ラムネ色の恋

ramune色

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罪と罰(ソフトな罰)

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先のことを考えずに家を出たから
こうなることは、わかっていた。
無言のまま家に付き、
自分でドアを開けて車から
降りた。二人に挟まれる形で
家についたらすぐ
「ごめんなさい。」
と玄関で謝った。
さとるは頭をぽんぽんと
撫でてくれて。茉莉は泣いていた。
その顔を見たくなくて5秒位
目を閉じた。
靴を脱いで、家にあがると
そらのスマホがテーブルに置いてあった。
座ってと促されて、
椅子に座り、逃げたことや、
無断外泊、スマホのラインの
説明をしなければならなかった。
ラインには、親からの連絡
友達からのラインが3つ。
その中に愛ちゃんの
ラインがあった。

「昨日は沢山お話して相田さんの
事を知れて嬉しかったです。
わたしにできることがあったら言
ってくださいね。無事ですか?」
見た瞬間に、ココアを飲む
愛ちゃんの顔が浮かんだ。
焼きそばがまずい?と聞いた時の
顔も。
愛ちゃんの説明もしなければ
ならなかった。
「職場の後輩で昨日泊めてくれた
人。ただの後輩です。」
そう言いながら、心の中で
ただの後輩という言葉に
嘘をついた気持ちでいた。
仕事が、出来ないのはまずい。
職場に迷惑をかけるわけには行か
ない。愛ちゃんにも迷惑をかけ
るわけには行かない。

2人の言う事を受け入れてさえいれば
いつも通りの日常が帰ってくると
思った。
「さとるが好き。茉莉も好き。」
そらは、二人に挟まれる形で抱きしめられた。

抗うことを辞めて
受け入れたほうが楽になる。
二人を好きでいれば良い。

さとるが唇にキスを、してきた。
茉莉が見ていると思って顔を逸らそうとすると
両手で顔を押さえられ舌をねじ込まれた。

「あっ、、いや、、」
そらはさとるの腕にしがみついた。

後ろから茉莉が抱きしめる。
 
「私達が他の人を好きにならないように身体に教え込んであげるね。愛してるよ。」
そう言って茉莉は何度も愛してると
言ってくれた。

私は今までの人生でこの二人が
居なければ人生に彩りもなければ
不安と恐怖に打ち勝つことはなかっただろう。夜一人で眠れない時そばにいてくれた
さとる。

親友として幼稚園から一緒だった茉莉。
全てをわかってくれる。
私は二人に沢山のものを貰ってきた。

恥ずかしさと快楽の後の眠りに
吸い込まれそうな中で
二人はこんな私の事を愛してくれている。
もうそれで十分だ。
と思っていた。



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