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第二部 ありがとう、おめでとう よろしくね
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(なにこれ……、なにこれ??!)
ずっとずっと、気持ちいい。
イキたくて堪らないのに、イケない。その上射精感というよりも尿意に近い感覚がせり上がってきて、爆発しかけて腰が動く。そんな変化を和哉は目ざとくみつけて、意地わるくぴたりと手を止める。
兄が潤み切った瞳をただ自分にだけ向けてくるのが和哉は愉快でたまらない。
「か、ずぅ」
「この飾りには晶先輩も触ったよね? 沢山可愛がってもらった? 昔より、ぷっくりしていていやらしい形してる。……妬けるな」
すすり泣きに近い声を上げると、和哉が意地悪く柚希の胸の先をぴんと指先で弾く。
(それは、お前がしつこくしゃぶるからああ!)
その刺激で恥ずかしくも達しかけて足を閉じようともがくが、太腿に和哉の爪が食い込むほどさらに広げられて敏感な鼠径部をそよぐ様に触られて、柚希はまたもがく。
再び今度は指先だけで敏感になりすぎて辛いさきっぽをぬちぬちと輪を描くように弄られ、ついでにきゅっとすでに赤く熟れた乳首の先を摘まみ上げられた。
「ひいっ それ! もお、いやあ!!」
「先輩とこんなふうに触りっこはした? 柚希はすぐ可愛い声で喘ぐから、こっちは、ずっと、たまんない気持ちになるよ。ああ……。柚希の中に入りたい。こんなに濡れてΩの香りが駄々洩れの柚希と……。最後までしてないなんて……。ほんと、疑わしいなあ。こんなに感じやすくて可愛い柚希を前に、理性が持つと思えないよ。僕なら閉じ込めてどこにも出したくない。誰にも触れさせたくない。奪わせない」
甘く柔らかな口づけと、一方的に触れられるだけの穏やかなやり取り。
晶との間にこんなに激しく狂おしい思いをしたことはなく、気が変になりそうだ。
「……あきらはぁ、こんなこと……しない」
柚希から居場所を奪わぬために我慢をし続けて、奪うように番にせずに結果手放した優しい晶。
止まぬ責め苦に朦朧としたまま無意識に口走った言葉の意味の重たさを受け、瞳をぎらつかせた和哉には気がつかずに柚希は顔を桃色に染め、瞑目し、零れる悲鳴に似た嬌声を漏らして半ば唇を開いたまま、真っ白な身体に珠のような汗を浮かべて身悶える。
「ほかの男の名前なんて呼んでっ! どうなるか分かってる?」
和哉の荒い息が興奮を伝えてくるが、再び始まる痛いより辛い快感に苛まれ、柚希は自由にならぬ指先で宙を掻きむしりながら胸を突き上げて泣き出した。
「う…、ひ……。ううっ、で、でちゃう」
「でちゃうの? どっちがでちゃうのかな?」
顔を真っ赤に染めて、もはや涙をぽろぽろと零す柚希の涙をぺろりと舐めとり、和哉はさらに水音を激しくたてながら布を動かした。
「お、……でちゃおう」
「漏らしそうなの? 大丈夫だよ。ぐちゃぐちゃに汚しても僕が綺麗にしてあげるから」
「はずかしいぃ、やだ、やだあ、かず! ゆるさない」
「だせよ、僕に全部、見せろ」
ずっとずっと、気持ちいい。
イキたくて堪らないのに、イケない。その上射精感というよりも尿意に近い感覚がせり上がってきて、爆発しかけて腰が動く。そんな変化を和哉は目ざとくみつけて、意地わるくぴたりと手を止める。
兄が潤み切った瞳をただ自分にだけ向けてくるのが和哉は愉快でたまらない。
「か、ずぅ」
「この飾りには晶先輩も触ったよね? 沢山可愛がってもらった? 昔より、ぷっくりしていていやらしい形してる。……妬けるな」
すすり泣きに近い声を上げると、和哉が意地悪く柚希の胸の先をぴんと指先で弾く。
(それは、お前がしつこくしゃぶるからああ!)
その刺激で恥ずかしくも達しかけて足を閉じようともがくが、太腿に和哉の爪が食い込むほどさらに広げられて敏感な鼠径部をそよぐ様に触られて、柚希はまたもがく。
再び今度は指先だけで敏感になりすぎて辛いさきっぽをぬちぬちと輪を描くように弄られ、ついでにきゅっとすでに赤く熟れた乳首の先を摘まみ上げられた。
「ひいっ それ! もお、いやあ!!」
「先輩とこんなふうに触りっこはした? 柚希はすぐ可愛い声で喘ぐから、こっちは、ずっと、たまんない気持ちになるよ。ああ……。柚希の中に入りたい。こんなに濡れてΩの香りが駄々洩れの柚希と……。最後までしてないなんて……。ほんと、疑わしいなあ。こんなに感じやすくて可愛い柚希を前に、理性が持つと思えないよ。僕なら閉じ込めてどこにも出したくない。誰にも触れさせたくない。奪わせない」
甘く柔らかな口づけと、一方的に触れられるだけの穏やかなやり取り。
晶との間にこんなに激しく狂おしい思いをしたことはなく、気が変になりそうだ。
「……あきらはぁ、こんなこと……しない」
柚希から居場所を奪わぬために我慢をし続けて、奪うように番にせずに結果手放した優しい晶。
止まぬ責め苦に朦朧としたまま無意識に口走った言葉の意味の重たさを受け、瞳をぎらつかせた和哉には気がつかずに柚希は顔を桃色に染め、瞑目し、零れる悲鳴に似た嬌声を漏らして半ば唇を開いたまま、真っ白な身体に珠のような汗を浮かべて身悶える。
「ほかの男の名前なんて呼んでっ! どうなるか分かってる?」
和哉の荒い息が興奮を伝えてくるが、再び始まる痛いより辛い快感に苛まれ、柚希は自由にならぬ指先で宙を掻きむしりながら胸を突き上げて泣き出した。
「う…、ひ……。ううっ、で、でちゃう」
「でちゃうの? どっちがでちゃうのかな?」
顔を真っ赤に染めて、もはや涙をぽろぽろと零す柚希の涙をぺろりと舐めとり、和哉はさらに水音を激しくたてながら布を動かした。
「お、……でちゃおう」
「漏らしそうなの? 大丈夫だよ。ぐちゃぐちゃに汚しても僕が綺麗にしてあげるから」
「はずかしいぃ、やだ、やだあ、かず! ゆるさない」
「だせよ、僕に全部、見せろ」
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