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須崎先生奮闘記1(無力感)
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今から30年以上も前、全国の学校では校内暴力の嵐が吹き荒れていた。生徒は徒党を組み、対教師、対学校がトレンドの世の中だった。そこでは喫煙、器物破損、生徒間暴力、対教師暴力は、日常茶飯事。
あるときトイレの個室からタバコの煙が上がり、教師が駆けつけてきた。
「おい開けろ、中でタバコ吸ってるの分かってるんだぞ!」
中から当時流行の髪型をリーゼントにした1人の生徒が出てきて、
「俺が吸ったとこ見たのかよ?証拠あんのか!」
と毒づく。こうなると〝ハイ終了〝
まだその反抗が小さいころは、教師の力で押さえつけることができたが、教師側の力を生徒たちの力が越えた瞬間に、もう対処の術がなくなり、あとは事後処理の毎日だ。
そこまでいくと教師の心身の疲労感は半端なく、早く卒業式が来ないかをただただ願うだけ。当時の生徒の集団での暴走は、教育界全体の問題として、度々マスコミで取り上げられていた。
翻って今の荒れといえば、一匹オオカミのごとく単独で問題を起こすことが多いが、本質は当時とほとんど変わっていない。
宮原中学校は、市内でも悪名高き学校だ。かつての校内暴力ほどではないが、問題行動が起きない日はまずない。それも様々な形で表出している。
それは表立ってた問題に見えなくても、生徒全体に無気力感が漂っている。また日ごろの積み重ねが足りず、学習能力は低位の生徒がたくさんいるのも事実だ。そうなると授業が成立しない毎日となる。
「はい、この問題分かる人?」
反応なし。と言うよりも半分近くの生徒が寝ている。他に目を移すと、漫画を読んでる者、スマホを見てる者、おしゃべりを続けている者。
残念だけど、ここは間違いなく令和の中学校の一室だ。
「先生、生徒がいませ~ん」
よくクラスの代表が、職員室に報告に飛んでくる。授業中に教室で座っていることができず、廊下を立ち歩く生徒がいる。
「手分けして探しに出てください」
教師の方も慣れたもので、こんなときに備えて捜索態勢が整っているこは、果たして嬉しいことなのか?
「こら、止めろ。食べ物を粗末にするな」
給食の配膳室では、手づかみで好きな物だけを食べてる者がいた。
あるときは、授業中に教室から出て行き、隣のクラスの生徒を呼び出している。
「おい、そうじしろ」
そう言われても生徒は完全無視。ぞうきんを投げつける者、ほうきでチャンバラを始める者、バケツの水をまき散らす者、まずもってそうじどころではない。
これをカオスと言わずして、何をカオスと言うのだろうか?
6時間目の授業が終わり、ようやく1日が終わった。
放課後ははそうじの時間だが、3年2組担任の須崎は、もう生徒にそうじを呼びかける気力すら出ない。言ったところで、誰もしないことは分かってきているからだ。だからいつものように一人で教室そうじをしていているが、残念なことに、須崎自身がこの状態に慣れてきた。
クラス33人分の机を運び、箒で掃き、ぞうきんで水拭きなど、これらを全て1人でやっているが、誰も動いてくれることはない。20年以上もこの世界で働いてきた須崎にして、初めての挫折感だ。今までの経験が何も役立たぬもどかしさに無力感を感じざるを得ず、屈辱の日々といえる。
その一方で〝一人でやれば終わる〝〝指導するのはもうめんどくさい〝と思い始めている自分に、本当は情けなかったというのが本心だ。
「誰か一緒にそうじしてくれないかな?って言っても無理か」
むろんそうじをしてくれる者はいない。しかたなく、今日も須崎一人のそうじが始まった。生徒たちは、須崎の動きに気にする素振りも見せず、窓や机に腰掛けおしゃべりを続けている。
でも考えてみれば、いやならそこにいなきゃいいのに、なぜか生徒たちは教室内に留まっている。
そのときだ。
「先生、一緒にやろうか?」
そう言ってきたのは、川越百萌だった。普段はいるかいないか分からないほど存在感が薄い子だっただけに、須崎の驚きも相当なものだった。
「えっ、うれしい。ありがとう。でも先生とそうじなんかしたら、他の子からからかわれるぞ、それでもいのか?」
「別に気にしないもん。私っていじられるのに慣れてるからハハハ」
屈託無い笑顔に須崎も救われたようで、うれしくて泣き出したくなるほどの気持ちの高ぶりとなった。
「よし、やろう!誰か他にいないかな?」
とダメ元で呼びかけてみた。すると、
「ハイ、ハイ、俺もやる!」
と名乗りでてきたうえに、
「先生、俺もやる。水くさいなあ、言ってくれればいいのに。本当はやりたかったんだから」
とそれまで見ていた生徒たちが、我も我も集まってきた・・・・・
何て現実はそんなはずはない。青春学園ドラマだったありえるが、結局は2人ですることになった。
それでも昨日までとは違う胸の高鳴りが、須崎のやる気に火を灯した。
『何をやってもうまくいかなかった。モヤモヤした毎日だったけど、俺って孤独じゃないんだ。まだまだつらいが、とにかく前へ進もう』
百萌が須崎生の背中を、力強く押したことだけは間違いない。
次の日の朝から、須崎は生徒が登校してくる前に出勤し、バケツとゴミつまみをもって、校舎内外を回ることにした。そこには菓子の袋やチューインガムの噛みかけ、さらにタバコの吸い殻まで落ちている。その日の放課後になると生徒指導担当がゴミ拾いはするが、追いつかないのが現状だ。
「けっこう落ちてんなあ」
1周するとバケツ半分くらいになった。こんな状態を放置しておくと、その日は悪い環境の中で生徒が過ごすことになってします。まさに〝環境が人を作る〟となる。
トイレも見回った。〝荒れはトイレから〟が鉄則だ。特に小さな落書きから、器物破損へとつながっていくからこそ、最重要点検箇所となる。
1回りすると次はあいさつだ。教室前で生徒全員を迎えようと心に決めていた。
「おはよう」
当然、あいさつの返しはないが、それも想定内。とにかく生徒がしようがしまいが、須崎からあいさつし続けることだけは、心に決めていた。
「おはよう」
遅刻しきても、とにかく迎えてやることだけは。
朝のルーティーンが終わると長い長い1日が始まった。特に心身共に疲れるのは、空き時間、つまり授業がないときだ。なぜなら授業を抜け出した生徒を、職員室にいる教師で探しに行かなければならないからだ。ひどいときは空き時間がすべてつぶれ、フルタイムになることもある。あえて言うと、授業をしている方が楽ともいえるかも。
ようやく6時間目終了のチャイムがなり、そうじの時間となった。昨日の今日なので、百萌はのことは期待せず、といいながらも若干頭の片隅には〝百萌は来てくれ〟の気持ちが。ただその考えも取り越し苦労だった。そこには箒を持った百萌はの姿があった。
「うれしい、今日もありがとう」
「先生、ありがとうっておかしいよ」
「だよな。でも何で今日も一緒にしてくれるの?」
「何で?何でって別にそうじに理由なんてないんじゃない?だってするもんでしょ」
確かに理由はなく、必要だからするものだ。もしかしたら須崎の方で、そうじをしなければいけない理由を求めていたのかもしれない。
「あと一つ。先生が1人でかわいそうだったからかな?」
その一言で、須崎は、箒をもつ手の力がスーっと抜けてくように感じた。
「うれしい、本当は抱きつきたいくらい」
「ダメ、それってセクハラになっちゃうハハハ」
2人のやりとりを、今日は他の生徒たちが遠巻きで見ている。
「どうだ、君たちもよかったら一緒にやらないか?」
当然反応なし。でも明らかに昨日の雰囲気とは違っている。昨日までは、こちらのことを気にする素振りも見せずおしゃべりをしていていたが、今はジッとこちらの動きを伺っているのがよく分かる。それはあたかも何かを求めるかのようだ。
『考えてみれば、知らず知らずのうちに俺の方から彼らを避けていたのかなあ?どうせダメだと思って。きっと彼らも、どうせ俺たちなんてって感じていたのかもしれない。結局はこちらから避けてたのかも』
突然百萌が、近くにいた女子生徒に声を掛けた。
「芹那もおいでよ」
百萌が、窓枠に座っていたセリナを呼び寄せた。
「先生、芹那もやってくれるって。ね芹那」
ここに、無口な松川芹那が参戦した。
「ウエルカム。ありがとう。これでおそうじ三銃士の結成だな」
須崎の下らないジョークにも、
「百萌はレッド、芹那はイエロー。そして先生はブラックね、何か楽しくなってきた」
と百萌が笑顔で応えた。
たかがそうじだが、されどそうじ。おそらく須崎が、そうじにこれほどウキウキ感を感じたことは、これまでの教員人生で初めてのことだっただろう。
また長い長い1日が始まる。でも1日の終わりには、楽しみな時間が待っている。
さて、3年2組では、これからどんな展開が繰り広げられていくのだろうか?
須崎級、卒業まであと338日
あるときトイレの個室からタバコの煙が上がり、教師が駆けつけてきた。
「おい開けろ、中でタバコ吸ってるの分かってるんだぞ!」
中から当時流行の髪型をリーゼントにした1人の生徒が出てきて、
「俺が吸ったとこ見たのかよ?証拠あんのか!」
と毒づく。こうなると〝ハイ終了〝
まだその反抗が小さいころは、教師の力で押さえつけることができたが、教師側の力を生徒たちの力が越えた瞬間に、もう対処の術がなくなり、あとは事後処理の毎日だ。
そこまでいくと教師の心身の疲労感は半端なく、早く卒業式が来ないかをただただ願うだけ。当時の生徒の集団での暴走は、教育界全体の問題として、度々マスコミで取り上げられていた。
翻って今の荒れといえば、一匹オオカミのごとく単独で問題を起こすことが多いが、本質は当時とほとんど変わっていない。
宮原中学校は、市内でも悪名高き学校だ。かつての校内暴力ほどではないが、問題行動が起きない日はまずない。それも様々な形で表出している。
それは表立ってた問題に見えなくても、生徒全体に無気力感が漂っている。また日ごろの積み重ねが足りず、学習能力は低位の生徒がたくさんいるのも事実だ。そうなると授業が成立しない毎日となる。
「はい、この問題分かる人?」
反応なし。と言うよりも半分近くの生徒が寝ている。他に目を移すと、漫画を読んでる者、スマホを見てる者、おしゃべりを続けている者。
残念だけど、ここは間違いなく令和の中学校の一室だ。
「先生、生徒がいませ~ん」
よくクラスの代表が、職員室に報告に飛んでくる。授業中に教室で座っていることができず、廊下を立ち歩く生徒がいる。
「手分けして探しに出てください」
教師の方も慣れたもので、こんなときに備えて捜索態勢が整っているこは、果たして嬉しいことなのか?
「こら、止めろ。食べ物を粗末にするな」
給食の配膳室では、手づかみで好きな物だけを食べてる者がいた。
あるときは、授業中に教室から出て行き、隣のクラスの生徒を呼び出している。
「おい、そうじしろ」
そう言われても生徒は完全無視。ぞうきんを投げつける者、ほうきでチャンバラを始める者、バケツの水をまき散らす者、まずもってそうじどころではない。
これをカオスと言わずして、何をカオスと言うのだろうか?
6時間目の授業が終わり、ようやく1日が終わった。
放課後ははそうじの時間だが、3年2組担任の須崎は、もう生徒にそうじを呼びかける気力すら出ない。言ったところで、誰もしないことは分かってきているからだ。だからいつものように一人で教室そうじをしていているが、残念なことに、須崎自身がこの状態に慣れてきた。
クラス33人分の机を運び、箒で掃き、ぞうきんで水拭きなど、これらを全て1人でやっているが、誰も動いてくれることはない。20年以上もこの世界で働いてきた須崎にして、初めての挫折感だ。今までの経験が何も役立たぬもどかしさに無力感を感じざるを得ず、屈辱の日々といえる。
その一方で〝一人でやれば終わる〝〝指導するのはもうめんどくさい〝と思い始めている自分に、本当は情けなかったというのが本心だ。
「誰か一緒にそうじしてくれないかな?って言っても無理か」
むろんそうじをしてくれる者はいない。しかたなく、今日も須崎一人のそうじが始まった。生徒たちは、須崎の動きに気にする素振りも見せず、窓や机に腰掛けおしゃべりを続けている。
でも考えてみれば、いやならそこにいなきゃいいのに、なぜか生徒たちは教室内に留まっている。
そのときだ。
「先生、一緒にやろうか?」
そう言ってきたのは、川越百萌だった。普段はいるかいないか分からないほど存在感が薄い子だっただけに、須崎の驚きも相当なものだった。
「えっ、うれしい。ありがとう。でも先生とそうじなんかしたら、他の子からからかわれるぞ、それでもいのか?」
「別に気にしないもん。私っていじられるのに慣れてるからハハハ」
屈託無い笑顔に須崎も救われたようで、うれしくて泣き出したくなるほどの気持ちの高ぶりとなった。
「よし、やろう!誰か他にいないかな?」
とダメ元で呼びかけてみた。すると、
「ハイ、ハイ、俺もやる!」
と名乗りでてきたうえに、
「先生、俺もやる。水くさいなあ、言ってくれればいいのに。本当はやりたかったんだから」
とそれまで見ていた生徒たちが、我も我も集まってきた・・・・・
何て現実はそんなはずはない。青春学園ドラマだったありえるが、結局は2人ですることになった。
それでも昨日までとは違う胸の高鳴りが、須崎のやる気に火を灯した。
『何をやってもうまくいかなかった。モヤモヤした毎日だったけど、俺って孤独じゃないんだ。まだまだつらいが、とにかく前へ進もう』
百萌が須崎生の背中を、力強く押したことだけは間違いない。
次の日の朝から、須崎は生徒が登校してくる前に出勤し、バケツとゴミつまみをもって、校舎内外を回ることにした。そこには菓子の袋やチューインガムの噛みかけ、さらにタバコの吸い殻まで落ちている。その日の放課後になると生徒指導担当がゴミ拾いはするが、追いつかないのが現状だ。
「けっこう落ちてんなあ」
1周するとバケツ半分くらいになった。こんな状態を放置しておくと、その日は悪い環境の中で生徒が過ごすことになってします。まさに〝環境が人を作る〟となる。
トイレも見回った。〝荒れはトイレから〟が鉄則だ。特に小さな落書きから、器物破損へとつながっていくからこそ、最重要点検箇所となる。
1回りすると次はあいさつだ。教室前で生徒全員を迎えようと心に決めていた。
「おはよう」
当然、あいさつの返しはないが、それも想定内。とにかく生徒がしようがしまいが、須崎からあいさつし続けることだけは、心に決めていた。
「おはよう」
遅刻しきても、とにかく迎えてやることだけは。
朝のルーティーンが終わると長い長い1日が始まった。特に心身共に疲れるのは、空き時間、つまり授業がないときだ。なぜなら授業を抜け出した生徒を、職員室にいる教師で探しに行かなければならないからだ。ひどいときは空き時間がすべてつぶれ、フルタイムになることもある。あえて言うと、授業をしている方が楽ともいえるかも。
ようやく6時間目終了のチャイムがなり、そうじの時間となった。昨日の今日なので、百萌はのことは期待せず、といいながらも若干頭の片隅には〝百萌は来てくれ〟の気持ちが。ただその考えも取り越し苦労だった。そこには箒を持った百萌はの姿があった。
「うれしい、今日もありがとう」
「先生、ありがとうっておかしいよ」
「だよな。でも何で今日も一緒にしてくれるの?」
「何で?何でって別にそうじに理由なんてないんじゃない?だってするもんでしょ」
確かに理由はなく、必要だからするものだ。もしかしたら須崎の方で、そうじをしなければいけない理由を求めていたのかもしれない。
「あと一つ。先生が1人でかわいそうだったからかな?」
その一言で、須崎は、箒をもつ手の力がスーっと抜けてくように感じた。
「うれしい、本当は抱きつきたいくらい」
「ダメ、それってセクハラになっちゃうハハハ」
2人のやりとりを、今日は他の生徒たちが遠巻きで見ている。
「どうだ、君たちもよかったら一緒にやらないか?」
当然反応なし。でも明らかに昨日の雰囲気とは違っている。昨日までは、こちらのことを気にする素振りも見せずおしゃべりをしていていたが、今はジッとこちらの動きを伺っているのがよく分かる。それはあたかも何かを求めるかのようだ。
『考えてみれば、知らず知らずのうちに俺の方から彼らを避けていたのかなあ?どうせダメだと思って。きっと彼らも、どうせ俺たちなんてって感じていたのかもしれない。結局はこちらから避けてたのかも』
突然百萌が、近くにいた女子生徒に声を掛けた。
「芹那もおいでよ」
百萌が、窓枠に座っていたセリナを呼び寄せた。
「先生、芹那もやってくれるって。ね芹那」
ここに、無口な松川芹那が参戦した。
「ウエルカム。ありがとう。これでおそうじ三銃士の結成だな」
須崎の下らないジョークにも、
「百萌はレッド、芹那はイエロー。そして先生はブラックね、何か楽しくなってきた」
と百萌が笑顔で応えた。
たかがそうじだが、されどそうじ。おそらく須崎が、そうじにこれほどウキウキ感を感じたことは、これまでの教員人生で初めてのことだっただろう。
また長い長い1日が始まる。でも1日の終わりには、楽しみな時間が待っている。
さて、3年2組では、これからどんな展開が繰り広げられていくのだろうか?
須崎級、卒業まであと338日
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