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第2章 幼年編
535 大人の事情
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535 大人の事情
「姫あのさ」
「なに狐ちゃん?」
「デーツはさ、ようやく自分が幸せだってことに気づいたんだよ」
コクコク コクコク
「幸せ?」
「うん。オヤジが建てた雨風凌げる立派な家がある。学校にも行かずに1日中好きな絵を描いてても誰にも怒られない。大好きな女もいる。
金の心配もなにもしなくていい。厄介ごとはオヤジと兄貴の俺がなんとかしてくれる。洗濯もお手伝いのバブ婆ちゃんが全部やってくれる。もちろんメシも風呂もある」
「「「家にお風呂かよ!?」」」
「ああ。俺が作った」
「「「あははは‥‥」」」
「とにかく至れり尽くせりなんだよ。
そんでも‥‥コイツはこのままでいいのかとようやく思いはじめたんだ。
そんなデーツだから、俺たちよりも敏感なのかもしれないんだ‥‥」
「何に?」
「世の中の不条理に」
コクコク コクコク
「「「‥‥」」」
「政治的なことは俺もわからない。でもこのバカのデーツの気持ちもよくわかるんだ。
だけど王国旗を掲げた船に対して正面切って攻撃をしかけるのが正解じゃないってことくらいは俺でもわかる」
「ううっ‥‥」
デーツは赤面しながら大きな身体を縮こめていたよ。
「わかるわ狐ちゃん」
「俺はさ、王国人だよ。だけど‥‥海人族の、ジョングの子どもたちを人質にして言うことを聞かせる奴らのやり方は許せない」
「じゃあどうするの狐ちゃん?」
「船はたぶん朝にはグランドを離れていくんだよね?」
「おそらくね」
「だったらそのまま行かせてやればいいよ」
「アレク!お前なんて‥!?」
「黙って聞けってデーツ」
ゴーンッ!
「痛っ!」
「でもさ、グランドを離れてしばらくして。正体不明の海賊や魔獣にやられて船が沈んだら‥‥‥‥なにか問題はある?」
「狐ちゃん‥‥なにも問題ないわ」
「うふふ。アタシも狐ちゃんの案に賛成よぉ」
「「レベちゃん(師匠)!」」
「もちろんアタシも行くわよぉ」
「団長俺も!」
「ドンありがとな。頼むよ」
「デーツお前はどうするよ?」
「お、俺も‥‥イキタイ」
「自分の身は自分で守るんだぞ。死んでも知らんぞ?」
コクコク コクコク
「アレク‥‥」
「どうしたジョング?」
「海人族の俺たちが持つ魔獣寄せの魔石は使えないだろうか?」
「なんだそれ?」
「魔獣寄せの魔石?私も聞いたことないわね」
「「「なんだ?なんだ?」」」
姫をはじめコジローさんもレベちゃんもマル爺も草さんたちもみんなが首を傾げたんだ。
「これだ」
「えっ?それってガタロの魔石じゃないか?」
「そうだ。だが、これに魔法を加えると魔獣寄せの魔石に進化するんだ」
「「「‥‥」」」
見た目はまるで変わらないガタロの魔石なのに。
「魔獣寄せの魔法は、代々の海人族の長だけの秘密なんだ。
俺たち海人族は闘うと決めた相手の船底にこいつを付けるんだ。そしたらすぐにガタロがたくさんやってくる」
「「「それでか!」」」
ドンも含めて。海洋諸国人のみんなが納得してたよ。
「ああ。これまでの海洋諸国人との闘いは魔獣寄せの魔石が大いに関係してるんだ」
「どおりでガタロがたくさん現れると思ったんだよ!」
コジローさんがしきりに感心していた。
「ジョング、それはガタロしか寄せれないのか?」
「魔法を施したあと。魔石に魔力をこめればこめるほど強い魔物が現れるぞ?アレクならば相当‥‥だろうな」
「俺だとどのくらいになる?」
「おそらくヨルムンガークラスも来るだろう」
「「「すげぇな!」」」
「それいいじゃん!魔獣寄せの魔石か!使えるもなにもめちゃくちゃ使えるじゃん!」
「ちょっと狐ちゃん、ヨルムンガーよ!あんなのが出てきたら怖いわ!大丈夫なの?」
「姫‥‥俺ピーちゃんのほうが100倍怖いよ」
「あ~またいじわる言ったー!ピーちゃんに言いつけてやろ」
「ぜったいやめてよ!」
フフフフフフ
わははははは
ワハハハハハ
「(団長ヨルムンガーですよ?大丈夫なんですか?)」
「(あー1回闘ったことあるよ。あのときは苦戦したけど次闘ったらもう大丈夫かな)」
「(マジっすか)」
「(うん。マジで)」
「ヨルムンガーの肉はアタシ大好きなのよねぇ。お肌がプルプルになるんだからぁ」
レベちゃん、たぶんコラーゲンだよ。それ……。
―――――――――――――――
「ふむ。おやっさんの『バカ息子』が困ってるんだな。
王国も困ったもんだ。おかしな奴らを抑えられんではな。
よし、ロイズ帝国の名の下にグランドに大使館を作るか」
―――――――――――――――
自治領エルファニアでも。
「狐仮面君がまたおもしろいことを始めたわね。これはエルファニアとしても参加しなきゃね。
ロイズ帝国の隣に診療所を作ってエルフを常駐させましょう。話をつけといて」
―――――――――――――――
「これ以上帝国ばかりに良いとこどりされてはつまらんのぉ。よし、ダルク大国もグランドに大使館と魔法を教える学校を作るかの」
―――――――――――――――
「カザール法国としてもいいところを見せねばの。セーラに後から叱られるわい。有能な神父とシスターを派遣するかな」
―――――――――――――――
「グランドのゴムは王国の物にせねばならぬからな。
王都の目と鼻の先に金の成る木が眠っていたとはな」
「まさに金の成る木よな」
わははははは
ワハハハハハ
―――――――――――――――
「ジョング、朝まで時間あるじゃん。ちょっとつき合ってくれよ」
「ん?なにをするんだアレク」
「俺にお前らの泳ぎ方教えてくれよ」
「?」
「新しい魔力の使い方を試してみたいんだよ」
―――――――――――――――
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「姫あのさ」
「なに狐ちゃん?」
「デーツはさ、ようやく自分が幸せだってことに気づいたんだよ」
コクコク コクコク
「幸せ?」
「うん。オヤジが建てた雨風凌げる立派な家がある。学校にも行かずに1日中好きな絵を描いてても誰にも怒られない。大好きな女もいる。
金の心配もなにもしなくていい。厄介ごとはオヤジと兄貴の俺がなんとかしてくれる。洗濯もお手伝いのバブ婆ちゃんが全部やってくれる。もちろんメシも風呂もある」
「「「家にお風呂かよ!?」」」
「ああ。俺が作った」
「「「あははは‥‥」」」
「とにかく至れり尽くせりなんだよ。
そんでも‥‥コイツはこのままでいいのかとようやく思いはじめたんだ。
そんなデーツだから、俺たちよりも敏感なのかもしれないんだ‥‥」
「何に?」
「世の中の不条理に」
コクコク コクコク
「「「‥‥」」」
「政治的なことは俺もわからない。でもこのバカのデーツの気持ちもよくわかるんだ。
だけど王国旗を掲げた船に対して正面切って攻撃をしかけるのが正解じゃないってことくらいは俺でもわかる」
「ううっ‥‥」
デーツは赤面しながら大きな身体を縮こめていたよ。
「わかるわ狐ちゃん」
「俺はさ、王国人だよ。だけど‥‥海人族の、ジョングの子どもたちを人質にして言うことを聞かせる奴らのやり方は許せない」
「じゃあどうするの狐ちゃん?」
「船はたぶん朝にはグランドを離れていくんだよね?」
「おそらくね」
「だったらそのまま行かせてやればいいよ」
「アレク!お前なんて‥!?」
「黙って聞けってデーツ」
ゴーンッ!
「痛っ!」
「でもさ、グランドを離れてしばらくして。正体不明の海賊や魔獣にやられて船が沈んだら‥‥‥‥なにか問題はある?」
「狐ちゃん‥‥なにも問題ないわ」
「うふふ。アタシも狐ちゃんの案に賛成よぉ」
「「レベちゃん(師匠)!」」
「もちろんアタシも行くわよぉ」
「団長俺も!」
「ドンありがとな。頼むよ」
「デーツお前はどうするよ?」
「お、俺も‥‥イキタイ」
「自分の身は自分で守るんだぞ。死んでも知らんぞ?」
コクコク コクコク
「アレク‥‥」
「どうしたジョング?」
「海人族の俺たちが持つ魔獣寄せの魔石は使えないだろうか?」
「なんだそれ?」
「魔獣寄せの魔石?私も聞いたことないわね」
「「「なんだ?なんだ?」」」
姫をはじめコジローさんもレベちゃんもマル爺も草さんたちもみんなが首を傾げたんだ。
「これだ」
「えっ?それってガタロの魔石じゃないか?」
「そうだ。だが、これに魔法を加えると魔獣寄せの魔石に進化するんだ」
「「「‥‥」」」
見た目はまるで変わらないガタロの魔石なのに。
「魔獣寄せの魔法は、代々の海人族の長だけの秘密なんだ。
俺たち海人族は闘うと決めた相手の船底にこいつを付けるんだ。そしたらすぐにガタロがたくさんやってくる」
「「「それでか!」」」
ドンも含めて。海洋諸国人のみんなが納得してたよ。
「ああ。これまでの海洋諸国人との闘いは魔獣寄せの魔石が大いに関係してるんだ」
「どおりでガタロがたくさん現れると思ったんだよ!」
コジローさんがしきりに感心していた。
「ジョング、それはガタロしか寄せれないのか?」
「魔法を施したあと。魔石に魔力をこめればこめるほど強い魔物が現れるぞ?アレクならば相当‥‥だろうな」
「俺だとどのくらいになる?」
「おそらくヨルムンガークラスも来るだろう」
「「「すげぇな!」」」
「それいいじゃん!魔獣寄せの魔石か!使えるもなにもめちゃくちゃ使えるじゃん!」
「ちょっと狐ちゃん、ヨルムンガーよ!あんなのが出てきたら怖いわ!大丈夫なの?」
「姫‥‥俺ピーちゃんのほうが100倍怖いよ」
「あ~またいじわる言ったー!ピーちゃんに言いつけてやろ」
「ぜったいやめてよ!」
フフフフフフ
わははははは
ワハハハハハ
「(団長ヨルムンガーですよ?大丈夫なんですか?)」
「(あー1回闘ったことあるよ。あのときは苦戦したけど次闘ったらもう大丈夫かな)」
「(マジっすか)」
「(うん。マジで)」
「ヨルムンガーの肉はアタシ大好きなのよねぇ。お肌がプルプルになるんだからぁ」
レベちゃん、たぶんコラーゲンだよ。それ……。
―――――――――――――――
「ふむ。おやっさんの『バカ息子』が困ってるんだな。
王国も困ったもんだ。おかしな奴らを抑えられんではな。
よし、ロイズ帝国の名の下にグランドに大使館を作るか」
―――――――――――――――
自治領エルファニアでも。
「狐仮面君がまたおもしろいことを始めたわね。これはエルファニアとしても参加しなきゃね。
ロイズ帝国の隣に診療所を作ってエルフを常駐させましょう。話をつけといて」
―――――――――――――――
「これ以上帝国ばかりに良いとこどりされてはつまらんのぉ。よし、ダルク大国もグランドに大使館と魔法を教える学校を作るかの」
―――――――――――――――
「カザール法国としてもいいところを見せねばの。セーラに後から叱られるわい。有能な神父とシスターを派遣するかな」
―――――――――――――――
「グランドのゴムは王国の物にせねばならぬからな。
王都の目と鼻の先に金の成る木が眠っていたとはな」
「まさに金の成る木よな」
わははははは
ワハハハハハ
―――――――――――――――
「ジョング、朝まで時間あるじゃん。ちょっとつき合ってくれよ」
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