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過去編
7.何度も
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それから1ヶ月、毎日毎日同じような日々が続いた。
家に帰れば母さんに殴られ、学校ではいじめられ。
いつの間にか遥輝とも一言も会話をすることがなくなり、殴られないときもまるで俺はそこにはいないかのように扱われていた。
…痛い。辛い。悲しい。
痛い。辛い。悲しい…
なんで…
「あんたなんて死ねばいいのよ!!」
バチンッと小気味よく響く音と頬に来る衝撃
頬を抑え、うずくまる事しかできない
「ごめんなさい…」
何に対して謝ってるのかももう分からない。
生まれてきてしまってごめんなさい。生きててごめんなさい。不快にさせてごめんなさい。
俺なんて死ねばいい。俺なんて…
何度も何度も殴られる、蹴られる
でもこれが当たり前だから。俺が俺だから。
ドンっ…ドガッ…バキッ…
…っ
ほんとは叫びたい。ほんとは泣きたい。
体中全身をはしる痛みが余計心をも痛めつける。
でも泣いたりすると余計母さんの機嫌は悪くなるから
「…ごめ”んな”ざい…」
それから30分ぐらいたっただろうか
やっと母さんは気が済んだのか外出した。
母さんが機嫌よく帰ってきたときにもし俺がいたらきっと
「せっかく気分良く帰ってきたのになんでまだいるのよ!!」
といって殴られるだろう。
俺はよろけながらも壁伝いに自分の部屋まで動く。
「…っ?!」
部屋のドアの前まで来たと思ったら玄関のドアが開く音がした
まずいまだ部屋に入ってないのに…
そしてそのまま足音はこっちへと近づいてくる。
「あっれ~?ゴミじゃん!こんなとこでなにしてんの?」
振り向いて見るとやっぱり…遥輝。弟だ。
母さんじゃなくて良かったと内心ホッとした。
そして今度は何を言われるのか怯えていた。
母さんが俺のことを殴っているらしいことを知った日からまるで父さんの敵と
「あw!なにしてんのか聞くまでもないよねぇ~w!まぁた母さんに怒られてかわいそ~ww」
「…」
「ねえ。なんか言ったらどうなの?ゴミムシ君」
そう言って思いっきり髪を引っ張られる。
「父さんのこと誘惑したゴミムシ君には喋れるお口も無いのかなぁ?まあ、無いよねw!」
「だからっ…!あれは俺じゃない…俺のせいじゃっ…」
バキッ…
遥輝は母さんに殴られたところに追い打ちをかけるように殴ってきた。
「まだそんなこと言ってんの?家族ぶち壊したくせにさぁ!!ははははは!」
ドンッ…
引っ張られてたままの頭を壁に打ち付けられる。
だからといってやり返したら母さんに告げ口されかねない。
何も出来ることがなくただ見つめた。
「なぁに?その目。それにその顔。気持ち悪い。いいよもう。兄さんと話してても不快なだけだよやっぱ。早く部屋入ってくんない?」
部屋に入って泣き続けた俺を癒せたのはたったつかの間の睡眠だけだった。
家に帰れば母さんに殴られ、学校ではいじめられ。
いつの間にか遥輝とも一言も会話をすることがなくなり、殴られないときもまるで俺はそこにはいないかのように扱われていた。
…痛い。辛い。悲しい。
痛い。辛い。悲しい…
なんで…
「あんたなんて死ねばいいのよ!!」
バチンッと小気味よく響く音と頬に来る衝撃
頬を抑え、うずくまる事しかできない
「ごめんなさい…」
何に対して謝ってるのかももう分からない。
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俺なんて死ねばいい。俺なんて…
何度も何度も殴られる、蹴られる
でもこれが当たり前だから。俺が俺だから。
ドンっ…ドガッ…バキッ…
…っ
ほんとは叫びたい。ほんとは泣きたい。
体中全身をはしる痛みが余計心をも痛めつける。
でも泣いたりすると余計母さんの機嫌は悪くなるから
「…ごめ”んな”ざい…」
それから30分ぐらいたっただろうか
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といって殴られるだろう。
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「…っ?!」
部屋のドアの前まで来たと思ったら玄関のドアが開く音がした
まずいまだ部屋に入ってないのに…
そしてそのまま足音はこっちへと近づいてくる。
「あっれ~?ゴミじゃん!こんなとこでなにしてんの?」
振り向いて見るとやっぱり…遥輝。弟だ。
母さんじゃなくて良かったと内心ホッとした。
そして今度は何を言われるのか怯えていた。
母さんが俺のことを殴っているらしいことを知った日からまるで父さんの敵と
「あw!なにしてんのか聞くまでもないよねぇ~w!まぁた母さんに怒られてかわいそ~ww」
「…」
「ねえ。なんか言ったらどうなの?ゴミムシ君」
そう言って思いっきり髪を引っ張られる。
「父さんのこと誘惑したゴミムシ君には喋れるお口も無いのかなぁ?まあ、無いよねw!」
「だからっ…!あれは俺じゃない…俺のせいじゃっ…」
バキッ…
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「まだそんなこと言ってんの?家族ぶち壊したくせにさぁ!!ははははは!」
ドンッ…
引っ張られてたままの頭を壁に打ち付けられる。
だからといってやり返したら母さんに告げ口されかねない。
何も出来ることがなくただ見つめた。
「なぁに?その目。それにその顔。気持ち悪い。いいよもう。兄さんと話してても不快なだけだよやっぱ。早く部屋入ってくんない?」
部屋に入って泣き続けた俺を癒せたのはたったつかの間の睡眠だけだった。
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