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夏祭りの思い出
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「逃げないで、柚希。可愛いよ?」
「可愛いとか、恥ずかしい!」
「だって、そんな恥ずかしがって。可愛いから仕方ないだろ? どうにかしてやりたくなるよ」
腕を引き若々しい仕草で強引に唇を合わせようとしてくるから胸がきゅんっとしてしまうのは求められる喜びを知ってしまっているからだが自動で反応してしまうのだ。仕方ないことだろう。それに和哉はこんな甘い甘い台詞を本気で言っているのだから質が悪い。それでも結婚してずっと経つのに、和哉が今でも自分でこんな風になってしまうのは正直嬉しく愛おしい気持ちが胸に熱く溢れてくる。
(でもここでこのままされたら、俺、疲れてるから、絶対そのままおちる)
頭のどこかではそんな風に考えてしまうのはやはり大人になったということだろう。若い頃なら柚希だって挑まれた勝負は買う元気も体力もあったが、今はやはり三つ年下の和哉に敵うと思えない。久しぶりの情事、一度始めたらきっと和哉は夜中まで離してはくれないだろう。そんな時だけ弟感丸出しに柚希に我儘にふるまってくるのだから。
せっかく可愛いが騒がしい子どもたちがいないのだから、ゆっくり二人きりの時間を楽しんだり、見たかった映画もある、やり残した家事を片付けたり、明日も朝からしっかり起きて洗濯や買い物も行きたい。
普段は子どもたちとキャッキャわいわい言いながら入っている風呂。視界に入る壁に取り付けられたネットには風呂用の玩具が入れられ、アヒルのおもちゃと目が合う。すると子どもたちを思い出してまた恥ずかしさが込み上げた。
(いい大人が風呂場で盛って、恥ずかしい)
柚希はしつこいほど舐られる接吻から逃れ、さらに逃げを打ち腰をよじって後ろを振り返ったが、逆に和哉に腰の辺りを抱え上げ、逃げられなくなってしまった。そのうえ腰に押し付けられた和哉のものの形の変化は明らかだ。
「ひうっ」
「ああ……。柚希、すごくいい匂い。ねえ、ここでこのまましたい、駄目?」
「だ、めぇ」
(今日の和哉、蜜希ぐらい、甘えたで、ワガママっ!)
帰り道は爽やかなポロシャツ姿のすまし顔で柚希をあんな風に労わってきたくせに、今では自分が一番柚希を困らせてくる。
和哉の唇や鼻先が首筋の辺りにまさぐるように当たり、腰の辺りには彼の長大なものが重たく押し当てられ、蕾を今にもこじ開けられそうだ。その上、あの金木犀のように芳醇で夏場には重ために感じるフェロモンが漂ってきて、足がわなわなと震え力が入らなくなったところを、腰をグイって持ち上げられ僅かに足を開かされる。
「じゃあ、柚希がいいって言うまで、こっちで慰めて?」
「可愛いとか、恥ずかしい!」
「だって、そんな恥ずかしがって。可愛いから仕方ないだろ? どうにかしてやりたくなるよ」
腕を引き若々しい仕草で強引に唇を合わせようとしてくるから胸がきゅんっとしてしまうのは求められる喜びを知ってしまっているからだが自動で反応してしまうのだ。仕方ないことだろう。それに和哉はこんな甘い甘い台詞を本気で言っているのだから質が悪い。それでも結婚してずっと経つのに、和哉が今でも自分でこんな風になってしまうのは正直嬉しく愛おしい気持ちが胸に熱く溢れてくる。
(でもここでこのままされたら、俺、疲れてるから、絶対そのままおちる)
頭のどこかではそんな風に考えてしまうのはやはり大人になったということだろう。若い頃なら柚希だって挑まれた勝負は買う元気も体力もあったが、今はやはり三つ年下の和哉に敵うと思えない。久しぶりの情事、一度始めたらきっと和哉は夜中まで離してはくれないだろう。そんな時だけ弟感丸出しに柚希に我儘にふるまってくるのだから。
せっかく可愛いが騒がしい子どもたちがいないのだから、ゆっくり二人きりの時間を楽しんだり、見たかった映画もある、やり残した家事を片付けたり、明日も朝からしっかり起きて洗濯や買い物も行きたい。
普段は子どもたちとキャッキャわいわい言いながら入っている風呂。視界に入る壁に取り付けられたネットには風呂用の玩具が入れられ、アヒルのおもちゃと目が合う。すると子どもたちを思い出してまた恥ずかしさが込み上げた。
(いい大人が風呂場で盛って、恥ずかしい)
柚希はしつこいほど舐られる接吻から逃れ、さらに逃げを打ち腰をよじって後ろを振り返ったが、逆に和哉に腰の辺りを抱え上げ、逃げられなくなってしまった。そのうえ腰に押し付けられた和哉のものの形の変化は明らかだ。
「ひうっ」
「ああ……。柚希、すごくいい匂い。ねえ、ここでこのまましたい、駄目?」
「だ、めぇ」
(今日の和哉、蜜希ぐらい、甘えたで、ワガママっ!)
帰り道は爽やかなポロシャツ姿のすまし顔で柚希をあんな風に労わってきたくせに、今では自分が一番柚希を困らせてくる。
和哉の唇や鼻先が首筋の辺りにまさぐるように当たり、腰の辺りには彼の長大なものが重たく押し当てられ、蕾を今にもこじ開けられそうだ。その上、あの金木犀のように芳醇で夏場には重ために感じるフェロモンが漂ってきて、足がわなわなと震え力が入らなくなったところを、腰をグイって持ち上げられ僅かに足を開かされる。
「じゃあ、柚希がいいって言うまで、こっちで慰めて?」
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