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天使のホワイトデー 後編
天使のホワイトデー ②
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なんか、大した距離がないはずなのにお姫様のところまで到着しないんだけど。少し進むたびに誰かに話しかけられるんだけど。
それ自体は嬉しくもあり喜ぶべきことなんだろうが、割と忙しい状態ではちょっとウザいんだけど!
しかも、話しかけくるの主におっさんたちなんだけど!
無視するのも悪いし、そんな人だと思われたくないし……おやっ?
今さ、1つ思ったんだが俺さ、異世界での女子の知り合い少なくね? お姫様とミカとミルクちゃんしかいなくね?
あとガブリエルさんもじょ……女の人だけど、ガブリエルさんは今日もいないというか、結局姿すら見たことないというか。
借りたかった物は借りれたけど、使い方のレクチャーを受ける時も声だけだったしね。
なんにしても、これはこのままではいけない気がする。女子の知り合いを増やすためにも、これからは城の女の子に声をかけていこうかな。
もちろんナンパ的な意味ではなくね。
いや、ナンパ的な意味ではなくね?
「ここにおられましたか、プロデューサー殿!」
今まさに女子のことを考えていたはずなのに、ミカのところのクソ執事が現れた! また野郎が現れやがった!
「また、野郎か……」
「顔を見るなりずいぶんですね」
「今、女子が足りないと考えていたところだったんだ。それなのに、懲りずにまた野郎が現れたから仕方ないね。キミが野郎だから仕方ないんだよ」
「そんな理不尽な」
俺は最近、なんやかんやコイツが全部悪い気がしている。だが、それをコイツは相殺というか、いい感じに誤魔化している気がする。
そんな性質なのか、にじみ出す胡散臭さが原因なのかは分からない。
「それで。なんか用か?」
「いえ、特には」
「じゃあ出てくんなよ! ミカエルのおっさんと一緒に隅にいろよ!」
用もないのにどうして俺のところに来るのか。それも偶然とかではなく自らだ。
俺としては別に、こんなヤツに進んで関わりたくもないのだが。
「そんな面白くもないのはお断りします。せっかく姫が表舞台に出るんです。せめて近くで見なくてはいけないのです」
「その使命感はなんなんだよ!」
「当たり前ではないですか。あの姫の一生に一度の見せ場と言っても過言ではないのですよ。近くで見た方がおもしろ……良いに決まってるじゃないですか!」
こっちはいろいろと大変な思いをして今日を迎えているというのに。ふざけやがって、このクソ執事が。
こうなったら二クスに頼んでコイツをシメてもらおうかとも一瞬思ったが、イケメンは多忙だからダメだな。
ミカはすでにテンパってるからコレを近づけたくないし。どう隅に寄せておくべきか……。
「……いや、まどろっこしい事などせずに、いっそのこと城から突き落とすのが一番いいんじゃないのか? こんな執事1匹いなくなったところで、誰も気づかないだろうし……」
「プロデューサー殿?! 何を急に物騒な発言をしておられるのでしょう」
「──しまった! 口に出ていたか。しかし、それが一番いいと思うんだけどどう?」
「嫌だとしか答えようがないんですが?」
そうか。嫌か。嫌だと言われては仕方ないからやめようと思う。
いい考えだと思っただけに残念ではあるが、他の案を考えよう。
「じゃあ、ちょっと待ってね。すぐに代案を考えるから。 ……どうやって消すべきなのか……」
「排除しようとするのをやめてください! 私、役に立っているでしょう? 何故そんな扱いなんでしょうか!」
「最近、俺はお前が全部悪い気がしている。近々だとガブリエルさんの件か。反省文を書かせられ、しこたま説教され、上手くいったかと思えばハードなシゴきにあった。元を辿れば全部、お前が俺を唆したのが原因だと思っているんだ。お前のせいだと言い切ってもいいかもしれない」
最初からお姫様に相談していれば、反省文と説教はなかったかもしれないのだ。
俺がお姫様に相談したかは別な問題だが、可能性としてはなくはない。本当に困ればあると思う。
全部の発端であるチョコレート問題も、空回るミカが悪いのだが、コイツに一切何の落ち度もないのかと言えば、ないとは言い切れないと思うんだ。
「結果が良ければいいのではないでしょうか?」
「自覚ありか。やはりお前は怪しい! ホワイトデーが終わったら聴取するからそのつもりでいろよ。ミカエルのおっさんに頼んで同席してもらうから、嘘は一切無駄だからな!」
「まあ、それでプロデューサー殿の気がすむならお付き合いしますが。おやっ、噂をすればというやつですね」
実はホワイトデー後は、悪魔という存在にもメスを入れるつもりでいる。
この執事はその取っ掛かりくらいにはなるだろう。踏み台とかにもなるかもしれない。
もちろん、嘘発見器同伴でちゃんと取り調べもするけどね!
「──こんなところにいたのか。ルシアが呼んでいるぞ」
「おいおい、またまた野郎だと。それも隅にいるようにと、良い席をあてがったはずのミカエルのおっさん」
このおっさんは何をウロウロしているのか。
よく見える席を用意してやったんだから、黙って座っていて欲しかったのに。まるで置き物のように。
「伝えることは伝えたぞ。ではな──」
俺を探すという、ちょうどいいウロつく理由を手に入れたらしいミカエルのおっさん。
そして、要件を伝えるのを達成したからか、その足は自分の席とは逆の会場へと向いている。
「待て、どこに行く。おっさんの席は向こうだよ?」
「せっかくの場だ。ただ座っているのは勿体ない。よって、散策しようというわけだ」
「うん、やめて。座ってて」
この人すごく自由人だよね。ものすごくミカと血の繋がりを感じる。
偉いんだから大人しくしていてほしいのに、勝手に動くところとか親子そっくりだと思う。
「出し物も始まらんし退屈なのだ。ではな──」
「やめろって言ってんだろ! 話を聞けよ!」
「ふん。ガブリエルを説き伏せられても、我には効かんようだな。まだまだだな変革者よ。ではな──」
おっさんには買い被られているようだが、俺1人だったら反省文書かせられて説教されて終わりだから! まったく敵うところがなかったから!
「あれは俺の手柄じゃない。 ──おい、クソ執事! おっさんを席に戻すのを手伝え!」
「えーーっ」
「いいから手伝え! そしてお前も席に戻れ!」
「えーーーーっ」
ヤバい。全然、お姫様のところに行けない。全然、ホワイトデーが始まらない。
「アマテラス起動。このクソ野郎共を席に戻す。手伝え!」
しかし、コイツらにこのまま好き勝手にさせるわけにはいかん。仕方がない、奥の手だ。
俺に逆らうというのなら目にものを見せてやる!
『こんにちは。ご用件は何でしょうか?』
「──今言っただろうが!」
『今、言っただろうが。を検索いたします』
「なんでだよ! コイツらを席に戻すのを手伝えよ!」
『えーーっ』
こいつもかーーっ。
……俺は機械にすら舐められるのか?
それ自体は嬉しくもあり喜ぶべきことなんだろうが、割と忙しい状態ではちょっとウザいんだけど!
しかも、話しかけくるの主におっさんたちなんだけど!
無視するのも悪いし、そんな人だと思われたくないし……おやっ?
今さ、1つ思ったんだが俺さ、異世界での女子の知り合い少なくね? お姫様とミカとミルクちゃんしかいなくね?
あとガブリエルさんもじょ……女の人だけど、ガブリエルさんは今日もいないというか、結局姿すら見たことないというか。
借りたかった物は借りれたけど、使い方のレクチャーを受ける時も声だけだったしね。
なんにしても、これはこのままではいけない気がする。女子の知り合いを増やすためにも、これからは城の女の子に声をかけていこうかな。
もちろんナンパ的な意味ではなくね。
いや、ナンパ的な意味ではなくね?
「ここにおられましたか、プロデューサー殿!」
今まさに女子のことを考えていたはずなのに、ミカのところのクソ執事が現れた! また野郎が現れやがった!
「また、野郎か……」
「顔を見るなりずいぶんですね」
「今、女子が足りないと考えていたところだったんだ。それなのに、懲りずにまた野郎が現れたから仕方ないね。キミが野郎だから仕方ないんだよ」
「そんな理不尽な」
俺は最近、なんやかんやコイツが全部悪い気がしている。だが、それをコイツは相殺というか、いい感じに誤魔化している気がする。
そんな性質なのか、にじみ出す胡散臭さが原因なのかは分からない。
「それで。なんか用か?」
「いえ、特には」
「じゃあ出てくんなよ! ミカエルのおっさんと一緒に隅にいろよ!」
用もないのにどうして俺のところに来るのか。それも偶然とかではなく自らだ。
俺としては別に、こんなヤツに進んで関わりたくもないのだが。
「そんな面白くもないのはお断りします。せっかく姫が表舞台に出るんです。せめて近くで見なくてはいけないのです」
「その使命感はなんなんだよ!」
「当たり前ではないですか。あの姫の一生に一度の見せ場と言っても過言ではないのですよ。近くで見た方がおもしろ……良いに決まってるじゃないですか!」
こっちはいろいろと大変な思いをして今日を迎えているというのに。ふざけやがって、このクソ執事が。
こうなったら二クスに頼んでコイツをシメてもらおうかとも一瞬思ったが、イケメンは多忙だからダメだな。
ミカはすでにテンパってるからコレを近づけたくないし。どう隅に寄せておくべきか……。
「……いや、まどろっこしい事などせずに、いっそのこと城から突き落とすのが一番いいんじゃないのか? こんな執事1匹いなくなったところで、誰も気づかないだろうし……」
「プロデューサー殿?! 何を急に物騒な発言をしておられるのでしょう」
「──しまった! 口に出ていたか。しかし、それが一番いいと思うんだけどどう?」
「嫌だとしか答えようがないんですが?」
そうか。嫌か。嫌だと言われては仕方ないからやめようと思う。
いい考えだと思っただけに残念ではあるが、他の案を考えよう。
「じゃあ、ちょっと待ってね。すぐに代案を考えるから。 ……どうやって消すべきなのか……」
「排除しようとするのをやめてください! 私、役に立っているでしょう? 何故そんな扱いなんでしょうか!」
「最近、俺はお前が全部悪い気がしている。近々だとガブリエルさんの件か。反省文を書かせられ、しこたま説教され、上手くいったかと思えばハードなシゴきにあった。元を辿れば全部、お前が俺を唆したのが原因だと思っているんだ。お前のせいだと言い切ってもいいかもしれない」
最初からお姫様に相談していれば、反省文と説教はなかったかもしれないのだ。
俺がお姫様に相談したかは別な問題だが、可能性としてはなくはない。本当に困ればあると思う。
全部の発端であるチョコレート問題も、空回るミカが悪いのだが、コイツに一切何の落ち度もないのかと言えば、ないとは言い切れないと思うんだ。
「結果が良ければいいのではないでしょうか?」
「自覚ありか。やはりお前は怪しい! ホワイトデーが終わったら聴取するからそのつもりでいろよ。ミカエルのおっさんに頼んで同席してもらうから、嘘は一切無駄だからな!」
「まあ、それでプロデューサー殿の気がすむならお付き合いしますが。おやっ、噂をすればというやつですね」
実はホワイトデー後は、悪魔という存在にもメスを入れるつもりでいる。
この執事はその取っ掛かりくらいにはなるだろう。踏み台とかにもなるかもしれない。
もちろん、嘘発見器同伴でちゃんと取り調べもするけどね!
「──こんなところにいたのか。ルシアが呼んでいるぞ」
「おいおい、またまた野郎だと。それも隅にいるようにと、良い席をあてがったはずのミカエルのおっさん」
このおっさんは何をウロウロしているのか。
よく見える席を用意してやったんだから、黙って座っていて欲しかったのに。まるで置き物のように。
「伝えることは伝えたぞ。ではな──」
俺を探すという、ちょうどいいウロつく理由を手に入れたらしいミカエルのおっさん。
そして、要件を伝えるのを達成したからか、その足は自分の席とは逆の会場へと向いている。
「待て、どこに行く。おっさんの席は向こうだよ?」
「せっかくの場だ。ただ座っているのは勿体ない。よって、散策しようというわけだ」
「うん、やめて。座ってて」
この人すごく自由人だよね。ものすごくミカと血の繋がりを感じる。
偉いんだから大人しくしていてほしいのに、勝手に動くところとか親子そっくりだと思う。
「出し物も始まらんし退屈なのだ。ではな──」
「やめろって言ってんだろ! 話を聞けよ!」
「ふん。ガブリエルを説き伏せられても、我には効かんようだな。まだまだだな変革者よ。ではな──」
おっさんには買い被られているようだが、俺1人だったら反省文書かせられて説教されて終わりだから! まったく敵うところがなかったから!
「あれは俺の手柄じゃない。 ──おい、クソ執事! おっさんを席に戻すのを手伝え!」
「えーーっ」
「いいから手伝え! そしてお前も席に戻れ!」
「えーーーーっ」
ヤバい。全然、お姫様のところに行けない。全然、ホワイトデーが始まらない。
「アマテラス起動。このクソ野郎共を席に戻す。手伝え!」
しかし、コイツらにこのまま好き勝手にさせるわけにはいかん。仕方がない、奥の手だ。
俺に逆らうというのなら目にものを見せてやる!
『こんにちは。ご用件は何でしょうか?』
「──今言っただろうが!」
『今、言っただろうが。を検索いたします』
「なんでだよ! コイツらを席に戻すのを手伝えよ!」
『えーーっ』
こいつもかーーっ。
……俺は機械にすら舐められるのか?
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