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第二部 ありがとう、おめでとう よろしくね
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柚希が啼きながら懇願したというのに和哉は止める素振りも見せない。それどころが規則的に攻め立てる手をさらに速めて追い込んできた。
布の擦れる強烈な感覚にいやらしい水音、荒く狂おしい和哉の吐息。
それらすべて柚希も煽られ、蜜壺が緩み潤み、そして蕩けて伝う感覚に身悶えた。
「ひぃっ」
和哉自身興奮しきっていて、今すぐに柚希の身体を奪いたくてしょうがないのだろう。その激情をなんとか逃そうと、身体をかがめて柚希の急所ともいえる頸の近くを舐め、甘噛みを繰り返してくる。
それが互いにもうどうしようもない程感じてしまい余計に頭に血が登ってきた。
「兄さん……。柚希!!!」
暗闇の中その一点にだけ目印の如く火が灯ったように、柚希の頭の中には陰茎の先のそこだけしか頭に浮かばない。感覚せり上がる感覚はもはや爆発寸前にまで高まり、腰が自然に動くことをやめられない。
「無理!!! も、だめ!」
柚希は自分でも止められぬまま腰を突き立て、全身にがくがくと震えを伝わせながら、ついには何ともつかぬ熱い液体を愛する弟の目の前で迸らせてしまった。
「も、漏らした……」
和哉は今だ痙攣が止まらぬ止まらぬ薄い腰の上に流れた、サラサラとした液体を指に掬い上げて、それをわざわざ柚希の目前に晒して指先をぺろっと舐めとった。
「なっ! なにして!!」
「……潮、沢山だせたね? 上手だったよ? 気持ちよかった?」
弟の普段よりもさらに色気のました美しい微笑みと、あまりに淫靡な仕草に、震えが止まらない。
「さいてい、かずの、馬鹿、きらい」
涙声で、というより殆ど泣きぬれながら和哉を詰る。流石に弟の悪ノリか……もしくは憂さを晴らすような行為に怒りが込み上げてきて、ついそんな悪態をついてしまう。
和哉は兄の媚態や必死の嬌声に煽られ荒い息を吐いたまま、準備よく寝室に置かれていたタオルで身体を拭ってくれた。
そのまま和哉は柚希の手首を戒めていたタオルを手早く外して、片手を柚希の冷たくなった指先に指を絡めて握ると、背中に手を回して柚希の上半身を抱き起し、ぎゅっと抱きしめて顔中に口づけてきた。
布の擦れる強烈な感覚にいやらしい水音、荒く狂おしい和哉の吐息。
それらすべて柚希も煽られ、蜜壺が緩み潤み、そして蕩けて伝う感覚に身悶えた。
「ひぃっ」
和哉自身興奮しきっていて、今すぐに柚希の身体を奪いたくてしょうがないのだろう。その激情をなんとか逃そうと、身体をかがめて柚希の急所ともいえる頸の近くを舐め、甘噛みを繰り返してくる。
それが互いにもうどうしようもない程感じてしまい余計に頭に血が登ってきた。
「兄さん……。柚希!!!」
暗闇の中その一点にだけ目印の如く火が灯ったように、柚希の頭の中には陰茎の先のそこだけしか頭に浮かばない。感覚せり上がる感覚はもはや爆発寸前にまで高まり、腰が自然に動くことをやめられない。
「無理!!! も、だめ!」
柚希は自分でも止められぬまま腰を突き立て、全身にがくがくと震えを伝わせながら、ついには何ともつかぬ熱い液体を愛する弟の目の前で迸らせてしまった。
「も、漏らした……」
和哉は今だ痙攣が止まらぬ止まらぬ薄い腰の上に流れた、サラサラとした液体を指に掬い上げて、それをわざわざ柚希の目前に晒して指先をぺろっと舐めとった。
「なっ! なにして!!」
「……潮、沢山だせたね? 上手だったよ? 気持ちよかった?」
弟の普段よりもさらに色気のました美しい微笑みと、あまりに淫靡な仕草に、震えが止まらない。
「さいてい、かずの、馬鹿、きらい」
涙声で、というより殆ど泣きぬれながら和哉を詰る。流石に弟の悪ノリか……もしくは憂さを晴らすような行為に怒りが込み上げてきて、ついそんな悪態をついてしまう。
和哉は兄の媚態や必死の嬌声に煽られ荒い息を吐いたまま、準備よく寝室に置かれていたタオルで身体を拭ってくれた。
そのまま和哉は柚希の手首を戒めていたタオルを手早く外して、片手を柚希の冷たくなった指先に指を絡めて握ると、背中に手を回して柚希の上半身を抱き起し、ぎゅっと抱きしめて顔中に口づけてきた。
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