見つけたように瞳孔が収縮する。野性みを帯びた凄絶な美貌だ。ゾクゾクと背中を駆け上がるのは恐れからかそれとも性的な興奮なのか。
卯乃には判断がつかなかった。だが狩られる側の本能を揺さぶられ、ムキになって逃れようと顔を背る。
「お前は俺のもんだろ?」
荒々しく顎を下からぐいっと掴まれ、噛み付くように唇を奪われた。
「んっ、あっ」
それはとても、自分本位な口付けで、卯乃は立ち上るシャワーの蒸気も手伝い、息苦しくて涙をこぼす。べろりと口内をまさぐられ、縮こまった舌を無理やり絡められる。筋肉質な胸をばしばしと叩くが深森は許してくれない。
(深森、なんか怖いよお)
普段は卯乃の心を溶かし高めるだけの口付けをくれる、優しい恋人がどこにもいない。逃れても、執拗に追い牙と舌が追いかけてくる。
卯乃が勝ち機に逞しい腕に抵抗し爪を立てたら、仕返しとばかりにキスの合間にTシャツをまくりあげられる。そのままがばっと両腕ごと頭の上までたくしあげられてしまった。
「ここで、抱く」
そう言い放ち牙を見せつけ、唇を舐める仕草がセクシーすぎてゾクゾクする。
卯乃はされるがままほっそりした腰のライン、白い胸、脇までが丸見えのあられもない姿を晒す。もがいて手を引き抜こうにも水に濡れたTシャツは腕にまとわりついて枷のように卯乃の抵抗を阻むのだ。
「だめ、離して」
涙目で睨みつけるが、深森に「エロい顔、誘ってんのか?」と欲に濡れ掠れた声で煽られた。
首筋にキスと噛み跡を残しながら、脇腹から胸までを深森の大きな掌がなぞられる。素肌が粟立つ快感に卯乃は身を震わせた。
「やあっ」
「ヤじゃないだろ?」
雄みの強い低い声でそう囁かれ、指先で乳首の先を転がされ、弾かれた。その刺激で卯乃は艶かしい吐息を漏らしてしまう。
「こっちのがお前よりずっと正直なのな」
そう鼻で笑われ、恥ずかしくて頬が熱くなる。日焼けをしていない白い胸に桃色の乳首がピンとたっているのが、自分でもわかってしまった。そればかりか、ズボンの下まで兆しかけていることを深森に嗤われたように感じて泣きたくなった。
まるで無理やり暴かれることに興奮してこうなっているようで恥ずかしいし、思う通りに動かされているのが悔しい。身を捩ろうとしたがダメだった。
その隙に緩く紐を結んでいただけのカーゴパンツごと下着をとり攫われた。片足を引き抜か膝を曲げた状態で膝を下からすくうように持たれる。
深森の少し乱れた吐息が首筋を伝い身震いする。逃れることが出来ぬほど強く脚を捕らえられ、深森は身を屈めるともっちりと白い太腿に唇を押し付けてきた。
「痕つけちゃ、ダメっ」
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