八尋学園平凡(?)奮闘記

キセイ

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第27話 地獄の3日間だってよ② ーR

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眠気を覚ましてやる?
何やるつもりなんだろう悪鬼は。

微睡みながらぼーっとしていると、悪鬼は壁から生えたスナップフックから鎖を外し、俺をひっくり返し、カチャリとまた掛けた。

されるがままの俺は自分の体勢が悪鬼に背中を向ける形になっているとぼんやりながらも理解する。そしてお腹を持ち上げられ、ぐてりとしながらも四つん這いにさせられた。

.....なんか土下座してるみたい。


「なぁ設楽.....奥まで入れるな?」

「お、く.....?」


奥ってなに?
さっきのが一番奥じゃないの?

ノロノロと振り向き悪鬼を仰ぎ見る。
あっ、嫌な予感。とてつもない嫌な予感。
舌なめずりをしていた悪鬼とバチりと視線が合い、ニタリと笑われた。


「.....ごめんなさい。」

「なんで謝んだよ。」

「許してください。お、お願いします。」

「.....ほら気張れ。」

「ひにっ!?」


腰をゆっくり引かれヌロォォォと音を立てながらチンコが出ていく。もう、音がエロすぎて俺は羞恥で死にそうだ。

悪鬼は腰を引かせたと思ったら、ゆっくりとまた沈めていく。


「ふっ、んん....はっ、はっ、ひぃぁ、うぎぃ」

「はぁ、設楽......奥にっ」


ぐぷっ


「ぁ?」


俺の尻に悪鬼の陰毛らしきものがピタリとくっついたと思ったら、身体が一斉に粟立った。

視界がグルンと回り星が散る。


「あ''っぁ''ぁ''あぁぁぁぁぁぁぁぁ!?!?!?」

「う''っ、ぐ」


ビュルビュルと精液を撒き散らし身体が痙攣する。だけど、イったのに身体のプルプルが治まらない。

な、なんだ今のっ。というか苦しい。お腹がグルグルしてるっ。


「お前結腸イケんのか。」

「むりっ、むりぃっ、抜いて、ぬけぇぇぇ!」


結腸?とにかく身体がおかしい!


「まだ入口突いてるだけだぞっ、く、ははっ、ピクピクしてすげぇいい。」

「んぎぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃっ!?!?」


入口?をグポグポと抜き差しされ、発狂する。
涙がハラハラと流れ、鼻水も溢れ出た。
おかしくなる。
さっきのセックスがまだ序の口のように思えるほどの快感。
そこを突かれるだけで俺のチンコからピュッ、ピュッと断続的に精液が吐き出される。


「きもひわりゅいっ、おにゃかが、おにゃかがへんっ、ふぅっ、ふっ」

「大丈夫だ、気持ちいいだろ?俺も頭がおかしくなるほど気持ちいっ、設楽....設楽っ」


グプンッ.....グリュッ、グリュッ


「やらぁ!もう''いぎだぐない''っ、やべでっやべでっ、~いぎゃぁぁぁっぁぁぁぁ!?!?」


グリグリッ


「いっでるっ、い''っでるがらっ!ま''っ、~~~~っ!!!!!」


シーツを引きちぎるくらいの力で掴み、頭をブンブンと振る。あまりの快感で全身を小刻みに震えさせた。
その時俺の身体に異変が起きていた。
イったのにチンコから精液がでない、イった後特有の倦怠感がない、そして.....連続でイった。

あ、俺この現象知ってる。
メスイキだ(泣)。

口から涎を垂らしながら茫然と真っ白なシーツを眺める。倒れ込みたいが未だにブツが俺の中にあるし、腰をがしりと掴まれてるから四つん這いを維持させられていた。


「は、ははは、くくっ、設楽ァ....初のメスイキおめでとう」

「うぐっ、ずびび.....ヒック......うぇっ、うぅ」


えぐえぐと泣く。こんなに泣いたのは久しぶりじゃないだろうか?
初めてのメスイキ.....実際自分の身に起こるとは思わなかった。
.....どういうものか知っていても怖い。一瞬チンコ壊れたのかと思ったもん。


「俺ももうイきそうだァ。......奥突くぞ。」


悪鬼はそう言って、腰を掴んでいた手を俺の身体に巻き付けるように抱きしめた。
耳元にハァハァと生暖かい吐息がかかって鳥肌がぶわりと立つ。

隙間無くピッタリとくっつかれ悪鬼の体温を感じるが、それを気持ち悪いと感じる余裕はなかった。それは、悪鬼の『奥を突く』発言に俺が恐慌状態に陥ったからだ。


「うべっ、まって、むりむりむりっ!おれもうイけなっ」


プチュッ


「あがっ、~~~~~~~~~~~!?!!!」

「だすぞっ.....ぐぅっ!!」

「はっ、あぁあ''ああぁぁ!?」


ドプドプと結腸内に注がれる精液の熱さにまた痙攣する。

こいつまじでおに.......。
この非道さ人間じゃない.....。

快楽責めってまさにこの状態なんだね、もうイき過ぎて辛い。休憩....休憩したいよ。
というか、どれくらい時間経ったんだろう?
実はもう2日目に入っていたりして.......有り得ないか。
でも1日も経ってないのにこのザマは笑えない。


「ほか事考える余裕あるみてぇだな?」

「!?ちがっ」

「何回イけるか数えといてやるよ。泣き叫んでも止めてやらねぇ。」


あ、俺死ぬわ。




グリグリ、グリッ

「う''オお''ぉおお''ぉぉぁああ.....」

「っ1回」


おなかがおかしい



グポッグポン、グポ、グプンッ

「ひっ、いぎゅっ、いぐ、けっちょうらめ''っ、ぁい''ぐ~~~っ!!」

「はぁ''っ~......2回目」


あ.....おなかんなかあちゅぃ
あれ?なんかしかいがかすむ



グリン、グリンッ、グチュ

「ふぎぃぃっ、ぉぁ.......」

「さっ、3回目」


こえだすのつらい
からだあつ......おなかぐるぐるしてるよ



にゅぷっ、ぐりっ、ちゅぷっ....

「げぶぉぉっ!?!?」

ビチャビチャっ

「っぐぁ!?.....おまえっ、くははははははっ、吐きながらイってんじゃねぇか!!吐くほど気持ちよかったのかァ?くくっ、4回目だ。」

「ぅ....ぐすっ、うぅ、ぉえ」


だれかたすけてください.....
だれか....だれか.....



グポンッ、ぐぷっ、チュポッ、ぐぶっ.....

「げぇ''イぐ、いぐぅ、いヴおえぇぇっっ」

ビチャビチャっ

「っっ、はっ、はっ......5回目。」


しんじゃう、しんじゃうよぉ






ーーーーーーーーーーーーーー


ぺしん


頬に痛みを感じ目を開けると悪鬼が俺に覆いかぶさっていた。真っ赤な瞳と視線がぶつかる。ドロドロとしていて俺を呑み込まんとするその瞳がいつも怖かった。呑み込まれたら逃げられなくなるような、そんな怖さ.......。
だから会う度いつも逃げていたのかもしれない。


「おっ、目が合った。へばんなっつったろ......。」


そういえば四つん這いだった体勢が仰向きになって、腕が最初みたいにY字型状態に戻ってる。


「こっからは優しくできねぇけど、まぁ頑張れ。」

「ぇ?」


俺は今耳を疑うようなことを聞いたぞ。『優しくできない』って言ったよね?
.......今までのは優しかったの!?あれで!?

足を抱えられ内腿にキスをされるが、その顔面蹴り飛ばしたくなった。
というか俺、途中から記憶ねぇんだけど、今何時?
何時間セックスしてんの?


「ほか事を考えんなつってんだろ?俺の事だけを考えろこの馬鹿が。学習能力ねぇのか?」

「馬鹿ってなんぁぁぁ!?」


こいつっ、話してる最中にチンコ挿れてきやがった!

ズブリとすんなり入ったチンコに俺は恐怖する。またあの地獄が来るのでは?と。


「くはっ、奥すげぇ突いたからすんなり届くなァ。んんっ、前立腺コリコリして気持ちいい....カリに引っかかってやべぇっ。」

「ひぎぃぃ、やめてっ、そこやめっ、いぁ、イくっ、イぐがら、イっっ~っ!!」

「前立腺擦りながら結腸突くとどうなるんだろうなァ?」

「!?やべでっ、あ''ぁぁぁぁぁっんぎっっ~!」

「っ、奥にだすぞ」

「いっで、るからっ、まらいっでる、か、らっ」


トプトプトプッ


「ひぐぁぁぁぁぁぁ!?」

「っ」

「うごがないで!!うごぐなっ、あ''あ''っん、おくやめでっ、おくはやらっ、おくぅ」

「はぁはぁはぁっ、なぁ、わす、れんなよ?俺とセックスしてるっ、今を!」

「いれないれっ、そこはっ、う''ぉぁぁぁっ」


鎖がカチャカチャカチャカチャと激しく揺れる。
脳が甘く蕩け、身体が常に痙攣し息をするのすら辛い。
手足をバタバタと快感を逃がすように振り回すが全然効果は現れず発狂する。

過ぎた快感は地獄だとはよく言ったものだ。まさにその通り、これが続くのならいっそひと思いに殺して欲しい。


「んぐっ、お前を強姦した奴なんてなぁっ、とっくにわかってんだよ!はっ、お前に執着してて、平気で暴力振るうクソは1人しかっ、いねぇ!」

「あ''んっ、あ.....ぁあっ、あっ、あっ、いっ~~っ」


なんで俺はセックスしてるんだろう?
快感に歯がカチカチと鳴り、自分という自我の境界線が曖昧になる。
セックスって俺を壊す行為なんだ。
漠然とそう思った。


「だがっ!ぐ....あいつはお前の記憶をっ、は、なかったことにした!ははっ、馬鹿だろあいつ。」

「けっぢょうだめっ、だめらっで、んぎっ、いっあ、イグっお''ぇぇぇっいぎゅぅっ~~」

ビシャビシャッ


俺の胃液なくなるんじゃない?自分の胸に吐き散らかしたゲロを見ながらぼんやりする。
俺って自分のゲロを喉に詰まらせて死ぬのかな?
あっ、あっ、ホントに死にそう.....。走馬灯が見えた気がした。


「あぁ....顔ぐちゃぐちゃだな。くくっ、きったねぇ。」

「んぶぅぉぉぇぇぇぇっっ」

ビチャビチャ.....


もうイきたくない、イきたくないよ。
ぼやけた視界にニタニタと笑う悪鬼の顔が見えた。
その真っ赤な瞳は、ひとみは............俺はこの瞳を知っている。
赤、紅、あか......くろ?
何かが思考をかすめる。


「汚ぇけど、可愛いなァ。」


狂気が俺を見ている。
真っ赤な狂気が、執着が俺を......殺そうとしている。


「忘れんなよ?お前を抱いたのは俺だっ。刻みつけろ。感触、快感....恐怖を。忘れるなんざ許さねぇ。」

「ぁ、」

「オラ、イけ」

「ひぐっ!?!?!?~~~~~っ.........」

「っぐぁ''」

「.........」

「.............搾り取る気かよ?ってもう聞こえてねぇか。」





ーーーーーーーーーーーーーー



「なぁ、どうしてあいつは俺の要求を呑んだんだと思う?」

「それは俺も不思議に思ってた。設楽なら何がなんでも徹底抗戦すると予想してたんだけどなぁ。まさかあんなあっさり了承するとは......。」

「.......記憶の忘却ってそう簡単にできるものなのか?しかもつい最近のことを。」

「設楽に強姦の記憶が無いことを言ってんのか?」

「あぁ。」

「記憶の忘却か.....実際に設楽がやってんだからできるんじゃねぇーの?」

「なんの代償もなく?」

「代償.....それが今回お前の要求を呑んだことと関係あんのか。」

「確信はねぇがな。強姦されたことあいつの身体は覚えてんじゃねぇの?だから無意識下で、『もう犯された身だし1回も3回も変わんないからセックス位いいんじゃね?』って思ってんだよ。多分。」

「うーん。性関係一気に緩くなったなぁ考え方が........。ん?もう休憩終わりか?」

「お前と話してる時間が勿体ねぇ。今から設楽の乳首開発すんだよ。」

「うわ.......程々にな。」

「それは無理だ。俺はやるときゃ徹底的にやる。」


進藤はそう言って寝室へ戻っていく彼の後ろ姿を見てため息を吐いた。


「本人は気づいてないのかねぇ?」


もう匂い云々関係なく設楽自身にハマっていることに。最初は匂いに比率が傾いていた。だが、いつの間にかその比率は設楽自身へと傾いている。

匂いなんて逆に付属品になってらぁ。


「それにしても先に済賀が動いたか.......。」


まさか設楽を強姦したのが済賀だとは思わなかった。あの会合の時にチビ.....三津谷をスルーしたのがダメだったな。

だが、あいつと喋ってると無性に殴りたくなんだよなぁ。
腐った話を聞かされるのも最悪だし、まともな話してもイラつくし......。
人をイラつかせる天才だなアイツは。
そんないじられキャラみたいなやつだが、無駄に優秀だ。頭も回る。


厄介だ.....。














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