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妖魔族の国?
よんじゅうななわめ※≪吸血鬼×シオン≫
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「ひ、ぁあ……っ」
一瞬の痛みの後、俺は吸血鬼に啜られている。
ナニを、って血。
俺の首筋からじゅるじゅると音と啜り上げられる感覚がして、そしてそこから甘い痺れが全身に巡っていく。
それははっきりとした快感で、力が抜けてしまう。
そんな俺を支えたままの吸血鬼は、何かに急き立てられるかのように俺のナカへとその昂って固くなった杭を埋め込んだ。
「は、ぁうう……っ!……、はぁぁ……ッ」
俺に牙と杭を突き立てて吸血鬼はゆらゆらと揺らめき始め、俺はされるがまま熱の籠った吐息を吐き出す。
牙が肌から抜かれる感覚に腰が震え、その痕を一舐めされて……俺は杭を締め付けて達した。
「ああ……感じやすいな」
「ぁ……、ふ……や……」
力のない拒絶は拒絶足りえない。
両手で尻肉をわしっと掴まれて後はもう、揺さぶられるままだ。
お湯がちゃぷちゃぷと揺れて肌を撫でるだけで肌が粟立ち、突き上げる杭は俺の弱い所をごりごり擦っていく。
容易く高められ、押し出されるように白濁を零せばその白がお湯に溶けていく。
吸血鬼はそんな俺を揺さぶり続け、俺の胎内へと熱い飛沫を吐き出した。
「……まだ足りぬな」
「は……ふぁあッ!」
再び俺の首筋に顔を埋めた吸血鬼はそう呟くと俺を引き上げる。
ずりゅりゅ、と抜ける杭に思わず声を上げるけど、なんら気にした様子もなく、俺を抱え直して歩き出す。
吸血鬼さん、表情一切変わりませんね!
濡れた体のまま運ばれたのは最初に飛び込んだ部屋で、そこにあった天蓋付きのベッドに下ろされた。
多分、吸血鬼が噛んだ時に何かあったのだろうと思う。
それこそ催淫剤的な効果のある何かを流し込まれたとかね。
エロ漫画とかでよくあるアレだ。
じゃないと俺の体の説明がつかない。
こんなに敏感で、力が入らなくて、欲しくて堪らない。
元からそうじゃなかったかって?
いいや、それよりもヒドイ。
吸血鬼は俺の脚の間に滑り込み、膝で片足を開いてもう片方をその肩へと担ぐ。
そうして白濁を溢れさせて切なくひくつく俺のソコへと再び杭を打ち込んできた。
「ふぁああっ!」
一気に打ち込まれた杭は、俺の最奥までを突き、その快感の衝撃に顎を反らせてまた達した。
そんな俺の締め付けもなんのその、吸血鬼はばちゅんばちゅんと音を立てて杭を何度も打ち付けてくる。
シーツに皺を作りながら声を跳ねさせ、白濁を零し、潮を噴き出して何度も昇り詰める。
吸血鬼も俺のナカに飛沫を吐き出しているのに、全然萎えない。
時折溢れたお互いの蜜を掬い、俺の腹や胸に塗り付けてくる。
まるで全身パックでもしているみたいだ。
それは体勢を変えられても続き、背中もお尻もベッタベタにされた。
そんな甘い責め苦にも似た時間は俺の意識が飛ぶまで続けられた。
「……ここ……どこら……?」
次に目を覚ましたのは朝でした。
……いつの朝だろうか。
今居る場所は、うん、最初に来た部屋で、そこのベッドの上なのは変わらない。
大きな窓に掛けられたカーテンの隙間から陽の光が見えてるけど、全体的に薄暗い。
吸血鬼がいるから、カーテンを開けないんだろうか。
ベッドに寝転んだままぼんやりとそんなことを考えていて、ハッと思い出す。
俺、ここに攫われてきたんだった!
慌ててゼルに声をかけてお互いの状況を話し合う。
ゼル達は朝になってすぐ出発したとかで、俺が攫われた水辺からそこそこ進んだ所らしい。
俺に土地勘がないから詳しくはわからないんだけどね。
俺がいるのは、キジョイン国の端の方みたいだ。
入国した所から、ずっと先に進んだ方のね……。
それも5つにわかれているうちの1つである、吸血鬼族の代表のお家らしい。
そうなるとさ、昨日の吸血鬼がね……。
代表の身内ってことなんだろうなぁ。
と思いつつ吸血鬼の名前をゼルに告げたらとんでもなかった。
身内どころか、代表でしたわ。
人攫いが代表とか、吸血鬼族大丈夫かよ!?
一瞬の痛みの後、俺は吸血鬼に啜られている。
ナニを、って血。
俺の首筋からじゅるじゅると音と啜り上げられる感覚がして、そしてそこから甘い痺れが全身に巡っていく。
それははっきりとした快感で、力が抜けてしまう。
そんな俺を支えたままの吸血鬼は、何かに急き立てられるかのように俺のナカへとその昂って固くなった杭を埋め込んだ。
「は、ぁうう……っ!……、はぁぁ……ッ」
俺に牙と杭を突き立てて吸血鬼はゆらゆらと揺らめき始め、俺はされるがまま熱の籠った吐息を吐き出す。
牙が肌から抜かれる感覚に腰が震え、その痕を一舐めされて……俺は杭を締め付けて達した。
「ああ……感じやすいな」
「ぁ……、ふ……や……」
力のない拒絶は拒絶足りえない。
両手で尻肉をわしっと掴まれて後はもう、揺さぶられるままだ。
お湯がちゃぷちゃぷと揺れて肌を撫でるだけで肌が粟立ち、突き上げる杭は俺の弱い所をごりごり擦っていく。
容易く高められ、押し出されるように白濁を零せばその白がお湯に溶けていく。
吸血鬼はそんな俺を揺さぶり続け、俺の胎内へと熱い飛沫を吐き出した。
「……まだ足りぬな」
「は……ふぁあッ!」
再び俺の首筋に顔を埋めた吸血鬼はそう呟くと俺を引き上げる。
ずりゅりゅ、と抜ける杭に思わず声を上げるけど、なんら気にした様子もなく、俺を抱え直して歩き出す。
吸血鬼さん、表情一切変わりませんね!
濡れた体のまま運ばれたのは最初に飛び込んだ部屋で、そこにあった天蓋付きのベッドに下ろされた。
多分、吸血鬼が噛んだ時に何かあったのだろうと思う。
それこそ催淫剤的な効果のある何かを流し込まれたとかね。
エロ漫画とかでよくあるアレだ。
じゃないと俺の体の説明がつかない。
こんなに敏感で、力が入らなくて、欲しくて堪らない。
元からそうじゃなかったかって?
いいや、それよりもヒドイ。
吸血鬼は俺の脚の間に滑り込み、膝で片足を開いてもう片方をその肩へと担ぐ。
そうして白濁を溢れさせて切なくひくつく俺のソコへと再び杭を打ち込んできた。
「ふぁああっ!」
一気に打ち込まれた杭は、俺の最奥までを突き、その快感の衝撃に顎を反らせてまた達した。
そんな俺の締め付けもなんのその、吸血鬼はばちゅんばちゅんと音を立てて杭を何度も打ち付けてくる。
シーツに皺を作りながら声を跳ねさせ、白濁を零し、潮を噴き出して何度も昇り詰める。
吸血鬼も俺のナカに飛沫を吐き出しているのに、全然萎えない。
時折溢れたお互いの蜜を掬い、俺の腹や胸に塗り付けてくる。
まるで全身パックでもしているみたいだ。
それは体勢を変えられても続き、背中もお尻もベッタベタにされた。
そんな甘い責め苦にも似た時間は俺の意識が飛ぶまで続けられた。
「……ここ……どこら……?」
次に目を覚ましたのは朝でした。
……いつの朝だろうか。
今居る場所は、うん、最初に来た部屋で、そこのベッドの上なのは変わらない。
大きな窓に掛けられたカーテンの隙間から陽の光が見えてるけど、全体的に薄暗い。
吸血鬼がいるから、カーテンを開けないんだろうか。
ベッドに寝転んだままぼんやりとそんなことを考えていて、ハッと思い出す。
俺、ここに攫われてきたんだった!
慌ててゼルに声をかけてお互いの状況を話し合う。
ゼル達は朝になってすぐ出発したとかで、俺が攫われた水辺からそこそこ進んだ所らしい。
俺に土地勘がないから詳しくはわからないんだけどね。
俺がいるのは、キジョイン国の端の方みたいだ。
入国した所から、ずっと先に進んだ方のね……。
それも5つにわかれているうちの1つである、吸血鬼族の代表のお家らしい。
そうなるとさ、昨日の吸血鬼がね……。
代表の身内ってことなんだろうなぁ。
と思いつつ吸血鬼の名前をゼルに告げたらとんでもなかった。
身内どころか、代表でしたわ。
人攫いが代表とか、吸血鬼族大丈夫かよ!?
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