アレク・プランタン

かえるまる

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第2章 幼年編

484 帝都冒険者ギルド

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 渋々ながらアリサも魔力集中をする修練をし始めた。

 「魔石のニギニギはしてるか?」

 「やってるわよ!」

 「よーしえらいぞ。とにかく毎日暇さえあれば続けろよ」

 俺がアリサの頭を撫でようとしたんだけどね……。

 バチンッッ!

 「触んないでよ!この変態!」

 「お、お前‥‥兄ちゃん傷つくぞ‥‥」

 「誰がお兄ちゃんよ!この変態!」

 「う、ううっ‥‥」


ーーーーーーーーーーーーーーー


 帝都スタッズの冒険者ギルドに来た。
 やっぱお面付けとこうかな。



 「アレクさんですね。少々お待ちください」

 帝国の受付嬢さんもきれいな人ばっかだなぁ。冒険者ギルドの雰囲気は王国と変わらずだけど。

 「(ちょっと!例の子が来たわよ)」

 「(えぇーこの子がホントに⁉︎)」

 「(狐のお面がちょっとかわいいんだけど)」

 「(とりあえず私副ギルド長呼んでくるわ)」

 「「「(ええお願い)」」」



 コンコン

 「失礼します副ギルド長。例の子が来ました」

 「ん?例の王国のガキか!ようやく来たのか」

 「はい」

 「どうせ金積んだんだろ。わしがふざけた根性叩き直してやるわ。訓練所に連れて来い。それとコーンたちも呼んどけ。
 コーンには殺し以外は何をやってもいいと伝えとけ。ああそれと回復魔法士もな。
 手足取れたってあとから王国から文句言われてもかなわんからな」

 



 「アレク様?アレクさん?」

 「ああ俺ガキなんで呼び捨てでいいよ」

 「ふふふ。じゃあアレク君。君を今から訓練所に案内するわ」

 「訓練所?俺ペイズリーさんに行けって言われて来ただけだし。逆に仕事の依頼で来たんだけど?」

 「(あのねアレク君。あなたには王国の2大英雄ロジャー様とタイランド様、そして帝国からはアレクサンダー前皇帝陛下とペイズリー前騎士団長からの推薦が出てるのよ。鉄級の最上級昇格って)」

 「なにそれ?」

 「やっぱり知らないのね。
 鉄級は鉄級なんだけどねいずれ銀級に昇格できる前提としてこの春から新しく作られたランクが最上級鉄級なのよ。

 最上級鉄級には中原でその名が知られたそれなりの人物からの推薦が必要なの。あなたにはその推薦人もいる。それも超有名人が4人もね。だからこそあなたは話題の最上級鉄級ルーキーなの」

 「ふーん俺昔と違って今はランクに興味ないし」

 「(それじゃダメなのよ。アレク君あなたが最上級鉄級に推薦されたことでウチの副ギルド長がご立腹なのよ。
 そんなバカなことあるか、4人にお金を払ったんだろうって。
 だからこのあとすぐに謝ったほうがいいわよ。でないと酷い目に遭うわよ)」


 あーこれどっかであった話だな。たしか狐獣人だったっけ。

 「わかったよお姉さん。じゃあさっそく案内してよ」

 「(いいわね。すぐに謝れば大したことないんだからね)」

 「あははは。ありがとうね」



 うんざりするよな、この展開。どうして望んでもいないのに悪意に振り回されることってあるんだろう。

 でも‥‥
 久々の冒険者ギルドあるあるだな。せいぜい楽しませてもらおうかな。

 「アレク楽しむわよー!ギッタンギタンにしてやるわー!」

 「おおーシルフィ。コテンパンにやってやろうぜー!」

 「「キシシシッ」」



 (なによこの子。独り言で笑ってるわ。ちょっぴり変な子よね‥‥)




 「「例のガキが来たってよ」」

 「「来たぞ来たぞ」」

 「「俺仲間呼んでくるわ」」

 「「賭け屋も来てるんだろ」」

 「「タダ酒が飲めるのか!」」



 最上級鉄級冒険者。ルーキーのアレクが訓練所に現れたことはすぐに帝都中心部の冒険者たちに伝わった。
 伝わったということはもちろん賭けの対象になるということである。





 おーおー昼間からおっさんばっかりだよ。しかも賭け話で盛り上がってるぞ。どうせ俺がカモに見えるんだろうな。


 「王国のガキか帝国のコーンか。さあ張った張った!早く賭けろよ」

 「賭けになんのかよ?」

 「そんならお前が大穴のガキに賭けるんだな?」

 「「だな」」

 「嫌だよそんな捨て銭は!」

 「「「ワハハハハ」」」

 わいわいがやがや
 ワイワイガヤガヤ



 「毎度だけど副ギルド長は今回賭けるんですか?」

 「わしか。わしはもちろんコーンに今月の給料全額だ。お前たちもコーン一択でいいぞ。今月の給料全額を掛けておけ。
 なんならわしが責任をとってやるからな。
 ワハハハハ。
 大丈夫だ!まるで問題なしだよ。万が一を考えて手あても用意してあるからな」

 「「「ええー副ギルドホントにいいんですかぁ?」」」

 「「「責任とってくれるんですかぁ?」」」

 「もちろん構わんぞ。3人とも給料全額賭けておけ。まあ倍にしかならんだろうが臨時給料だ。ワハハハハ」

 「じゃあ私たちもコーンさんに賭けよ」

 「「そうね」」


 ウフフフフフ
 アハハハハハ
 ガハハハハハ



 「顧問どうしましょうか?副ギルド長や他の受付嬢まで賭けに興じるようですよ」

 「そうか。サモアか。あいつはなんも見えとらん。ダメだわい。
 じゃあわしはアレク君に賭けるかの」

 「顧問も賭けるんですか!?」

 「ああメルティーさんや。君もこのアレク君に賭けておきなさい」

 「ええー?!」

 「メルティーさん。ちなみに今いくら持っておる?」

 「今日はお給料日でしたのであるといえばありますけど‥‥」

 「カッカッカッ。それは重畳重畳。
 メルティーさんはたしか来月結婚退職じゃったの」
 
 「はい」

 「では給料全部アレク君に賭けなさい。これはわしからの餞別じゃよ。
 なにもし外れても君の賭けた分はわしがすべて補填するからの」

 「はい顧問!じゃあ私全額をアレク君に賭けます!」

 「わしも全額じゃ」

 フフフフフフ
 ワハハハハハ


 (なにせ旧友ディルからの手紙が来ておるからの)







 連れてこられたのは王国の冒険者ギルドの訓練所と変わらないものだった。
 観覧席付のちょっとした体育館。
 ひょっとして建屋は中原全部共通のものなのかな。

 わいわいがやがや
 ワイワイガヤガヤ
 わいわいガヤガヤ
 わいわいがやがや


 続々と見物人が増えてるんですけど。


 「来たか王国のうそつきガキめ!小生意気に仮面なんぞしおって。今すぐに土下座して謝れば許してやるぞ?どうだ?さあ謝れ!すぐ謝れ!」


 えっ?ブッヒー?人の顔見ていきなり速射砲のように唾飛ばして怒りだしたよ。なんだよ、このブッヒーみたいなおっさん。

 でも久々のテンプレ展開だよ。こりゃマジで楽しめそうだな。


 「ホントねーアレク」

 「だよねシルフィ」

 「‥‥い、ブッヒーみたいなおっさんだと!おいガキ!お前は人の話を聞いてるのか!」

 「ん?ごめんごめん。聞いてなかったよ。てかおっさんの戯言なんか聞けるかよ。もの言うなら名乗れよ先に。
 てかお前口臭っ!歯磨いてんのかよ!」

 ぷっ
 ぷっ
 ぷっ

 ついてきた受付嬢さん3人が思わず吹き出した。

 「く、く、くそガキめー!もう許さん。少しかわいがるくらいで勘弁してやろうと思ったがもう許さんぞー!」

 「いやだから誰?おっさんの名前は?やっぱブッヒーかよ。
 初対面の人には挨拶しろって学校で習わなかったのかよ!?」

 「こっ、こっ、このガキー!わしを知らんのか!わしは帝都冒険者ギルドにその人ありと言われる副ギルド長サモア・ヒッコリー様だぞ!」

 「自分のこと様付けで言うのかよ。えーっとヘッコキー?屁こき?」

 ぷっ    あはははは
 ぷっ アハハハハ
 ぷっ あはははは


ありゃりゃ。受付嬢さんたちついに腹抱えて笑ってるよ。
 あれれ。ヘッコキーはプルプルして顔が青ざめてるじゃん。


 「まあいいや。じゃあ俺も名乗っとくよ。王国ヴィヨルド冒険者ギルドからきたアレク。むこうでは狂犬とか言われてたから遠慮しないぞ。いいな」

 「ぜーぜーくそガキめ!ぜーぜーなんでお前なんかに最上級鉄級の推薦がきているんだ。
 ぜーゼーいくら使った?しかも推薦に王国2大英雄にわが国のアレクサンダー陛下とペイズリー閣下までたらしこみやがって!
 ぜーぜー絶対に許さんぞ!」

 「あーもういいよ。時間ももったいないからさ。早く闘ろうぜ。そしたら納得してくれるんだろ。それともあんたと闘るのかヘッコキーのおっさん?」

 ぷっ    あはははは
 ぷっ アハハハハ
 ぷっ あはははは


 「こんの野郎!ぜーぜーまだ来ないのかコーンは!ぜーぜー」


 ヘッコキーのおっさん。もっと痩せなきゃな。太り過ぎなんだよ。


 「副ギルド長お待たせでこん」

 「遅いぞコーン!」

 そこに現れたのは背の高い狐獣人の男だった。

 「前闘った奴と同じ顔じゃんアレク」

 「ホントだ」


 背は180セルテ強。細身の見た目そのものが狡猾な狐獣人。多少は強いだろうけどやっぱ大したことないな。
 でもさ、周りにいる小狐含めてなんたる奇遇!出来過ぎじゃね。

 「待たせたなガキ。コココココココーン」

 わーわーわーわー
 ワーワーワーワー

 「「コーンが来たぞ」」

 「「コーンだー!」」

 「「「コーンコーンコーンコーン!」」」



 「コーンはな。わが帝都ギルドで1番銀級に近いって言われている冒険者だ。コイツと模擬戦をした結果でお前を認めてやるかどうか考えてやるぜーぜー」

 「なんでもいいよ。この狐のおっさんと闘って勝ったらヘッコキー、あんたとも闘れるんだな」

 「誰がヘッコキーだ!わしはヒッコリーだ!ただのガキがコーンになんぞ勝てるわけあるもんか!
 まあ死にかけのお前相手くらいあとでわしがしてやるわ!」

 「受付嬢さんたち聞きましたね」

 コクコク
 コクコク
 コクコク 

 「俺じゃああとでヘッコキーのおっさんとも闘りますから」

 コクコク
 コクコク 
 コクコク 


 「お前ただの馬鹿なのかこん?あるいは‥‥いやそれはあるまいかコンコン」

 狐のおっさん、コーンが訝しげにじっくりと俺を観察してるな。さすがは帝国で期待の新星ってとこなんだな。
 でもさ。俺魔力放出セーブしてるのに気づかないからお前はその程度なんだよ。

 「あんたもついこないだまでそうだったじゃん」

 「さーせん。シルフィさんのおっしゃるとおりっす」



 「そんじゃあ締め切るぞー。誰か弟狐に賭けねぇーかー?当たりゃ1財産になるぞー。いいかー賭け締め切るぞー」

 「(誰がそんな奴に賭けるもんか)」

 「(金ドブに捨てるようなもんだぞ)」

 「「「だよな」」」



 「だ、大丈夫なんですよね顧問」

 「 ああ。心配せんといい。この狐仮面君に比べるとコーンなど足下にも及ばんよ」


 見える魔力量を抑えているアレクと全開のコーン。それですらコーンを上回るアレクの魔力量に自然笑みが溢れる冒険者ギルドの顧問。

 (これはまた‥‥ディルが最後の弟子と公言するまではあるな。
 ディルとモンデール、それにエルフのホークが仕込み、タイラーとロジャーが仕上げてきたか。カッカッカッ。こりゃ最上級の鉄級どころじゃないわい)


 そこにゾロゾロと現れたのはあの学園の先輩たちだった。

 「「「あっ!団長!」」」

 「「「なにやってんすか団長?」」」

 「なにって。これから模擬戦だよ。ああ先輩たちも賭けたら?」

 「えっ!いいんすか?」

 「「俺も賭ける」」

 「「「俺も!俺も!」」」

 「賭けは締め切ったがこのガキに賭けるなら参加していいぞ」

 「「「やったやった!!」」」

 「俺狐仮面さんに10万G!」

 「「「俺も10万Gだ!」」」

 「「「俺たち20人全員狐仮面さんに10万Gだ!ほら金も今渡すぞ」」」

 「い、いいんだな?あとで返せって言っても通らないからな?」

 「「「当たり前だ!俺たち狂犬団に2言はねぇ!」」」

 「狂犬団?」

 「よしこれで賭けは締め切った」


 「「「やったー!」」」

 「「「やったー!」」」

 「「「団長あざーす!」」」

 「団長俺半年は遊んでてもいいくらい金持ちになったっす」

 「「「あざーす」」」

 「おいルーキー。お前らなんでこんなガキに賭けるんだよ?」

 「クックック。俺たちに言わせりゃ賭けねぇほうが馬鹿だね」

 「おおよ!」

 「コーン?団長の前ならチューラットと変わんねえぜ」

 「「「??」」」

 「まっなんも知らない奴らはコーンに賭けるよな。見た目に騙されて」


 ワハハハハハ
 ギャハハハハ

 「(おい‥‥」大丈夫だよな?俺有金全部コーンに賭けたぞ‥‥)」

 「(俺もだ‥‥)」
 




 「じゃあ始めるぞ!殺す以外なにをやってもいい。副ギルド長のわしサモア・ヒッコリーが許可する」


 「へへっだってよコーンのおっさん」

 ここで俺は初めて隠していた魔力を解放した。と言っても半分くらいだけど。

 「お、お前‥‥」

 「さぁ楽しもうぜ!おっさん」



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