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7.ヨハネスは流され…ない※
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「話も纏まったし、今日は寝ようか。今度、シルバーの寝間着も買ってこよう」
二人で布団に入ると、ベッドが狭い。シルバーは、ヨハネスを抱き寄せ、じっと見つめてきた。
「ヨハネス…」
金色の瞳に吸い込まれるようにキスをしていた。昨日は、そういえばキスはしなかったな。こんな感じなんだ…
唇を重ね啄むようなキスは何だか気持ちいい。うっとりしていると、舌が侵入してきて驚く。
「?!」
「口、開いて…」
思わず言うことを聞いてしまった。ゆっくりと腔内を舌で探られ、上顎を擦られてゾクゾクしてしまう。奥で縮こまって所在なさげな舌先を突かれ、絡ませられ唾液が交じる。
グチュグチュと下品な音と反する、快楽に戸惑う。
「あっ………はぁ…んん…」
不埒な手が、ヨハネスの身体を弄る。身体に触れる手も気持ちいい。ゴツゴツとして、ヨハネスの手と違う大きな手。
ヨハネスは戸惑い、身体を硬くしているが、身体を滑る手にくすぐったいようなゾクゾクとした快楽を感じていた。
「今日はしないって…!」
「挿れないから、ちょっとだけ…」
シルバーの勃ちあがった逸物をヨハネスの身体に押し付ける。ヨハネスのも、キスで少し硬くなってしまったから困ったものだ。
「さ、触るだけ…」
「ん」
ヨハネスのものを、シルバーが握る。「ヨハネスも俺の握ってほしい」と言われ、恐る恐る手を伸ばす。
昨日はわけもわからずで見る余裕など無かったが、シルバーのがデカくて慄く。色も浅黒くて、脈打って猛々しい。他人の臨戦体制のそこなど見たことは無いが、自分のとは違う。ヨハネスのが年上なのに。
この凶器が中に挿入ったとか、僕の穴はどうなってるんだ…人体の神秘。
シルバーが起き上がり、ヨハネスを見下ろす。股を開かれ、2つを一緒に扱かれ、思わず声が出てしまう。
「あっあっ…」
とろとろと先走りがどちらからとも知らず溢れ、滑りを良くする。グチュグチュと先端を弄られたり、気持ちがよくて、すぐに射精感が上がってきてしまう。
「んんっもうイキそ……っ…!ああっ……!!」
自身の身体に精液が掛かり、布団に掛からなくてほっとしたのもつかの間。垂れた精液を指に纏わせ、達ったばかりのそこに擦り付けられる。
「やだっ…」
「俺はまだイッてない。一人で気持ちよくなってずりぃだろ?」
「でも、でも敏感になってて、そこは触られるの無理…」
「そ」
シルバーはベッドから降りて、部屋を出ていった。
怒ったのかな…何だか悪い事をした気になるし、悲しくなってしまった。
だが、すぐにシルバーは戻ってきた。手に、タオルと油を持っている。あと、ヨハネスの自慰用のおもちゃも。
「な、何するの…?まさか後ろに…」
「今日はしないって。でも、もうちょい付き合って」
一応、自慰用の魔導具を開発した時に、性交について調べはしたが、何分したことがないので想像の域を出ない。これから何をするのかわからない。
「後ろ向いて、ケツ上げて」
「ええ……」
「昨日も散々やったろ」
「う、うん…」
昨日と違い、今日はやけに恥ずかしい。のろのろと言われた通りにすると、オイルを尻や会陰から腿の辺りまで塗りたくられた。腰を持たれ、腿を閉じた所に後ろから、シルバーの硬いものが入ってきた。
「もう少し、腿を締めて」
「ん…」
「まだ痩せすぎだなぁ」
むにむにと、尻を捏ねられて恥ずかしい。お尻の穴も見られているし、時々指でなぞってくる。後ろから突かれると、昨日入れられた感触を思い出す。時々、ツンツンと後ろの孔も刺激するからその度に身体がビクッと反応してしまう。
「…!」
「挿れないって。でもやっぱこっちがいいか」
シルバーはヨハネスを起き上がらせた。言われるがまま、向き合って座る。
「これ、使い方教えて」
ヨハネスの使っていたおもちゃを、渡される。
「………え」
「…?俺もイきたいよ。挿れられないから、こっちのがいいだろ」
「そうだけど、これは人にやってもらうものでは」
「いいから、嵌めてよ。ね」
ちゅ、と甘い顔をして強請るから、つい頷いてしまった。
「こうやって、ヨハネスの顔を見ながらすると、やってるみたい」
ウィンウィンと機械音を立てながら、シルバーはヨハネスの口を犯している。
グチュ、チュ、ジュル…口が唾液だらけになって、ついヨハネスも夢中で舌を貪っていた。
「う、……っイク………ああっ………」
間近でシルバーのイクところを見てしまい、後孔が疼いた気がした。
「明日はしような」
さりげなく自然な流れで、シルバーはヨハネスに軽いキスを落とす。
「……………………………うん」
タオルを敷いてくれたから、布団は無事だった。ヨハネスは、シルバーの腕の中でぐっすり眠った。
二人で布団に入ると、ベッドが狭い。シルバーは、ヨハネスを抱き寄せ、じっと見つめてきた。
「ヨハネス…」
金色の瞳に吸い込まれるようにキスをしていた。昨日は、そういえばキスはしなかったな。こんな感じなんだ…
唇を重ね啄むようなキスは何だか気持ちいい。うっとりしていると、舌が侵入してきて驚く。
「?!」
「口、開いて…」
思わず言うことを聞いてしまった。ゆっくりと腔内を舌で探られ、上顎を擦られてゾクゾクしてしまう。奥で縮こまって所在なさげな舌先を突かれ、絡ませられ唾液が交じる。
グチュグチュと下品な音と反する、快楽に戸惑う。
「あっ………はぁ…んん…」
不埒な手が、ヨハネスの身体を弄る。身体に触れる手も気持ちいい。ゴツゴツとして、ヨハネスの手と違う大きな手。
ヨハネスは戸惑い、身体を硬くしているが、身体を滑る手にくすぐったいようなゾクゾクとした快楽を感じていた。
「今日はしないって…!」
「挿れないから、ちょっとだけ…」
シルバーの勃ちあがった逸物をヨハネスの身体に押し付ける。ヨハネスのも、キスで少し硬くなってしまったから困ったものだ。
「さ、触るだけ…」
「ん」
ヨハネスのものを、シルバーが握る。「ヨハネスも俺の握ってほしい」と言われ、恐る恐る手を伸ばす。
昨日はわけもわからずで見る余裕など無かったが、シルバーのがデカくて慄く。色も浅黒くて、脈打って猛々しい。他人の臨戦体制のそこなど見たことは無いが、自分のとは違う。ヨハネスのが年上なのに。
この凶器が中に挿入ったとか、僕の穴はどうなってるんだ…人体の神秘。
シルバーが起き上がり、ヨハネスを見下ろす。股を開かれ、2つを一緒に扱かれ、思わず声が出てしまう。
「あっあっ…」
とろとろと先走りがどちらからとも知らず溢れ、滑りを良くする。グチュグチュと先端を弄られたり、気持ちがよくて、すぐに射精感が上がってきてしまう。
「んんっもうイキそ……っ…!ああっ……!!」
自身の身体に精液が掛かり、布団に掛からなくてほっとしたのもつかの間。垂れた精液を指に纏わせ、達ったばかりのそこに擦り付けられる。
「やだっ…」
「俺はまだイッてない。一人で気持ちよくなってずりぃだろ?」
「でも、でも敏感になってて、そこは触られるの無理…」
「そ」
シルバーはベッドから降りて、部屋を出ていった。
怒ったのかな…何だか悪い事をした気になるし、悲しくなってしまった。
だが、すぐにシルバーは戻ってきた。手に、タオルと油を持っている。あと、ヨハネスの自慰用のおもちゃも。
「な、何するの…?まさか後ろに…」
「今日はしないって。でも、もうちょい付き合って」
一応、自慰用の魔導具を開発した時に、性交について調べはしたが、何分したことがないので想像の域を出ない。これから何をするのかわからない。
「後ろ向いて、ケツ上げて」
「ええ……」
「昨日も散々やったろ」
「う、うん…」
昨日と違い、今日はやけに恥ずかしい。のろのろと言われた通りにすると、オイルを尻や会陰から腿の辺りまで塗りたくられた。腰を持たれ、腿を閉じた所に後ろから、シルバーの硬いものが入ってきた。
「もう少し、腿を締めて」
「ん…」
「まだ痩せすぎだなぁ」
むにむにと、尻を捏ねられて恥ずかしい。お尻の穴も見られているし、時々指でなぞってくる。後ろから突かれると、昨日入れられた感触を思い出す。時々、ツンツンと後ろの孔も刺激するからその度に身体がビクッと反応してしまう。
「…!」
「挿れないって。でもやっぱこっちがいいか」
シルバーはヨハネスを起き上がらせた。言われるがまま、向き合って座る。
「これ、使い方教えて」
ヨハネスの使っていたおもちゃを、渡される。
「………え」
「…?俺もイきたいよ。挿れられないから、こっちのがいいだろ」
「そうだけど、これは人にやってもらうものでは」
「いいから、嵌めてよ。ね」
ちゅ、と甘い顔をして強請るから、つい頷いてしまった。
「こうやって、ヨハネスの顔を見ながらすると、やってるみたい」
ウィンウィンと機械音を立てながら、シルバーはヨハネスの口を犯している。
グチュ、チュ、ジュル…口が唾液だらけになって、ついヨハネスも夢中で舌を貪っていた。
「う、……っイク………ああっ………」
間近でシルバーのイクところを見てしまい、後孔が疼いた気がした。
「明日はしような」
さりげなく自然な流れで、シルバーはヨハネスに軽いキスを落とす。
「……………………………うん」
タオルを敷いてくれたから、布団は無事だった。ヨハネスは、シルバーの腕の中でぐっすり眠った。
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