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正義って何? ー 間違いでないけど正しくない ー
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松村章二は上田中学校の3年生。実家はかなりの資産家で、父親が都内に高級輸入雑貨店を10店舗以上も経営している。彼の小遣いは月決めでなく、世界的に有名なクレジット会社のプレミアカードが自由に使えることになっている。陽気なキャラクターで人を引きつける人気者で、多くの友達が彼を取り巻いている。章二が動けば、周りの友達が動く。
その章二が、生徒会役員選挙の生徒会長に立候補すると言い出した。自らで立候補の意思を示したのだ。
「俺、生徒会長になる」
「いいんじゃない、章二なら絶対に当選間違いなし」
取り巻きたちは、根拠もないのに章二を持ち上げる。
「で、何を公約にするんだ?」
「公約?そんなの何でもいいよ」
みんなはさすがに驚いた。
「じゃあ、何で生徒会長になりたいの?」
「別に生徒会長でなくてもいいんだ、トップだったら村長でも何でも。俺はトップに立たなければならない人間なんだ」
「それってなる意味あんの?」
「あるだろ、そう神が授けた俺の有り様なんだよ」
その一言に、何か変に納得してしまう。
「でもそれじゃ当選が難しくない?」
「大丈夫、ちゃんと作戦を考えてあるから」
こうやって章二の選挙戦が始まった。
「作田章二に一票をお願いします」
「何でもいいです。とにかくお願いしま~す」
投票日までは、毎朝の選挙運動を行って候補者たちは自分を売り込む。むろん10人の友達で結成されたチーム章二も、声をからして頼んでいる。
その対立候補となるのが、同じ3年生の白石楓だ。成績優秀、ラクロス部のキャプテンで、これまでにも学級委員長、生徒会副会長と歴任してきた、まさしく正統派の優等生。やはり彼女も朝の選挙運動で立っている。
「おいおいヤバくない?あっちは具体的な公約言ってる」
「今度、生徒会長に立候補した白石です。私が当選したら今まで以上に上中を明るい学校にします。1つ目はあいさつができる学校。2つ目は学年を越えたレクリエーション。3つ目は何でもいえる生徒会をめざし意見箱を設置しま~す」
さすがにチーム章二のメンバーは、焦りを見せたが、
「そんなの関係ねえ~、ハイオッパッピー。って古いか」
と、当の章二は余裕しゃくしゃく。どこにそんな自信があるのか、みんな不思議がった。
今回の上中の選挙活動から、ネットによる選挙運動が可能となった。プロフィールや公約を含む演説、さらに日ごろの生活ぶりをYouTubeに載せ、誰もがいつでもどこででも見ることができる。ここは未来の国政選挙の先取りのよう。
♬ は~い、みんな見てる。ショーちゃんでーす。今日のショウタイムは・・ ♬
この調子で進める。それはまるで人気ユーチューバーさながら。視聴者数や登録者数も映し出され、その数なんと629人。全校生徒326人の約2倍にも上る。
♬ いいかいベイビー、僕の公約知ってるよね。上中のそう君の一票を僕にね ♬
こんな中味のない内容が、連日繰り返し流される。奇抜なアイディを取り入れたこの選挙活動は、SNSでもバズり、マスコミでも取り上げられるようなった。
「作田君、今回のフィーバーをどう思ってますか?」
TNNニュースの記者が、インタビューしています。その顔つきからも興味津々そうです。
「ぜんぜん気にしてないね。僕を知りたい人が見ればいいだけさ」
もう完全に芸能人気取りだ。しかしこの事実を知った学校からは、大目玉を食らってしまう。
「作田君、あんまり派手にやんなよ、ほどほどにしとけ」
上田中の後援会長を務め、学校へ多額の寄付をし続けてきた章二の父への遠慮があるのか、学校からの注意もかなりソフトだ。それどころか章二は気にせず、やることに一層拍車がかかっていき、もう手が付けられない状態となっていった。
投票の日を迎えた。今朝も時間ギリギリまで、楓は選挙活動に熱が入る。
ところが、数日前から章二は朝立ちを一切しなくなった。
「章二、選挙活動をしなくていいのか、今日は投票だぞ」
「だから前から言ってるじゃん、作戦実行中だって。少し冒険だけどね」
全校生による投票を終え、いよいよ開票となった。開票は体育館で公開の上行われるので、票が開かれるごとに衆目を集める。
「作田、作田、白石、作田、白石・・・・・・・・・・・・・・・・」
開票が終わり、いよいよ結果発表の放送が始まった。
「生徒会役員選挙の結果を発表します。生徒会長 当選 作田章二さん」
「やったー、章二おめでとう。でも何でこんな大差の勝利なんだ?」
圧勝で、チーム章二は大喜び。
「しかたないなあ、生徒会長にでもなってやるか」
あまりにも調子に乗っている章二に、ほどほどメンバーもドン引きだ。
「そちらに作田章二君っていますね」
「えっと、どちら様でしょうか?」
「桂木署捜査第2課の桑元です。作田君に聞きたいことがあって伺いしました」
職員室はひっくり返ったような大騒ぎとなってる中、桑元警視が校長室に通された。
「上田中学校で最近生徒会選挙があったと聞きましたが、作田君がその選挙で買収行為をしてたのです。それもかなり多額のお金が動いています。いわゆる公職選挙法違反ですね」
さすがに校長も驚きを隠しきれない。ましてや学校の生徒会選挙で買収し警察が動くなんて、前代未聞の醜態だ。
「具体的に何したんですか?」
「この中学校では、何かYouTubeを使って選挙運動してもOKなのですか」
「はあ、それ学校も承知してましたけど」
「その動画によると、作田君に1票入れてくれたら、投票者のアドレス先に手描きの作田君のサインが送られてくることになってます。それを作田君のお父さんが経営する雑貨店に持って行くと、1万円までの好きな雑貨と交換することができます。明らかに票をお金で買ってるのと同じ行為です」
「それって、やはり学校の選挙でもあてはまるんですか?」
「今、法務省に確認しています。これを子どもがやったことと考えるのか、いやたとえ子どもだろうと買収に当たるのかは、これから分かります。もしそうなったらおそらく国内で初めての事件となるかもしれません」
校長室に呼ばれた章二がやって来て、校長が確認する。
「作田君か。君は生徒会の選挙運動で違反したって聞いたんだけど」
章二は待ってましたとばかりに答えた。
「違反ってどこがですか?僕はちゃんと決められたルールの中でやってますよ」
「刑事さんの話では、自分への投票を商品と交換する条件をYouTubeで呼びかけたそうだなあ」
「あっ、あれね。僕は感謝の意味で自分のサインを渡してるだけです」
桑元警視が改めて章二に確認する。
「桂木署の桑元です。ワンクッションは置いてるが、その自画像は君のお父さんのお店で、商品と交換できるんでしょ。それは迂回による買収にあたる可能性があるんです」
「へ~知らなかった。きっとパパが僕の描いた絵が好きだから、勝手に僕の支持者に交換してるだけじゃないかな。それをどう使おうと、もらった人の自由でしょ。どこかで聞いたけどかの遊技場では三店方式ってやつやってるそうじゃないですか。そもそもあれって法律に触れないんですか?」
章二はなかなか認めようとはしない。それどころか開き直ってる感がある。
「だから法律に触れるかどうかは、法務省に確認しています」
「でしょ、僕もちゃんと考えてやってますから」
法務省からの回答があるまで教室に戻ると、そこにはチーム章二が集まっていた。
「章二どうだった?みんなお前のことでもちきり。やっぱり捕まるの?」
「捕まるわけないっしょ。俺は別に悪いことしてないから」
「そうだよな、生徒会長はやっぱこの章二様」
教室内に、一斉に歓声と大きな拍手がわき起こった。
そのとき幼なじみで学級副委員長の舞香が話しかけてきた。
「ねえ章二、実際どうなの?悪いことしたと思ってるの?」
「だからしてないって」
「なんか章二、変わったね。昔は無邪気で笑い顔が絶えない何事にも全力少年だった。覚えてる?幼稚園のころ、私が転んで泣いてたとき、助けて慰めてくれたじゃない。あのときの章二はいったいどこへ行っちゃったの。何か今は獲物をかっさらうハイエナみたい。近づきにくくなっちゃた」
章二は痛いところを突かれたと思ってるのか、黙って舞香の話を聞いている。
「それって法律には違反してないかもしれないけれど、法に触れるとかじゃなくても、結局は票を買収してると同じじゃん。要は気持ちの問題。人としてそれでほんとにいいの?」
舞香とは何でも話せる親友というよりも、ずっと昔から一目を置いてきた唯一の相手だけに、その彼女からの言葉には他の誰からの言葉よりも応えた。
目的のためには手段を選ばず。いや正義であり続けたい。
その章二が、生徒会役員選挙の生徒会長に立候補すると言い出した。自らで立候補の意思を示したのだ。
「俺、生徒会長になる」
「いいんじゃない、章二なら絶対に当選間違いなし」
取り巻きたちは、根拠もないのに章二を持ち上げる。
「で、何を公約にするんだ?」
「公約?そんなの何でもいいよ」
みんなはさすがに驚いた。
「じゃあ、何で生徒会長になりたいの?」
「別に生徒会長でなくてもいいんだ、トップだったら村長でも何でも。俺はトップに立たなければならない人間なんだ」
「それってなる意味あんの?」
「あるだろ、そう神が授けた俺の有り様なんだよ」
その一言に、何か変に納得してしまう。
「でもそれじゃ当選が難しくない?」
「大丈夫、ちゃんと作戦を考えてあるから」
こうやって章二の選挙戦が始まった。
「作田章二に一票をお願いします」
「何でもいいです。とにかくお願いしま~す」
投票日までは、毎朝の選挙運動を行って候補者たちは自分を売り込む。むろん10人の友達で結成されたチーム章二も、声をからして頼んでいる。
その対立候補となるのが、同じ3年生の白石楓だ。成績優秀、ラクロス部のキャプテンで、これまでにも学級委員長、生徒会副会長と歴任してきた、まさしく正統派の優等生。やはり彼女も朝の選挙運動で立っている。
「おいおいヤバくない?あっちは具体的な公約言ってる」
「今度、生徒会長に立候補した白石です。私が当選したら今まで以上に上中を明るい学校にします。1つ目はあいさつができる学校。2つ目は学年を越えたレクリエーション。3つ目は何でもいえる生徒会をめざし意見箱を設置しま~す」
さすがにチーム章二のメンバーは、焦りを見せたが、
「そんなの関係ねえ~、ハイオッパッピー。って古いか」
と、当の章二は余裕しゃくしゃく。どこにそんな自信があるのか、みんな不思議がった。
今回の上中の選挙活動から、ネットによる選挙運動が可能となった。プロフィールや公約を含む演説、さらに日ごろの生活ぶりをYouTubeに載せ、誰もがいつでもどこででも見ることができる。ここは未来の国政選挙の先取りのよう。
♬ は~い、みんな見てる。ショーちゃんでーす。今日のショウタイムは・・ ♬
この調子で進める。それはまるで人気ユーチューバーさながら。視聴者数や登録者数も映し出され、その数なんと629人。全校生徒326人の約2倍にも上る。
♬ いいかいベイビー、僕の公約知ってるよね。上中のそう君の一票を僕にね ♬
こんな中味のない内容が、連日繰り返し流される。奇抜なアイディを取り入れたこの選挙活動は、SNSでもバズり、マスコミでも取り上げられるようなった。
「作田君、今回のフィーバーをどう思ってますか?」
TNNニュースの記者が、インタビューしています。その顔つきからも興味津々そうです。
「ぜんぜん気にしてないね。僕を知りたい人が見ればいいだけさ」
もう完全に芸能人気取りだ。しかしこの事実を知った学校からは、大目玉を食らってしまう。
「作田君、あんまり派手にやんなよ、ほどほどにしとけ」
上田中の後援会長を務め、学校へ多額の寄付をし続けてきた章二の父への遠慮があるのか、学校からの注意もかなりソフトだ。それどころか章二は気にせず、やることに一層拍車がかかっていき、もう手が付けられない状態となっていった。
投票の日を迎えた。今朝も時間ギリギリまで、楓は選挙活動に熱が入る。
ところが、数日前から章二は朝立ちを一切しなくなった。
「章二、選挙活動をしなくていいのか、今日は投票だぞ」
「だから前から言ってるじゃん、作戦実行中だって。少し冒険だけどね」
全校生による投票を終え、いよいよ開票となった。開票は体育館で公開の上行われるので、票が開かれるごとに衆目を集める。
「作田、作田、白石、作田、白石・・・・・・・・・・・・・・・・」
開票が終わり、いよいよ結果発表の放送が始まった。
「生徒会役員選挙の結果を発表します。生徒会長 当選 作田章二さん」
「やったー、章二おめでとう。でも何でこんな大差の勝利なんだ?」
圧勝で、チーム章二は大喜び。
「しかたないなあ、生徒会長にでもなってやるか」
あまりにも調子に乗っている章二に、ほどほどメンバーもドン引きだ。
「そちらに作田章二君っていますね」
「えっと、どちら様でしょうか?」
「桂木署捜査第2課の桑元です。作田君に聞きたいことがあって伺いしました」
職員室はひっくり返ったような大騒ぎとなってる中、桑元警視が校長室に通された。
「上田中学校で最近生徒会選挙があったと聞きましたが、作田君がその選挙で買収行為をしてたのです。それもかなり多額のお金が動いています。いわゆる公職選挙法違反ですね」
さすがに校長も驚きを隠しきれない。ましてや学校の生徒会選挙で買収し警察が動くなんて、前代未聞の醜態だ。
「具体的に何したんですか?」
「この中学校では、何かYouTubeを使って選挙運動してもOKなのですか」
「はあ、それ学校も承知してましたけど」
「その動画によると、作田君に1票入れてくれたら、投票者のアドレス先に手描きの作田君のサインが送られてくることになってます。それを作田君のお父さんが経営する雑貨店に持って行くと、1万円までの好きな雑貨と交換することができます。明らかに票をお金で買ってるのと同じ行為です」
「それって、やはり学校の選挙でもあてはまるんですか?」
「今、法務省に確認しています。これを子どもがやったことと考えるのか、いやたとえ子どもだろうと買収に当たるのかは、これから分かります。もしそうなったらおそらく国内で初めての事件となるかもしれません」
校長室に呼ばれた章二がやって来て、校長が確認する。
「作田君か。君は生徒会の選挙運動で違反したって聞いたんだけど」
章二は待ってましたとばかりに答えた。
「違反ってどこがですか?僕はちゃんと決められたルールの中でやってますよ」
「刑事さんの話では、自分への投票を商品と交換する条件をYouTubeで呼びかけたそうだなあ」
「あっ、あれね。僕は感謝の意味で自分のサインを渡してるだけです」
桑元警視が改めて章二に確認する。
「桂木署の桑元です。ワンクッションは置いてるが、その自画像は君のお父さんのお店で、商品と交換できるんでしょ。それは迂回による買収にあたる可能性があるんです」
「へ~知らなかった。きっとパパが僕の描いた絵が好きだから、勝手に僕の支持者に交換してるだけじゃないかな。それをどう使おうと、もらった人の自由でしょ。どこかで聞いたけどかの遊技場では三店方式ってやつやってるそうじゃないですか。そもそもあれって法律に触れないんですか?」
章二はなかなか認めようとはしない。それどころか開き直ってる感がある。
「だから法律に触れるかどうかは、法務省に確認しています」
「でしょ、僕もちゃんと考えてやってますから」
法務省からの回答があるまで教室に戻ると、そこにはチーム章二が集まっていた。
「章二どうだった?みんなお前のことでもちきり。やっぱり捕まるの?」
「捕まるわけないっしょ。俺は別に悪いことしてないから」
「そうだよな、生徒会長はやっぱこの章二様」
教室内に、一斉に歓声と大きな拍手がわき起こった。
そのとき幼なじみで学級副委員長の舞香が話しかけてきた。
「ねえ章二、実際どうなの?悪いことしたと思ってるの?」
「だからしてないって」
「なんか章二、変わったね。昔は無邪気で笑い顔が絶えない何事にも全力少年だった。覚えてる?幼稚園のころ、私が転んで泣いてたとき、助けて慰めてくれたじゃない。あのときの章二はいったいどこへ行っちゃったの。何か今は獲物をかっさらうハイエナみたい。近づきにくくなっちゃた」
章二は痛いところを突かれたと思ってるのか、黙って舞香の話を聞いている。
「それって法律には違反してないかもしれないけれど、法に触れるとかじゃなくても、結局は票を買収してると同じじゃん。要は気持ちの問題。人としてそれでほんとにいいの?」
舞香とは何でも話せる親友というよりも、ずっと昔から一目を置いてきた唯一の相手だけに、その彼女からの言葉には他の誰からの言葉よりも応えた。
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