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幕間《狂》
【あるメールのやり取り】
しおりを挟む文『孝仁』
孝『どうした?』
文『孝仁も旅行にこれば良かったのに』
孝『僕が行っても空気悪くするだけだって』
孝『僕だけ先輩だし』
文『それを言うなら真波先生と望月先生はどうなるの』
孝『それを言われるとなぁ』
孝『ほら俺、人見知りだし』
文『面白い嘘だね』
孝『嘘ちゃうねんけど』
文『みんなに孝仁を紹介したい』
文『みんなは絶対軽蔑しないよ』
孝『だろうな』
孝『お前の話を聞いてると』
孝『本当に良い友人なんだなと分かる』
孝『でも無理だ』
孝『拒絶された記憶が何度も蘇るんだ』
文『なら』
文『あ』
文『みんなは分かってくれるよ』
孝『ごめん』
文『みんなを知らないからそう言うんだ』
文『みんなは世界を基準に私達を見ない』
文『常識なんて』
孝『常識は万人が守るべきルールだ』
孝『ルールから外れれば当然非難の目を向けられる』
文『この学園に通ってる時点で私達はルールから外れてるじゃないか!』
孝『異能者の常識の内だよ』
孝『だが俺達は』
文『もう聞きたくない!』
文『異能を使ってでも』
文『みんなの前に引きずり出す』
孝『文貴』
孝『文貴?』
孝『おーい』
孝『君はいつまで夢を見とるんやろか』
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