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第六章 ダンジョン発見
第七十六話 遠距離攻撃
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イズミはマスタングのナビ上でサイクロプスの位置を調べる。
おおよその検討をつけてから、グレネードランチャーを取り出して照明弾を装填する。
月明かりでも遠くにいる魔物を見つけられる視力やら能力があれば楽なのだが、生憎そんな都合の良い能力は持ち合わせて居ない。
マスタングのボンネットに布袋を置き、そこにマシンガンを設置して弾を装填した。
異世界に来て初めて実戦で使用するベルト給弾式に戸惑ったが、思いの外スムーズに準備が出来た。
「あの辺りか?」
攻撃の事前準備を済ませたイズミは、グレネードランチャーを空に向けて撃った。
ボコーン。
そんな音と共に照明弾が発射され、程なくして空が明るくなる。
…見つけた。
第二階層の扉は分からないが、かなり図体の大きい二足歩行の魔物、サイクロプスの姿が見えた。
イズミはマシンガンを構えて、サイクロプスの胴体へ狙いを付けて引き金を引いた。
ダダダダッ…ダダダダッ…
乱射にならないように1秒から2秒撃ったら一旦射撃を止める。
最初の射撃ではサイクロプスの足元付近を耕して終わったが、次の射撃では修正をして胴体にしっかりと撃ち込めた。
グォォォ!!
こちらの攻撃手段を把握される前に命中して、サイクロプスの叫び声が聞こえる。
それと同時に、イズミの居る場所へ突進をしようと走り出て来る。
そんなサイクロプスに対して、今度は3秒程度マシンガンを撃ち込んで黙らせる。
倒れ込んだサイクロプスに、念の為もう一度射撃を加えた。
「マスター。目標の沈黙を確認…新たな反応を6体確認しました」
イズミはマスタングのモニターで位置を確認すると、もう一度グレネードランチャーを用意する。
照明弾を装填して、空へ撃つ。
「カレン。クロスボウでは厳しいだろうが、攻撃準備だけしておいてくれ」
マシンガンを構え直したイズミが、サイクロプスを見つけ次第射撃を開始した。
サイクロプスは岩を持ち上げ、イズミ達に向けて投げつける。
飛んできた岩はこちらには届かず、少し手前に落下した。
土煙が舞う中でも、イズミはマシンガンを撃つのを止めなかった。
1体でも多く攻撃を加えて戦闘能力を削がなければ、死ぬのは自分達になる。
イズミはふとカレンやトーマス達を見ると、防御用の魔法と陣形を取っていた。
まだ自分達の攻撃範囲にサイクロプスが入っていないようだ。
「流石に抑えきれないか…」
4体目に射撃をした時から、サイクロプスの攻撃が近くに届き始める。
「マスタング、物理防御の準備を頼む。そろそろ奴らの攻撃が当たるぞ」
4体目が倒れるのが見えたので、5体目に狙いを定める。
「マスター、回避してください」
マスタングの声を聞いたイズミは、マスタングの車体へと身体を隠した。
その直後、サイクロプスの目から光線が飛んで来てイズミが居た所の近くを通過した。
「マジかよ!」
イズミは直ぐにマシンガンを構えて、5体目のサイクロプスに射撃を始める。
サイクロプスは再度光線を放とうとしていたが、マシンガンの射撃が命中して体勢を崩した。
光線は空へと放たれて消えるのと同時に、サイクロプスは倒れ込み動かなくなった。
「あと1体!」
イズミは接近戦覚悟でマシンガンを持ち上げると、カレン達へ攻撃をしようとするサイクロプスの迎撃をすべく走り出した。
おおよその検討をつけてから、グレネードランチャーを取り出して照明弾を装填する。
月明かりでも遠くにいる魔物を見つけられる視力やら能力があれば楽なのだが、生憎そんな都合の良い能力は持ち合わせて居ない。
マスタングのボンネットに布袋を置き、そこにマシンガンを設置して弾を装填した。
異世界に来て初めて実戦で使用するベルト給弾式に戸惑ったが、思いの外スムーズに準備が出来た。
「あの辺りか?」
攻撃の事前準備を済ませたイズミは、グレネードランチャーを空に向けて撃った。
ボコーン。
そんな音と共に照明弾が発射され、程なくして空が明るくなる。
…見つけた。
第二階層の扉は分からないが、かなり図体の大きい二足歩行の魔物、サイクロプスの姿が見えた。
イズミはマシンガンを構えて、サイクロプスの胴体へ狙いを付けて引き金を引いた。
ダダダダッ…ダダダダッ…
乱射にならないように1秒から2秒撃ったら一旦射撃を止める。
最初の射撃ではサイクロプスの足元付近を耕して終わったが、次の射撃では修正をして胴体にしっかりと撃ち込めた。
グォォォ!!
こちらの攻撃手段を把握される前に命中して、サイクロプスの叫び声が聞こえる。
それと同時に、イズミの居る場所へ突進をしようと走り出て来る。
そんなサイクロプスに対して、今度は3秒程度マシンガンを撃ち込んで黙らせる。
倒れ込んだサイクロプスに、念の為もう一度射撃を加えた。
「マスター。目標の沈黙を確認…新たな反応を6体確認しました」
イズミはマスタングのモニターで位置を確認すると、もう一度グレネードランチャーを用意する。
照明弾を装填して、空へ撃つ。
「カレン。クロスボウでは厳しいだろうが、攻撃準備だけしておいてくれ」
マシンガンを構え直したイズミが、サイクロプスを見つけ次第射撃を開始した。
サイクロプスは岩を持ち上げ、イズミ達に向けて投げつける。
飛んできた岩はこちらには届かず、少し手前に落下した。
土煙が舞う中でも、イズミはマシンガンを撃つのを止めなかった。
1体でも多く攻撃を加えて戦闘能力を削がなければ、死ぬのは自分達になる。
イズミはふとカレンやトーマス達を見ると、防御用の魔法と陣形を取っていた。
まだ自分達の攻撃範囲にサイクロプスが入っていないようだ。
「流石に抑えきれないか…」
4体目に射撃をした時から、サイクロプスの攻撃が近くに届き始める。
「マスタング、物理防御の準備を頼む。そろそろ奴らの攻撃が当たるぞ」
4体目が倒れるのが見えたので、5体目に狙いを定める。
「マスター、回避してください」
マスタングの声を聞いたイズミは、マスタングの車体へと身体を隠した。
その直後、サイクロプスの目から光線が飛んで来てイズミが居た所の近くを通過した。
「マジかよ!」
イズミは直ぐにマシンガンを構えて、5体目のサイクロプスに射撃を始める。
サイクロプスは再度光線を放とうとしていたが、マシンガンの射撃が命中して体勢を崩した。
光線は空へと放たれて消えるのと同時に、サイクロプスは倒れ込み動かなくなった。
「あと1体!」
イズミは接近戦覚悟でマシンガンを持ち上げると、カレン達へ攻撃をしようとするサイクロプスの迎撃をすべく走り出した。
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