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第二部 ありがとう、おめでとう よろしくね
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先ほどの刺激よりもさらに増した快感に柚希は堪らず、は、はっと喉だけで息をしながら小さなショーツの下に邪魔され思うとおりに開放されない陰茎がズキズキと痛んで仕方がない。
「……たまにはいいでしょ? こういうのも」
「やああ」
「やあ、じゃなくて。気持ちいいでしょ? こっちはどう?」
同じく、ローションをあの、紐パンの上からかけられ、両方の紐をほどかれてぶるっときつさから解放された。
「……」
思わず『かずや、触って、沢山擦って』と身もふたもなく叫びだしたくなる。だが嫉妬にかられた和哉に意地悪をされていると分かっているし、これはある種のお仕置なのだろうと感じて兄としての意固地さが手伝い、意地でもそんなことを口にできない。
満足が行くまで身体を与えても良いとは思ったが、柚希の方から歩み寄る気持ちにはなれなかった。
そんな柚希の気持ちを知ってか知らずか。和哉の形良い指先がつつっと柚希の裏筋を撫ぜていく。腰を跳ね上げて、だがまだイケない。
(イキたい、イキたい……)
「兄さん、出したそうだね? 先っちょも、もう、とろとろ、気に入った?」
腰を動かし、すぐさま和哉の指先に自分自身を夢中で擦り付けてしまって、それを揶揄われてしまった。
柚希にとって檻のように自由を奪う、甘い甘い和哉の香りは金木犀に似ていて……。
いつだって柚希の理性を奪う芳醇なそれに包まれると訳が分からなくなってしまうそうだ。
懸命に擦り付けていたのに、和哉に手を離されてしまった。それでも腰が止まらず、空しく腰を動かしてしまう。はちきれんばかりに勃起しているのに、放てないもどかしさに気が狂いそうだ。
しかし足元が見えない柚希をいいことに、和哉はさらなる責め苦に打って出てきた。
ローションを浸した黒い淫靡な下着。
それを亀頭の先におもむろに充てられて柚希は声を上げて『ひああ』とあらぬ声を上げた。
「ねえ、兄さん? 晶先輩とはどこまでしてたの?」
和哉がにたり、と笑い乍ら、いたぶる様に手を動かし始める。
滑らかに動く薄い化学繊維の下着を亀頭に押し付けながらくるくるとその先だけを責め立てる。
「ひぃ、ああ、ああああ……」
突然目も眩むような、しかし信じられないほど狂おしい快感に苛まれて柚希はもはや声を止められなくなってしまった。
「……たまにはいいでしょ? こういうのも」
「やああ」
「やあ、じゃなくて。気持ちいいでしょ? こっちはどう?」
同じく、ローションをあの、紐パンの上からかけられ、両方の紐をほどかれてぶるっときつさから解放された。
「……」
思わず『かずや、触って、沢山擦って』と身もふたもなく叫びだしたくなる。だが嫉妬にかられた和哉に意地悪をされていると分かっているし、これはある種のお仕置なのだろうと感じて兄としての意固地さが手伝い、意地でもそんなことを口にできない。
満足が行くまで身体を与えても良いとは思ったが、柚希の方から歩み寄る気持ちにはなれなかった。
そんな柚希の気持ちを知ってか知らずか。和哉の形良い指先がつつっと柚希の裏筋を撫ぜていく。腰を跳ね上げて、だがまだイケない。
(イキたい、イキたい……)
「兄さん、出したそうだね? 先っちょも、もう、とろとろ、気に入った?」
腰を動かし、すぐさま和哉の指先に自分自身を夢中で擦り付けてしまって、それを揶揄われてしまった。
柚希にとって檻のように自由を奪う、甘い甘い和哉の香りは金木犀に似ていて……。
いつだって柚希の理性を奪う芳醇なそれに包まれると訳が分からなくなってしまうそうだ。
懸命に擦り付けていたのに、和哉に手を離されてしまった。それでも腰が止まらず、空しく腰を動かしてしまう。はちきれんばかりに勃起しているのに、放てないもどかしさに気が狂いそうだ。
しかし足元が見えない柚希をいいことに、和哉はさらなる責め苦に打って出てきた。
ローションを浸した黒い淫靡な下着。
それを亀頭の先におもむろに充てられて柚希は声を上げて『ひああ』とあらぬ声を上げた。
「ねえ、兄さん? 晶先輩とはどこまでしてたの?」
和哉がにたり、と笑い乍ら、いたぶる様に手を動かし始める。
滑らかに動く薄い化学繊維の下着を亀頭に押し付けながらくるくるとその先だけを責め立てる。
「ひぃ、ああ、ああああ……」
突然目も眩むような、しかし信じられないほど狂おしい快感に苛まれて柚希はもはや声を止められなくなってしまった。
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