290 / 296
夏祭りの思い出
39
しおりを挟む
「あーもう、頑固! そういうとこ、蜜希そっくり、降参だよ。僕が限界、女王様。後でちゃんとベッドへエスコートするから今ここで、僕に許して」
「……っ!」
柚希とて限界が近いのだ。頷いたつもりはなかったようだが、すでに身体はふらふらで、頭がたまたまがくんっと下に下がってしまった。
「いいんだね?」
それをみた和哉はもはや腹につき、筋が浮くほどに高まった自らを一気に柚希を貫いてきた。
「あああっ!、あっ、あん、あんっ!!! あああ」
柚希はもはや声を止められない。和哉が嗜虐的な興奮に苛まれながら柚希の腰を鷲掴みにして遠慮なく柚希の良いところを抉るように腰を打ち付ける。
「ほら、柚希だって、待ってたんでしょ? 僕を食んで飲み込もうとして、離さないよ?」
「やああ!!! だめぇ」
再び前で放ち、目の前に星が飛び散るほどの愉悦に頭を支配されながら、柚希はなんとか壁に手をついて自らを支えようとする。しかしほどなく床に崩れていった。
ずるりと硬く長大な和哉のものが一度引き抜かれた時の衝撃で柚希は息を整えられぬまましどけなく湯舟の淵に腕をかけて床に尻をつけて座り込んだ。男二人には狭い浴室の濡れた床の上、白い腰をねじらせ長い脚を崩す姿があまりに悩ましく、まるでうねり崩れる白い蛇のようだ。柚希は時折無防備で、こちらの要求を全て飲んでくれそうな優し気な雰囲気を醸し出す。今がまさにそんな風な危うい色香が立ち上って美しい横顔が苦し気に眉を寄せるのすら悩ましい。
和哉は魅せられたように番の赤い唇から舌を覗かせ、吐息を零す婀娜っぽい貌を見おろしながら、形良い唇の縁を無意識にぺろりと舐めた。
(ほんと、どうにかしてやりたい)
シャワーの湯が未だびしゃびしゃと叩きつけられる蒸気の息苦しさに肩で息をし喘いだ柚希をみて、和哉は興奮に頭を支配されたまま、フーフーと荒い息を漏らす。湯を止めると先ほどの猛攻で薄っすら桃色に染まった柚希の腕を掴んで無理やり立たせると、風呂の縁に手を突かせた。
「え……カズ?」
和哉は大きな身体で戸惑う声を上げた柚希に覆いかぶさり、柚希の腰を引き上げると、自らは膝をつき丸く薄っすら桃色に染まった尻に息を吹きかけた。そしてぬかるむ蜜壺の淵に長く厚みのある舌を這わせていった。
「それ、やだ。汚い、からあ」
「……っ!」
柚希とて限界が近いのだ。頷いたつもりはなかったようだが、すでに身体はふらふらで、頭がたまたまがくんっと下に下がってしまった。
「いいんだね?」
それをみた和哉はもはや腹につき、筋が浮くほどに高まった自らを一気に柚希を貫いてきた。
「あああっ!、あっ、あん、あんっ!!! あああ」
柚希はもはや声を止められない。和哉が嗜虐的な興奮に苛まれながら柚希の腰を鷲掴みにして遠慮なく柚希の良いところを抉るように腰を打ち付ける。
「ほら、柚希だって、待ってたんでしょ? 僕を食んで飲み込もうとして、離さないよ?」
「やああ!!! だめぇ」
再び前で放ち、目の前に星が飛び散るほどの愉悦に頭を支配されながら、柚希はなんとか壁に手をついて自らを支えようとする。しかしほどなく床に崩れていった。
ずるりと硬く長大な和哉のものが一度引き抜かれた時の衝撃で柚希は息を整えられぬまましどけなく湯舟の淵に腕をかけて床に尻をつけて座り込んだ。男二人には狭い浴室の濡れた床の上、白い腰をねじらせ長い脚を崩す姿があまりに悩ましく、まるでうねり崩れる白い蛇のようだ。柚希は時折無防備で、こちらの要求を全て飲んでくれそうな優し気な雰囲気を醸し出す。今がまさにそんな風な危うい色香が立ち上って美しい横顔が苦し気に眉を寄せるのすら悩ましい。
和哉は魅せられたように番の赤い唇から舌を覗かせ、吐息を零す婀娜っぽい貌を見おろしながら、形良い唇の縁を無意識にぺろりと舐めた。
(ほんと、どうにかしてやりたい)
シャワーの湯が未だびしゃびしゃと叩きつけられる蒸気の息苦しさに肩で息をし喘いだ柚希をみて、和哉は興奮に頭を支配されたまま、フーフーと荒い息を漏らす。湯を止めると先ほどの猛攻で薄っすら桃色に染まった柚希の腕を掴んで無理やり立たせると、風呂の縁に手を突かせた。
「え……カズ?」
和哉は大きな身体で戸惑う声を上げた柚希に覆いかぶさり、柚希の腰を引き上げると、自らは膝をつき丸く薄っすら桃色に染まった尻に息を吹きかけた。そしてぬかるむ蜜壺の淵に長く厚みのある舌を這わせていった。
「それ、やだ。汚い、からあ」
0
お気に入りに追加
301
あなたにおすすめの小説
孕めないオメガでもいいですか?
月夜野レオン
BL
病院で子供を孕めない体といきなり診断された俺は、どうして良いのか判らず大好きな幼馴染の前から消える選択をした。不完全なオメガはお前に相応しくないから……
オメガバース作品です。
お客様と商品
あかまロケ
BL
馬鹿で、不細工で、性格最悪…なオレが、衣食住提供と引き換えに体を売る相手は高校時代一度も面識の無かったエリートモテモテイケメン御曹司で。オレは商品で、相手はお客様。そう思って毎日せっせとお客様に尽くす涙ぐましい努力のオレの物語。(*ムーンライトノベルズ・pixivにも投稿してます。)
いっぱい命じて〜無自覚SubはヤンキーDomに甘えたい〜
きよひ
BL
無愛想な高一Domヤンキー×Subの自覚がない高三サッカー部員
Normalの諏訪大輝は近頃、謎の体調不良に悩まされていた。
そんな折に出会った金髪の一年生、甘井呂翔。
初めて会った瞬間から甘井呂に惹かれるものがあった諏訪は、Domである彼がPlayする様子を覗き見てしまう。
甘井呂に優しく支配されるSubに自分を重ねて胸を熱くしたことに戸惑う諏訪だが……。
第二性に振り回されながらも、互いだけを求め合うようになる青春の物語。
※現代ベースのDom/Subユニバースの世界観(独自解釈・オリジナル要素あり)
※不良の喧嘩描写、イジメ描写有り
初日は5話更新、翌日からは2話ずつ更新の予定です。
【完結】あなたの恋人(Ω)になれますか?〜後天性オメガの僕〜
MEIKO
BL
この世界には3つの性がある。アルファ、ベータ、オメガ。その中でもオメガは希少な存在で。そのオメガで更に希少なのは┉僕、後天性オメガだ。ある瞬間、僕は恋をした!その人はアルファでオメガに対して強い拒否感を抱いている┉そんな人だった。もちろん僕をあなたの恋人(Ω)になんてしてくれませんよね?
前作「あなたの妻(Ω)辞めます!」スピンオフ作品です。こちら単独でも内容的には大丈夫です。でも両方読む方がより楽しんでいただけると思いますので、未読の方はそちらも読んでいただけると嬉しいです!
後天性オメガの平凡受け✕心に傷ありアルファの恋愛
※独自のオメガバース設定有り
フェロモンで誘いたいかった
やなぎ怜
BL
学校でしつこい嫌がらせをしてきていたαに追われ、階段から落ちたΩの臣(おみ)。その一件で嫌がらせは明るみに出たし、学校は夏休みに入ったので好奇の目でも見られない。しかし臣の家で昔から同居しているひとつ下のαである大河(たいが)は、気づかなかったことに責任を感じている様子。利き手を骨折してしまった臣の世話を健気に焼く大河を見て、臣はもどかしく思う。互いに親愛以上の感情を抱いている感触はあるが、その関係は停滞している。いっそ発情期がきてしまえば、このもどかしい関係も変わるのだろうか――? そう思う臣だったが……。
※オメガバース。未成年同士の性的表現あり。
変なαとΩに両脇を包囲されたβが、色々奪われながら頑張る話
ベポ田
BL
ヒトの性別が、雄と雌、さらにα、β、Ωの三種類のバース性に分類される世界。総人口の僅か5%しか存在しないαとΩは、フェロモンの分泌器官・受容体の発達度合いで、さらにI型、II型、Ⅲ型に分類される。
βである主人公・九条博人の通う私立帝高校高校は、αやΩ、さらにI型、II型が多く所属する伝統ある名門校だった。
そんな魔境のなかで、変なI型αとII型Ωに理不尽に執着されては、色々な物を奪われ、手に入れながら頑張る不憫なβの話。
イベントにて頒布予定の合同誌サンプルです。
3部構成のうち、1部まで公開予定です。
イラストは、漫画・イラスト担当のいぽいぽさんが描いたものです。
最新はTwitterに掲載しています。
平凡なSubの俺はスパダリDomに愛されて幸せです
おもち
BL
スパダリDom(いつもの)× 平凡Sub(いつもの)
BDSM要素はほぼ無し。
甘やかすのが好きなDomが好きなので、安定にイチャイチャ溺愛しています。
順次スケベパートも追加していきます
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる