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第2章 幼年編
427 それぞれの対応〜デニーホッパー村
しおりを挟むヴィンサンダー領から遠く離れたヴィヨルド領で。なんだかんだと俺は充実した日々を送っていたんだ。
ヴィンサンダー領には干ばつが来るよって言いっぱなしでね……。
学園ダンジョンとロジャーのおっさんの披露宴に意識がいきっぱなし。故郷のことなんて頭の片隅にしかなかったって思う。
そんな俺の気持ちとは関係なしにヴィンサンダー領には雨が降らない、干ばつの被害が全領で起こっていたんだ。
「雨が降らなくなったなあ」
「ええ。アレクちゃんの言ってたとおりになったわね」
父さんと母さんは空を見上げて毎日同じ言葉を呟いていたんだって。
この国の気候季節は日本列島の本州と同じ、春夏秋冬の四季がある温暖な気候だ。本来ならば春はのどかな陽春、夏はからっとした暑さがある盛りの盛夏になるはずなのだが。
今年は違った。
「まだ4の月なのにこの暑さはすごいな」
「ええ。まるで8の月の暑さよね」
雨のまったく降らない大地は熱をもった温泉のように熱かったんだ。
『雨は冬まで降らないからね。干ばつとなるかもしれないよ』
そんな俺の言った言葉とおりになりそうな春4月であったという。
「よかったな。アレクが川の上流に「だむ」を作ってくれてるからまだまだ村まで引いた水路の水が枯れることはなさそうだしな」
「ニャンタさんが猟で川の上流まで行ったらすごくすごく村よりも大きな池が出来てたって言ってたしね」
「ああ。それが貯水池の『だむ』だろ。もしものときはこのダムの水を引けって言ってたよな」
「あの子はいつもいつもほんとうに‥‥」
「万が一の井戸も準備万端に掘り直してくれた。枯れることもないだろうし、俺たちはいつまでもあいつに頼りっぱなしだな‥」
「そうよね‥」
それ以上の言葉は出さない。それでもヨゼフもマリアも年々大きくなっていく愛する息子の存在が、少しずつ遠くなっている気がしているのだった。
「わが家の芋も麦も野菜も、そしてアレクから託された稲も枯らすことなく栽培しなきゃな」
「ええ、そのとおりよね!」
「(でもさマリア‥‥)」
「なによあなた。急に小さな声になって」
「稲の説明本、シャーリーちゃんとミリアちゃんがいてくれてほんとに良かったよな。あれは本当によくできたわかりやすい本だよ」
「プッ。それじゃあアレクちゃんがあんまりかわいそうよ!ゴブリンが書いた汚い字だなんて!」
「あーーーマリアさん。俺は何も言ってないのだが?」
「まあっっ!?」
わははははは
フフフフフフ
「さてと。もう少し田を耕して空気を入れておくかな。畠も水田も毎日の手入れが大事だからな」
「ええ。私たちは私たちにできることを一生懸命やりましょう。あの子が帰ってきたら美味しいお米を食べさせてあげたいわね」
「ああそうだな」
「「おじさーん、おばさーん」」
「おお、ジャン君にガンツ君か」
「2人とも今日も手伝ってくれるの?」
「「はい!」」
「あいつに託された稲を最後までちゃんと栽培してやらないとね」
「親方の言うとおりです!村の英雄アレクさんの稲をしっかり守らなきゃ!」
「(まっ、あの子が英雄ですって)」
「(わははは。参ったなぁ俺たちは英雄の親かよ)」
「おじさんじゃあ今日も雑草抜いて、あとは稲の間を歩けばいいんだね」
「ああ頼むよ。歩けば歩くほど田の中に空気を入れられて稲がより良く育つらしいからね」
「よーし。じゃあガンツはあっちからな。俺はこっちから行くぞ」
「親方了解です!」
ミリアのイラストとシャーリーの文章からできた「稲栽培~美味しいお米の作り方」
紙の流通もあって、この後幾度かの改訂を経ながら産地中の農家に広がっていくまさに米栽培のバイブルになるのだった。
▼
「(おいお前ら野菜や芋は植えたきゃ?)」
「(俺は半分くらいだがや)」
「(なに?!お前んとこの家族は半分も植えたのきゃ?!)」
「(お前んとこは?)」
「(俺んとこは1/3くらいかにゃ)」
「(あとの支度金
は?もう使ったのか?)」
「(使ったに決まっとるがや!このサンデー商会の居酒屋で飲むお酒に決まっとるがや)」
「(ワシんとこもにゃ)」
「(お前んとこもかにゃ!?)」
「(俺んとこもだ)」
「「「ワハハハハ」」」
それはこの春からデニーホッパー村に移住してきた農民の家族
4世帯。その世帯主たちが酒場で怪気炎を上げている話である。
奇しくも彼等はナゴヤ村出身であった。
「しかし雨が降らねぇなぁ」
「もうすぐ麦の収穫も近いのになぁ」
「「「ほーだのー」」」
「まあ放っておいたらええんだわ。麦みたいなもんはそうしたもんだぎゃあ」
「「「ほーだのー」」」
▼
「村長、やっぱり俺たちは納得がいかねえ」
「「「んだ、んだ」」」
チャン村長に陳情に来ているのは、昨年または一昨年前から開拓村デニーホッパー村の新しい村民になった男たち4人だ。
「人頭税を払えっていうご領主様たちに楯突く気はもちろんねぇ。だどもなぜみんな一纏めにして払わなきゃなんねぇんだべ?」
「オラんとこは嫁と子ども3人だべ。だったら5人分の税金だけなんじゃろ?なして働けねぇジサマとかバサマや使いものになんね赤子抱えてる見ず知らずの他所の家の分まで払わねぇといけねぇんだ?」
「ワシんとこは4人しかおらんのだぞ?なのになんで10人とかおる家と同じ金額なんじゃ?」
「わしが気に入らんのはなんで昼間から偉そうに獣人が歩いているんだべ?」
「おおよ、しかも獣人のくせにワシらより良い畠を持っとるじゃねぇか!」
1度噴出した不平不満の言葉は止まることを知らない。ここぞとばかりに4人の口からは数多の不平不満が発し続けられたのだった。
「チャン村長答えてくんろ!」
「「「そうだ!そうだ!!!」」」
「まずお主らはこの開拓村に来るときにした説明に納得しておったはずじゃ。
畠仕事もそう、税金のこともそう。
村全体がまとまってお互いを助け合う共同体なんじゃとな。
よしんば仮に納得してのうてもお主らは署名をして入村しておるぞ」
「そ、それは‥‥」
「そいでも納得できんもんは納得できんのじゃ!」
「「「そうじゃ!そうじゃ!」」」
(シスターナターシャの仰ったとおりになったわい‥)
村長であるチャンは、過年度シスターナターシャが言っていた「村が大きくなれば違う方向を向く者たちはいずれ必ず現れるわ」という言葉を思い出していた。
結局、春先に始まったこの陳情というか一部農民の不平不満は形を変えてずっと長く続くのだった。
それでもいつかは解ってくれる、不平不満は言葉だけのものであると思っていたのは、町長であるチャンの甘さであった。
晩春あるいは初夏。雨はまったく降らない。
それでも冬の麦踏み、畠起こしから一生懸命に取り組んできた農民の畠は例年より不作程度というもので済んだ。
もちろん例年以上に朝早くから夕暮れまで畠仕事に精を出すことにはなったのだが。
元来この開拓地が荒れ地であることを知る、開村当時からの農民にとって、日がな働くことはなんの苦労でもなかった。そしてそれは過半数の農民にとっては当たり前のことであった。
ところがデニーホッパー村の良い評判だけを聞いてやってきた農民一家は少なからずいたのである。
さらにそこに、他の開拓村にはない優遇された制度設計がそうした農民たちには悪く作用した。
デニーホッパー村独自の入村者支援プラン。
それは入村当初の半年、秋以降に入村した家族にはすでに麦を植えた状態の畠を供与。春から夏に入村した家族には芋や野菜を植えた畠の供与。さらには利息無しの支援金の貸付もあった。
それらは新規で入村してくる仲間を思ってのことだったのだが‥‥。
日がな働くことを厭い、手入れをせずに放置していた農民の麦は本来の1、2割しか収穫できなかった。
さらには、麦の後の野菜類に至ってはほぼ壊滅だった。
干ばつで干上がった畠から農産物が成育することがないのは農民であれば誰もが知る真理であるのにも関わらず……。
春以降、チャンを始めとする村の執行部は毎月欠かさず、それはそれは口が酸っぱくなるくらいに『干ばつ対策は畠を耕して土を痩せさせないことしかない』『昼間は湯になる水を撒いても土壌には良くない。夜明け前か夜になって水遣りをしなさい』と多くの村民に説いて回った。
そうしたアドバイスを聴かなかった農地はすぐに干ばつとなった。
1度干上がった土が蘇るのにはかなりの時間がかかる。それは土壌そのものに含まれる栄養素や有用菌のすべてが死滅しているからだ。良く農地と接していた農民はそのことを体験から知っていたのだ。
初夏。麦の刈り入れ時。
結局200戸の大所帯となった開拓村デニーホッパー村の農民の収量は大きく3つのグループに分けられることになった。
不作ながらも例年の7、8割収量できた農家。
それは開村以来の古参農家と早くに移り住んできた中堅農家、新進ながら先達の助言を受け入れ真面目に努力をしてきた農家の合計130戸ほど。
同じ方向を向いてきた農家たちだ。
古参農家からの助言、忠言に聴く耳を持たなかった農家。そうした違う方向を向いた農家は古参農家の半分以下の収量となった。その数50戸ほど。
180度違う方向の新規農家。農家としてはあり得ぬくらいに享楽的なグループ。彼らは古参農家1/10の収量、中には早々と干ばつの畠となった新参の農民もいた。その数、20戸。
デニーホッパー村を襲い始めた干ばつはこうした3グループを結果的に生んだのだった。
初夏。
全村民が揃った緊急集会の席上。村長のチャンが一言一言を噛みしめるように発した。
「デニーホッパー村200戸が同じ方向を向いていてほしいのは山々じゃが‥‥違う方向を向く者を咎めることはせん。これからも好きにやってもらって構わん。
それでも規律を守らない者、盗み、税の未払い、人種差別など入村時に署名した法に従えん者はこの村に置いておくことはできん。
それだけは村長として言うておく」
200戸が3つのグループに分かれたことを村長自らが宣言したときだった。
―――――――――――――――
季節は進んで秋。相変わらず雨は降らなかった。このままでは来季の麦もその生育は厳しいだろう。
「よしいいか?」
「「ああ」」
「やるべさ」
デニーホッパー村からディル神父とシスターナターシャがヴィヨルド領に赴いている時。その事件は起こった。
ギギギギギーーーーーッッ
水門が開く。
「こんなもんじゃダメだろ。もっと流せ」
「よし」
ザザザザザッパアアアァァァンッッッ
勢いよくダムから放水が始まった。
―――――――――――――――
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