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18話 虚言と横暴
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「入れ。話すまでこの生活が続くと思うよ」
そう言われて牢屋に入ってきたのはルクス。大人しく男の後ろを歩いてきたが、オレンジ色に照らされるその評定はとても反抗的で、抵抗したのか頬に少しの土埃がかかっていた。
「そうだ。言い忘れていたが、お前たちの入ってる牢は集団用でな。もう1人ここに入ってくる予定だ」
鉄格子を締めながら不意に男がそう言った。
「危険なやつとかは御免だぜ?」
「気にすることはない。むしろこれからくるそいつのことを心配してるくらいだ」
「だから俺らのは不可抗力だったんだって」
「それがどうした」
ルクスは威嚇に応じた狂犬のように必死に鉄格子に力を込めて曲げようとする。しかし、特別な力の無い腕のみでドワーフの作ったものを壊せるはずはない。
男はルクスの行動を気にも留めないように淡々とした返答を繰り返しているのみだ。
これ以上したって無駄ー私はそう思ってルクスの腕を掴んで小さく首を振る。
「何も根拠が用意できない今は何をしたって無意味に終わるだけよ」
「女の方は利口のようだ。あまりしつこいと動揺しているようにしか見えなくなるぞ」
「なんだとー」「ルクス落ち着いて」
「あれは完全にそっちが」「ルクス!」
私の声が聞こえないように力を強めていくルクスを私は両手を使って引き戻す。私の声が届いたのか、ルクスは荒い息を深呼吸して男のことを睨む。
「話は終わりか?殺しはしない、それだけは約束してやろう。じゃあな」
ルクスの眼差しは男の冷徹な瞳を貫通させることは敵わなかったようで、退屈そうに大きな欠伸をして男はさっていった。
男の持っていたランプの光が部屋を照らさなくなり、二度目の暗黒が戻った後に私はルクスの方を向く。一つの光もないので何も見えないが、ルクスがずっと孔子の外側を見つめていることは理解できた。
「ドワーフ族ってみんなああなのか?」
「確かにいい加減なところもあるかもしれないけど、でも今回のはそう受け取られても仕方ないわよ」
「それはそうかも知れないけど。普通に考えたらアレは向こうが悪いんだって何でわからないんだよ」
通路の方向から格子に何かがぶつかったような甲高い音が響く。それに反応して壁越しの動物たちも弱々しい雄叫びを上げた
多分ルクスがもたれ掛かっているのだろう。顔こそ見えないが、口調でだいぶ不貞腐れているのが分かる。
「そっちはどうなんだよ。何も言われなかったのか?」
「いや、特になにも。鞄に魔石が入ってるのが不思議って言われたくらいかしら」
「それでも十分残ってもいいと思うけどな…だけど、俺はそれだけじゃなかったんだよ」
ルクスはそう言うと、少し目を開けてから溜まっていたものを吐き出すように起きたことを話し始めた。
〝〝
「単刀直入に訊こう。どうして俺等の畑を荒らした?」
ルクスが椅子に座り、状況について大体の説明を終わらした男がはっきりとした口調でそう言った。
イルのときと同じように呼び鈴を傍らにおいた男は、まるで私語は一切耳に入れないと言いたげに冷酷な眼差しでルクスを見据える。
「こういう話をする時はまず名乗れって親に言われなかったか?」
「…女のときとは違って全く自分の置かれた状況を理解出来ていないようだな。呼び鈴はいつでも鳴らせるのを忘れるなよ」
男はただでさえ部屋が凍りそうな冷たい瞳にさらに鋭く磨きをかける。徐ろに呼び鈴に手を添えて、男の気まぐれでいつでも通路中の兵士が部屋へ入ってるルクスを囲う用意が出来た。
しかし、ルクスはそんなこと気にしていなかったらしい。
「鳴らした所で、俺はお前たちには負けない。それに、こっちの情報がほしいならそっちの情報も渡すのが道理ってやつじゃないのか?」
「畑荒らしのような事をしておいてよく道理を語れるな。話す義務はない」
「なら俺にもない」
ルクスの返答を聞いて、男はシワの寄った太い指で頭を掻きはじめる。
どうやら呆れてものも言えないようだった。ルクスについてあまり知らない兵士たちにとって、自分たちを恐れないルクスはそれは面倒に感じただろう。
「俺の名前はドワーフ族のレーガルだ。これでいいか」
「俺の名前はルクスだ」
「そうか」
レーガルと名乗ったその男は一度溜息を零した後に再度口を開いた。
「それでルクス。お前に聞きたいのは何故ツルイバラの畑荒らしをしたのかだ」
「畑?俺達は魔物と戦って気を失っただけだ。どこの畑も荒らしてないぜ?」
「お前の言うその魔物と戦った場所が俺等にとっての畑だったんだ。お前たちが故意で荒らしたのはもう女の方から証拠は得ている。諦めて話すことだな」
ルクスはこれを聞いて酷く驚いたと言っていた。
あの魔物と戦うとき、ルクスの目で見てもイルに余裕は感じられなかったかららしい。いくら故意の証拠があったとしても、魔力切れで倒れるほどまで身を削って畑荒らしをする理由がルクスには思いつかなかったからだ。
ルクスはレーガルを彼よりも冷たい瞳で訝しげな表情を作った。
「ドワーフの頭は昔から堅いらしいからな。それっぽい理由を見つけてでっち上げでも話したんじゃないか?」
「人聞きの悪いことを言うな。「何も知らない」じゃ説明ができないような確たる証拠もしっかり見つけておる。それに証人だって―」
「レーガルさん。入ってもいいですか?」
不意にルクスが入ってきた扉から3回のノックとともに高くて籠もった声が扉越しに聞こえてくる。
「噂をすればなんとやらだな。入れ。」
レーガルが扉のほうを見て許可をすると、緑のとんがり帽子を被った小柄の男が入ってきた。パット見は70歳ひどで、ドワーフの寿命で言えば大人になりたてと言ったところだろうか。
ルクスと同じくらいの身長の割に立派な体格を持ったその男は容姿に合わずもじもじとした様子でレーガルに詰め寄っていく。
「あの、レーガルさん。こ、この人間たちはどうなるんですか?」
「安心しろスプリッド。こいつらには事情を洗いざらい話してもらった後にそれ相応の償いをしてもらうつもりだ」
「よ、よかった。この人間、強そうだから、脅されないか心配で」
「っ俺等はそんな事しねぇよ!」「ひっ」
スプリッドと呼ばれた緑帽子の男は待ったか呂律が回ってないように話しているが、目だけはガッチリとルクスを捉えていた。まるで檻に閉じ込められた猛獣をみているかのような、安心と恐怖が入り混じったような瞳だったのは覚えている。
スプリッドはレーガルの後ろに隠れて今にも噛みつきそうなルクスをみていた。
「オ、オラは見ただ。あんたたちが、ツルイバラをわざと成長させて荒らしたあとに魔石を回収していたのを!」
「なっ。そんなの言いがかりじゃねえかよ!」
予想だにしなかったスプリッドの捏造にルクスの堪忍袋の緒は裁ちばさみで切られたように袋から抜け落ちる。
気付けばルクスはレーガルに体をのしかかるように押さえつけられ、スプリッドに見下ろされていた。
「野蛮な証明がされたな」
レーガルは無情の表情に乗せてルクスを見据える。
「お前らふザカハッ」
ふざけんな。俺たちのことは何一つ信じないくせにそいつの言うことは何一つ疑わないのは横暴だ―ルクスの必死の叫びはレーガルに押さえつけられた首を通すことは叶わなかった。
「やはり人間か、武器無しでは生産職の俺等にすら敵わない。話すつもりがないならそれでいい。逃がすつもりはない」
「オラは安心できたから家に帰るだよ。そうだ、魔石は貰っていいだよね?ただでさえいつもよりも収穫できなかっただから、これくらいは配らないと…」
「うむ。兵士に言えば渡してもらえるだろう。ルクス、お前はこっちだ」
〟〟
「こんな感じだ。結局アイツラの名前しか聞けなかったから畑が何なのかとか、全くわからないけど、俺たちがはめられたのは分かった」
「多分、私たちを運んだのがスプリッドって男で、その人がツルイバラの魔石を私の鞄に入れたってことで間違いなさそうね」
「ていうことは、ツルイバラについてイルさんは知ってるみたいだな。安心したぜ」
ルクスの話での収穫は、私たちを連れてきたドワーフ族の兵士のレーガルと私たちを嵌めたであろうスプリッドという男は仲がよく、お互いの信頼関係も強いということ。
それにスプリッドに関して、話を聞いているとどうやら相当な性格をしているらしい。泣きついて来られる側から見るとつい守りたくなるのかもしれないが、責められる側に立つと腹が立つの一言に限られてしまう。
「どうやら嵌められたらしいな」
不意に誰もいないはずの静寂にある声が響き渡る。全くの聞き覚えがないのでルクスではない。
得体の知れない恐怖を感じた私は反射的にルクスの前に膝を折って声のした方を見据える。ルクスは不意打ちを食らったように尻餅をついていた。
「っ誰!?」
そう言われて牢屋に入ってきたのはルクス。大人しく男の後ろを歩いてきたが、オレンジ色に照らされるその評定はとても反抗的で、抵抗したのか頬に少しの土埃がかかっていた。
「そうだ。言い忘れていたが、お前たちの入ってる牢は集団用でな。もう1人ここに入ってくる予定だ」
鉄格子を締めながら不意に男がそう言った。
「危険なやつとかは御免だぜ?」
「気にすることはない。むしろこれからくるそいつのことを心配してるくらいだ」
「だから俺らのは不可抗力だったんだって」
「それがどうした」
ルクスは威嚇に応じた狂犬のように必死に鉄格子に力を込めて曲げようとする。しかし、特別な力の無い腕のみでドワーフの作ったものを壊せるはずはない。
男はルクスの行動を気にも留めないように淡々とした返答を繰り返しているのみだ。
これ以上したって無駄ー私はそう思ってルクスの腕を掴んで小さく首を振る。
「何も根拠が用意できない今は何をしたって無意味に終わるだけよ」
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「なんだとー」「ルクス落ち着いて」
「あれは完全にそっちが」「ルクス!」
私の声が聞こえないように力を強めていくルクスを私は両手を使って引き戻す。私の声が届いたのか、ルクスは荒い息を深呼吸して男のことを睨む。
「話は終わりか?殺しはしない、それだけは約束してやろう。じゃあな」
ルクスの眼差しは男の冷徹な瞳を貫通させることは敵わなかったようで、退屈そうに大きな欠伸をして男はさっていった。
男の持っていたランプの光が部屋を照らさなくなり、二度目の暗黒が戻った後に私はルクスの方を向く。一つの光もないので何も見えないが、ルクスがずっと孔子の外側を見つめていることは理解できた。
「ドワーフ族ってみんなああなのか?」
「確かにいい加減なところもあるかもしれないけど、でも今回のはそう受け取られても仕方ないわよ」
「それはそうかも知れないけど。普通に考えたらアレは向こうが悪いんだって何でわからないんだよ」
通路の方向から格子に何かがぶつかったような甲高い音が響く。それに反応して壁越しの動物たちも弱々しい雄叫びを上げた
多分ルクスがもたれ掛かっているのだろう。顔こそ見えないが、口調でだいぶ不貞腐れているのが分かる。
「そっちはどうなんだよ。何も言われなかったのか?」
「いや、特になにも。鞄に魔石が入ってるのが不思議って言われたくらいかしら」
「それでも十分残ってもいいと思うけどな…だけど、俺はそれだけじゃなかったんだよ」
ルクスはそう言うと、少し目を開けてから溜まっていたものを吐き出すように起きたことを話し始めた。
〝〝
「単刀直入に訊こう。どうして俺等の畑を荒らした?」
ルクスが椅子に座り、状況について大体の説明を終わらした男がはっきりとした口調でそう言った。
イルのときと同じように呼び鈴を傍らにおいた男は、まるで私語は一切耳に入れないと言いたげに冷酷な眼差しでルクスを見据える。
「こういう話をする時はまず名乗れって親に言われなかったか?」
「…女のときとは違って全く自分の置かれた状況を理解出来ていないようだな。呼び鈴はいつでも鳴らせるのを忘れるなよ」
男はただでさえ部屋が凍りそうな冷たい瞳にさらに鋭く磨きをかける。徐ろに呼び鈴に手を添えて、男の気まぐれでいつでも通路中の兵士が部屋へ入ってるルクスを囲う用意が出来た。
しかし、ルクスはそんなこと気にしていなかったらしい。
「鳴らした所で、俺はお前たちには負けない。それに、こっちの情報がほしいならそっちの情報も渡すのが道理ってやつじゃないのか?」
「畑荒らしのような事をしておいてよく道理を語れるな。話す義務はない」
「なら俺にもない」
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どうやら呆れてものも言えないようだった。ルクスについてあまり知らない兵士たちにとって、自分たちを恐れないルクスはそれは面倒に感じただろう。
「俺の名前はドワーフ族のレーガルだ。これでいいか」
「俺の名前はルクスだ」
「そうか」
レーガルと名乗ったその男は一度溜息を零した後に再度口を開いた。
「それでルクス。お前に聞きたいのは何故ツルイバラの畑荒らしをしたのかだ」
「畑?俺達は魔物と戦って気を失っただけだ。どこの畑も荒らしてないぜ?」
「お前の言うその魔物と戦った場所が俺等にとっての畑だったんだ。お前たちが故意で荒らしたのはもう女の方から証拠は得ている。諦めて話すことだな」
ルクスはこれを聞いて酷く驚いたと言っていた。
あの魔物と戦うとき、ルクスの目で見てもイルに余裕は感じられなかったかららしい。いくら故意の証拠があったとしても、魔力切れで倒れるほどまで身を削って畑荒らしをする理由がルクスには思いつかなかったからだ。
ルクスはレーガルを彼よりも冷たい瞳で訝しげな表情を作った。
「ドワーフの頭は昔から堅いらしいからな。それっぽい理由を見つけてでっち上げでも話したんじゃないか?」
「人聞きの悪いことを言うな。「何も知らない」じゃ説明ができないような確たる証拠もしっかり見つけておる。それに証人だって―」
「レーガルさん。入ってもいいですか?」
不意にルクスが入ってきた扉から3回のノックとともに高くて籠もった声が扉越しに聞こえてくる。
「噂をすればなんとやらだな。入れ。」
レーガルが扉のほうを見て許可をすると、緑のとんがり帽子を被った小柄の男が入ってきた。パット見は70歳ひどで、ドワーフの寿命で言えば大人になりたてと言ったところだろうか。
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「あの、レーガルさん。こ、この人間たちはどうなるんですか?」
「安心しろスプリッド。こいつらには事情を洗いざらい話してもらった後にそれ相応の償いをしてもらうつもりだ」
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スプリッドはレーガルの後ろに隠れて今にも噛みつきそうなルクスをみていた。
「オ、オラは見ただ。あんたたちが、ツルイバラをわざと成長させて荒らしたあとに魔石を回収していたのを!」
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予想だにしなかったスプリッドの捏造にルクスの堪忍袋の緒は裁ちばさみで切られたように袋から抜け落ちる。
気付けばルクスはレーガルに体をのしかかるように押さえつけられ、スプリッドに見下ろされていた。
「野蛮な証明がされたな」
レーガルは無情の表情に乗せてルクスを見据える。
「お前らふザカハッ」
ふざけんな。俺たちのことは何一つ信じないくせにそいつの言うことは何一つ疑わないのは横暴だ―ルクスの必死の叫びはレーガルに押さえつけられた首を通すことは叶わなかった。
「やはり人間か、武器無しでは生産職の俺等にすら敵わない。話すつもりがないならそれでいい。逃がすつもりはない」
「オラは安心できたから家に帰るだよ。そうだ、魔石は貰っていいだよね?ただでさえいつもよりも収穫できなかっただから、これくらいは配らないと…」
「うむ。兵士に言えば渡してもらえるだろう。ルクス、お前はこっちだ」
〟〟
「こんな感じだ。結局アイツラの名前しか聞けなかったから畑が何なのかとか、全くわからないけど、俺たちがはめられたのは分かった」
「多分、私たちを運んだのがスプリッドって男で、その人がツルイバラの魔石を私の鞄に入れたってことで間違いなさそうね」
「ていうことは、ツルイバラについてイルさんは知ってるみたいだな。安心したぜ」
ルクスの話での収穫は、私たちを連れてきたドワーフ族の兵士のレーガルと私たちを嵌めたであろうスプリッドという男は仲がよく、お互いの信頼関係も強いということ。
それにスプリッドに関して、話を聞いているとどうやら相当な性格をしているらしい。泣きついて来られる側から見るとつい守りたくなるのかもしれないが、責められる側に立つと腹が立つの一言に限られてしまう。
「どうやら嵌められたらしいな」
不意に誰もいないはずの静寂にある声が響き渡る。全くの聞き覚えがないのでルクスではない。
得体の知れない恐怖を感じた私は反射的にルクスの前に膝を折って声のした方を見据える。ルクスは不意打ちを食らったように尻餅をついていた。
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