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夏祭りの思い出

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   太ももの間を割り行って和哉の屹立が柚希の玉や竿を擦りあげられゆるゆる動きだしたから堪らない。

「ああっ!!    あっ、はあっ!」
(擦れる、ああっ!   気持ちいいっ)

 先ほど高められた癖に途中で握りこまれて放てずにいた前がびゅくっと濃い精を放って身体がびくびくと震えているのになおも摺り上げられ続け、逃げようと壁についた手がずるずると滑り落ち頭がお辞儀する様に垂れていったが和哉がさらに腰を進めて覆いかぶさってくる。

「だ、だしたばっかだから、やめて!! つらいぃ」

 かりっと耳を齧られ、和哉が熱い吐息を荒々しく吹き込む。

「柚希。腰動いちゃってるよ? 後ろが疼いてる? 今ここで、僕を受け入れて?   欲しいっていって?    そしたら一晩中、なんどだって、何日だって。柚希の事、ずーっと、愛してあげられる。ね? お願い」

 柚希も情けなくも腰がへこへこと自然に動いてしまうことがやめられず、顔を真っ赤にして嗚咽に似た声を上げた。
 ばちん、ばちゅんと肉が当たり弾ける音が風呂場に反響し、再び柚希が嬌声を上げて、前を放って脱力した時を見計らって、腰を下から掬い上げ抱え、柚希の蜜壺にゆっくりと長い指を埋めていった。
 抵抗する力が弱まった柚希の肉襞はそこだけ別の生き物のようにきゅんっと和哉の指に絡みついて締め上げる。柚希が善がり最後の理性を手放す僅かなふくらみを優しくも強くこすり続けたら、柚希は過ぎる悦楽にひっきりなしに甘い声を上げ、すすり泣きながら覆いかぶさったままの和哉の腕に爪を立て縋ってきた。

「ほら、もっと奥、愛してあげるよ?」

 和哉はどうしても柚希の言質を取るつもりで猛攻を仕掛けてくる。ダメ押しで今度は性感帯である項に舌を這わされ、和哉の硬くとがった犬歯が彼のものである所有印をなぞり柚希を甘く苛んでいく。
 その場所を噛まれたらもう、スイッチが入ってしまった。

 迸るフェロモンが湯気と共に広がり、すでに顔も身体も桃色に染まった柚希が息も絶え絶えに、しかし頑固さを発揮して力を振り絞るように和哉を振り返った。

「ここじゃ、やだ!」
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