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第9話 変態が出たってよ ーR
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あらかた青姦好きな変態共を駆逐した俺は満ち足りた気分で木の上に腰掛けた。
ふぅ、いい仕事した。
これでこのエリアの秩序は保たれた。
チラリと腕輪を見るとそこには25の数字が。
......察しているだろうが、この数字は俺が駆逐した変態共の数の一部だ。
カラーボール投げて撃退してくのに慣れて、あれ?これハチマキ取れるんじゃね?と思ってやっちまいました。
カラーボール投げる→相手は驚き固まる→素早く木から降りてハチマキとる→逃亡(俺が)
この流れが上手くハマったのだ。25という中途半端な数字になったのは3Pしようとしたアホが居たからです。あの時は固まったね。
もう色々と疲れた。最初は金券取ったるぞ!って思ってたけど、そんな元気がもうないんだ。
「疲れた.....」
「まぁあれだけ派手に動けば疲れるだろ。」
「いや、だってしょうがないじゃん。俺だって好きでやってんじゃ.....」
俺は誰と喋ってるんですかね?
バッと振り向くと木の枝に座り込む俺を覗き込むように悪鬼がすぐ後ろに立っていた。
......バランスいいね、っていうか重量オーバーじゃ?
バキッ!
「やっぱり!?」
「おっと、」
俺は転げるように着地をし、高さからの衝撃を逃す。だけど地味に身体が痛い!
無様に着地した俺に対し、悪鬼はシュタッと優雅に着地していた。『シュタッ』っとかリアルで聞いたの初めてだわ。ってか足痛くないの?その着地方法。片足だったよね?
俺は素早く立ち上がり悪鬼から距離を置く。この人の近くは危険すぎる。
なんでここにいるんだ?どうして俺のハチマキ(烏帽子)を取らなかった?
色んな疑問が湧き出るが、今1番気になるのは、
「なんですかその格好?」
「あ?」
悪鬼の格好は上下真っ黒だった。
上はジャケットみたいなやつだが、ボタンを上ら辺しか留めてないから臍から下丸見えだし、ズボンはゴテゴテとしていてアクセサリやベルト?が巻きついてる。
それだけならビジュアル系の人?で済むのだが、
何より真っ赤な頭から生える2本の捻れたツノが目の前の人が人間でないことを示している。
あのツノがハチマキ代わりか......。
「......悪魔?」
「はっ、どうだかっこいいだろ!」
「はぁ、まぁそうですね。」
確かにかっこいいけど、第一この人顔がいいじゃん。そりゃ何でも似合うよ。
ってかなんで悪魔?
俺らチェス駒持ちはチェス駒らしい格好してんのに悪魔のコスプレとか自由すぎない?
「会長は俺のハチマキ取らないんですか?」
気になることその2。
俺30ポイントだからね。結構お高いですよ?それなのに俺の背後に立った時、ただ見てるだけっていうのは謎だ。
「なんだよ取って欲しいのか?」
「いえ別に。.....あの~もしかして俺に何か用があるんですか?」
「あぁそうだな。お前に用がある。」
「へぇー..........」
シーン。
く、苦しい!このなんとも言えない空間にいるのが辛い!
悪鬼がニタニタしながらじっとこっち見てるのなんか怖いしっ、なんで喋らないの?俺に用があるんだよね?
まず、俺に何の用があるの?
俺、悪鬼に何かしたっけ?.......したね。
めちゃくちゃ心当たりあるわ。カラーボールとか、カラーボールとか、カラーボールとか。
うっ、でもあれはあっちから手を出してきたのが悪いんだし......。
「ぁ、あのなんで俺がここに居ると?」
「ん?そりゃこの森から蛍光色をベッタリ着けた奴らがいっぱい出てきたからなぁ。この森に誰がいるかなんて1発でわかるわ。」
「あはははは、はぁ....あのニヤニヤするのやめてくれませんか?」
怖いんで。
「お前すげぇな。」
「は?」
「そんな格好で木の上なんかに登ってよ、下から見たら丸見えだぜ?」
「?いや、別にパンツぐらい見えてもいいですし。」
「あ゛?」
え、急に真顔になって何!?どうしたの!?
俺はその変化が怖くて、逃げようと悪鬼に背を向け走り出した。
「まさかテメェ.....」
「ぎょぇ!?」
は、速っ!?
2歩しか足踏み出してないのに後ろから羽交い締めされてるんだけど!?
俺との間に距離あったよね?速すぎない!?
「離せ~っ!!っ!?どこ触ってるんですか!?」
こいつスリットに手突っ込んできやがった!
まっ、腰布、首元嗅ぐなっ、ちょ、触り方エロい!
耳元ではスンスンと匂いを嗅がれるし、スリットから手突っ込まれて脚触られてるしで、俺の何かが今確実に減ってっている!!
「っ、テメェなんでパンツ履いてんだよ!?」
「なんでパンツ履いてちゃダメなんですか!?」
何言ってんだコイツ!?っていうか耳元で叫ぶなよ!
なんでパンツ履いてるか聞くんだよ、変態か?
........そっかぁ、聞かれた人ってこんな気持ちだったんだ(泣)
くっそ、ブーメランだった......。
「その衣装パンツ不可だろ!?指示にちゃんと従えよ!」
「は!?な、なんで知って........まさかこの衣装デザインしたの会長?」
「そうだよ。だから脱げ。」
「何がだから脱げなんだよっ!?つうかテメェかデザインしたのは!?なんで俺だけこんな深くスリット入ってるんだよっ、恥ずかしいだろっ!」
「...何が恥ずかしいだ。さっきパンツくらい見えてもいいっつってたじゃねぇか。」
「馬鹿野郎!チラリズムで見えるパンツとただ覗かれたパンツとじゃ恥ずかしさが違うんだよ!」
俺はパンツ一丁姿を見られても堂々としてられる。だがこの衣装のようなスリットから生脚とパンツがちらりと見えるのは耐えられない!!変な感性とかお前(会長)が言うなよ?
まず、大衆に見せる服がパンチラっておかしんだ。いや、パンチラじゃないな。本来ならノーパンでこの衣装着るんだろうからチンチラか?
公衆猥褻罪で俺捕まっちゃうよ?
腰布あるから大丈夫だって?
.....この腰布役に立たねぇよ。さっき走った感じ的にピロピロすんだもん。ノーパンなら中見えてるよ。絶対。
そしてこの衣装最大の問題は神官服自体が風でめくれやすいということだ。
スリットは勿論害悪だったが、この衣装自体がクソだった。
まさか風が吹いてマリ〇ン・モンロー体験するとは思わなんだ......。なんでスカートみたいにめくり上がるんだよ?一瞬視界が真っ白になったんだが?
「なんだこのポンコツ衣装は!?見た目はいいかもしれんが着心地最悪だよ!!」
「俺がお前を思って作った衣装をボロくそ言うじゃねぇか?」
「当たり前だろ。.....ん?俺の為?」
「お前がビジョップだったからわざわざ卯月先生に交渉しに行ったんだぜ?」
なっ、なんて余計なことを!?
本来は卯月先生が担当だったのか?
本当になんて余計なことを!?(2回目)
「はぁ.....」
1回深呼吸し、心を落ち着かせる。じゃないとこの後に聞く質問の答え次第では正気を保てなくなるかもしれない。それだけに答えを聞くのが怖くもある。
「......なんで俺だけこんなスリットでノーパン指示だったんだ?」
この衣装のどこら辺が俺の為なのか。さぁなんて答える?
もう既に嫌な予感がするんだけど.......。
「そりゃあお前、俺の都合がいいからだよ。」
「都合?俺の為に作ったって言わなかったか?」
「違ぇ。お前を思って作ったんだ。」
「へぇ(いや意味わからん).....。もう離してくんない?」
俺としてはもうこの衣装の事で言い合うのに疲れた。そして、未だに羽交い締めされている状況から解放して欲しい。
さっきから顔ちけぇし。
なのにコイツは俺を離すどころか強く締め付けてきやがった。しかもなんか語りだしたし。
「俺はお前の恥ずかしがっている姿を見たかったのにっ、ノーパンじゃないなんて!腰布だってチンポが感じやすい素材で作ったって言うのによ。パンツ履いてたら意味ねぇじゃねぇか!」
「悪質すぎるだろ!?なんだよその腰布はっ!?お前頭おかしいんじゃないのかっ?俺がもしノーパンだったらずっと勃ったまま過ごすことになるだろ!?」
「それが狙いだったんだよ。なのにお前はパンツ履きやがって!」
「とんだ辱めじゃねーか!?俺に恨みでもあんのか!?」
「クソっ、予定とは違うがまぁいい。」
不穏な手の動きを感じ俺はじたばたする。だってコイツ俺の内腿撫でてくんだもん(泣)
「おい!?何する気だっ?まさかナニじゃないよな!?っ、どこに手ぇ突っ込んでっ!!!?!?!?!?」
パ、パンツ下げられた!?
うっそマジでなにしてんの?
俺は急所を腰布の上から握りこまれ暴れていた身体をピタリと停止させる。
.......嘘だよね?やめてよ........。
「手、離せ....これ以上は冗談じゃ済まされなっああぁぁぁあ!?!?まっ、んん!」
「うぁ、すげぇクるな。これはやべぇ。」
「動かす、なっ、あっぁあぁぁ!?」
何言って??
いや、それどころじゃないぞ俺!
チンコ握られ、少し扱かれただけフル勃起とか.....
ヤバい。腰布のチクチクした感触が気持ちよくて、頭おかしくなりそう。
俺は何とか逃げようと前屈みになるが会長背高いからそんな効果ないし、会長の腕に爪を立てたら両腕を片手でまとめられて完全に動き封じられたしで、絶体絶命。
「やめっ、んぁ、ダメだって!」
「ん~?」
小さな水音が森に響き渡り、それが俺の羞恥を煽って更に身体をおかしくする。
「あぁぁっ、もぅ、イっちゃっ~~~!!」
チカチカする視界。力の抜ける身体。この脱力感。
あぁ最悪だ。この悪鬼の手でイかされるなんて....。もう死にたい(泣).........。
「うぅ、さいあく。もう離せよっ、俺を辱めて満足しただろ!?」
「お前.....イき顔めちゃくちゃ可愛いな。」
「は?....っぁ!?は、なせっぁ、なんでっ!?」
また動かされる手に絶望。
扱かれ、またフル勃起する自分のチンコが憎い。
あ、やばい立ってらんねぇ。
足がガクガクで立ってられなくなったため、地面に膝をつこうとしたら後ろから急に引っ張られ身体が傾いた。
「え?」
「ちっせぇ。ちゃんと食ってるか?」
なんで俺、悪鬼の脚の間に座ってんの?
....これどうやったって逃げられない格好じゃ?
「オラ、もう1回イっとけ。」
「な゛っ!?うぁっ、はぅ、やめ、ぁイ、くっっ!」
痙攣する腰。なんかもう力入んねぇ。誰か助けて。天誅されてもいいから、とにかくこの状況を何とかして欲しい.....。
強すぎる快感にすぐイってしまう。身体辛い.....。
「あ~堪んねぇ......。」
「ぅそでしょ?まって!?今、イったばかりだからっああぁぁ!?ひぁあっ、」
コイツ(怒)。ホントやばいから。腰布のせいか知らないけどチンコピリピリしてる......。
しかもイったばっかで感じやすいっていうね、もう本当に死ねよ。
「待っ、またイっちゃうからっ、まっ、あぁぁ~~~っ!?.....................く、そや、ろうがっ!マジでっ」
「こっち向け。」
「いだっ!?んちゅ.....!?!?」
は?
いきなり首を後ろ向かせれたと思ったら唇に.....。
お、俺のファーストキスが(絶望)。
「ふぶっ!?」
「ん」
舌がっ、舌がっ入ってきた!?
舌がニュルニュルと俺の口内を暴れ回り、荒らしていく。上顎も歯茎も全てを嬲られ唾液を注がれるが、俺はそれを飲み込まないよう口端から出そうと奮闘する。だが俺のそんな行為を許さないとでもいうように舌を絡め取られ擦られた。
俺と悪鬼の荒い息遣いが静かな森に木霊する。
体が熱くなってきたし、頭もぼーっとしてきた。
......俺なんで悪鬼とキスしてんの?
あ、ゲーム中だっけ?2年生はどれくらいのポイント集まったのかなぁ.....。
金券......済賀君は無事かな?
ぶっちゃけ彼がやられるイメージ全然湧かないんだけどね。倒せる奴がいるなら見てみたいわ。
「んぎっ!?」
「はっ....考え事かァ?随分と余裕じゃねぇか」
チンコを強く握られハッとする。
「あ゛ぁ!?!!あぁっっぁぁああぁ!?それやだっ、それやめでっ!!」
俺が何か言う前に悪鬼は俺の鈴口をグリグリと指で押しつぶすように動かす。瞬間絶叫した。
首を振り錯乱したかのように暴れるが、抱き込まれている形のせいか身体がピクリとも動かない。
「やめでっ、チンコおかし、くなるっ、あぁぁあああっ!」
「はは、っ俺もやべぇ。ほらイっちまえ。」
「あっ、ぁっっっ~っ...........」
あたまがぱーんとはじけてしかいがまっしろ。
俺は硬いものが背中に押し付けるられるのを感じながら意識を失った。
ふぅ、いい仕事した。
これでこのエリアの秩序は保たれた。
チラリと腕輪を見るとそこには25の数字が。
......察しているだろうが、この数字は俺が駆逐した変態共の数の一部だ。
カラーボール投げて撃退してくのに慣れて、あれ?これハチマキ取れるんじゃね?と思ってやっちまいました。
カラーボール投げる→相手は驚き固まる→素早く木から降りてハチマキとる→逃亡(俺が)
この流れが上手くハマったのだ。25という中途半端な数字になったのは3Pしようとしたアホが居たからです。あの時は固まったね。
もう色々と疲れた。最初は金券取ったるぞ!って思ってたけど、そんな元気がもうないんだ。
「疲れた.....」
「まぁあれだけ派手に動けば疲れるだろ。」
「いや、だってしょうがないじゃん。俺だって好きでやってんじゃ.....」
俺は誰と喋ってるんですかね?
バッと振り向くと木の枝に座り込む俺を覗き込むように悪鬼がすぐ後ろに立っていた。
......バランスいいね、っていうか重量オーバーじゃ?
バキッ!
「やっぱり!?」
「おっと、」
俺は転げるように着地をし、高さからの衝撃を逃す。だけど地味に身体が痛い!
無様に着地した俺に対し、悪鬼はシュタッと優雅に着地していた。『シュタッ』っとかリアルで聞いたの初めてだわ。ってか足痛くないの?その着地方法。片足だったよね?
俺は素早く立ち上がり悪鬼から距離を置く。この人の近くは危険すぎる。
なんでここにいるんだ?どうして俺のハチマキ(烏帽子)を取らなかった?
色んな疑問が湧き出るが、今1番気になるのは、
「なんですかその格好?」
「あ?」
悪鬼の格好は上下真っ黒だった。
上はジャケットみたいなやつだが、ボタンを上ら辺しか留めてないから臍から下丸見えだし、ズボンはゴテゴテとしていてアクセサリやベルト?が巻きついてる。
それだけならビジュアル系の人?で済むのだが、
何より真っ赤な頭から生える2本の捻れたツノが目の前の人が人間でないことを示している。
あのツノがハチマキ代わりか......。
「......悪魔?」
「はっ、どうだかっこいいだろ!」
「はぁ、まぁそうですね。」
確かにかっこいいけど、第一この人顔がいいじゃん。そりゃ何でも似合うよ。
ってかなんで悪魔?
俺らチェス駒持ちはチェス駒らしい格好してんのに悪魔のコスプレとか自由すぎない?
「会長は俺のハチマキ取らないんですか?」
気になることその2。
俺30ポイントだからね。結構お高いですよ?それなのに俺の背後に立った時、ただ見てるだけっていうのは謎だ。
「なんだよ取って欲しいのか?」
「いえ別に。.....あの~もしかして俺に何か用があるんですか?」
「あぁそうだな。お前に用がある。」
「へぇー..........」
シーン。
く、苦しい!このなんとも言えない空間にいるのが辛い!
悪鬼がニタニタしながらじっとこっち見てるのなんか怖いしっ、なんで喋らないの?俺に用があるんだよね?
まず、俺に何の用があるの?
俺、悪鬼に何かしたっけ?.......したね。
めちゃくちゃ心当たりあるわ。カラーボールとか、カラーボールとか、カラーボールとか。
うっ、でもあれはあっちから手を出してきたのが悪いんだし......。
「ぁ、あのなんで俺がここに居ると?」
「ん?そりゃこの森から蛍光色をベッタリ着けた奴らがいっぱい出てきたからなぁ。この森に誰がいるかなんて1発でわかるわ。」
「あはははは、はぁ....あのニヤニヤするのやめてくれませんか?」
怖いんで。
「お前すげぇな。」
「は?」
「そんな格好で木の上なんかに登ってよ、下から見たら丸見えだぜ?」
「?いや、別にパンツぐらい見えてもいいですし。」
「あ゛?」
え、急に真顔になって何!?どうしたの!?
俺はその変化が怖くて、逃げようと悪鬼に背を向け走り出した。
「まさかテメェ.....」
「ぎょぇ!?」
は、速っ!?
2歩しか足踏み出してないのに後ろから羽交い締めされてるんだけど!?
俺との間に距離あったよね?速すぎない!?
「離せ~っ!!っ!?どこ触ってるんですか!?」
こいつスリットに手突っ込んできやがった!
まっ、腰布、首元嗅ぐなっ、ちょ、触り方エロい!
耳元ではスンスンと匂いを嗅がれるし、スリットから手突っ込まれて脚触られてるしで、俺の何かが今確実に減ってっている!!
「っ、テメェなんでパンツ履いてんだよ!?」
「なんでパンツ履いてちゃダメなんですか!?」
何言ってんだコイツ!?っていうか耳元で叫ぶなよ!
なんでパンツ履いてるか聞くんだよ、変態か?
........そっかぁ、聞かれた人ってこんな気持ちだったんだ(泣)
くっそ、ブーメランだった......。
「その衣装パンツ不可だろ!?指示にちゃんと従えよ!」
「は!?な、なんで知って........まさかこの衣装デザインしたの会長?」
「そうだよ。だから脱げ。」
「何がだから脱げなんだよっ!?つうかテメェかデザインしたのは!?なんで俺だけこんな深くスリット入ってるんだよっ、恥ずかしいだろっ!」
「...何が恥ずかしいだ。さっきパンツくらい見えてもいいっつってたじゃねぇか。」
「馬鹿野郎!チラリズムで見えるパンツとただ覗かれたパンツとじゃ恥ずかしさが違うんだよ!」
俺はパンツ一丁姿を見られても堂々としてられる。だがこの衣装のようなスリットから生脚とパンツがちらりと見えるのは耐えられない!!変な感性とかお前(会長)が言うなよ?
まず、大衆に見せる服がパンチラっておかしんだ。いや、パンチラじゃないな。本来ならノーパンでこの衣装着るんだろうからチンチラか?
公衆猥褻罪で俺捕まっちゃうよ?
腰布あるから大丈夫だって?
.....この腰布役に立たねぇよ。さっき走った感じ的にピロピロすんだもん。ノーパンなら中見えてるよ。絶対。
そしてこの衣装最大の問題は神官服自体が風でめくれやすいということだ。
スリットは勿論害悪だったが、この衣装自体がクソだった。
まさか風が吹いてマリ〇ン・モンロー体験するとは思わなんだ......。なんでスカートみたいにめくり上がるんだよ?一瞬視界が真っ白になったんだが?
「なんだこのポンコツ衣装は!?見た目はいいかもしれんが着心地最悪だよ!!」
「俺がお前を思って作った衣装をボロくそ言うじゃねぇか?」
「当たり前だろ。.....ん?俺の為?」
「お前がビジョップだったからわざわざ卯月先生に交渉しに行ったんだぜ?」
なっ、なんて余計なことを!?
本来は卯月先生が担当だったのか?
本当になんて余計なことを!?(2回目)
「はぁ.....」
1回深呼吸し、心を落ち着かせる。じゃないとこの後に聞く質問の答え次第では正気を保てなくなるかもしれない。それだけに答えを聞くのが怖くもある。
「......なんで俺だけこんなスリットでノーパン指示だったんだ?」
この衣装のどこら辺が俺の為なのか。さぁなんて答える?
もう既に嫌な予感がするんだけど.......。
「そりゃあお前、俺の都合がいいからだよ。」
「都合?俺の為に作ったって言わなかったか?」
「違ぇ。お前を思って作ったんだ。」
「へぇ(いや意味わからん).....。もう離してくんない?」
俺としてはもうこの衣装の事で言い合うのに疲れた。そして、未だに羽交い締めされている状況から解放して欲しい。
さっきから顔ちけぇし。
なのにコイツは俺を離すどころか強く締め付けてきやがった。しかもなんか語りだしたし。
「俺はお前の恥ずかしがっている姿を見たかったのにっ、ノーパンじゃないなんて!腰布だってチンポが感じやすい素材で作ったって言うのによ。パンツ履いてたら意味ねぇじゃねぇか!」
「悪質すぎるだろ!?なんだよその腰布はっ!?お前頭おかしいんじゃないのかっ?俺がもしノーパンだったらずっと勃ったまま過ごすことになるだろ!?」
「それが狙いだったんだよ。なのにお前はパンツ履きやがって!」
「とんだ辱めじゃねーか!?俺に恨みでもあんのか!?」
「クソっ、予定とは違うがまぁいい。」
不穏な手の動きを感じ俺はじたばたする。だってコイツ俺の内腿撫でてくんだもん(泣)
「おい!?何する気だっ?まさかナニじゃないよな!?っ、どこに手ぇ突っ込んでっ!!!?!?!?!?」
パ、パンツ下げられた!?
うっそマジでなにしてんの?
俺は急所を腰布の上から握りこまれ暴れていた身体をピタリと停止させる。
.......嘘だよね?やめてよ........。
「手、離せ....これ以上は冗談じゃ済まされなっああぁぁぁあ!?!?まっ、んん!」
「うぁ、すげぇクるな。これはやべぇ。」
「動かす、なっ、あっぁあぁぁ!?」
何言って??
いや、それどころじゃないぞ俺!
チンコ握られ、少し扱かれただけフル勃起とか.....
ヤバい。腰布のチクチクした感触が気持ちよくて、頭おかしくなりそう。
俺は何とか逃げようと前屈みになるが会長背高いからそんな効果ないし、会長の腕に爪を立てたら両腕を片手でまとめられて完全に動き封じられたしで、絶体絶命。
「やめっ、んぁ、ダメだって!」
「ん~?」
小さな水音が森に響き渡り、それが俺の羞恥を煽って更に身体をおかしくする。
「あぁぁっ、もぅ、イっちゃっ~~~!!」
チカチカする視界。力の抜ける身体。この脱力感。
あぁ最悪だ。この悪鬼の手でイかされるなんて....。もう死にたい(泣).........。
「うぅ、さいあく。もう離せよっ、俺を辱めて満足しただろ!?」
「お前.....イき顔めちゃくちゃ可愛いな。」
「は?....っぁ!?は、なせっぁ、なんでっ!?」
また動かされる手に絶望。
扱かれ、またフル勃起する自分のチンコが憎い。
あ、やばい立ってらんねぇ。
足がガクガクで立ってられなくなったため、地面に膝をつこうとしたら後ろから急に引っ張られ身体が傾いた。
「え?」
「ちっせぇ。ちゃんと食ってるか?」
なんで俺、悪鬼の脚の間に座ってんの?
....これどうやったって逃げられない格好じゃ?
「オラ、もう1回イっとけ。」
「な゛っ!?うぁっ、はぅ、やめ、ぁイ、くっっ!」
痙攣する腰。なんかもう力入んねぇ。誰か助けて。天誅されてもいいから、とにかくこの状況を何とかして欲しい.....。
強すぎる快感にすぐイってしまう。身体辛い.....。
「あ~堪んねぇ......。」
「ぅそでしょ?まって!?今、イったばかりだからっああぁぁ!?ひぁあっ、」
コイツ(怒)。ホントやばいから。腰布のせいか知らないけどチンコピリピリしてる......。
しかもイったばっかで感じやすいっていうね、もう本当に死ねよ。
「待っ、またイっちゃうからっ、まっ、あぁぁ~~~っ!?.....................く、そや、ろうがっ!マジでっ」
「こっち向け。」
「いだっ!?んちゅ.....!?!?」
は?
いきなり首を後ろ向かせれたと思ったら唇に.....。
お、俺のファーストキスが(絶望)。
「ふぶっ!?」
「ん」
舌がっ、舌がっ入ってきた!?
舌がニュルニュルと俺の口内を暴れ回り、荒らしていく。上顎も歯茎も全てを嬲られ唾液を注がれるが、俺はそれを飲み込まないよう口端から出そうと奮闘する。だが俺のそんな行為を許さないとでもいうように舌を絡め取られ擦られた。
俺と悪鬼の荒い息遣いが静かな森に木霊する。
体が熱くなってきたし、頭もぼーっとしてきた。
......俺なんで悪鬼とキスしてんの?
あ、ゲーム中だっけ?2年生はどれくらいのポイント集まったのかなぁ.....。
金券......済賀君は無事かな?
ぶっちゃけ彼がやられるイメージ全然湧かないんだけどね。倒せる奴がいるなら見てみたいわ。
「んぎっ!?」
「はっ....考え事かァ?随分と余裕じゃねぇか」
チンコを強く握られハッとする。
「あ゛ぁ!?!!あぁっっぁぁああぁ!?それやだっ、それやめでっ!!」
俺が何か言う前に悪鬼は俺の鈴口をグリグリと指で押しつぶすように動かす。瞬間絶叫した。
首を振り錯乱したかのように暴れるが、抱き込まれている形のせいか身体がピクリとも動かない。
「やめでっ、チンコおかし、くなるっ、あぁぁあああっ!」
「はは、っ俺もやべぇ。ほらイっちまえ。」
「あっ、ぁっっっ~っ...........」
あたまがぱーんとはじけてしかいがまっしろ。
俺は硬いものが背中に押し付けるられるのを感じながら意識を失った。
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