仔犬のキス 狼の口付け ~遅発性オメガは義弟に執心される~

天埜鳩愛

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登場人物紹介 

登場人物紹介と今後の予定

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<今後の予定>11月8日追記
こんにちは。少しずつお気に入りも増えてきて嬉しいです。
そしてお気に入りや感想の力の凄さをひしひしと感じております。ありがとうございます。
気に入っていただけましたら是非是非応援よろしくお願いします。


☆パヒューム・ディライトという番外編を並行してアップしております。
 和哉と柚希が中学生と小学生、義理の兄弟になる目前のお話です。

 第一部完結!!
 ハロウィン番外編(10月末~3日まで)
 第二部連載中です
 バレンタイン番外編
 夏祭り番外編(第二部終了後の世界線です)



一ノ瀬 柚希(受け)   
街のドーナツ屋で働く24歳。ロードバイクでチャリ通勤してます。
鳩愛が昔仕事をしていたドーナツ屋さんがモデルです。ファンシーで可愛いドーナツを扱ってました。
10キロの粉袋動かすのが大変で、知恵を絞りましたね。
柚希は軽々動かして女子の羨望を浴びてそうです。
高校生の時の一次検査ではぎりβ判定を受けていたのにも関わらず、二十歳を過ぎていきなりΩ判定を受けたため運命が大きく変わってしまいました。
身長は175cm超。中高とバスケ部だったのですらりとしつつ引き締まった体型。現役時代よりは筋力は衰えたとはいえ、今でも10キロの粉袋を動かせる隠れ細マッチョ。
黒髪、色白、黒目勝ちのぱっちりとした二重。
まん丸の目ではなくて、眦はすっと涼し気で真ん中の辺りがぱっちりとひらく華やかな目元。口元も品が良く薄からず厚からず。黙っていれば賢そうな楚々とした美貌だけど、大口を開けて笑い、ふざけたことも言って周りを明るくします。

結構モテてきましたが、自分から告白したことはなし。誰とでも男女ともに仲良くなれるタイプなので沢山の人から思われていたかと思いますが、自分は弟と家族が一番大好きなブラコン、マザコン、ファザコンです。
それには柚希が何より家族を大切と思うようになった土壌がありまして、支倉柚希と母桃乃の母子と一ノ瀬敦哉と父和哉の父子は再婚同士で兄弟になってます。

基本的には優柔不断で押しに弱いタイプで優しくて思いやりがある。
『好きです』と押されたら『好きかも?』となってしまうちょろいところがある。学生時代はとにかく騒がしいぐらいに明るくて周りをいつでも元気づける存在でしたが、あることがきっかけにそこに蔭が落ちるように。
本人自体の気質は変わっていないので根は『ちゃんとしよう、しっかりしよう、どうにかしよう』と頑張りがちです。
くよくよ迷うのに決断しようとしたときは迷う不安に向き合うことを恐れて一気にそっちに突き進むという癖があり、恋人の晶や弟の和哉を翻弄します。


一ノ瀬和哉(攻め1) 21歳 
柚希の三つ年下。今183~5センチぐらいでまだ成長中。
大学生になってもう就職も決まりそう、成人もしたので、やっと兄に追いついたと気持ち的に思っています。
小さな頃は女の子みたいに可愛らしい顔立ちをしていて(小4ぐらいまで)背丈も高いけど髪もちょっと長めで美少女感満載でした。

瞳の色はごく薄い茶色(琥珀色) 黄色っぽくも見える程で綺麗な硝子玉みたいな目です。目鼻立ちは彫が深くて背も高く手足も長くて、日本人離れしてます。よくハーフ?と聞かれますが違います。

小5ぐらいからさらにぐいぐい身長が伸びて髪を切ると一気に王子様度がましまし。女の子からもてもてに。
バレンタインの日に和哉にチョコを渡しに来る女の子を捌くのが大変だったとか。当の和哉は料理上手の兄が作ってくれたチョコブラウニーを一番嬉しそうに食べていました。

いつもニコニコと穏やかでご機嫌な青年。喋り口調はチャラくない程度に明るくて一人称は『僕』。 
柚希は小さな頃の和哉はポメラニアン、育ちきってからはわふわふいうゴールデンリトリバーみたいに見えてます。
和哉は可愛いワンちゃんでしょうか? 果たしてその本質は……。
見た目よりずっと腰のある明るい茶色(光に透けると金色っぽくも見える)髪の毛を柚希がわしわし撫ぜてやるのが好き。
和哉も柚希に撫ぜられるのが好き。後で明かされますが多分手フェチ。


佐々木晶(攻め2) 23歳。
柚希のバスケ部時代の後輩、和哉の先輩。184cm。
三人は同じ高校のバスケ部出身ですが、和哉と柚希は在学中は一緒に通えてません。年齢差が三歳あるため。

柚希の代のバスケ部がちょっと秀逸な人材が薄い代だったので、強かった三年生が引退後、即戦力として一年生ながら柚希のチームメイトになりました。

この頃からすでにαの風格を漂わせるがっしりしたイケメン。黒髪を短く切ってて眼光も鋭め、厳つくて近寄りがたい雰囲気でバスケ部内で浮きかけたところを、人懐っこい柚希があれこれと面倒を見て居ました。柚希といる時は穏やかなふわっとした雰囲気を醸し出していたので、次第に周りとも打ち解けていきました。

学生時代彼女もいたし、後輩はおろか柚希の代の女子からもひっきりなしに告白されていた姿を見て居たので、柚希はなんで晶が自分と付き合う気になったのか疑問でした。
最初告白された時、そもそも昔面倒を見てあげた恩を感じて、普通のβに近い生き方をしたいと番をもって発情期を軽くしたいと考えていた柚希を、好意で番の一人に加えてくれようとしているのかな? ぐらいの感覚でした(αは番を何人でも持てるので)。
Ωは一人しか番えないので不利にならない様に番になったらきちんと届け出を出します。近年では婚姻関係と平等(あるいは上)に扱われます。

しかし正直、いつか晶に本当に好きなΩができた時自分の存在が重荷になるのでは……。と薄々柚希は申し訳なく思っていて、発情期が軽くなるのは嬉しいけれど、好意に甘えるべきか迷ってます。そして番になるのが怖いという本能的な恐怖も……。

という三人による三角関係から始まる、
愛おしい執着の物語スタートです。

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