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穢神戦争編
76話
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「あっしゃあ、どうにも正々堂々とは向かねぇ見てぇで」
「左様か」
「でも偶に考えちまうんす。あっしゃがもしアンタらみたいな怪物だったらと思うとね」
四方は懐に手を忍ばせ、クナイを放つ。
「正面から戦える力ってどんなもんなのかって」
「……左様か」
こうも普通に話しているとわかり辛いだろうが、彼らは音と大差ない速度で動きつつ攻防を繰り広げている。
四方が懐から幾度もナイフを投げるが、それをフヌゥムが岩石を削ったような鉈で振り払う。
「うげ~、なんでそんなデカイもん振り回せるんで?いやぁ、あっしゃには遠い世界ですわ」
「かく言う其方も、何故人の身で此方の速度について来れる?」
決して華奢ではないが細身の四方、巨躯だが巨大ではないフヌゥム。
お互いの衝撃で、周りと建造物は壊れていく。
(速いなぁ~…全く、どうするかってなもんで)
速度で圧倒できないのは、あの人以来だろうか……
過去、どうしようもなく組織を抜け出して、次の仕えるべき人間を探した。
正直、半分は自棄になっていた所もあったのだろう。興味半分で神社と呼ばれる組織に潜り込んだ。
(……えぇと…ここは執務室?にしても…)
見たところ、備品にまで高価な素材が使われている。明らかに上層の人間の部屋なのだろう。
(……弱みでも握るか……それとも……)
四方は懐から短刀を取り出し、すぅ…と音もなく天井裏から着地する。
(……直接脅した方が効果はありそうだ)
しばらくして、規則的な足音が聞こえてくる。
(……来たか…)
扉がガララと開けられ、四方は寸止め狙いで短刀を振る。
次の瞬間には、宙を回り、床に伏せていた。
「…………は?」
首元に刃物を突きつけるつもりが、何故かこちらが刀を突きつけられている。
このあっしゃが……速さで、負けた……?
「おや、どうやら泥棒の類では無いようですね」
鈴のような凛とした声が聞こえる。その男は納刀すると、そのまま執務室の椅子に座り机に向かった。
「……おい…」
「なんでしょう?」
「何も言わないのか?」
「はて?何か?」
純白の外套を羽織った軍服の男は、鬼の面の内側から声を紡ぐ。
彼は振り返らない。
……脅威とすらみられなかったのか……?
「………ッッ!!」
「………」
試しに、殺気を放ちこの男を殺すシュミレーションを行う。しかし……至らなかった。
全てかき消されてしまった、殺気もろとも。あたりは波立たぬ水面のように静まりかえっている。殺気を飛ばしても、全て飲まれ、正され、水面になってしまう。
……あ~、だめだこりゃ…
この人にはどうやっても勝てる気がしない。
「……なぁ、アンタ」
「此処では白獅子、と呼ばれています」
「……なぁ白獅子さん…」
四方はその場に直る。
「あっしゃに仕えられて見ねぇかい?」
以来、ずっとそばであの人を見てきた。
突如現れた余所者にも関わらず、あの人は火の粉が振りかからぬよう、手を回してくれていた。
実力で六武衆を取った後も、一ノ門からの批判や文句を全て止めていたのはあの人だった。
初見で感じた、器の大きさ、気品のある立ち振る舞い、そして……
「……やれやれ」
白獅子は紫電纏う刀を振って、納刀する。
背後には、倒れる穢れた神。
「さて、帰りましょうか」
「えぇ、おつかれ様ですってなもんで」
他の神守は空いた口が塞がっていない。
……そして、その圧倒的な強さ。
不意打ちや、騙し討ちが主だったあっしゃにとって、その堂々たる強さは憧れでもあった。
神と正面から戦い、打ち勝てる男。
「……白獅子様、随分長ぇことなりますが、あっしゃの生い立ちは聞かねぇんで?」
白獅子は万年筆を動かしつつ、答える。
「聞きません、貴方からお話ししない限りはね」
清流の涼し気な音のように、声が流れる。
「私にも、話せない過去があります。誰も彼も、そんな過去の1つや2つあるでしょう」
「………そんなもんですかね」
「えぇ、ですから……」
白獅子は立ち上がり、振り返る。
「必要無ければ聞きません。ですので、貴方が話したくなるその時までお待ちしましょう」
「………ハハッ、随分気の長ぇことで」
その時、バーンッ!と扉が叩き壊され1人の女が侵入してくる。
「白獅子様っ!見てみて!森にいたー!マムシーーっ!!」
おおよそ野生児のような格好した女子だ。少し前に白獅子様が保護していたらしい。
四方は壊された扉を見つつ、ため息をつく。
「花車……もう少し考えろ……扉って…」
「んにぃ?あー!ヨモギだ!」
「ギは要らねぇんですわっ!!」
「さて、帰りましょうか」
「いやぁ~、穢神が3柱……と、随分と簡単でしたね~」
「んにぃ~…お腹すいた~」
(((なんで無傷なんだ……)))
「成程…富太様の事を殴り倒した方が要る…と?」
「へぇ、それにそいつどうやら部外者みたいでして……」
「ぐかー…もう食べられないにぃ~……スピー」
「……兎に角、一度お会いしてみましょう…四方、手配を」
「へぇ」
そして、彼らは出会った。神社を率いていた男と、これから神社を率いる事になる男が。
その後、貴方はいなくなった。穢れなき純白の外套を遺して。
旦那の礼装は、あの人の外套を基礎に作りあげた。だからわかる。
生地に触れた時、理解した。あの人が歩んだ軌跡の重み、くぐり抜けた死線の多さ。
あっしゃはきっと、英雄にはならない。
……だからこそ、彼らの英雄譚を絶やしてはいけない。
あの人が託したと言った。だからあっしゃも託した。全身全霊を持って、旦那の決戦装束を作りあげた。
武神の方々や一ノ門の連中にも頭を下げた。
完成したのは、神社史上最強の和装。一糸一糸に武神の力を込め繕った代物。
たとえ妖刀が斬りかかってきても、この強度なら妖刀が折れる。
あっしゃの全てを掛けて、あっしゃの全てを託した。あとは旦那次第。
だが………主の道を切り開くのが従者の務め。
「……どうした。立ち止まって」
「いえね、初心にかえったもんで」
四方はバッとクナイを複数本構えて投擲する。
(……ふむ、物量で攻めに変えたか?此方には効かぬが……しかし……)
あの男が投げたナイフは、やたら光を反射している。
ドスッ
「………む?」
フヌゥムが視線を落とすと、ちょうど腹の辺りに黒塗りの鉄針が刺さっていた。
「……ほう」
光を反射するクナイはあくまでデコイ。本命はこちらか。
フヌゥムは鉄針を引き抜くと、巨岩の大鉈を肩に乗せて言葉を投げる。
「……実に多才だな」
「……まぁ、このぐらいで死ぬ訳もねぇですか」
距離をとると、四方は再び武器を取り出しひたすら攻撃する。
四方は武器による飽和攻撃、フヌゥムは巨岩の大鉈による一撃必殺を狙う。
(あんなでっかいブツで殴られたら、どこ当っても即死ですわ……)
「ふむ……」
フヌゥムは巨岩の大鉈を片手で振り回しながら、四方から投擲される有象無象を全て弾き落とす。
「……珍しい。投擲武器如きに、此方が煩わしさを感じている」
フヌゥムは巨岩の大鉈を両手で持ち……
「……故に、力押しさせて貰う」
下に叩きつける。衝撃波が地をつたい、投擲した武器がことごとく風圧で弾き飛ばされる。
「……おいおい、嘘だと思いてぇですね」
四方は新たな武器を出しつつ、続ける。
「まだ、本気じゃあ無かったんですかい……」
「いいや、本気だったさ」
フヌゥムは首をゴキゴキと鳴らすと、再び構える。
「……五割程な」
フヌゥムは目隠しのような帯を締め直し、言い放つ。
「故に、敬意を込めて七割で相手をしよう」
四方は感じる。更にギアが上がった。雰囲気からしてもう違う。
「……やれやれですわ」
四方は冷や汗を垂らしつつ、口元は笑う。
「……どうした?恐怖で口が歪んだが?」
「いいやぁ?」
四方は笑いながら、言葉を投げ返す。
「つくづく、アンタ見てぇなのを他の奴に回さなくて良かったってね!」
覚悟を背負い、彼は道を切り開かんとする。
かの白獅子の名を継いだ、使えるべき主の為に。
「左様か」
「でも偶に考えちまうんす。あっしゃがもしアンタらみたいな怪物だったらと思うとね」
四方は懐に手を忍ばせ、クナイを放つ。
「正面から戦える力ってどんなもんなのかって」
「……左様か」
こうも普通に話しているとわかり辛いだろうが、彼らは音と大差ない速度で動きつつ攻防を繰り広げている。
四方が懐から幾度もナイフを投げるが、それをフヌゥムが岩石を削ったような鉈で振り払う。
「うげ~、なんでそんなデカイもん振り回せるんで?いやぁ、あっしゃには遠い世界ですわ」
「かく言う其方も、何故人の身で此方の速度について来れる?」
決して華奢ではないが細身の四方、巨躯だが巨大ではないフヌゥム。
お互いの衝撃で、周りと建造物は壊れていく。
(速いなぁ~…全く、どうするかってなもんで)
速度で圧倒できないのは、あの人以来だろうか……
過去、どうしようもなく組織を抜け出して、次の仕えるべき人間を探した。
正直、半分は自棄になっていた所もあったのだろう。興味半分で神社と呼ばれる組織に潜り込んだ。
(……えぇと…ここは執務室?にしても…)
見たところ、備品にまで高価な素材が使われている。明らかに上層の人間の部屋なのだろう。
(……弱みでも握るか……それとも……)
四方は懐から短刀を取り出し、すぅ…と音もなく天井裏から着地する。
(……直接脅した方が効果はありそうだ)
しばらくして、規則的な足音が聞こえてくる。
(……来たか…)
扉がガララと開けられ、四方は寸止め狙いで短刀を振る。
次の瞬間には、宙を回り、床に伏せていた。
「…………は?」
首元に刃物を突きつけるつもりが、何故かこちらが刀を突きつけられている。
このあっしゃが……速さで、負けた……?
「おや、どうやら泥棒の類では無いようですね」
鈴のような凛とした声が聞こえる。その男は納刀すると、そのまま執務室の椅子に座り机に向かった。
「……おい…」
「なんでしょう?」
「何も言わないのか?」
「はて?何か?」
純白の外套を羽織った軍服の男は、鬼の面の内側から声を紡ぐ。
彼は振り返らない。
……脅威とすらみられなかったのか……?
「………ッッ!!」
「………」
試しに、殺気を放ちこの男を殺すシュミレーションを行う。しかし……至らなかった。
全てかき消されてしまった、殺気もろとも。あたりは波立たぬ水面のように静まりかえっている。殺気を飛ばしても、全て飲まれ、正され、水面になってしまう。
……あ~、だめだこりゃ…
この人にはどうやっても勝てる気がしない。
「……なぁ、アンタ」
「此処では白獅子、と呼ばれています」
「……なぁ白獅子さん…」
四方はその場に直る。
「あっしゃに仕えられて見ねぇかい?」
以来、ずっとそばであの人を見てきた。
突如現れた余所者にも関わらず、あの人は火の粉が振りかからぬよう、手を回してくれていた。
実力で六武衆を取った後も、一ノ門からの批判や文句を全て止めていたのはあの人だった。
初見で感じた、器の大きさ、気品のある立ち振る舞い、そして……
「……やれやれ」
白獅子は紫電纏う刀を振って、納刀する。
背後には、倒れる穢れた神。
「さて、帰りましょうか」
「えぇ、おつかれ様ですってなもんで」
他の神守は空いた口が塞がっていない。
……そして、その圧倒的な強さ。
不意打ちや、騙し討ちが主だったあっしゃにとって、その堂々たる強さは憧れでもあった。
神と正面から戦い、打ち勝てる男。
「……白獅子様、随分長ぇことなりますが、あっしゃの生い立ちは聞かねぇんで?」
白獅子は万年筆を動かしつつ、答える。
「聞きません、貴方からお話ししない限りはね」
清流の涼し気な音のように、声が流れる。
「私にも、話せない過去があります。誰も彼も、そんな過去の1つや2つあるでしょう」
「………そんなもんですかね」
「えぇ、ですから……」
白獅子は立ち上がり、振り返る。
「必要無ければ聞きません。ですので、貴方が話したくなるその時までお待ちしましょう」
「………ハハッ、随分気の長ぇことで」
その時、バーンッ!と扉が叩き壊され1人の女が侵入してくる。
「白獅子様っ!見てみて!森にいたー!マムシーーっ!!」
おおよそ野生児のような格好した女子だ。少し前に白獅子様が保護していたらしい。
四方は壊された扉を見つつ、ため息をつく。
「花車……もう少し考えろ……扉って…」
「んにぃ?あー!ヨモギだ!」
「ギは要らねぇんですわっ!!」
「さて、帰りましょうか」
「いやぁ~、穢神が3柱……と、随分と簡単でしたね~」
「んにぃ~…お腹すいた~」
(((なんで無傷なんだ……)))
「成程…富太様の事を殴り倒した方が要る…と?」
「へぇ、それにそいつどうやら部外者みたいでして……」
「ぐかー…もう食べられないにぃ~……スピー」
「……兎に角、一度お会いしてみましょう…四方、手配を」
「へぇ」
そして、彼らは出会った。神社を率いていた男と、これから神社を率いる事になる男が。
その後、貴方はいなくなった。穢れなき純白の外套を遺して。
旦那の礼装は、あの人の外套を基礎に作りあげた。だからわかる。
生地に触れた時、理解した。あの人が歩んだ軌跡の重み、くぐり抜けた死線の多さ。
あっしゃはきっと、英雄にはならない。
……だからこそ、彼らの英雄譚を絶やしてはいけない。
あの人が託したと言った。だからあっしゃも託した。全身全霊を持って、旦那の決戦装束を作りあげた。
武神の方々や一ノ門の連中にも頭を下げた。
完成したのは、神社史上最強の和装。一糸一糸に武神の力を込め繕った代物。
たとえ妖刀が斬りかかってきても、この強度なら妖刀が折れる。
あっしゃの全てを掛けて、あっしゃの全てを託した。あとは旦那次第。
だが………主の道を切り開くのが従者の務め。
「……どうした。立ち止まって」
「いえね、初心にかえったもんで」
四方はバッとクナイを複数本構えて投擲する。
(……ふむ、物量で攻めに変えたか?此方には効かぬが……しかし……)
あの男が投げたナイフは、やたら光を反射している。
ドスッ
「………む?」
フヌゥムが視線を落とすと、ちょうど腹の辺りに黒塗りの鉄針が刺さっていた。
「……ほう」
光を反射するクナイはあくまでデコイ。本命はこちらか。
フヌゥムは鉄針を引き抜くと、巨岩の大鉈を肩に乗せて言葉を投げる。
「……実に多才だな」
「……まぁ、このぐらいで死ぬ訳もねぇですか」
距離をとると、四方は再び武器を取り出しひたすら攻撃する。
四方は武器による飽和攻撃、フヌゥムは巨岩の大鉈による一撃必殺を狙う。
(あんなでっかいブツで殴られたら、どこ当っても即死ですわ……)
「ふむ……」
フヌゥムは巨岩の大鉈を片手で振り回しながら、四方から投擲される有象無象を全て弾き落とす。
「……珍しい。投擲武器如きに、此方が煩わしさを感じている」
フヌゥムは巨岩の大鉈を両手で持ち……
「……故に、力押しさせて貰う」
下に叩きつける。衝撃波が地をつたい、投擲した武器がことごとく風圧で弾き飛ばされる。
「……おいおい、嘘だと思いてぇですね」
四方は新たな武器を出しつつ、続ける。
「まだ、本気じゃあ無かったんですかい……」
「いいや、本気だったさ」
フヌゥムは首をゴキゴキと鳴らすと、再び構える。
「……五割程な」
フヌゥムは目隠しのような帯を締め直し、言い放つ。
「故に、敬意を込めて七割で相手をしよう」
四方は感じる。更にギアが上がった。雰囲気からしてもう違う。
「……やれやれですわ」
四方は冷や汗を垂らしつつ、口元は笑う。
「……どうした?恐怖で口が歪んだが?」
「いいやぁ?」
四方は笑いながら、言葉を投げ返す。
「つくづく、アンタ見てぇなのを他の奴に回さなくて良かったってね!」
覚悟を背負い、彼は道を切り開かんとする。
かの白獅子の名を継いだ、使えるべき主の為に。
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