96 / 101
天使のホワイトデー 後編
後日談 ②
しおりを挟む
♢28♢
今になっても何がいいのかは分からないが、列に並びタピオカのやつを買うことに成功した。
タピオカは俺たちの後ろで売り切れ、閉店時間を待たずに店じまいとなった。
そんな人気者を飲んでみた感想としては、普通。以上でも以下でもない。
ただ、それは俺だけのようで、ルイは喜び映える写真を撮りまくっていた。
「こんなん並ぶほどか? 本当に大人気なの? 騙されてない?」
駅近くの商業ビル1階のタピオカ屋さん。
中には座るところもあるにはあるのだが、主に女子で満席なので。男はいずらい空間なので。
ビルの前の公園に来て、そこのベンチに座ってる。
「平日でも売り切れんだから人気なんだよ。いろいろ増えてきてるし、次は坂の上にあるところに行きたいな」
もう17時。ばっちり夕方だし、今日ではないよな?
まあ、このくらい付き合ってやるのは構わない。ほんの少しだけ、違いというのも興味はあるし。
「ああ、次な。しかしこれがねー」
「いや、誘ったわけじゃ……」
「なんか言ったか? つーか、もう写真はいいのか。映えるいい写真は撮れた?」
「撮れた。見るか?」
ほう、夕方の感じが入っていてなかなかに素敵な写真だ。タピオカが映えている。
先月から思っていたのだが、ルイは写真撮るの上手いな。コツとかあるんだろうか。
「上手いもんだな。こうか?」
「そんな空の容器でやってもダメだろ……」
「それもそうだな。次回に持ち越すか」
俺はルイが作業している間に飲み干してしまった。
中は空だし、ゴミ箱に捨てようと思って少しグシャっとしてしまっていた。
これではゴミの写真。映えたところでゴミ。
「ところで、この後どうする? 目的は達成したが、今からだと帰りの電車の時間が微妙だぞ。すぐに駅に行って帰るか、遊んで帰るかだな。飯でも食って帰る?」
「これを飲んですぐ駅までは辛いな。どっかで遊んでいくか」
「近くにあるのはカラオケ、ゲーセン、ボーリング場だな。何かリクエストはありますか?」
「詳しいな……」
よくいるところなんで詳しいとも。
ルイは電車を乗り換えて、ホームから出ずに帰るのが普通なんだろうが、俺はここら辺で遊んで帰るのが普通なんでね。
「──んっ、悪い。電話だ。ちょっと考えてて!」
誰かと思えば真咲。別に離れる必要なかったな……むしろ……いや、そういうことか?
『あっ、出た。久しぶり。昨日ホワイトデーだったよね? ボク、お返しもらってないんだけど』
お返しは買ってはあるのだが、昨日は連絡がつかなかったんだよ。
決して、水族館から帰ってから気づいて電話したとかではない!
「真咲、電話してくるってことは時間あんだな?」
『……あるよ。あるけどお返しはあるんだろうね? ルイにはマフラーあげたらしいね』
「そのルイと今一緒だ。来れるか?」
『──いくいく! 今どこ?』
チャンスは勝手に訪れ、ルイにナイショで真咲が来ることになった。どうしようかと思っていたので渡りに船だね。やったぜ!
聞けば15分あればここまで来れるとのことなので、早々に通話を終え15分時間を稼ぎます。まあ、余裕でしょう。
「電話、誰だったんだ? なんか大声出してたけど」
「あぁ、学校のやつだ。山田くんだ。明日のテスト範囲で分からないところがあると電話してきやがったんだ。だが、もう済んだから大丈夫」
「全然、大丈夫じゃねーだろ。零斗、おまえ明日テストなのか? 遊んでる場合じゃねーだろ! 帰って勉強しろ!」
「いや、余裕だから大丈夫──」
「──帰るぞ。学年末のテストでふざけてんな。付き合わせてて成績下がったら気分が悪い。帰るぞ!」
──ぜんぜん時間稼げそうにない?!
真面目なルイちゃんにしてはいけない話だった! 真咲さん、早く来てーー!
※
駄々っ子のようにしたり、ベンチにしがみついたりしながら時間が経つのを待った。長い長い時間だった……。
人目があったが気にしていられない。むしろ人目があったからどうにかなった。
ルイちゃんも人目があっては手を出せないからだ!
「いいかげんにしろよ!」
しかし、いよいよ本気になったルイが俺を引っ張り、しがみついている手を足で踏みつける。
女の子がしていい格好ではないが、今のルイちゃんには関係ないらしい。
「いててっ──、だがもう少しのはず……──来た!」
「そんなんで注意を逸らそうなんて甘い。次の電車で帰るぞ!」
先月と同じ車。そいつが商業ビルの前に停車する。
停まるのと同時にその後部からアイドルが飛び出し、こちらにダッシュしてくる。で、その勢いのままアイドルはルイに抱きついた。
「ルイーー!」「──きゃあ?!」
今。きゃあって言った。きゃあって……。
そんな声は初めて聞いたかもしれない。
「何すんだ! 誰だ!」「──いたい!」
あー、わりと有名人が投げられた。
抱きついた人が悪いが、何も投げなくても。
「なんなんだ。って真咲?!」
「いたいよ。なにすんだよー」
「何で……」
「ビックリした? 驚かそうと思って零斗に頼んだんだ。ルイ、久しぶりだね」
携帯でのやり取りはあれど顔を合わせるのは久しぶりなのだろう。だけど、投げ飛ばした真咲に手を差し出す様子は以前と変わらない。
「そうか。さっきの電話は真咲だったんだな。なんで言わない?」
「それじゃあサプライズにならないじゃないか。ところで、零斗はなんで倒れてるの? ……覗きは犯罪だよ」
直前の状況を思い出してみてほしい。俺はベンチをしがみつき、ルイは俺を踏みつけていた。
その背後から真咲が抱きつき、バランスを崩したルイの足は俺の顔面に直撃したのだ。
起きるタイミングもなかったのでそのままだったんだよ!
「お前のせいだけどな」
「ボク、ルイにしか抱きついてないけど?」
自覚がないようなので追及しても無駄だな。
こいつはそういうやつなんだ。昔からな!
「まあいい。久しぶりに3人揃ったんだ。遊びに行こうぜ! 真咲いるしカラオケだな!」
「えー、自分たちの曲歌うのとかヤダよ。遊びに行くのはいいけどさ」
「いいじゃんか。俺にもファンサービスしようぜ」
「やだって言ったろ。プライベートはプライベートなんだよ。ルイも言ってやってよ」
真咲め。ルイに助けを求めるとは卑怯な。
この流れは2対1になって負けるパターンだ。これまで散々やってるから。
ちなみに一愛がいたら3対1になるところだ。
「真咲。悪いけど遊びには行けない。こいつは明日からテストなんだ。帰らせる」
「えっ、零斗……」
せっかく来たのに帰る宣言では真咲に申し訳ない。2人で説得して、なんとかカラオケに行かなくては……。
「帰って勉強しなよ。ボクはルイと遊んでいくから」
「あれーー?! 俺だけ仲間はずれ!?」
「テストなんだろ。しょうがないよ。ルイはちゃんと送っていくから早く帰りなよ。テスト頑張って!」
そこは自分も帰るか、何とか俺も参加する方法を考えるとかじゃないの。
俺だけ帰れと? ひどくないかい?
「零斗のリクエスト通りにカラオケに行くから」
「俺が参加してないけど!?」
「後で感想をルイから聞いたらいいじゃないか」
……それに何の意味が?
ただの自慢じゃん。嫌がらせじゃん。
「ああ、ついでにホワイトデーのお返し貰いに寄るからよろしくね! 早く行きなよ。電車の時間になっちゃうよ?」
「真咲。やっぱり私も──」
「大丈夫。零斗は帰ってちゃんと勉強するよ。そうだよね?」
この外道が。しかし、俺に付き合わせてテストじゃないルイまで帰る必要はない。
俺が帰りさえすれば、真面目で心配性なルイも真咲と遊んでいくだろう。ぐぬぬぬぬっ……。
「ああ、帰るよ。帰って勉強するよ! 見てろ、無駄に100点を量産してやる!」
「そうそう、たまには本気でやらないとね。じゃあ、また後でねーー!」
今になっても何がいいのかは分からないが、列に並びタピオカのやつを買うことに成功した。
タピオカは俺たちの後ろで売り切れ、閉店時間を待たずに店じまいとなった。
そんな人気者を飲んでみた感想としては、普通。以上でも以下でもない。
ただ、それは俺だけのようで、ルイは喜び映える写真を撮りまくっていた。
「こんなん並ぶほどか? 本当に大人気なの? 騙されてない?」
駅近くの商業ビル1階のタピオカ屋さん。
中には座るところもあるにはあるのだが、主に女子で満席なので。男はいずらい空間なので。
ビルの前の公園に来て、そこのベンチに座ってる。
「平日でも売り切れんだから人気なんだよ。いろいろ増えてきてるし、次は坂の上にあるところに行きたいな」
もう17時。ばっちり夕方だし、今日ではないよな?
まあ、このくらい付き合ってやるのは構わない。ほんの少しだけ、違いというのも興味はあるし。
「ああ、次な。しかしこれがねー」
「いや、誘ったわけじゃ……」
「なんか言ったか? つーか、もう写真はいいのか。映えるいい写真は撮れた?」
「撮れた。見るか?」
ほう、夕方の感じが入っていてなかなかに素敵な写真だ。タピオカが映えている。
先月から思っていたのだが、ルイは写真撮るの上手いな。コツとかあるんだろうか。
「上手いもんだな。こうか?」
「そんな空の容器でやってもダメだろ……」
「それもそうだな。次回に持ち越すか」
俺はルイが作業している間に飲み干してしまった。
中は空だし、ゴミ箱に捨てようと思って少しグシャっとしてしまっていた。
これではゴミの写真。映えたところでゴミ。
「ところで、この後どうする? 目的は達成したが、今からだと帰りの電車の時間が微妙だぞ。すぐに駅に行って帰るか、遊んで帰るかだな。飯でも食って帰る?」
「これを飲んですぐ駅までは辛いな。どっかで遊んでいくか」
「近くにあるのはカラオケ、ゲーセン、ボーリング場だな。何かリクエストはありますか?」
「詳しいな……」
よくいるところなんで詳しいとも。
ルイは電車を乗り換えて、ホームから出ずに帰るのが普通なんだろうが、俺はここら辺で遊んで帰るのが普通なんでね。
「──んっ、悪い。電話だ。ちょっと考えてて!」
誰かと思えば真咲。別に離れる必要なかったな……むしろ……いや、そういうことか?
『あっ、出た。久しぶり。昨日ホワイトデーだったよね? ボク、お返しもらってないんだけど』
お返しは買ってはあるのだが、昨日は連絡がつかなかったんだよ。
決して、水族館から帰ってから気づいて電話したとかではない!
「真咲、電話してくるってことは時間あんだな?」
『……あるよ。あるけどお返しはあるんだろうね? ルイにはマフラーあげたらしいね』
「そのルイと今一緒だ。来れるか?」
『──いくいく! 今どこ?』
チャンスは勝手に訪れ、ルイにナイショで真咲が来ることになった。どうしようかと思っていたので渡りに船だね。やったぜ!
聞けば15分あればここまで来れるとのことなので、早々に通話を終え15分時間を稼ぎます。まあ、余裕でしょう。
「電話、誰だったんだ? なんか大声出してたけど」
「あぁ、学校のやつだ。山田くんだ。明日のテスト範囲で分からないところがあると電話してきやがったんだ。だが、もう済んだから大丈夫」
「全然、大丈夫じゃねーだろ。零斗、おまえ明日テストなのか? 遊んでる場合じゃねーだろ! 帰って勉強しろ!」
「いや、余裕だから大丈夫──」
「──帰るぞ。学年末のテストでふざけてんな。付き合わせてて成績下がったら気分が悪い。帰るぞ!」
──ぜんぜん時間稼げそうにない?!
真面目なルイちゃんにしてはいけない話だった! 真咲さん、早く来てーー!
※
駄々っ子のようにしたり、ベンチにしがみついたりしながら時間が経つのを待った。長い長い時間だった……。
人目があったが気にしていられない。むしろ人目があったからどうにかなった。
ルイちゃんも人目があっては手を出せないからだ!
「いいかげんにしろよ!」
しかし、いよいよ本気になったルイが俺を引っ張り、しがみついている手を足で踏みつける。
女の子がしていい格好ではないが、今のルイちゃんには関係ないらしい。
「いててっ──、だがもう少しのはず……──来た!」
「そんなんで注意を逸らそうなんて甘い。次の電車で帰るぞ!」
先月と同じ車。そいつが商業ビルの前に停車する。
停まるのと同時にその後部からアイドルが飛び出し、こちらにダッシュしてくる。で、その勢いのままアイドルはルイに抱きついた。
「ルイーー!」「──きゃあ?!」
今。きゃあって言った。きゃあって……。
そんな声は初めて聞いたかもしれない。
「何すんだ! 誰だ!」「──いたい!」
あー、わりと有名人が投げられた。
抱きついた人が悪いが、何も投げなくても。
「なんなんだ。って真咲?!」
「いたいよ。なにすんだよー」
「何で……」
「ビックリした? 驚かそうと思って零斗に頼んだんだ。ルイ、久しぶりだね」
携帯でのやり取りはあれど顔を合わせるのは久しぶりなのだろう。だけど、投げ飛ばした真咲に手を差し出す様子は以前と変わらない。
「そうか。さっきの電話は真咲だったんだな。なんで言わない?」
「それじゃあサプライズにならないじゃないか。ところで、零斗はなんで倒れてるの? ……覗きは犯罪だよ」
直前の状況を思い出してみてほしい。俺はベンチをしがみつき、ルイは俺を踏みつけていた。
その背後から真咲が抱きつき、バランスを崩したルイの足は俺の顔面に直撃したのだ。
起きるタイミングもなかったのでそのままだったんだよ!
「お前のせいだけどな」
「ボク、ルイにしか抱きついてないけど?」
自覚がないようなので追及しても無駄だな。
こいつはそういうやつなんだ。昔からな!
「まあいい。久しぶりに3人揃ったんだ。遊びに行こうぜ! 真咲いるしカラオケだな!」
「えー、自分たちの曲歌うのとかヤダよ。遊びに行くのはいいけどさ」
「いいじゃんか。俺にもファンサービスしようぜ」
「やだって言ったろ。プライベートはプライベートなんだよ。ルイも言ってやってよ」
真咲め。ルイに助けを求めるとは卑怯な。
この流れは2対1になって負けるパターンだ。これまで散々やってるから。
ちなみに一愛がいたら3対1になるところだ。
「真咲。悪いけど遊びには行けない。こいつは明日からテストなんだ。帰らせる」
「えっ、零斗……」
せっかく来たのに帰る宣言では真咲に申し訳ない。2人で説得して、なんとかカラオケに行かなくては……。
「帰って勉強しなよ。ボクはルイと遊んでいくから」
「あれーー?! 俺だけ仲間はずれ!?」
「テストなんだろ。しょうがないよ。ルイはちゃんと送っていくから早く帰りなよ。テスト頑張って!」
そこは自分も帰るか、何とか俺も参加する方法を考えるとかじゃないの。
俺だけ帰れと? ひどくないかい?
「零斗のリクエスト通りにカラオケに行くから」
「俺が参加してないけど!?」
「後で感想をルイから聞いたらいいじゃないか」
……それに何の意味が?
ただの自慢じゃん。嫌がらせじゃん。
「ああ、ついでにホワイトデーのお返し貰いに寄るからよろしくね! 早く行きなよ。電車の時間になっちゃうよ?」
「真咲。やっぱり私も──」
「大丈夫。零斗は帰ってちゃんと勉強するよ。そうだよね?」
この外道が。しかし、俺に付き合わせてテストじゃないルイまで帰る必要はない。
俺が帰りさえすれば、真面目で心配性なルイも真咲と遊んでいくだろう。ぐぬぬぬぬっ……。
「ああ、帰るよ。帰って勉強するよ! 見てろ、無駄に100点を量産してやる!」
「そうそう、たまには本気でやらないとね。じゃあ、また後でねーー!」
0
お気に入りに追加
21
あなたにおすすめの小説
元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~
おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。
どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。
そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。
その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。
その結果、様々な女性に迫られることになる。
元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。
「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」
今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。
ゲームの悪役パパに転生したけど、勇者になる息子が親離れしないので完全に詰んでる
街風
ファンタジー
「お前を追放する!」
ゲームの悪役貴族に転生したルドルフは、シナリオ通りに息子のハイネ(後に世界を救う勇者)を追放した。
しかし、前世では子煩悩な父親だったルドルフのこれまでの人生は、ゲームのシナリオに大きく影響を与えていた。旅にでるはずだった勇者は旅に出ず、悪人になる人は善人になっていた。勇者でもないただの中年ルドルフは魔人から世界を救えるのか。
【取り下げ予定】愛されない妃ですので。
ごろごろみかん。
恋愛
王妃になんて、望んでなったわけではない。
国王夫妻のリュシアンとミレーゼの関係は冷えきっていた。
「僕はきみを愛していない」
はっきりそう告げた彼は、ミレーゼ以外の女性を抱き、愛を囁いた。
『お飾り王妃』の名を戴くミレーゼだが、ある日彼女は側妃たちの諍いに巻き込まれ、命を落としてしまう。
(ああ、私の人生ってなんだったんだろう──?)
そう思って人生に終止符を打ったミレーゼだったが、気がつくと結婚前に戻っていた。
しかも、別の人間になっている?
なぜか見知らぬ伯爵令嬢になってしまったミレーゼだが、彼女は決意する。新たな人生、今度はリュシアンに関わることなく、平凡で優しい幸せを掴もう、と。
*年齢制限を18→15に変更しました。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活
昼寝部
ファンタジー
この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。
しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。
そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。
しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。
そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。
これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。
テンプレな異世界を楽しんでね♪~元おっさんの異世界生活~【加筆修正版】
永倉伊織
ファンタジー
神の力によって異世界に転生した長倉真八(39歳)、転生した世界は彼のよく知る「異世界小説」のような世界だった。
転生した彼の身体は20歳の若者になったが、精神は何故か39歳のおっさんのままだった。
こうして元おっさんとして第2の人生を歩む事になった彼は異世界小説でよくある展開、いわゆるテンプレな出来事に巻き込まれながらも、出逢いや別れ、時には仲間とゆる~い冒険の旅に出たり
授かった能力を使いつつも普通に生きていこうとする、おっさんの物語である。
◇ ◇ ◇
本作は主人公が異世界で「生活」していく事がメインのお話しなので、派手な出来事は起こりません。
序盤は1話あたりの文字数が少なめですが
全体的には1話2000文字前後でサクッと読める内容を目指してます。
病気になって芸能界から消えたアイドル。退院し、復学先の高校には昔の仕事仲間が居たけれど、彼女は俺だと気付かない
月島日向
ライト文芸
俺、日生遼、本名、竹中祐は2年前に病に倒れた。
人気絶頂だった『Cherry’s』のリーダーをやめた。
2年間の闘病生活に一区切りし、久しぶりに高校に通うことになった。けど、誰も俺の事を元アイドルだとは思わない。薬で細くなった手足。そんな細身の体にアンバランスなムーンフェイス(薬の副作用で顔だけが大きくなる事)
。
誰も俺に気付いてはくれない。そう。
2年間、連絡をくれ続け、俺が無視してきた彼女さえも。
もう、全部どうでもよく感じた。
地獄の手違いで殺されてしまったが、閻魔大王が愛猫と一緒にネット環境付きで異世界転生させてくれました。
克全
ファンタジー
「第3回次世代ファンタジーカップ」参加作、面白いと感じましたらお気に入り登録と感想をくださると作者の励みになります!
高橋翔は地獄の官吏のミスで寿命でもないのに殺されてしまった。だが流石に地獄の十王達だった。配下の失敗にいち早く気付き、本来なら地獄の泰広王(不動明王)だけが初七日に審理する場に、十王全員が勢揃いして善後策を協議する事になった。だが、流石の十王達でも、配下の失敗に気がつくのに六日掛かっていた、高橋翔の身体は既に焼かれて灰となっていた。高橋翔は閻魔大王たちを相手に交渉した。現世で残されていた寿命を異世界で全うさせてくれる事。どのような異世界であろうと、異世界間ネットスーパーを利用して元の生活水準を保証してくれる事。死ぬまでに得ていた貯金と家屋敷、死亡保険金を保証して異世界で使えるようにする事。更には異世界に行く前に地獄で鍛錬させてもらう事まで要求し、権利を勝ち取った。そのお陰で異世界では楽々に生きる事ができた。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる