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第三章 無宿人の宿命
第二十九話 ギルドからの追跡者
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少々寝不足気味な俺とは対照的に、カレンは元気ハツラツとしていた。
昼食を貰いに行くと、宿屋の店主から先に声をかけてきた。
「朝早いな!今日出発かい?」
そうだ、と応えつつ朝食を受け取る。
そのタイミングで不穏な話を聞いた。
「そう言えば昨日の夜、お前さん宛に男が会いに来たんだが…」
俺にそんな予定は無かったと言っておいた。
格好からして冒険者ギルドの関係者だろうとの事だった。
俺は冒険者ギルドに目を付けられたようだ。
今後の身のこなしに関する良い情報の礼に、宿を出る時にでもコーンポタージュを何袋か渡すとしよう。
カレンと朝食を取りつつ、今日の予定を軽く話した。
武器屋に顔を出してから、水を購入して町を出る。
目的地はカレンの故郷だ。
宿屋を出発する前にマスタングに乗り込み、昨日の様子を確認した。
「1名怪しい亜人の接近はありましたが、戦意は無いと判断しました」
宿屋の主人が言っていた男か。
俺はコーンポタージュを実体化させて、宿屋に出発の挨拶をした。
情報のお礼と言ってコーンポタージュの袋を渡すと、店主は驚いた顔をしていた。
そしたら、町を出る直前まで馬車置場を使わせてくれる事になった。
その後、直ぐに食堂の方へ姿を消した。
あの調子では、しばらく試行錯誤をしそうだな。
宿屋を出て武器屋に入ると、ドワーフの主人とフレイルが話し込んでいた。
二人に挨拶をして、髭剃りを返してもらおうとしたのだが。
「なぁ、この髭剃りを儂にくれないか?」
どうやら昨日の夜に試しに髭を剃ったらしい。
その結果、町の専門店よりも綺麗に剃れる切れ味とメンテナンス性、極めつけに美しい形と、どれを取っても究極と言って過言では無い逸品だと結論づけたそうだ。
「ただとは言わん。この店にある武器1つと交換でどうだ?どの武器でも構わん!」
ドワーフの主人には、あの髭剃りを基礎として自分で作って一儲けする算段があると言う。
職人魂と商人魂の両方に火を点けたみたいだ。
俺はカレンに話を振った。
「…そんな訳だからカレン、欲しい武器を選んでくれ」
俺の装備は揃っているからと、カレンに選ばせた。
カレンは昨日見ていたクロスボウをおずおずと指差した。
「ほぅ!エルフのお嬢さんはお目が高いのぅ!!」
クロスボウを取り出したドワーフの主人は、簡単使い方をカレンにレクチャーを始めた。
「ここ数年はクロスボウよりもロングボウの方が売れ行きが良くてね。持て余していた武器だよ」
ここ数年のトレンドなのだろうか?
中~近距離向けのクロスボウはソロの冒険者が愛用する事が多かったのだが、今はチームを組んで旅や依頼をこなす為に、売り上げが落ちているそうだ。
チームを組めば魔術師がいて近距離に近付かれる前に魔法攻撃が出来るし、馬車に固定するクロスボウが開発されてからは長距離を狙えるロングボウが個人の武器として売れているそうだ。
小型のクロスボウはソロの護身用で売れているが、カレンの選んだクロスボウは弾数が多い攻撃向きだが、大きくて重いが故に使用者を選ぶと言う。
金貨10枚と高価な為、冒険者達から見向きもされない武器になっていた。
売れたとしても、貴族の鑑賞用になるのがほとんどだそうだ。
「それに、コイツは魔力を溜めないと使えないクロスボウだからな」
カレンが魔力を注ぎ込むと、クロスボウの発射準備が完了したようだ。
明るい場所で見るとクロスボウの姿は、ある吸血鬼ハンターの使っていた物に似ていた。
高圧ガスの代わりに魔力を使うイメージが脳裏に浮かんだ。
カレンがクロスボウ構える姿は、かなり様になっていた。
「これを受け取っても良いのでしょうか…金貨10枚もする武器ですし」
カレンが武器屋の主人に尋ねると、大笑いで返された。
「なぁに!儂はもう金貨3千枚稼げる程のネタを手に入れたようなもんだ。安いもんさ!」
そんな代物に化けたのか、あの髭剃り…
俺は苦笑いを隠せなかった。
カレンはクロスボウの装備一式を受け取ったのと同時に、武器の主人とフレイルが俺に近付いて来た。
二人によると、昨日の夜に冒険者ギルドらしい男が来て、俺の事を色々と聞きに来たそうだ。
「どうやらオーガ騒ぎで目を付けられたな」
フレイルからは少しの間、身を隠す事を勧められた。
俺はフレイルとの魔法通信の交換をして、今後も冒険者ギルドの情報を交換出来るようにした。
そのお礼としてフレイルにだけ、俺の武器に関する説明をした。
勿論、他言無用と念を入れてだ。
話を終えた俺とカレンは、目的地を変更する事にした。
一週間程、魔獣の森に身を隠す。
この間に熱りが冷める事を祈るばかりだ。
武器屋の主人とフレイルに別れを告げ、マスタングの元へと急いだ。
面倒事が近付いて来る前にこの町から出発したい。
マスタングの前まで辿り着き、一度周囲を確認してカレンを助手席に乗せる。
運転席に乗り込もうとドアを開けた時、男が2人現れて宿屋の入口を塞ぐ形で立ち塞がった。
俺はリボルバーに右手を伸ばしつつ、ドア越しに声をかけた。
「まだ何か話でもあるのか?」
「アンタを町から出すなと命じられていてね」
どうやら要注意人物として睨まれ、身柄を確保しておきたいと言う魂胆だろう。
ついでに武器に関する情報を得たいとかだろうか。
「俺の旅路を邪魔しないで欲しいな」
俺は車のドアを閉め、男2人に近付いて向き合った。
「無宿者が我々の知らない強力な武器を持ち、ギルドに対して非協力的と来ている。そんな危険な奴を野放しにするようなリスクは冒せない」
冒険者ギルドが登録拒否をしていなければ、こんなに拗れなかった話なのだがな。
そんな皮肉を言ってやった。
「俺の邪魔をするって事は、覚悟は出来ていると思って良いよな?」
俺はマスタングに声をかける。
「マスタング!戦闘準備だ」
その声を合図に、マスタングが雄叫びをあげる。
予想外の動きに男2人が動揺するも、直ぐに俺の方を見る。
「警告はしたぞ」
俺が捨て台詞を吐くと、マスタングが俺の後ろに移動してきた。
その直後に響いた金属音。
どうやら背後にもギルドの仲間がいたのだろう。
その攻撃をマスタングが防いでくれたのだ。
目の前の2人は不意打ちを防がれたからか、俺に攻撃を仕掛ける為に身構え始めた。
俺は肩にぶら下げたリボルバーを取り出して構える。
一人が右手に火の玉を作り始めたので、そいつに向けて一発撃った。
轟音と共に発砲の反動が身体に伝わって来た。
胸に銃弾が直撃した男が吹っ飛ぶように倒れると、火の玉も消えてしまった。
次にもう一人を狙う。
残った男は腕に付けたクロスボウを構えている。
俺は地面に倒れ込むように移動して銃を撃った。
男の放ったクロスボウの矢は俺の腹部があった所辺りを通過していた。
クロスボウの男の腹が赤く染まっている。
しっかりと当たっていたようだ。
俺は急いでマスタングに乗り込み、この町を抜け出すようにアクセルを踏んだ。
マスタングの心地良い咆哮を聞きつつ道を進むと、町の出口が見えて来た。
出口に立っている警備をしているのだろう小綺麗な服を着た男の前に車を停めて、銀貨を1枚手渡した。
「冒険者ギルドの人が来たら伝言を頼む」
俺は警備の男に伝言を頼んだ。
内容は簡単だ。
『俺達に構うな』
それだけ頼んだらマスタングのアクセルを踏み込んだ。
目的地は魔獣の森。
おおよその場所を設定して、マスタングにナビゲートを頼んだ。
昼食を貰いに行くと、宿屋の店主から先に声をかけてきた。
「朝早いな!今日出発かい?」
そうだ、と応えつつ朝食を受け取る。
そのタイミングで不穏な話を聞いた。
「そう言えば昨日の夜、お前さん宛に男が会いに来たんだが…」
俺にそんな予定は無かったと言っておいた。
格好からして冒険者ギルドの関係者だろうとの事だった。
俺は冒険者ギルドに目を付けられたようだ。
今後の身のこなしに関する良い情報の礼に、宿を出る時にでもコーンポタージュを何袋か渡すとしよう。
カレンと朝食を取りつつ、今日の予定を軽く話した。
武器屋に顔を出してから、水を購入して町を出る。
目的地はカレンの故郷だ。
宿屋を出発する前にマスタングに乗り込み、昨日の様子を確認した。
「1名怪しい亜人の接近はありましたが、戦意は無いと判断しました」
宿屋の主人が言っていた男か。
俺はコーンポタージュを実体化させて、宿屋に出発の挨拶をした。
情報のお礼と言ってコーンポタージュの袋を渡すと、店主は驚いた顔をしていた。
そしたら、町を出る直前まで馬車置場を使わせてくれる事になった。
その後、直ぐに食堂の方へ姿を消した。
あの調子では、しばらく試行錯誤をしそうだな。
宿屋を出て武器屋に入ると、ドワーフの主人とフレイルが話し込んでいた。
二人に挨拶をして、髭剃りを返してもらおうとしたのだが。
「なぁ、この髭剃りを儂にくれないか?」
どうやら昨日の夜に試しに髭を剃ったらしい。
その結果、町の専門店よりも綺麗に剃れる切れ味とメンテナンス性、極めつけに美しい形と、どれを取っても究極と言って過言では無い逸品だと結論づけたそうだ。
「ただとは言わん。この店にある武器1つと交換でどうだ?どの武器でも構わん!」
ドワーフの主人には、あの髭剃りを基礎として自分で作って一儲けする算段があると言う。
職人魂と商人魂の両方に火を点けたみたいだ。
俺はカレンに話を振った。
「…そんな訳だからカレン、欲しい武器を選んでくれ」
俺の装備は揃っているからと、カレンに選ばせた。
カレンは昨日見ていたクロスボウをおずおずと指差した。
「ほぅ!エルフのお嬢さんはお目が高いのぅ!!」
クロスボウを取り出したドワーフの主人は、簡単使い方をカレンにレクチャーを始めた。
「ここ数年はクロスボウよりもロングボウの方が売れ行きが良くてね。持て余していた武器だよ」
ここ数年のトレンドなのだろうか?
中~近距離向けのクロスボウはソロの冒険者が愛用する事が多かったのだが、今はチームを組んで旅や依頼をこなす為に、売り上げが落ちているそうだ。
チームを組めば魔術師がいて近距離に近付かれる前に魔法攻撃が出来るし、馬車に固定するクロスボウが開発されてからは長距離を狙えるロングボウが個人の武器として売れているそうだ。
小型のクロスボウはソロの護身用で売れているが、カレンの選んだクロスボウは弾数が多い攻撃向きだが、大きくて重いが故に使用者を選ぶと言う。
金貨10枚と高価な為、冒険者達から見向きもされない武器になっていた。
売れたとしても、貴族の鑑賞用になるのがほとんどだそうだ。
「それに、コイツは魔力を溜めないと使えないクロスボウだからな」
カレンが魔力を注ぎ込むと、クロスボウの発射準備が完了したようだ。
明るい場所で見るとクロスボウの姿は、ある吸血鬼ハンターの使っていた物に似ていた。
高圧ガスの代わりに魔力を使うイメージが脳裏に浮かんだ。
カレンがクロスボウ構える姿は、かなり様になっていた。
「これを受け取っても良いのでしょうか…金貨10枚もする武器ですし」
カレンが武器屋の主人に尋ねると、大笑いで返された。
「なぁに!儂はもう金貨3千枚稼げる程のネタを手に入れたようなもんだ。安いもんさ!」
そんな代物に化けたのか、あの髭剃り…
俺は苦笑いを隠せなかった。
カレンはクロスボウの装備一式を受け取ったのと同時に、武器の主人とフレイルが俺に近付いて来た。
二人によると、昨日の夜に冒険者ギルドらしい男が来て、俺の事を色々と聞きに来たそうだ。
「どうやらオーガ騒ぎで目を付けられたな」
フレイルからは少しの間、身を隠す事を勧められた。
俺はフレイルとの魔法通信の交換をして、今後も冒険者ギルドの情報を交換出来るようにした。
そのお礼としてフレイルにだけ、俺の武器に関する説明をした。
勿論、他言無用と念を入れてだ。
話を終えた俺とカレンは、目的地を変更する事にした。
一週間程、魔獣の森に身を隠す。
この間に熱りが冷める事を祈るばかりだ。
武器屋の主人とフレイルに別れを告げ、マスタングの元へと急いだ。
面倒事が近付いて来る前にこの町から出発したい。
マスタングの前まで辿り着き、一度周囲を確認してカレンを助手席に乗せる。
運転席に乗り込もうとドアを開けた時、男が2人現れて宿屋の入口を塞ぐ形で立ち塞がった。
俺はリボルバーに右手を伸ばしつつ、ドア越しに声をかけた。
「まだ何か話でもあるのか?」
「アンタを町から出すなと命じられていてね」
どうやら要注意人物として睨まれ、身柄を確保しておきたいと言う魂胆だろう。
ついでに武器に関する情報を得たいとかだろうか。
「俺の旅路を邪魔しないで欲しいな」
俺は車のドアを閉め、男2人に近付いて向き合った。
「無宿者が我々の知らない強力な武器を持ち、ギルドに対して非協力的と来ている。そんな危険な奴を野放しにするようなリスクは冒せない」
冒険者ギルドが登録拒否をしていなければ、こんなに拗れなかった話なのだがな。
そんな皮肉を言ってやった。
「俺の邪魔をするって事は、覚悟は出来ていると思って良いよな?」
俺はマスタングに声をかける。
「マスタング!戦闘準備だ」
その声を合図に、マスタングが雄叫びをあげる。
予想外の動きに男2人が動揺するも、直ぐに俺の方を見る。
「警告はしたぞ」
俺が捨て台詞を吐くと、マスタングが俺の後ろに移動してきた。
その直後に響いた金属音。
どうやら背後にもギルドの仲間がいたのだろう。
その攻撃をマスタングが防いでくれたのだ。
目の前の2人は不意打ちを防がれたからか、俺に攻撃を仕掛ける為に身構え始めた。
俺は肩にぶら下げたリボルバーを取り出して構える。
一人が右手に火の玉を作り始めたので、そいつに向けて一発撃った。
轟音と共に発砲の反動が身体に伝わって来た。
胸に銃弾が直撃した男が吹っ飛ぶように倒れると、火の玉も消えてしまった。
次にもう一人を狙う。
残った男は腕に付けたクロスボウを構えている。
俺は地面に倒れ込むように移動して銃を撃った。
男の放ったクロスボウの矢は俺の腹部があった所辺りを通過していた。
クロスボウの男の腹が赤く染まっている。
しっかりと当たっていたようだ。
俺は急いでマスタングに乗り込み、この町を抜け出すようにアクセルを踏んだ。
マスタングの心地良い咆哮を聞きつつ道を進むと、町の出口が見えて来た。
出口に立っている警備をしているのだろう小綺麗な服を着た男の前に車を停めて、銀貨を1枚手渡した。
「冒険者ギルドの人が来たら伝言を頼む」
俺は警備の男に伝言を頼んだ。
内容は簡単だ。
『俺達に構うな』
それだけ頼んだらマスタングのアクセルを踏み込んだ。
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