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最強の武者Gozaru編
70話 パラサイトシリーズ
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「まずは、わかりやすい形で理由を説明いたそう」
ゴザルさんが立ち上がり――スラリと、鞘から刀を抜いた。
「ナコ殿、ここ最近の鍛錬と同じく拙者にかかってくるがよい」
「はい、胸をお借りしますっ!」
ナコがハッピーと共に爆走した。
なんか普通に始まっちゃったけど、僕が意識を失っている間に修行までしていたの?
ナコの動きがまたすごい。
黒い波動による連撃、高速移動を織り交ぜた撹乱、一つ一つのアクションにさらなる磨きがかかっている。
いやもうゴザルさん相手にめちゃくちゃ善戦してるんですけど。
「ナコ殿は筋がよい! これは拙者も手は抜けぬでござるよ!」
「ありがとうございますっ!」
目にもとまらぬ剣戟の嵐。
超人決戦かな? ありえないスピードで強くなっていくナコ――どんどんと遠くに行ってしまう。
嬉しいような、悲しいような、成長力半端なぁいっ!
ゴザルさんが強いのは当たり前と思っていたが、ゲーム時と考えるのはまた違うんだよな。レベル差よりもスキルの創意工夫――ゴザルさんもまた試行錯誤の上、今の強さまで上り詰めて来たのかもしれない。
それから3分ほど経過した後、
「ここからでござる。ここからでござるよっ!」
ゴザルさんが叫び出した。
なにが始まるんだと思ったのも束の間、急速にゴザルさんの動きが停滞する。
その隙を見逃さず――ナコが会心の一撃、ゴザルさんが鍛錬場の端まで吹っ飛んだ。
――「「えぇっ?!」」
思わず、ナコとハモってしまう。
いきなり生まれたての子鹿のように震えだしたかと思えば、あっさりとナコにやられてしまった。
ナコも目を丸くして驚きながら、
「ここ最近、3時間置きに――3分稽古を付けてくれていたんです。今日は一試合が長いなと思っていたのですが」
「……そこ、なのでござるよ」
ゴザルさんが立ち上がり、ふらついた足取りでこちらに向かって来る。
「理由は拙者が装備している『破壊虫の鎧』であってな」
破壊虫の鎧。
『パラサイトシリーズ』の一種だ。パラサイトシリーズとは、簡単に言うならば寄生装備のことである。
性能はめちゃくちゃいいのだが、寄生は状態異常に分類され、専用のアイテムで駆除しない限り永遠に外すことができない。
ふと、リーナと話していた記憶が蘇る。
――「それがねー、今まで攻撃力や防御力が高かったレア装備は全くといっていいほど効果が薄かったんだよね」
「鎧が尋常じゃないくらい重すぎて、全力をだせるのが3分限定なのでござるよっ!」
どこかのヒーローばりの限定感である。
「普通に動くぶんには問題ない。戦闘となると別、魔力をフルで消費しながらようやく戦えるといった具合でござる」
状況を把握、僕は端的に結論を言う。
「つまり、リアルになった今も寄生状態は健在ということで?」
「そうなの、脱げないのぉおおおっ! 脱ごうとしても身体に張り付いて取れないのぉおおおおおっ! 助けて、ソラぁああああああっ!!」
口調変わってますよゴザルさん。
ゴザルさんはバリバリのロールプレイング派だ。その世界観にのめり込むのが大好きというかなんというか(二度目)。
手強いダンジョン、見晴らしのいい景色、そういったところにギルドメンバーで冒険に行っては渋いエモートにて「皆のもの見るでござる、あの宵闇に輝く満月を――まんまるな・黄金チーズケーキ・食べたいな」などと、個性的で俳句のルールすら無視したことをよく呟いていた。
「ゴザルさん、大好きなロールプレイングは?」
「いやいや、ははっ! それどころじゃないよね? 日常生活どれだけ苦労してるかわかる? ご飯時なんて兜の隙間からロールパン詰め込んだり、トイレの時なんてデッドオアアライブ感半端ないし。拙者とかござるとか悠長に入り浸ってる場合じゃないから」
「清々しいほど過去の自分を全否定っ!」
「……こんな状態で皆に会いに行けない、馬鹿にされる」
ゴザルさんが言う。
「主にニャニャンのことだね」
「そう、ニャンは指差すレベルで笑ってくる。オムツ履いてたのー? とか普通に聞いてきそうだし」
ニャニャンなら絶対にやる。
「ゴザルさん、これSクラスの防具だよね? 寄生を駆除するのにも同等のレアアイテムが必要だったような」
「そのためにオーラ・ストーンまで探索しに行った。ハイスパイダーから運良く入手できないかなって。ソラの仲間の話では倒された後だっていうし、結局序盤のダンジョンだからドロップ率1%にも満たないレベルだし。ドロップ率が優遇される上級ダンジョンに行くしかないとは思うんだけど、3分だけ全力だしたところで攻略できるわけないし」
ゴザルさんが両膝を抱えながらブツブツと呟く。
「……『天使の雫』、どうにかして手に入れないと」
ん? 天使の雫?
確か、アクアニアスのホームから持ってきていたような。僕はアイテムボックスを開いて確認をする。
「あ、そのアイテムなら僕持ってるよ」
「なんでもします、譲ってください」
恐るべきスピードでゴザルさんが土下座した。
「ふ、普通に渡すって。僕の命の恩人なんだから――そういや、第二層の通路は崩落で封鎖されていたはずだけど、その状態でどうやって脱出したの?」
「え? さっきも言ったけど3分は全力がだせるから、普通にソラを担いで落ちて来た穴をもう一回登っただけ」
「「……」」
僕とナコは言葉を失う。
あの滑り台のような穴、身体能力だけでよじ登って来たの?
現状も含め、全てが規格外のゴザルさんであった。
ゴザルさんが立ち上がり――スラリと、鞘から刀を抜いた。
「ナコ殿、ここ最近の鍛錬と同じく拙者にかかってくるがよい」
「はい、胸をお借りしますっ!」
ナコがハッピーと共に爆走した。
なんか普通に始まっちゃったけど、僕が意識を失っている間に修行までしていたの?
ナコの動きがまたすごい。
黒い波動による連撃、高速移動を織り交ぜた撹乱、一つ一つのアクションにさらなる磨きがかかっている。
いやもうゴザルさん相手にめちゃくちゃ善戦してるんですけど。
「ナコ殿は筋がよい! これは拙者も手は抜けぬでござるよ!」
「ありがとうございますっ!」
目にもとまらぬ剣戟の嵐。
超人決戦かな? ありえないスピードで強くなっていくナコ――どんどんと遠くに行ってしまう。
嬉しいような、悲しいような、成長力半端なぁいっ!
ゴザルさんが強いのは当たり前と思っていたが、ゲーム時と考えるのはまた違うんだよな。レベル差よりもスキルの創意工夫――ゴザルさんもまた試行錯誤の上、今の強さまで上り詰めて来たのかもしれない。
それから3分ほど経過した後、
「ここからでござる。ここからでござるよっ!」
ゴザルさんが叫び出した。
なにが始まるんだと思ったのも束の間、急速にゴザルさんの動きが停滞する。
その隙を見逃さず――ナコが会心の一撃、ゴザルさんが鍛錬場の端まで吹っ飛んだ。
――「「えぇっ?!」」
思わず、ナコとハモってしまう。
いきなり生まれたての子鹿のように震えだしたかと思えば、あっさりとナコにやられてしまった。
ナコも目を丸くして驚きながら、
「ここ最近、3時間置きに――3分稽古を付けてくれていたんです。今日は一試合が長いなと思っていたのですが」
「……そこ、なのでござるよ」
ゴザルさんが立ち上がり、ふらついた足取りでこちらに向かって来る。
「理由は拙者が装備している『破壊虫の鎧』であってな」
破壊虫の鎧。
『パラサイトシリーズ』の一種だ。パラサイトシリーズとは、簡単に言うならば寄生装備のことである。
性能はめちゃくちゃいいのだが、寄生は状態異常に分類され、専用のアイテムで駆除しない限り永遠に外すことができない。
ふと、リーナと話していた記憶が蘇る。
――「それがねー、今まで攻撃力や防御力が高かったレア装備は全くといっていいほど効果が薄かったんだよね」
「鎧が尋常じゃないくらい重すぎて、全力をだせるのが3分限定なのでござるよっ!」
どこかのヒーローばりの限定感である。
「普通に動くぶんには問題ない。戦闘となると別、魔力をフルで消費しながらようやく戦えるといった具合でござる」
状況を把握、僕は端的に結論を言う。
「つまり、リアルになった今も寄生状態は健在ということで?」
「そうなの、脱げないのぉおおおっ! 脱ごうとしても身体に張り付いて取れないのぉおおおおおっ! 助けて、ソラぁああああああっ!!」
口調変わってますよゴザルさん。
ゴザルさんはバリバリのロールプレイング派だ。その世界観にのめり込むのが大好きというかなんというか(二度目)。
手強いダンジョン、見晴らしのいい景色、そういったところにギルドメンバーで冒険に行っては渋いエモートにて「皆のもの見るでござる、あの宵闇に輝く満月を――まんまるな・黄金チーズケーキ・食べたいな」などと、個性的で俳句のルールすら無視したことをよく呟いていた。
「ゴザルさん、大好きなロールプレイングは?」
「いやいや、ははっ! それどころじゃないよね? 日常生活どれだけ苦労してるかわかる? ご飯時なんて兜の隙間からロールパン詰め込んだり、トイレの時なんてデッドオアアライブ感半端ないし。拙者とかござるとか悠長に入り浸ってる場合じゃないから」
「清々しいほど過去の自分を全否定っ!」
「……こんな状態で皆に会いに行けない、馬鹿にされる」
ゴザルさんが言う。
「主にニャニャンのことだね」
「そう、ニャンは指差すレベルで笑ってくる。オムツ履いてたのー? とか普通に聞いてきそうだし」
ニャニャンなら絶対にやる。
「ゴザルさん、これSクラスの防具だよね? 寄生を駆除するのにも同等のレアアイテムが必要だったような」
「そのためにオーラ・ストーンまで探索しに行った。ハイスパイダーから運良く入手できないかなって。ソラの仲間の話では倒された後だっていうし、結局序盤のダンジョンだからドロップ率1%にも満たないレベルだし。ドロップ率が優遇される上級ダンジョンに行くしかないとは思うんだけど、3分だけ全力だしたところで攻略できるわけないし」
ゴザルさんが両膝を抱えながらブツブツと呟く。
「……『天使の雫』、どうにかして手に入れないと」
ん? 天使の雫?
確か、アクアニアスのホームから持ってきていたような。僕はアイテムボックスを開いて確認をする。
「あ、そのアイテムなら僕持ってるよ」
「なんでもします、譲ってください」
恐るべきスピードでゴザルさんが土下座した。
「ふ、普通に渡すって。僕の命の恩人なんだから――そういや、第二層の通路は崩落で封鎖されていたはずだけど、その状態でどうやって脱出したの?」
「え? さっきも言ったけど3分は全力がだせるから、普通にソラを担いで落ちて来た穴をもう一回登っただけ」
「「……」」
僕とナコは言葉を失う。
あの滑り台のような穴、身体能力だけでよじ登って来たの?
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