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一章「ラビリンスゲーム」
激突と別れ
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部屋の外では大人数の男達がオラオラしている。
「……なんだってこんな囲まれてるんだ…」
「と言うかなにあれ~?軍隊?キャハッ☆」
「おぉ~、サイコ君嬉しそうっスねぇ~」
「で、人数が違いすぎないかしら?」
こちらは4人、あちらは…10人ぐらいいるだろうか?なんだってあんなに群れてるんだよ……
「オラァ!先行部隊行くぜー!中にいる奴らはひっとらえろー!」
先に5人ぐらいの男が先行して部屋に入ってくる。
「あ!4人いるぞ!うち2人は女だ!捕まえろー!」
「行くぞ6番ッッ!」
「おう!8番!」
しかし、部屋に入るなり、2人はでっかい鉄の塊になぎ飛ばされる。紅谷はブゥンッ…と鉄塊刀を振り回し、再び肩に乗せ構える。
「なんだ弱いな」
「なんだコイツ!?化け物か!?」
そう言っている間に残った3人のうち2人は土田に蹴り飛ばされ、1人は黄島のおもちゃとしてその一生を終えた。
「……え、もう全滅…???」
「お、おい……次俺たちの番…だよな…」
「え…無理だろこれ…」
男たちは戦意を無くし始めた。
「へぇ~、随分強いみたいねェん?」
部屋にいたのであろう高校生ぐらいの男子がバカでかい鉄の塊をしょって出てきた。
「なんだお前ら…何が目的だ」
……ふぅ~ん、この数相手に勝てるのかしらァん?所詮は彼もただの人間よね、数で押せば勝てるわねェん…
「る、瑠璃垣さん……なんかアイツ強そうですよ…」
「へぇ…アンタ、高校生ぐらいの男の子1人にビビってるのかしらァん?使えないわねェ」
そういうと瑠璃垣はヒールのカカトで男の足を思いっきり踏み潰す。
「あぁぁぁぁぁぁッ!?」
「少しぐらい役にたちなさいなァ?使えない奴はいらないわよォん?」
瑠璃垣が脅すと男たちは捨て身覚悟で突進してきた。
「なんだ、これだけかしら?」
奥から土田が出てくる。
5人の男たちが紅谷と土田を囲む…
「い、いっせーので飛びかかるぞ!」
「お、おう!」
「…ねぇ紅谷、相手にタイミングバラしてるこいつらどう思うかしら?」
「……バカだな」
「そうね、アタシも同感」
言った通りにいっせーので飛びかかってきた連中は紅谷の鉄塊刀と土田の回し蹴りの餌食になった。
終わった後に黄島と緑川が部屋から出てきた。
「うぃ~ッス、紅谷後輩終わったっスかぁ~?」
「黄島さんの出番なかったみたいね☆」
「お前サボってただけだろ…」
「さっすが紅谷の旦那ァ!察しがいい~!」
「アンタ後で蹴り飛ばすわよ」
「えー…」
「へぇ…あなた達中々強いわねぇ~?」
場違いな会話をしていると正面にたっている女性が口を開いた。
「……お前、何が目的なんだ」
「別にぃ?この迷宮をクリアしたいだけよォ~?だからァん、ゲームで有利になる方法をとってるだけよォん」
「有利になる方法…?」
紅谷が不思議そうな顔をすると瑠璃垣は蛇のような目付きで話し始める。
「あらァん、知りたかしらァ?まぁ、そうよねェ?特別に教えてあげるわァ~……それはね、ほかの奴らからアイテムを奪えばいいのよ」
「……クズか」
「んふっ、なんとでも言えばいいわァん?……ところで…そっちには随分懐かしい顔がいるわねぇ~?」
「懐かしい顔……?」
紅谷が振り返ると、いつも飄々としてニヤつき顔の黄島が真顔になりうつむいている。唇も震えていた。
「……おい?黄島…どうした?」
「アンタどうしたのよ?」
紅谷と土田が話しかけても黄島は何も反応せず、ずっと何かブツブツ言っている。
「……だ……嫌だ……なんで……なんでここに………なんでいる……なんでだ……」
「黄島!!どうした!?」
「無駄よォ~」
ブツブツとうわ言を繰り返している黄島を揺さぶっていると、女が楽しそうに笑いながら話しかけてきた。
「ねぇ?アソビちゃ~ん?あの時殺人犯だった君を保護してあげたのは誰かしらァん?」
「……アソビちゃん?」
「あぁ、その子の名前よォ?…ね?黄島 遊(キジマ アソビ)ちゃん?」
「………はい…」
黄島はうつむきながら返事をする。いつもの明るい感じではなく、怯えた様子だ。
……黄島が自分の生い立ちを話した時、15歳の時に2年間お世話になった人がいるとか言っていた…その人は怖すぎて思い出したくないと言っていたが……まさかこの女が…?
「ねェ、アソビちゃん?ここで出会ったのも何かの縁よねぇ~?こっちに来なさいなァ?ほらァ、昔みたいに可愛がってあげるわよォ~?」
「……はい…今行きます…」
「き、黄島ッ…」
止めようとすると黄島はナイフを首に突きつけてきた。目を見ると、いつでも首を落とせる、と言われている気がした。
「……来ないでくれ、旦那ァ…」
「……紅谷後輩…サイコ君は本気見たいっス…今は大人しくするのがいいっス」
緑川さんに言われて仕方なく下がる。黄島は女の元へ歩いて行く。
「……アンタ裏切るの?」
「ごめんね、土田さん…」
黄島はフードの下から悲しそうな目をすると一言いった。
「この人には…逆らえないんだ…」
その言葉を聞いた女は満足そうに笑うとこちらを向いている黄島を後ろから抱きしめるようにした。
「そうよねェ?大丈夫よォ~前みたいに可愛がってあげるわァん」
そういうと女は紅谷たちの方を向き、話し始める。
「私は瑠璃垣って言うのよォん。生きてたらまた会いましょうねぇ~?そっちの赤毛の君はイケメンだからいつでも歓迎よォ~?」
「…ふざけるなよ」
「あはっ、怖いわぁ~」
そう言うと瑠璃垣と名乗った女は振り向いて通路の奥へと歩き始める。黄島はそのあとを従者のようについて行く。
「……きじッ……」
呼び止めようとすると投げナイフが頬を掠めた。紅谷の頬は薄く切れて、血がたらりと落ちる。
「……来るな」
一言だけ言うと、黄島は瑠璃垣について行ってしまった。
「……あの女…なんだってんだよ」
「サイコ君のあの怯え方…なんかあったみたいッスねぇ~」
「ねぇ…」
土田が口を開く。
「どうした土田?」
「紅谷、アンタって仲間に食料を渡すために部屋を探してたって言ってたわよね?」
「あぁ、そうだが…」
土田は俺の言葉を聞くと少し悩んでから再び話し始めた。
「…じゃあ…」
「私もそこへ行くわ」
土田は決心したように言い放った。
「……なんだってこんな囲まれてるんだ…」
「と言うかなにあれ~?軍隊?キャハッ☆」
「おぉ~、サイコ君嬉しそうっスねぇ~」
「で、人数が違いすぎないかしら?」
こちらは4人、あちらは…10人ぐらいいるだろうか?なんだってあんなに群れてるんだよ……
「オラァ!先行部隊行くぜー!中にいる奴らはひっとらえろー!」
先に5人ぐらいの男が先行して部屋に入ってくる。
「あ!4人いるぞ!うち2人は女だ!捕まえろー!」
「行くぞ6番ッッ!」
「おう!8番!」
しかし、部屋に入るなり、2人はでっかい鉄の塊になぎ飛ばされる。紅谷はブゥンッ…と鉄塊刀を振り回し、再び肩に乗せ構える。
「なんだ弱いな」
「なんだコイツ!?化け物か!?」
そう言っている間に残った3人のうち2人は土田に蹴り飛ばされ、1人は黄島のおもちゃとしてその一生を終えた。
「……え、もう全滅…???」
「お、おい……次俺たちの番…だよな…」
「え…無理だろこれ…」
男たちは戦意を無くし始めた。
「へぇ~、随分強いみたいねェん?」
部屋にいたのであろう高校生ぐらいの男子がバカでかい鉄の塊をしょって出てきた。
「なんだお前ら…何が目的だ」
……ふぅ~ん、この数相手に勝てるのかしらァん?所詮は彼もただの人間よね、数で押せば勝てるわねェん…
「る、瑠璃垣さん……なんかアイツ強そうですよ…」
「へぇ…アンタ、高校生ぐらいの男の子1人にビビってるのかしらァん?使えないわねェ」
そういうと瑠璃垣はヒールのカカトで男の足を思いっきり踏み潰す。
「あぁぁぁぁぁぁッ!?」
「少しぐらい役にたちなさいなァ?使えない奴はいらないわよォん?」
瑠璃垣が脅すと男たちは捨て身覚悟で突進してきた。
「なんだ、これだけかしら?」
奥から土田が出てくる。
5人の男たちが紅谷と土田を囲む…
「い、いっせーので飛びかかるぞ!」
「お、おう!」
「…ねぇ紅谷、相手にタイミングバラしてるこいつらどう思うかしら?」
「……バカだな」
「そうね、アタシも同感」
言った通りにいっせーので飛びかかってきた連中は紅谷の鉄塊刀と土田の回し蹴りの餌食になった。
終わった後に黄島と緑川が部屋から出てきた。
「うぃ~ッス、紅谷後輩終わったっスかぁ~?」
「黄島さんの出番なかったみたいね☆」
「お前サボってただけだろ…」
「さっすが紅谷の旦那ァ!察しがいい~!」
「アンタ後で蹴り飛ばすわよ」
「えー…」
「へぇ…あなた達中々強いわねぇ~?」
場違いな会話をしていると正面にたっている女性が口を開いた。
「……お前、何が目的なんだ」
「別にぃ?この迷宮をクリアしたいだけよォ~?だからァん、ゲームで有利になる方法をとってるだけよォん」
「有利になる方法…?」
紅谷が不思議そうな顔をすると瑠璃垣は蛇のような目付きで話し始める。
「あらァん、知りたかしらァ?まぁ、そうよねェ?特別に教えてあげるわァ~……それはね、ほかの奴らからアイテムを奪えばいいのよ」
「……クズか」
「んふっ、なんとでも言えばいいわァん?……ところで…そっちには随分懐かしい顔がいるわねぇ~?」
「懐かしい顔……?」
紅谷が振り返ると、いつも飄々としてニヤつき顔の黄島が真顔になりうつむいている。唇も震えていた。
「……おい?黄島…どうした?」
「アンタどうしたのよ?」
紅谷と土田が話しかけても黄島は何も反応せず、ずっと何かブツブツ言っている。
「……だ……嫌だ……なんで……なんでここに………なんでいる……なんでだ……」
「黄島!!どうした!?」
「無駄よォ~」
ブツブツとうわ言を繰り返している黄島を揺さぶっていると、女が楽しそうに笑いながら話しかけてきた。
「ねぇ?アソビちゃ~ん?あの時殺人犯だった君を保護してあげたのは誰かしらァん?」
「……アソビちゃん?」
「あぁ、その子の名前よォ?…ね?黄島 遊(キジマ アソビ)ちゃん?」
「………はい…」
黄島はうつむきながら返事をする。いつもの明るい感じではなく、怯えた様子だ。
……黄島が自分の生い立ちを話した時、15歳の時に2年間お世話になった人がいるとか言っていた…その人は怖すぎて思い出したくないと言っていたが……まさかこの女が…?
「ねェ、アソビちゃん?ここで出会ったのも何かの縁よねぇ~?こっちに来なさいなァ?ほらァ、昔みたいに可愛がってあげるわよォ~?」
「……はい…今行きます…」
「き、黄島ッ…」
止めようとすると黄島はナイフを首に突きつけてきた。目を見ると、いつでも首を落とせる、と言われている気がした。
「……来ないでくれ、旦那ァ…」
「……紅谷後輩…サイコ君は本気見たいっス…今は大人しくするのがいいっス」
緑川さんに言われて仕方なく下がる。黄島は女の元へ歩いて行く。
「……アンタ裏切るの?」
「ごめんね、土田さん…」
黄島はフードの下から悲しそうな目をすると一言いった。
「この人には…逆らえないんだ…」
その言葉を聞いた女は満足そうに笑うとこちらを向いている黄島を後ろから抱きしめるようにした。
「そうよねェ?大丈夫よォ~前みたいに可愛がってあげるわァん」
そういうと女は紅谷たちの方を向き、話し始める。
「私は瑠璃垣って言うのよォん。生きてたらまた会いましょうねぇ~?そっちの赤毛の君はイケメンだからいつでも歓迎よォ~?」
「…ふざけるなよ」
「あはっ、怖いわぁ~」
そう言うと瑠璃垣と名乗った女は振り向いて通路の奥へと歩き始める。黄島はそのあとを従者のようについて行く。
「……きじッ……」
呼び止めようとすると投げナイフが頬を掠めた。紅谷の頬は薄く切れて、血がたらりと落ちる。
「……来るな」
一言だけ言うと、黄島は瑠璃垣について行ってしまった。
「……あの女…なんだってんだよ」
「サイコ君のあの怯え方…なんかあったみたいッスねぇ~」
「ねぇ…」
土田が口を開く。
「どうした土田?」
「紅谷、アンタって仲間に食料を渡すために部屋を探してたって言ってたわよね?」
「あぁ、そうだが…」
土田は俺の言葉を聞くと少し悩んでから再び話し始めた。
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