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過去編
4.誰のせい
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その日から、父さんは変わった。
厳密に言うと俺に対しての態度だけが”変わった”。
母さんも遥輝も夢へと誘われ、父さんと二人っきりになったときだった。
「りょうくんさぁ?”あのこと”言われちゃったら困るよねぇ~?お友達とかにバレちゃったらどうなるかなぁ…?きっと気持ち悪がられちゃうよねぇ~?だってりょうくんお父さんとヤッちゃったんだもんねぇ。」
…っ。
…アイツ等はそんなこと信じない。
信じないはずだ…
「お友達もりょうくんの言う事より大人の僕の言う事のほうが信じるよねぇ。りょうくんがヤッてって言ったって僕が言えばそれが皆に伝わるわけだ。そうなると学校にもいけなくなるんじゃないかなぁ?ね、りょうくん。」
「…」
「りょうくんが僕がヤろうって言った時にヤッてくれるっていうんなら考えてあげなくもないんだよ?僕ってば優しいからね。」
「…っ。分かったよ。…分かった。父さん。わかったから、、、アイツ等には言わないで。」
泣きそうになって声が震える。
でも、今の俺に選択肢なんて存在しない。
ただ痛いだけの愛もなにもないものにひたすらに耐えるだけだった。
最初は2ヶ月に1回とかだった。
それが1ヶ月に1回、2週間に1回…と頻度が高くなっていった。
それでも周りの人にはちゃんとバレていないのか、何かを言われることはなかった。
ある日のことだった。
あの日一緒にいた友達たちからまたカラオケに誘われた。
でもタイミングの悪いことに、その日は父さんに誘われた日だった。
「あー、ごめん。俺今日無理だわ」
「お前最近ずっとそうじゃん。ノリ悪いな。まあいいけどよ」
…っ。俺だって。行けるなら、皆とワイワイすごしたい。俺だって。。。
「じゃあな」
「…うん。」
この時の俺はまだ知らなかった。
この日、俺のすべてが無くなることを。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
こんばんはうp主です👍
リアルが忙しくて更新できてなくてもうしわけないです💦
今回も短いんですけどほんとにごめんなさいね。
最近ストレスのせいか体調めっちゃ悪いんですよね。。。ははは
風邪ニモマケズ勉強ニモマケズ
寝不足ニモマケズ
頑張りたいですね
厳密に言うと俺に対しての態度だけが”変わった”。
母さんも遥輝も夢へと誘われ、父さんと二人っきりになったときだった。
「りょうくんさぁ?”あのこと”言われちゃったら困るよねぇ~?お友達とかにバレちゃったらどうなるかなぁ…?きっと気持ち悪がられちゃうよねぇ~?だってりょうくんお父さんとヤッちゃったんだもんねぇ。」
…っ。
…アイツ等はそんなこと信じない。
信じないはずだ…
「お友達もりょうくんの言う事より大人の僕の言う事のほうが信じるよねぇ。りょうくんがヤッてって言ったって僕が言えばそれが皆に伝わるわけだ。そうなると学校にもいけなくなるんじゃないかなぁ?ね、りょうくん。」
「…」
「りょうくんが僕がヤろうって言った時にヤッてくれるっていうんなら考えてあげなくもないんだよ?僕ってば優しいからね。」
「…っ。分かったよ。…分かった。父さん。わかったから、、、アイツ等には言わないで。」
泣きそうになって声が震える。
でも、今の俺に選択肢なんて存在しない。
ただ痛いだけの愛もなにもないものにひたすらに耐えるだけだった。
最初は2ヶ月に1回とかだった。
それが1ヶ月に1回、2週間に1回…と頻度が高くなっていった。
それでも周りの人にはちゃんとバレていないのか、何かを言われることはなかった。
ある日のことだった。
あの日一緒にいた友達たちからまたカラオケに誘われた。
でもタイミングの悪いことに、その日は父さんに誘われた日だった。
「あー、ごめん。俺今日無理だわ」
「お前最近ずっとそうじゃん。ノリ悪いな。まあいいけどよ」
…っ。俺だって。行けるなら、皆とワイワイすごしたい。俺だって。。。
「じゃあな」
「…うん。」
この時の俺はまだ知らなかった。
この日、俺のすべてが無くなることを。
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こんばんはうp主です👍
リアルが忙しくて更新できてなくてもうしわけないです💦
今回も短いんですけどほんとにごめんなさいね。
最近ストレスのせいか体調めっちゃ悪いんですよね。。。ははは
風邪ニモマケズ勉強ニモマケズ
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頑張りたいですね
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