2 / 2
第一章 奇跡と狂気
1
しおりを挟む
魔法都市・フェーデル。
それは千年前に存在していた伝説の賢者・フェデルが生まれ育ち、後年は魔法の研究を行っていた場所に築かれた都市だ。
当時は長年の戦争により荒廃した大地であり、
それまで才覚のある者一部の人間にしか扱えなかった魔法の体系化に成功し、才能の優劣に関係なく魔法を行使できるようにした人間。
現代では当たり前となっている『詠唱』や『魔法陣』を使用する『法式』を体内を循環する魔力を使用すれば誰でも魔法を行使できる技術を生み出したとされる――稀才にして鬼才の奇才の、天才。
当時はもっと複雑な事情が絡み合っていたのだが……そこまで記載するのは、この本では余白が少なすぎるか。
朝、目が覚めて急いで『現状』について調べに訪れたのは、図書館だった。今は朝早すぎる時間のせいか、周りには人の気配は司書である女性以外には存在しない。
本を閉じると、少しざらついた革製の表紙を撫でる。少しざらついた感触に『それ』は笑みを浮かべていた。
「何にせよ――それももう〝今は昔〟のことだ」
手に持っていた書物――『フェーデル魔法歴史年表』から視線を上げると、静かに言葉を吐き出した。自分が『死んでから』の世界は、どうやら上手い具合に発展を遂げているようだ。その吐息には安堵と高揚が混じっている。
この世界であれば、あるいは。
「今度こそ至れるかもしれない――」
以前の『自分』では至ることのできなかった『魔法の極点』へ。
「……で、でけぇ」
ナッシュを追いかけた先には、巨大な建物群が視界を覆いつくさんばかりに立ち並んでいた。これが全部この学校の設備というから驚きだ。
王立・魔道騎士養成学園。
それはこの大陸に住んでいる者なら誰もが知っている、騎士と魔法使いを育成するための学校だ。
全校生徒は三百名ほど。
毎年ここから輝かしい才能を持った者たちが一人前になるために日夜訓練に励んでいて、俺たちもこれからその一員になる。
卒業後は王都お抱えの騎士団に入団したり、傭兵になったりと……様々な進路が待っているらしい。正直俺は、あのド田舎から出られる進路であればなんでもいいんだけど。
これまでも歴史に名前を残すほどの〝英雄〟と呼ばれるような人材を、何人も輩出している――それがこの学園だ。
「うん、大きな建物だ」
「……おいおい、ナッシュさん? なんでそんなに淡白な反応なんだい?」
俺の隣で、無感動に呟くナッシュに思わず突っ込んでしまう。
「淡白って……そうか、そうかも知れないな。君を不快にさせてしまったんなら謝るよ」
「いや、謝ってほしい程気にしてはないんだけどさ……」
俺は尻すぼみ気味に言葉を紡ぐ。
今日はずっと会話がから回っているような、そんな奇妙な感覚だった。これまでのナッシュであれば、俺と同じように目の前の光景に口を閉じることが出来ず、興奮に瞳を輝かせていたはずだ。
しかし、そんな俺の予想していた反応とは裏腹に、親友の反応は何とも淡白なものだった。
恥ずかしがっているからそんな反応に……? それはないと思う。どちらかと言えばナッシュは感情を表に出すタイプだ。嬉しいことは嬉しいというし、悲しいことがあれば悲しさを他人目から見ても分かるくらいには感情を出す。
……気のせい、だろうか?
そんなことを考えながら、俺たち集合場所として指定されている場所へ歩く。予定の時間よりも随分と早いせいだろうか、学園の中はしんと静まり返っていた。俺とナッシュの靴が石畳を軽やかに叩く音が響く。
何か話さなきゃ――そう思って、その言葉の不振さに眉をひそめた。
なんで俺はナッシュとどうやって会話してたっけ? いつもならどちらかが何気なく話を振ったら、そのまま沈黙なんて起きずに話が続く。友達同士の会話ってそんなもんだろ。
しかし、今は妙にナッシュとの間に壁――というよりも、何か別種の違和感があった。
「――あれ、カイルにナッちゃんじゃん! おーい!」
と、そんな俺たちの先で、アホみたいにぴょんぴょん跳ねながら俺たちに手を振ってくる女子が見える。見覚えしかない赤茶のポニーテールを揺らして、見慣れない黒い制服に身を包んでいる。
そのまま跳ねた勢いでこっちに走ってくるから、制服越しでも分かる大きな胸が揺れていた。
あんな特徴的な女は一人しかいない――俺とナッシュの幼馴染・アインだ。
あー、朝からおっぱいを眺められるなんて、眼福眼福。
なんて思いながらも俺は至って平静を装いながら手を振り返す。目の前に揺れているものがあれば見てしまうのは男の性だ。これは仕方ない、仕方のないことなのだ。
声を張らなくてもいいくらいのところまで来たのを確認して、俺はニッと笑みを浮かべる。
「よ、ガサツおっぱい女……あ」
やべ、おっぱいのこと考えてたら余計なことまで言っちまった!?
しかし、そんな俺の後悔も、もう遅い――
「――誰がガサツ巨乳美少女よ!」
「ふべっ!?」
俺の顔面にアインの神速の拳がめり込んだ。メシッと、なんだか聞こえちゃいけない音が鼻から聞こえてくる。多分鼻血も出てる。
崩れ落ちそうになる体をなんとか立て直すと、そこには起こった表情を浮かべるアインがいた。鼻っ柱を思いっきり殴られ、涙目を浮かんで視界がボヤける。
俺はアインを睨み返した。
「ってぇなぁ! 誰が、お前のことだろ!? それに、さらっと俺が言ったことを良い風に言い間違えてんじゃねぇ!」
「ふん、カイルの心の声を代弁してあげたのよ!」
俺はいつも通りのアインに、なぜか安心感を覚えてしまっていた。あれ、なんでこんな安心しちゃうんだろ?
自然と口角が上がってしまう。
「何嬉しそうにジロジロ見てるのよ……? もしかして――そういう性癖!?」
「んあわけあるか」
「どうしよう、私のせいでカイルがおかしなことに……!」
「おかしいのは、その暴走機関車みたいな思考のアイン、お前の方だ」
と、そんな暴走機関車・アインから視線を切ってナッシュの方を見ると――ナッシュは難しそうな表情を浮かべている。何を考え込んんでるのか……いや、思い出そうとしてる?
そんな直感に至ると同時に、ナッシュは口を開いた。
「えっと、アイン? おはよう」
「うん、おはよう……えっと、なんで疑問形?」
「すまない、悪気はないんだ。今朝から少し体調が悪くてね、許してくれ」
「あっ、ちょ――」
そう言い残すと、ナッシュは足早にその場を後にしてしまう。
呆気を取られて取り残された俺とアイン。どれくらいそうして呆けていただろうか、静寂を消し去るようにアインは口を開く。
「どうしたんだろ、ナっちゃん?」
「さぁな、朝からあんな感じだ。体調が悪いとか言っていたけど」
「何だろう……いや、もっと別の――」
しかし、考えても答えが出て来ることはなかった。
それは千年前に存在していた伝説の賢者・フェデルが生まれ育ち、後年は魔法の研究を行っていた場所に築かれた都市だ。
当時は長年の戦争により荒廃した大地であり、
それまで才覚のある者一部の人間にしか扱えなかった魔法の体系化に成功し、才能の優劣に関係なく魔法を行使できるようにした人間。
現代では当たり前となっている『詠唱』や『魔法陣』を使用する『法式』を体内を循環する魔力を使用すれば誰でも魔法を行使できる技術を生み出したとされる――稀才にして鬼才の奇才の、天才。
当時はもっと複雑な事情が絡み合っていたのだが……そこまで記載するのは、この本では余白が少なすぎるか。
朝、目が覚めて急いで『現状』について調べに訪れたのは、図書館だった。今は朝早すぎる時間のせいか、周りには人の気配は司書である女性以外には存在しない。
本を閉じると、少しざらついた革製の表紙を撫でる。少しざらついた感触に『それ』は笑みを浮かべていた。
「何にせよ――それももう〝今は昔〟のことだ」
手に持っていた書物――『フェーデル魔法歴史年表』から視線を上げると、静かに言葉を吐き出した。自分が『死んでから』の世界は、どうやら上手い具合に発展を遂げているようだ。その吐息には安堵と高揚が混じっている。
この世界であれば、あるいは。
「今度こそ至れるかもしれない――」
以前の『自分』では至ることのできなかった『魔法の極点』へ。
「……で、でけぇ」
ナッシュを追いかけた先には、巨大な建物群が視界を覆いつくさんばかりに立ち並んでいた。これが全部この学校の設備というから驚きだ。
王立・魔道騎士養成学園。
それはこの大陸に住んでいる者なら誰もが知っている、騎士と魔法使いを育成するための学校だ。
全校生徒は三百名ほど。
毎年ここから輝かしい才能を持った者たちが一人前になるために日夜訓練に励んでいて、俺たちもこれからその一員になる。
卒業後は王都お抱えの騎士団に入団したり、傭兵になったりと……様々な進路が待っているらしい。正直俺は、あのド田舎から出られる進路であればなんでもいいんだけど。
これまでも歴史に名前を残すほどの〝英雄〟と呼ばれるような人材を、何人も輩出している――それがこの学園だ。
「うん、大きな建物だ」
「……おいおい、ナッシュさん? なんでそんなに淡白な反応なんだい?」
俺の隣で、無感動に呟くナッシュに思わず突っ込んでしまう。
「淡白って……そうか、そうかも知れないな。君を不快にさせてしまったんなら謝るよ」
「いや、謝ってほしい程気にしてはないんだけどさ……」
俺は尻すぼみ気味に言葉を紡ぐ。
今日はずっと会話がから回っているような、そんな奇妙な感覚だった。これまでのナッシュであれば、俺と同じように目の前の光景に口を閉じることが出来ず、興奮に瞳を輝かせていたはずだ。
しかし、そんな俺の予想していた反応とは裏腹に、親友の反応は何とも淡白なものだった。
恥ずかしがっているからそんな反応に……? それはないと思う。どちらかと言えばナッシュは感情を表に出すタイプだ。嬉しいことは嬉しいというし、悲しいことがあれば悲しさを他人目から見ても分かるくらいには感情を出す。
……気のせい、だろうか?
そんなことを考えながら、俺たち集合場所として指定されている場所へ歩く。予定の時間よりも随分と早いせいだろうか、学園の中はしんと静まり返っていた。俺とナッシュの靴が石畳を軽やかに叩く音が響く。
何か話さなきゃ――そう思って、その言葉の不振さに眉をひそめた。
なんで俺はナッシュとどうやって会話してたっけ? いつもならどちらかが何気なく話を振ったら、そのまま沈黙なんて起きずに話が続く。友達同士の会話ってそんなもんだろ。
しかし、今は妙にナッシュとの間に壁――というよりも、何か別種の違和感があった。
「――あれ、カイルにナッちゃんじゃん! おーい!」
と、そんな俺たちの先で、アホみたいにぴょんぴょん跳ねながら俺たちに手を振ってくる女子が見える。見覚えしかない赤茶のポニーテールを揺らして、見慣れない黒い制服に身を包んでいる。
そのまま跳ねた勢いでこっちに走ってくるから、制服越しでも分かる大きな胸が揺れていた。
あんな特徴的な女は一人しかいない――俺とナッシュの幼馴染・アインだ。
あー、朝からおっぱいを眺められるなんて、眼福眼福。
なんて思いながらも俺は至って平静を装いながら手を振り返す。目の前に揺れているものがあれば見てしまうのは男の性だ。これは仕方ない、仕方のないことなのだ。
声を張らなくてもいいくらいのところまで来たのを確認して、俺はニッと笑みを浮かべる。
「よ、ガサツおっぱい女……あ」
やべ、おっぱいのこと考えてたら余計なことまで言っちまった!?
しかし、そんな俺の後悔も、もう遅い――
「――誰がガサツ巨乳美少女よ!」
「ふべっ!?」
俺の顔面にアインの神速の拳がめり込んだ。メシッと、なんだか聞こえちゃいけない音が鼻から聞こえてくる。多分鼻血も出てる。
崩れ落ちそうになる体をなんとか立て直すと、そこには起こった表情を浮かべるアインがいた。鼻っ柱を思いっきり殴られ、涙目を浮かんで視界がボヤける。
俺はアインを睨み返した。
「ってぇなぁ! 誰が、お前のことだろ!? それに、さらっと俺が言ったことを良い風に言い間違えてんじゃねぇ!」
「ふん、カイルの心の声を代弁してあげたのよ!」
俺はいつも通りのアインに、なぜか安心感を覚えてしまっていた。あれ、なんでこんな安心しちゃうんだろ?
自然と口角が上がってしまう。
「何嬉しそうにジロジロ見てるのよ……? もしかして――そういう性癖!?」
「んあわけあるか」
「どうしよう、私のせいでカイルがおかしなことに……!」
「おかしいのは、その暴走機関車みたいな思考のアイン、お前の方だ」
と、そんな暴走機関車・アインから視線を切ってナッシュの方を見ると――ナッシュは難しそうな表情を浮かべている。何を考え込んんでるのか……いや、思い出そうとしてる?
そんな直感に至ると同時に、ナッシュは口を開いた。
「えっと、アイン? おはよう」
「うん、おはよう……えっと、なんで疑問形?」
「すまない、悪気はないんだ。今朝から少し体調が悪くてね、許してくれ」
「あっ、ちょ――」
そう言い残すと、ナッシュは足早にその場を後にしてしまう。
呆気を取られて取り残された俺とアイン。どれくらいそうして呆けていただろうか、静寂を消し去るようにアインは口を開く。
「どうしたんだろ、ナっちゃん?」
「さぁな、朝からあんな感じだ。体調が悪いとか言っていたけど」
「何だろう……いや、もっと別の――」
しかし、考えても答えが出て来ることはなかった。
0
お気に入りに追加
4
この作品の感想を投稿する
あなたにおすすめの小説
神に同情された転生者物語
チャチャ
ファンタジー
ブラック企業に勤めていた安田悠翔(やすだ はると)は、電車を待っていると後から背中を押されて電車に轢かれて死んでしまう。
すると、神様と名乗った青年にこれまでの人生を同情された異世界に転生してのんびりと過ごしてと言われる。
悠翔は、チート能力をもらって異世界を旅する。
戦車で行く、異世界奇譚
焼飯学生
ファンタジー
戦車の整備員、永山大翔は不慮の事故で命を落とした。目が覚めると彼の前に、とある世界を管理している女神が居た。女神は大翔に、世界の安定のために動いてくれるのであれば、特典付きで異世界転生させると提案し、そこで大翔は憧れだった10式戦車を転生特典で貰うことにした。
少し神の手が加わった10式戦車を手に入れた大翔は、神からの依頼を行いつつ、第二の人生を謳歌することした。
若返ったおっさん、第2の人生は異世界無双
たまゆら
ファンタジー
事故で死んだネトゲ廃人のおっさん主人公が、ネトゲと酷似した異世界に転移。
ゲームの知識を活かして成り上がります。
圧倒的効率で金を稼ぎ、レベルを上げ、無双します。
せっかく異世界に転生できたんだから、急いで生きる必要なんてないよね?ー明日も俺はスローなライフを謳歌したいー
ジミー凌我
ファンタジー
日夜仕事に追われ続ける日常を毎日毎日繰り返していた。
仕事仕事の毎日、明日も明後日も仕事を積みたくないと生き急いでいた。
そんな俺はいつしか過労で倒れてしまった。
そのまま死んだ俺は、異世界に転生していた。
忙しすぎてうわさでしか聞いたことがないが、これが異世界転生というものなのだろう。
生き急いで死んでしまったんだ。俺はこの世界ではゆっくりと生きていきたいと思った。
ただ、この世界にはモンスターも魔王もいるみたい。
この世界で最初に出会ったクレハという女の子は、細かいことは気にしない自由奔放な可愛らしい子で、俺を助けてくれた。
冒険者としてゆったり生計を立てていこうと思ったら、以外と儲かる仕事だったからこれは楽な人生が始まると思った矢先。
なぜか2日目にして魔王軍の侵略に遭遇し…。
異世界のおっさんフリー冒険者は固有スキル「傘を刺す」で最強無双だった
中七七三
ファンタジー
なんの恥ずかしげもないテンプレ展開。
超ブラック企業に務めるおっさん、サラリーマンはトッラク(以下略
んで、異世界に転生。
転生したのは、異世界有数の名門貴族。
そして、5歳になると「固有スキル」を与えられるのだ。
降臨の儀式で、天より魔具を授かり、それと一体となるこで「固有スキル」を発揮できる。
異世界に転生したおっさんも、儀式で魔具を授かる。
それは、彼を「異世界最強・無双」にするものだった。
余りに希少な能力に、周囲は騒然、盛り上がる。
しかし――
「いらねーよこんな魔具(もん)!」
転生した元おっさんは、そんなものは要らなかった。
魔具も「異世界最強・無双」の固有スキルもいらない。
めざすのは、まったりゆっくりのスローライフだ。
しかし、付与された魔具と固有スキルはもう切り離せない。
「なにが、高貴なる物の義務だ。クソか! アホウか!」
彼は家を飛び出し気ままな冒険者生活に入った。
それも、楽ちんな採取専門のフリー冒険者。
冒険者ギルドにすら所属していない。
「Sランク? なにそれ。いいよ適当で……」
しかし、彼の「異世界最強・無双」の力は魅力的すぎた。
実家からは、彼の「すご腕の婚約者」たちが、追手として放たれた。
3人の美少女達――
「もうね、彼の子をなせば、名門貴族の正妻確約なのよぉ!」
「あら、そう簡単にいくかしら?」
「愛してます…… 愛しています…… 愛しているのです……」
元おっさん、逃げ切れるのか?
気楽に、ゆったり生活できればそれで十分――
元おっさんサラリーマンにして、転生フリー冒険者に安息の日はやってくるのか?
(表紙は「英雄キャラクタージェネレータ|サクセス」様で作成したものです)
攫われた転生王子は下町でスローライフを満喫中!?
伽羅
ファンタジー
転生したのに、どうやら捨てられたらしい。しかも気がついたら籠に入れられ川に流されている。
このままじゃ死んじゃう!っと思ったら運良く拾われて下町でスローライフを満喫中。
自分が王子と知らないまま、色々ともの作りをしながら新しい人生を楽しく生きている…。
そんな主人公や王宮を取り巻く不穏な空気とは…。
このまま下町でスローライフを送れるのか?
異世界転生!俺はここで生きていく
おとなのふりかけ紅鮭
ファンタジー
俺の名前は長瀬達也。特に特徴のない、その辺の高校生男子だ。
同じクラスの女の子に恋をしているが、告白も出来ずにいるチキン野郎である。
今日も部活の朝練に向かう為朝も早くに家を出た。
だけど、俺は朝練に向かう途中で事故にあってしまう。
意識を失った後、目覚めたらそこは俺の知らない世界だった!
魔法あり、剣あり、ドラゴンあり!のまさに小説で読んだファンタジーの世界。
俺はそんな世界で冒険者として生きて行く事になる、はずだったのだが、何やら色々と問題が起きそうな世界だったようだ。
それでも俺は楽しくこの新しい生を歩んで行くのだ!
小説家になろうでも投稿しています。
メインはあちらですが、こちらも同じように投稿していきます。
宜しくお願いします。
巻き込まれ召喚されたおっさん、無能だと追放され冒険者として無双する
高鉢 健太
ファンタジー
とある県立高校の最寄り駅で勇者召喚に巻き込まれたおっさん。
手違い鑑定でスキルを間違われて無能と追放されたが冒険者ギルドで間違いに気付いて無双を始める。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる