自称病弱の姉に婚約者を奪われたけど、もう気にしない

第４章

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　ハッキリ言って、目がチカチカします。
　
　私の好みをご存知だった様で、控えめながらも王家の方々の側に座しても遜色のない美しいドレスを用意していただいたのですが･･･周りの御令嬢方の煌びやかさと言ったら。

　あっちの御令嬢の首飾りは光を四方に跳ね返していますね。

　あそこの御令嬢の耳飾りは向かいの御子息の目を潰しにかかっています。

　あ、あの御令嬢は･･･

「っクク･･･。リリア･･･その独り言はまだ･･･続くのかい？」

　え？

「全部聞こえていたけど？」

「申し訳ございません、殿下」

「いいよ。私も思っていたから。よくあれだけギラギラと着飾れるものだね。私の好みとしては、小さい物でも使いこなせればいいんだけど」

　王家の控室で共に居させていただいた私は、舞踏会会場を見下ろせる窓から殿下と招待客を観察しながらの会話をする。

　当然･･･探している人達はまだ来ていないようですが。

「来ますか？」

「中盤あたりからだろうね。みんながリラックスし始めが潜り込みやすい」

　確かにそうですね。
　誰が来たとか注目を受ける開始時より、中盤からが一番誰の目にも触れずに潜り込めるでしょう。

「それまではゆっくりしよう」

　殿下の提案を採用して私達は少しだけ軽食を口にし出しました。　


　それから間もなく、問題の人物がやって来ました。


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　細切れ投稿で申し訳ないです。
　続けると物凄い長文になり、場面展開もおかしな状態になり得ると思ったからです。
　場面的に投稿が長くなったり短くなったりする恐れがありますが、頑張って書き続けていきます。
　よろしくお願いいたします。