性奴隷『性』活が始まったので逆らわずに生きていこうと思った……んだけれど思ったより気持ち良い『性』活が送れそうなので頑張りたいです。

冬生羚那

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新しくなる『わたし』

※※☆2人目 (♂×♀)

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 何か、気持ち良い……。

 ──ぐぢゅ、ずにゅ、ぷちゅぅ──

「……ふ、ぁ……」

 気持ち良くて、ムズムズする。
 ……これは、何か挿入はいってる……?
 そこまで太くは、ない……。
 でも、何?
 何か……えっ!?

 グワッと意識が浮上して、目が覚めた。
 確実にわたしのナカに何か挿入はいってる!

 視界には天井が映り、わたしは仰向けになっているようだ。
 慌てて視線を自分の下半身に向けると、左右に開かれた脚の間に蒼い頭と、眠る前に見ていた美形に似た顔が見えた。
 その髪は長くて、ステファン様だとわかる。
 そのステファン様がわたしの蜜壷に指を突っ込み、じっと見つめていた。

「す、ステファン様!?」
「……起きたのか」
「あの、あの……!?」

 ステファン様がここに居るのはいい。
 だってステファン様の屋敷だし。
 ここ調教部屋だし。
 でも、何故指を突っ込まれているのか!?

 若干の混乱におろおろと視線を彷徨さまよわせ、逃げるように腰をひこうと身動いだ。
 するとステファン様は僅かに眉根を寄せ、わたしを睨み付けるように見つめてくる。

「何故逃げる」
「え、あの……」
「ウィルだけが君の主人じゃないだろう?」

 ──ぐぢゅぅっ!──

「ひぁぁっ!?」

 どこか苛ただしげにステファン様は言うと、わたしの蜜壷に2本、指を深く挿し込んできた。
 その指指は男性らしく太めで、僅かに曲げられているのか節くれだつ関節部分が内壁を擦る。
 指の股が蜜壷に触れ、挿し込まれた指先が子宮の入り口を引っ掻く。

「ふぁぁっ!ああッ!」

 ステファン様の指先がコリコリと固い入り口を引っ掻き、閉じられたままのそこを刺激する。
 ビリビリと快感が走り放り投げられたままの脚が戦慄わななく。

「君は私から逃げるつもりか?」
「あっ、ちが……っ……違いますぅッ」
「ではどういうつもりだ?」

 ステファン様は低い声で静かに問いかけながらも、指の動きを止めるつもりはないらしい。
 わたしはシーツを握り、快感に支配されながら口を開く。

「ひっ、んッ……び、びっくり、した……あぅっ……だけ、ですぅ……っ、にげ、逃げない……ですぅッ!」
「……ならば受け入れられるな」
「ひんッ、んぅっ」

 ステファン様はこくこく頷くわたしのナカに指を入れたまま片手で器用にズボンを寛げ、緩やかに勃ち上がる雄芯を取り出す。
 ウィリアム様の白濁と、おそらくわたしの蜜の混じったぬるぬるの指を引き抜くとその手でわたしの片脚を持ち上げステファン様の肩に引っ掛けた。
 開かれたわたしの花弁は、ぱくぱくと物欲しそうにひくついて、その度にナカから蜜が溢れてお尻を濡らしていく。
 恥ずかしさに目を閉じてシーツを握り締めると蜜壷にナニかが擦り付けられる。
 くちくちと音がして、それがまた恥ずかしくて気持ち良い。
 でもその恥ずかしさに子宮がきゅう、と痛む。

「ふぁ……ぁ……」

 本当にわたしの身体はエッチになっている。
 擦り付けられるソレに腰が揺らめき、奥から蜜が溢れるのがわかる。
 ステファン様は擦り付けるソレをゆっくりと押し込んできた。
 ソレは硬くて太くて、ゆっくりな動きはしっかりとその形を教えてくる。
 濡れて滑りがいいはずなのに、摩擦感が凄い。
 ゴリゴリという音が胎内に響いている気がする。
 ステファン様の雄芯の先端が子宮口にくっついたけれど、そのままステファン様は腰を押し進めてくる。
 子宮がステファン様の形に沿うように変形し、痛みと快感で蜜壷がステファン様に絡みつき、腰が痺れる。

「ぁ……あ……」

 ぐぐ、と押し上げられて背中がしなり、一緒に顎が上がり白い喉が顕になる。
 ぴたりとステファン様の肌がわたしの濡れた肌に合わさり、漸く動きが止まった。

「は……は……は、ぁああああ……!」

 浅く呼吸を繰り返すわたしを不機嫌な顔で見下ろしていたステファン様は、片脚を持ち上げたままわたしに覆い被さってきた。
 腰が浮き、埋められたままのステファン様の雄芯が奥をゴリゴリ擦って動く。

「……今君の胎内なかに居るのは誰だ?」

 片腕をわたしの顔の横につき、唇が触れそうな程の距離でステファン様は問いかけてくる。
 その声は低く、怒っていると思わせるのに、わたしの蜜壷はきゅん、と蠢きステファン様に絡み付く。

「ス、ステファン様です……!」
「君は私達から逃げる事は許されない」
「は、はい……っ」
「君の全てはウィルのモノであり、私のモノだ」
「はい……!わたしは、ステファン様とウィリアム様のモノです……!」
「わかればよろしい」
「はぃぃ……!」

 ステファン様は教え込むようにゆっくり言葉を紡ぐ。
 そして触れそうだった唇が軽く重ねられる。
 薄い唇がわたしの唇をちゅ、ちゅ、と吸い、ねっとりと唇が舐められる。

「ふぁ……」

 熱の篭った吐息が漏れると、ステファン様の厚い舌がわたしの唇をなぞる。
 唇を舐められる気持ち良さにうっとりと目を細め、その舌に誘われるように舌を伸ばしてステファン様の舌を追いかけると、ステファン様も舌を伸ばし、ちょん、と舌先がわたしの舌に触れた。
 その舌に自分の舌をくねらせて擦り付ける。
 口端から唾液を零しながらお互いの舌だけが触れ合うのを見つめていると、ステファン様と繋がっている部分がむずむずと疼いてきた。
 お尻を振るように腰をくねらせステファン様の舌から視線を上げると先程までの不機嫌さが消えた、欲を孕んだ瞳でステファン様がわたしを見下ろしていた。
 きゅうう、と子宮が収縮して痛くなる。
 浮いていた脚をステファン様の腰に回し、シーツから手を離すとステファン様の皺のない綺麗な服を少しだけきゅっと掴む。
 首を少し伸ばしてステファン様の舌先にちゅぱちゅぱと音を立てて吸い付く。
 腰を揺らせばステファン様の雄芯が抉るように動いて気持ちが良い。

「は、は……あッ!」

 息を荒くしながら腰を揺らしてステファン様の舌に吸い付いていると、ステファン様がぐり、と腰を押し付けてきた。
 その刺激に身体が跳ねてしまう。

「シーナ」

 離れたステファン様の唇が優しく、熱を孕んでわたしを呼ぶ。
 その声は甘くて、脳みそもわたしの身体も優しく包み込むようで、勘違いしちゃいけないけど……まるで愛を囁いているように聞こえた。
 勘違い、しそうになっちゃう……。

「ステファン様……ど、どうか……ステファン様の……精液を、ください……」
「ふむ……精液だけでいいのか?」
「い、いいえ……ステファン様の、その……大きなおちんちんで……擦られたい……です……」
「ほう……?」

 しどろもどろになりながらも、ステファン様に強請ればゆるゆると腰を動かされ、その動きに息を詰めればステファン様は意地悪く小さく笑った。

「これでいいか?」
「ぁ、そんな……っ……も、もっと……」
「もっと、……『なんだ』?」

 問いかけられているはずなのに、わたしを射抜くように見つめる瞳は、その声は『言え』と命令していた。
 それでも目を泳がせて言い淀むわたしに、ステファン様が僅かに腰を引いて、そしてパン!と音を立てて打ち付けてきた。

「あんッ!」

 ビリッと電気が走ったような快感に脚が跳ね、脳みそが揺れた。
 ステファン様の服を震える手でキツく握り締め、泣きそうになる。
 見下ろしてくる瞳はじっとわたしを見つめていて、篭った熱がわたしを求めていると、感じる。

「……お、お願いです……動いて……ください……!奥まで、いっぱい突いて欲しいです……!」
「……そんなにちんぽが好きか?」

 探るような硬い声音と瞳に、こくこくと頷きステファン様を濡れた目で見つめ返す。

「ステファン様とウィリアム様に突かれるの、好きです!じゅぼじゅぼってされると、気持ち良くて……奥までゴリゴリされると、痛いのに……気持ち良い、し……」

 じっとわたしの目を見つめたままのステファン様に、段々と勢いを失っていく。
 こんなことを望むのは、いけないことだったのだろうか……。
 不安が拡がり悲しくなってくる。

「……シーナは、私とウィルのちんぽが好きか?」
「……はい」

 わたしの言葉に嘘が含まれていないか探られているみたいだ。
 確かに性奴隷はちょっと望んでいなかったけど、ステファン様とウィリアム様は……嫌いじゃない。
 しっかりとステファン様の瞳を見つめ返して頷く。

「……そうか」

 ステファン様の声から硬さが消える。
 瞳もどこかほっとしたように細められて、優しくなった。

「……ステファン様……?」
「ならば、たっぷり突いてやろう」

 どうしてそんな目をするのかわからず、僅かに首を傾げるけれど、そんなわたしの疑問を無視してステファン様は腰を大きく引いた。

 ──ずぢゅぅ……パァン!──

「ひぁあっ!」

 ──パンッ!パチュン!ぶちゅっ!──

「きゃうっ!ああっ、あうッ!」

 激しい打ち付けに脚が跳ね腰が痺れる。

 ああ、気持ち良い!
 もっと、もっと奥まで……!

 無意識にステファン様の背中に腕を回して抱き着き、離れまいと服を握り締める。
 ステファン様は腰を打ち付けながらわたしの顔中に口付けの雨を降らせ、そして腰の下に腕を通して抱き寄せた。
 力強く抱き締められると押し広げられている蜜壷が、ステファン様の背中に回した腕が、更に離れないようにとステファン様に絡み付く。

「……はぁ……、シーナ……っ」
「あんっ、ステファ……さまぁっ!」

 揺さぶられる中、そっと目を開いてステファン様に視線を向けると、欲情で濡れた炎のような瞳とぶつかった。
 ステファン様の額にはしっとりと汗が滲み、呼吸がいつもより荒い。

 ステファン様が、わたしで感じている。
 興奮してくれている。

 嬉しさと充足感と、飢餓感が渦巻く。
 顎を持ち上げ唇を突き出せば、意図を察したステファン様が唇を重ねてくれる。
 欲望に突き動かされるまま舌を伸ばし、ステファン様の口腔内で蠢かせると、その舌をぬるりと絡め取られ、逆に翻弄されてしまう。
 ステファン様から流し込まれる唾液が、わたしのそれと混ざりぐちゅぐちゅと音が響く。
 飲み切れない分は口端から溢れて、頬を伝う。

 ああ、気持ち良すぎる……!

「んぅ、んぐ……、んん……っ」
「は……ふ……、っ」

 ぱちぱちと瞼の裏が光り全身に力が入る。
 終わりはすぐこそまで訪れていた。
 ステファン様は一層激しく腰を打ち付け、溢れる嬌声はステファン様に飲み込まれていく。

「ッ……、っ!」
「んぅ……っ……ンン、ん──ッッ」

 グッと奥の奥までステファン様が押し込まれると、ぶわっと熱が拡がって溢れていく。
 その熱さに誘われて白が弾けた。
 絶頂へと昇り全身が震え……そうして一気に力が抜けた。

「……は、は……はぁ……」
「……はぁ……」

 僅かに離れた唇から吐息が零れ、空中で混ざる。
 お互いが息を整え、深く満足気な溜め息が漏れた。

 ああ……満たされている……。

 どうしてかわからないが、ステファン様の唇に軽く吸い付いてしまった。
 驚いて目を丸くするステファン様に、幸せな気持ちが溢れ笑顔が浮かぶ。
 何故か苦しそうに眉根を寄せたステファン様は、わたしを抱き締めて顔を隠してしまった。

 嫌だったのかな……?
 でも、……ああ、わかんない。

 快感で蕩けた思考はまともに考えることを放棄した。
 ただ、どこか泣いていそうな感じがするステファン様を力が入る限界までぎゅう、っと抱き締めた。
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