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ズルくて愛しい、僕の番
狡くて愛しい、僕の番7
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(重たい……。カズくん。大きくなった)
小さな頃はまだ背中にこうして飛び乗ってきてもころんっと寝返りを打ったら寝台に転げ落とすことも可能だっただろう。
だが今はもう、寝台に伏す柚希の掌は痛みを感じないまでも上からおさえつけられていてびくともしない。
(もう逃げられない……。俺、一生、和哉のものになるんだ)
狂おしい気持ちと沸き立つ興奮で身体はますます熱くなり、つながったままの一点が甘く時には辛い程の疼きを疼きを柚希に送り続ける。
続く口づけにそのまま舌を絡め吸い上げられながら、ぐりぐりっとすぐに奥まで長大な弟のもので想いの強さを身体に刻みつけられて柚希は息を大きく吸い込むと、「ひぃ」っと声を漏らして身悶える。
「柚希、動くよ」
遠慮なく奥まで貫かれていく道すがら、先ほど散々焦らされたイイところを摺り上げられてびくっと身体を震わせると、柚希がその快感を貪ろうと意識する前にいきなり激しい抜き差しが始まった。
そのまま今度は奥までとんとんとんとリズミカルに叩かれるのがもう気が触れそうになるほど心地よくて、柚希は黒髪を振り乱して白い背中をよじりながら身悶えた。和哉はそんな兄の姿にさらなる欲を呼び起こされて、両手で腰を掴むと激しくピストンをはじめた。
初めは顔を上げられていた柚希も、どんどんと高く腰を抱え上げられ、片膝すら立てて激しく犯してくる和哉の勢いに飲まれて、布団に顔を押し付けた体勢になってくぐもった声を漏らす。
腰を思うさま打ち付けてくる和哉の放埓さがなんだか小さな悪戯をしては柚希に気づいてもらえて笑い転げていた、あの幼い頃の無邪気な雰囲気と似て感じてしまう。
それは本当に和哉が積年の想いを成就し、なぜかこみあげる笑い声を抑えられずに自分を犯しているのだとはもう柚希は気が付くことができなかった。
柚希自身はもう悲鳴なのか嬌声なのか自分でも分からぬ声をあげ、そこからはもうゴールに向かって一直線に進もうとするかのような絶え間ない猛攻を受ける。何度後ろで達し、おつりで前までも何度爆ぜたのか分からぬし、和哉も達して達してもすぐに挑んできたのでこれが何度目かの交接かも分からない。
いわゆる発情期に入った身体はより柔らかく弟を包みつつ、イクたびに締め付け軟体動物のように正体をなくした身体はそのたびに弟の腕に強引に抱え上げられた。
もう時間の感覚も、ここがどこなのかも忘れ始めた頃、耳元で低く滑らかで項の髪の毛が逆立つほどぞくぞくするほど良い声で和哉が囁く。
「柚希、ずっと傍にいるよ?」
それは幼い日に誓った約束。もう半ば意識がもうろうとした柚希の薄紅色に染まった項に牙を突き立てて、か弱い悲鳴を上げた兄の声を耳に天上の調べのように聞きながら、和哉は尻の筋肉を蠢かせて思うさま腰を振り、その奥ですべての欲をいつまでもいつまでも注ぎ込んでいった。
小さな頃はまだ背中にこうして飛び乗ってきてもころんっと寝返りを打ったら寝台に転げ落とすことも可能だっただろう。
だが今はもう、寝台に伏す柚希の掌は痛みを感じないまでも上からおさえつけられていてびくともしない。
(もう逃げられない……。俺、一生、和哉のものになるんだ)
狂おしい気持ちと沸き立つ興奮で身体はますます熱くなり、つながったままの一点が甘く時には辛い程の疼きを疼きを柚希に送り続ける。
続く口づけにそのまま舌を絡め吸い上げられながら、ぐりぐりっとすぐに奥まで長大な弟のもので想いの強さを身体に刻みつけられて柚希は息を大きく吸い込むと、「ひぃ」っと声を漏らして身悶える。
「柚希、動くよ」
遠慮なく奥まで貫かれていく道すがら、先ほど散々焦らされたイイところを摺り上げられてびくっと身体を震わせると、柚希がその快感を貪ろうと意識する前にいきなり激しい抜き差しが始まった。
そのまま今度は奥までとんとんとんとリズミカルに叩かれるのがもう気が触れそうになるほど心地よくて、柚希は黒髪を振り乱して白い背中をよじりながら身悶えた。和哉はそんな兄の姿にさらなる欲を呼び起こされて、両手で腰を掴むと激しくピストンをはじめた。
初めは顔を上げられていた柚希も、どんどんと高く腰を抱え上げられ、片膝すら立てて激しく犯してくる和哉の勢いに飲まれて、布団に顔を押し付けた体勢になってくぐもった声を漏らす。
腰を思うさま打ち付けてくる和哉の放埓さがなんだか小さな悪戯をしては柚希に気づいてもらえて笑い転げていた、あの幼い頃の無邪気な雰囲気と似て感じてしまう。
それは本当に和哉が積年の想いを成就し、なぜかこみあげる笑い声を抑えられずに自分を犯しているのだとはもう柚希は気が付くことができなかった。
柚希自身はもう悲鳴なのか嬌声なのか自分でも分からぬ声をあげ、そこからはもうゴールに向かって一直線に進もうとするかのような絶え間ない猛攻を受ける。何度後ろで達し、おつりで前までも何度爆ぜたのか分からぬし、和哉も達して達してもすぐに挑んできたのでこれが何度目かの交接かも分からない。
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もう時間の感覚も、ここがどこなのかも忘れ始めた頃、耳元で低く滑らかで項の髪の毛が逆立つほどぞくぞくするほど良い声で和哉が囁く。
「柚希、ずっと傍にいるよ?」
それは幼い日に誓った約束。もう半ば意識がもうろうとした柚希の薄紅色に染まった項に牙を突き立てて、か弱い悲鳴を上げた兄の声を耳に天上の調べのように聞きながら、和哉は尻の筋肉を蠢かせて思うさま腰を振り、その奥ですべての欲をいつまでもいつまでも注ぎ込んでいった。
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