197 / 722
第2章 幼年編
198 15階階層主戦
しおりを挟むヒュドラ。又の名をヨルムンガンド。
北欧神話。ヨルムンガンドは地球を一周するくらいの大きな身体で自身の尻尾を噛んでいた
これを離したら週末ラグナロクが訪れたと言う…たしかそうだったよな。
少しずつ思い出したぞ。
15階層主の大蛇は斬っても斬っても再生するって先輩たち、言ってもんな。
討伐のヒントはこのあたりかな。
15階層前に辿り着いた。
程なくして、ブーリ隊も辿り着く。
「マリーどうだった?」
「問題ないわって言いたいところだけどね」
「うん?」
「13階でゴブリンソルジャーが1体いたわ」
「それは…早いな」
「ええ。だからこれからは更に気を引き締めないとね」
「だな」
些細な点も情報共有は大事なことだ。
「シャンク、アレク、セーラ」
タイガー先輩が俺たちを呼んで言った。
「シャンク、ここからは学園ダンジョンも急速に難しくなるからな。来年以降のために、記録をしっかり残しておけよ」
「アレク、セーラ。お前たちが6年になるまでまだ5回もチャンスがあるんだからな。まして1年から2人揃ったのは珍しいんだぞ。だから何ができて何ができなかったのかを記録をして次に繋げろよ」
「「はい!」」
「まずはヨルムンガーをさっさと倒して来いやギャハハ」
「ヒュドラー、うまい食いもんに変えてくれよ」
「私は甘くて美味しいものが食べたいの」
ビリー先輩はただニコニコと笑っていた。
「いくよ。みんないい?」
「「「はい!」」」
ギギギギーーーーガシャン
いよいよだ。
そこには何本もの頭を持った大蛇がいた。
「えっ!?マジ?」
グルン グルン グルン グルン グルン
「シャーッ!」「シャーッ!」「シャーッ!」…
四方八方に。無重力空間を遊泳するように。自在に動く多くの蛇の頭。
胴の太さは俺の身体くらい?
長さは7、8メルか。
すげぇな。
にーさんしーごーろくしちはち……
おぉ~8本の頭があるよ!八岐のオロチだよ!
即座に臨戦態勢をとるボル隊の面々。
マリー先輩が号令を発した。
「セーラさんは荷物といっしょに聖壁の中に。5点鐘分くらい(5時間)はかかるわよ。魔力切れには気をつけてよ」
「はい!」
「ヨルムンガーの攻撃は噛みつきと締めつけだけよ。みんなも噛まれないように気をつけてよ。あと、捕まったら締めつけられるからね」
「「「はい」」」
シャンク先輩も荷物を降ろして参戦する。
キム先輩は――あれ?もう天井の壁に立ってるよ!まるで忍者だよな。
「じゃあアレク君見ててね」
そう言いながらマリー先輩とシンディが風魔法を発現する。
「「エアカッター!」」
シュッ!シュッ!
風の攻撃魔法、鋭利な不可視の斧が振るわれる。
ザンッ!
ザンッ!
俺の身体サイズ、蛇の頭が2本切り落とされる。
相変わらず、すごい攻撃力だよな、マリー先輩とシンディは。
グルン グルン グルン グルン グルン
「シャーッ!」「シャーッ!」「シャーッ!」…
苦痛なのか、怒りなのか。激しく漂う残りの6本頭。唸り声もより激しくなった。
バタバタ バタバタ バタバタ…
地に落ちた2本の頭が激しくのたうっている。
と。
ズズズズズーーーーッ
階層主の部屋の床が溶け落ちるように、蛇の双頭がダンジョン内に沈んでいった。
すると…
あれ?
いつのまにか6本頭の蛇が8本頭に戻ってるよ!
なんで?
「マリー先輩、いっぺんに8本落としたらどうなりますか?」
「やってみようか。アレク君は右側、私は左側よ」
「はい」
「「「エアカッター!」」」
いつものエアカッターより魔力を強く込めて発現する。
マリー先輩、シンデイ、俺、シルフィの4連エアカッターだ。
シュッ!シュッ!シュッ!シュッ!シュッ!
ザンッ!ザンッ!
ザンッ!ザンッ!
ザンッ!ザンッ!
ザンッ!ザンッ!
おぉ~!頭8本全部落としたぜ!
バタバタ バタバタ バタバタ バタバタ バタバタ
のたうつ8本の頭。胴体だけになったヨルムンガーは木の切り株みたいだ。
だけど、生気はまったく衰えていない。死んだ雰囲気もぜんぜんない。まさか・・・
ズズズズズーーーーッ
再び床が溶け落ちるように、蛇の頭8本がダンジョン内に沈んでいった。
「マジ?」
グルングルン グルングルン グルングルン…
何事もなかったように再び8本の頭を自由自在にくねらすヨルムンガー。
「切っても切ってもすぐに戻るのよ。例年こんな感じで何点鐘も戦い続けるの」
「すごい生命力ですね」
「でしょ!5、6点鐘も経てばだんだん弱くはなってくるんだけどね」
「俺、やっと先輩たちが言ってた意味がわかりました」
「ふふ。いつかは勝てるわ。永ーい時間をかけてね」
「なるほど、なるほど」
首を落とされたヨルムンガーがその都度カンストして復活するんじゃないんだな。
やっぱり受けた攻撃は徐々に効いてるんだ。でもそれは攻略側にもいえるわけで。
「だからこの階層で力を使い果たすパーティーばかりなのよ」
「シャーッ!」
そんな話をしながらもヨルムンガーは噛みつき攻撃をしてくる。
俺たちはヨルムンガーからの攻撃も避けつづける。
ガンガンッ!
セーラを守る不可視の障壁にも攻撃が加わる。
うん、障壁に守られたセーラは大丈夫そうだな。
ブンッ!ブンッ!
シャンク先輩もヨルムンガーと適度な間合いを保ちながら、爪牙をお見舞いしている。
キム先輩は逆さを向いて天井に立ったまま、様子見だ。
「マリー先輩、さっきの頭を全部落とすの、もう1回試して良いですか?」
「いいわよ」
「「「エアカッター!」」」
さっきと同じ。いつものエアカッターより魔力を強く込めて発現する。
シュッ!シュッ!シュッ!シュッ!シュッ!
ザンッ!ザンッ!
ザンッ!ザンッ!
ザンッ!ザンッ!
ザンッ!ザンッ!
これもさっきと同じ。ヨルムンガーの頭8本を全部落とす。
バタバタ バタバタ バタバタ バタバタ バタバタ
ダッ!
ズズズズズーーーーーーッ!
俺は切り落としたヨルムンガーの頭1本を掴んで持ち逃げするようにその場を離れる。
「土魔法、マンホールの蓋!」
且つ、自分だけに聞こえる声で土魔法を発現。切り株みたいな胴体に蓋をする。
「土魔法、クーラーボックス!」
持ち逃げした頭も頑丈に発現させた蓋付のクーラーボックスに封じ込める。
どうなる?
フッ
あれ?蛇の頭を入れたクーラーボックスが急に軽くなった。
ひょっとして蛇の頭消えた?
バリバリバリーッ!
のたうつ8本の頭。
切り株みたいな胴体には下水のマンホールをイメージした蓋でしっかり閉じたはずなのに。
蓋はバリバリと無惨に砕け散ってヨルムンガーが元の姿に戻っている。
パカっ!
クーラーボックスの蓋を開けてみると、中にあったはずの蛇の頭が消えていた…。
手品かよ!
どこにいるんだマジシャンは!
思わずキョロキョロしてみるけど、そんなマジシャンみたいな人がいるわけはない。
うーん?なぜだ。わかんないなぁ。
「どうアレク君、何かわかった?」
「すいませんマリー先輩。ぜんぜんわかんないです」
「そう。仕方ないわ。時間をかけて倒すしかなさそうね」
「・・・」
てっきり神話のように頭の一本が尻尾を噛んでるって思ってたけどぜんぜんそんなことはなかったんだ。
頭が尻尾を噛んでるからエネルギーの無限の循環を表してて、その循環を遮断したら良いかもって思ったんだけどなぁ。
8本の頭はみんな勝手気ままに動いてるし、尻尾噛んでる頭なんて最初から無かった。
でもきっと何かのヒントがきっとあるはずだ。
▼
開戦以来、凡そ1点鐘分の時間が経過した。
グルングルン グルングルン グルングルン…
相変わらず8本の頭が自由自在に動きまくっている。
「シャアー!」「シャアー!」「シャアー!」
そしてそれぞれが勝手に威嚇を繰り返している。
「エアカッター!」
ザンッ!
「フレア!」
ジュッ!
切っても焼いても、しばらくしたらまた復活するヨルムンガーの頭。
「とにかく止まらないでよ。捕まったらだめだからね」
変わらず自在に動く8
本の頭に、マリー先輩の注意喚起の声かけだ。
あっ!
もしかして、このカラクリが判ったかもしれない。
「エアカッター!」
ザンッ!
マリー先輩がヨルムンガーの頭を1本落とした。
そのとき…ジーッと尻尾を注意深く見る俺。
うん、たぶん正解だ。
『頭と尻尾を離したら週末ラグナロクが訪れた』
これを尻尾からエネルギー(魔力)を得ていると考えたらどうだろう。尻尾を地面から離して、エネルギー(魔力)の供給を絶ったら、たぶん胴体(バッテリー)の容量は空になるはずだ。
「セーラ、アイツの胴体を少しの間だけ浮かせられるか?」
「えっ?……少しの間だけだったらできると思います」
「ヨシ。シャンク先輩!」
「どうしたのアレク君?」
「合図でセーラが障壁を解除します。そしたらセーラと荷物を守ってください!」
「うん、わかったよ!」
「キム先輩、聞いてましたか?」
天井から様子を伺うキム先輩にも声をかける。
「ああ。で俺は何をしたらいい?」
「はい、ミニアラクネの糸を使って出来るだけヨルムンガーの胴体を浮かせてください。
それでセーラのフライがかなり楽になるはずです。尻尾が地面につかないことが鍵になります!」
「了解!」
「ヨルムンガーの頭を8本落としたあとは、マリー先輩、胴体を揺らしたり糸を切らないように正確な魔法で胴体から出てくる頭を落としてください!」
「俺の考えが間違ってなければ胴体を持ち上げてから2、3回で頭は生えてこなくなるはずです!」
「わかったわ」
「みんな準備は良い?」
早くもキム先輩は、ミニアラクネの糸を持って天井に待機している。
「「「大丈夫です!」」」
「いくよ!」
「「「はい!」」」
「「エアカッター!」」
マリー先輩とシンディと精霊魔法が。
「「エアカッター!」」
俺とシンディの
精霊魔法が。
4連の精霊魔法がヨルムンガーの頭、8本を急襲する。
シュッ!シュッ!
シュッ!シュッ!
ザンッ!ザンッ!ザンッ!ザンッ!ザンッ!ザンッ!ザンッ!ザンッ!
ドドドドドドンッ!
8本の頭が落ちる。
ヨルムンガーの切り株のような胴体が顕になる。
「セーラ!」
「はい!フライ!」
ふらりとヨルムンガーの胴体が浮かび上がる。
「キム先輩!」
「任せろ!」
トーンっ。
天井には暗器のような苦無が既に2本突き刺さる。突き刺さるその根元にはミニアラクネの糸。
フワックルクルッ!
手には2本の苦無。
アラクネ糸を2本、ヨルムンガーの胴体にくるくると縛ったキム先輩。
トーンっ。
ガンッ!
キム先輩は苦無を縛った天井とは対角の天井へと跳び、そのまま手にした苦無を天井に突き刺した。
1メルほど。
ヨルムンガーの胴体、尻尾が完全に宙に浮いた。
これで、セーラのフライもかなり楽になるだろう。
あとは魔力供給の無くなったヨルムンガーの胴体に残った魔力を消費するのみだ。
「マリー先輩、あとは天井から支えてる糸を切らないようにお願いします」
「了解!」
念のために切り株のようなヨルムンガーの胴体の下についた俺。
「ウォーターバレット(水弾)!」
ウォーターバレットは高密度に圧縮された水の弾である。
水といえど、高密度のそれは金属をも軽く切断する破壊力を有する。
シュッ!
ザンッ!
バタバタ バタバタッ…
シュッと発現されたウォーターバレットがヨルムンガーの生えたての頭を即座に切断していく。
切断されたヨルムンガーの頭はバタバタと蠢いたあと、溶け落ちるように床の中に消えていく。
シュッ!
ザンッ!
バタバタ バタバタッ…
シュッ!
ザンッ!
バタバタ バタバタッ…
シュッ!
ザンッ!
バタバタ バタバタッ…
ヨルムンガーの頭を正確に射抜いていくマリー先輩。
障壁を解いて、フライを発現し続けるセーラを前にキム先輩、シャンク先輩の2人が鉄壁の防御体制となりセーラを守護する。
次々とヨルムンガーの胴体から生えてくる新しい頭を水弾で攻撃するマリー先輩。水弾なら間違えて爆ぜてもアラクネ糸は切れないはずだ。
よし。確かに頭が小さくなってきた。
「マリー先輩、あと少しです!」
「ええ!」
「セーラもあと少しだ。これで魔力を使い切っても問題ないからな!」
「くっ…頑張ります!」
フライを発現するセーラの額に玉の汗が浮かぶ。
シュッ!
ザンッ!
バタバタ バタッ…
「くっ…!」
「もう少しだ、セーラ!」
「あと少しだよ、セーラさん!」
「は、はい!」
キム先輩とシャンク先輩の激励がセーラを奮い立たせる。
シュッ!
ザンッ!
バタバタ…
「あと少し!」
パチンッ!
ここで支えていた苦無の糸が切れた。
床に落下をするヨルムンガーの胴体。
尻尾が床に付けばこれまでの努力が水の泡になる。
「突貫!」
「金剛!」
「どっせーーーい!」
ズーーーーーーーンッ!
お、お、重たい!
さすがにこの重さでは地に落ちるどころか、俺も潰される…。
「ど、ど、どっせーーいっ!」
あっ…も…もうダメだ…。
「うおおおぉぉぉーーー!」
「シャンク先輩!」
「アレク君あと少しだよ!」
「はい!」
「うおおおおぉぉぉぉーーーー!」
「どっせせせぇぇぇえーーーい!」
「うおおおおぉぉぉぉーーーー!」
「どっせせせぇぇぇえーーーい!」
「うおおおおぉぉぉぉーーーー!」
「どっせせせぇぇぇえーーーい!」
しばらくすると、切り落としたヨルムンガーが消えなくなった。
そして。
「アレク終わったよ!」
セーラが駆け寄って言った。
ドスンっ。
ドスンっ。
シャンク先輩と2人、腰を落とす。そのまま2人で仰向けになった。
「ははははは」
「わはははは」
「よくやった!2人とも」
キム先輩も俺たちに声をかけてくれる。
「よくやったわ!まだたったの1点鐘ちょっとよ!」
マリー先輩も笑顔で言った。
ズズズズズーーーーーーッ
ヨルムンガーのいたあたりの壁から扉が出現した。
15階層クリア!
10
お気に入りに追加
74
あなたにおすすめの小説

どこかで見たような異世界物語
PIAS
ファンタジー
現代日本で暮らす特に共通点を持たない者達が、突如として異世界「ティルリンティ」へと飛ばされてしまう。
飛ばされた先はダンジョン内と思しき部屋の一室。
互いの思惑も分からぬまま協力体制を取ることになった彼らは、一先ずダンジョンからの脱出を目指す。
これは、右も左も分からない異世界に飛ばされ「異邦人」となってしまった彼らの織り成す物語。

俺のスキルが無だった件
しょうわな人
ファンタジー
会社から帰宅中に若者に親父狩りされていた俺、神城闘史(かみしろとうじ)。
攻撃してきたのを捌いて、逃れようとしていた時に眩しい光に包まれた。
気がつけば、見知らぬ部屋にいた俺と俺を狩ろうとしていた若者五人。
偉そうな爺さんにステータスオープンと言えと言われて素直に従った。
若者五人はどうやら爺さんを満足させたらしい。が、俺のステータスは爺さんからすればゴミカスと同じだったようだ。
いきなり金貨二枚を持たされて放り出された俺。しかし、スキルの真価を知り人助け(何でも屋)をしながら異世界で生活する事になった。
【お知らせ】
カクヨムで掲載、完結済の当作品を、微修正してこちらで再掲載させて貰います。よろしくお願いします。

異世界に追放されました。二度目の人生は辺境貴族の長男です。
ファンタスティック小説家
ファンタジー
科学者・伊介天成(いかい てんせい)はある日、自分の勤める巨大企業『イセカイテック』が、転移装置開発プロジェクトの遅延を世間にたいして隠蔽していたことを知る。モルモットですら実験をしてないのに「有人転移成功!」とうそぶいていたのだ。急進的にすすむ異世界開発事業において、優位性を保つために、『イセカイテック』は計画を無理に進めようとしていた。たとえ、試験段階の転移装置にいきなり人間を乗せようとも──。
実験の無謀さを指摘した伊介天成は『イセカイテック』に邪魔者とみなされ、転移装置の実験という名目でこの世界から追放されてしまう。
無茶すぎる転移をさせられ死を覚悟する伊介天成。だが、次に目が覚めた時──彼は剣と魔法の異世界に転生していた。
辺境貴族アルドレア家の長男アーカムとして生まれかわった伊介天成は、異世界での二度目の人生をゼロからスタートさせる。

せっかくのクラス転移だけども、俺はポテトチップスでも食べながらクラスメイトの冒険を見守りたいと思います
霖空
ファンタジー
クラス転移に巻き込まれてしまった主人公。
得た能力は悪くない……いや、むしろ、チートじみたものだった。
しかしながら、それ以上のデメリットもあり……。
傍観者にならざるをえない彼が傍観者するお話です。
基本的に、勇者や、影井くんを見守りつつ、ほのぼの?生活していきます。
が、そのうち、彼自身の物語も始まる予定です。

クラス召喚に巻き込まれてしまいました…… ~隣のクラスがクラス召喚されたけど俺は別のクラスなのでお呼びじゃないみたいです~
はなとすず
ファンタジー
俺は佐藤 響(さとう ひびき)だ。今年、高校一年になって高校生活を楽しんでいる。
俺が通う高校はクラスが4クラスある。俺はその中で2組だ。高校には仲のいい友達もいないしもしかしたらこのままボッチかもしれない……コミュニケーション能力ゼロだからな。
ある日の昼休み……高校で事は起こった。
俺はたまたま、隣のクラス…1組に行くと突然教室の床に白く光る模様が現れ、その場にいた1組の生徒とたまたま教室にいた俺は異世界に召喚されてしまった。
しかも、召喚した人のは1組だけで違うクラスの俺はお呼びじゃないらしい。だから俺は、一人で異世界を旅することにした。
……この物語は一人旅を楽しむ俺の物語……のはずなんだけどなぁ……色々、トラブルに巻き込まれながら俺は異世界生活を謳歌します!

フリーター転生。公爵家に転生したけど継承権が低い件。精霊の加護(チート)を得たので、努力と知識と根性で公爵家当主へと成り上がる
SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
400倍の魔力ってマジ!?魔力が多すぎて範囲攻撃魔法だけとか縛りでしょ
25歳子供部屋在住。彼女なし=年齢のフリーター・バンドマンはある日理不尽にも、バンドリーダでボーカルからクビを宣告され、反論を述べる間もなくガッチャ切りされそんな失意のか、理不尽に言い渡された残業中に急死してしまう。
目が覚めると俺は広大な領地を有するノーフォーク公爵家の長男の息子ユーサー・フォン・ハワードに転生していた。
ユーサーは一度目の人生の漠然とした目標であった『有名になりたい』他人から好かれ、知られる何者かになりたかった。と言う目標を再認識し、二度目の生を悔いの無いように、全力で生きる事を誓うのであった。
しかし、俺が公爵になるためには父の兄弟である次男、三男の息子。つまり従妹達と争う事になってしまい。
ユーサーは富国強兵を掲げ、先ずは小さな事から始めるのであった。
そんな主人公のゆったり成長期!!

「お前と居るとつまんねぇ」〜俺を追放したチームが世界最高のチームになった理由(わけ)〜
大好き丸
ファンタジー
異世界「エデンズガーデン」。
広大な大地、広く深い海、突き抜ける空。草木が茂り、様々な生き物が跋扈する剣と魔法の世界。
ダンジョンに巣食う魔物と冒険者たちが日夜戦うこの世界で、ある冒険者チームから1人の男が追放された。
彼の名はレッド=カーマイン。
最強で最弱の男が織り成す冒険活劇が今始まる。
※この作品は「小説になろう、カクヨム」にも掲載しています。

アラヒフおばさんのゆるゆる異世界生活
ゼウママ
ファンタジー
50歳目前、突然異世界生活が始まる事に。原因は良く聞く神様のミス。私の身にこんな事が起こるなんて…。
「ごめんなさい!もう戻る事も出来ないから、この世界で楽しく過ごして下さい。」と、言われたのでゆっくり生活をする事にした。
現役看護婦の私のゆっくりとしたどたばた異世界生活が始まった。
ゆっくり更新です。はじめての投稿です。
誤字、脱字等有りましたらご指摘下さい。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる