異世界転生なんてなかったけど、女神様からチートもらって現実世界で無双する。

プロローグ

プロローグ-1

橘 祐介たちばなゆうすけ、16歳、童貞。
ファンタジー小説好きの普通の高校生だ。
今日は友人の斎藤の奴とアルファポリスで読んだ小説を買いに行く。
ポイント10万行ってたからかなり人気だと思うが。
どうだろうか、暫し考え込む。
「おーい、ユー、早く来いよー！」
言っておくが、斎藤は実はホモだ。
ホモはせっかち。はっきりわかんだね。
まあそんなことは置いておこう。
肝心は小説だ。小説の魅力を布教しなければならない。

俺が小説を本気で読み始めたのは小四。
親から買ってもらったスマホで、YouTubeを見て小説家になろうを知った。
その後、怒涛の勢いで小説を読み、一瞬で300話程あったその小説を読み終わってしまった。
－－－–今の俺ならYouTubeじゃなくてニコ動を見るんだが、キッズと舐められるのも癪だ。
まあそれから学校でタブレットが配られ、色々あって、、、
今やファンタジー廃人。
ファンタジーだけじゃなく、SF、三島由紀夫、古典文学なんでもいける。
数学関連でも本であれば勝手に手が伸びるし、
同じ芸術である油絵や音楽も大好きだし、
全く、小説は恐ろしいぜ。

おっと、斎藤が呼んでいる。行かなければ。



「わかった、今行くわー。」
「おkー。」
下らない会話をしながら、電車に乗り、小説を読む。
最近のオススメは、ホームズが北海道でなんかするやつだ。
ぜひ呼んでみてほしい。
ホームズが北海道でなんかするで検索すれば出てくると思う。
KINOYAで売ってたぜ。

「ユー、その小説どんな感じ？」
斎藤が聞いてきたので答える。
「まずこの小説はミステリだ。
北海道での怪事件がメインになる。
file1の～～～」
「わかった、もういいわ。」
「もういいのか？アキバ行くんだし買えよ。いい話だぞ」
さりげなくオススメするのが俺の流儀だ。

まあそんなこんなあり、アキバについたわけだが、、、

そこでは爆発音が響き渡っていた。