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伍 罪
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――それは古い古いお伽噺。
秋津の上空、定期的に層の壁が歪む場所。
そこに気まぐれに姿を見せる天上の都。
古き名前を「高天原」。
今秋津に暮らすあやかしたちは元々そこから【堕ちた】のだという。
平和で、地上よりも高度な文明を持った天上の都の文明は、ある日文字通りに【堕ちた】。
当時の秋津では「星が空から堕ちてきた」と記されている。
奇跡的に生き残ったものは秋津で暮らし、あやかしたちの始祖となり、反対に命を落としたものたちは、世界を渡る際の異形化と、恨みと後悔で化け物となった。
始祖たちはこの都市の周囲に結界を張り、誰も近づかないように【貴禍原】の名を冠したーー
「堕ちた都……貴禍原……」
伝説に語られる場所は、ただの巨大な廃墟と化していた。
兎月を襲った男が立ち去ってからすぐ、狼夜は協会へ向かい【堕ちた都】について調べ、響都の南にある【貴禍原】にたどり着いた。
幸いにも今夜は満月。いざとなれば狼の力を使うことができる。
早く兎月を助け出したいという思いを必死で堪えて慎重に廃墟の奥へ進んでいく。
「なんだろうな、少し……見覚えがあるような」
狼の鉱妖である自分が天上の都と繋がりがあるとは考えづらいのだが、記憶は道を知っている。数十分歩いてもまだ都の入り口付近でしかないのだが、研究所の看板に足を止めて中へ入った。
「……紙じゃなくて……記録装置か」
不思議と操作方法がわかり、再生に成功した。ノイズ混じりの音声と映像が流れ出す。
それでは、本日のプロジェクト下落理の進捗の報告を。
その前に以前からの経過を振り返っていきましょう。
まず、浄化装置となるべき素体。
望月王子からの申告により、制御装置を暴走させて都を堕とした大罪人兎月王子の死体を回収、素体としました。望月王子の時を止める能力により外傷以外の欠損はありません。
回収後速やかに兎石を埋め込み、同時に望月王子の協力により時狂いの心晶術式を刻み込み、これによって浄化装置が完成しました。
浄化装置は生前と同じく素体名「兎月」とします。
経過報告
×日 起動。目を覚ます。生前の記憶はなく、望月王子を認識せず。
×日 化け物の名を笑い声からゲラリと命名。分析班から兎月の提供希望あり。
×日 兎月を下落理の前に設置。惹きつけられた下落理が捕食後、金色の灰となる。
×日 下落理完全浄化に成功した例を踏まえ、再設置。同様の事例を確認。
×日 兎月の浄化能力を確認。さまざまな下落理に対抗するために付加能力の添付を決定
××日 相手に合わせて姿を変える能力を付与
××日 下落理の殺戮型により軽度負傷。殺戮型に対しては戦闘部隊で殲滅とし、兎月に関しては色欲型にのみ対応させることとし、【教育】を開始ーー
××日 兎月が教育時に暴れるため、鎖を申請する…同時に強い媚薬も開発を進めてくれと薬学研究科に連絡。
×××日 兎月が嫌がるため、色欲の強い兎のあやかしの心晶術式を組み込む手術を行う。
×××日 兎月に兎のあやかしを入れて正解だったように思う。白く柔らかい耳も赤い瞳も美しい。暴れることも少なくなり、【教育】も楽になった。これでどんな下落理も永遠に浄化してくれるだろう。
「……な、んだよこれ……」
見終わってから反射的に画面を叩き割った。
兎月を本当にただの浄化装置で、【道具】としてしか見ていないことが不快でたまらなかった。
そしてそのまま導かれるように研究所の地下へ向かう。
薄暗い研究室の地下には、空の培養槽がいくつもあり、その全てが粉々に割れていた。
(そうだ、オレはあの時ーー)
「……思い出した」
記憶を頼りに、古びた机の引き出しの鍵を壊し、ノートを取り出す。
タイトルは兎月の観察記録。
×日 研究所の奴らがどう思おうと、オレはあの浄化装置を浄化装置としては見ない。だから「兎月」と呼ぼう。あいつが名前を忘れないように。
×日 兎月は体に触れられることを極端に嫌がるようだった。採血のために腕を縛る必要があったが、大泣きされた。一体彼はどんな目に遭わされているんだ……
大丈夫、オレは兎月の嫌がることはしねーよ。鉱石糖をやったらだいぶ落ち着いたようだ。
××日 兎月が殺戮型の下落理に襲われた。傷は深いが、絶対に治してやる。観察医権限で傷が治るまで部屋を施錠した。
××日 兎月は無事に回復した。
お礼のキスを落とされる。あいつは日に日に艶っぽくなっていく。
ダメだ、手を出しては。これだから狼のあやかしは、と言われてしまう。
×××日 医務室に戻ってくると信じられない光景を見た。
兎月が複数の研究員たちにーーからだをーーああ、もうーー無理だーー
手記はここで途切れている。
「そうだ、耐えられなくて……ちょうどその時研究員に憑いていた憑依型下落理に食われて……堕ちて……オレは……あいつら全員ころ、して、それから兎月をーー」
ーー自分がどこにいるのか、何をしていたのか。
ーー記憶はすっかり欠け落ちて。
違う。今はっきりと思い出した。
覚えているのは、赤い海の真ん中で、傷だらけで微笑む青年の姿。
「お、れはなにを」
見知らぬ青年の上に馬乗りになっていて、着ていただろう服ははだけていた。
「だいじょうぶ。悪い夢を……見ていただけだよ」
違う。オレは下落理に堕ちて、
青年はそういうと体を起こしてそっと口付ける。柔らかい感触とともに、何か狂って暴れていたものが消えていく気がした。
青年は小さく頷いて微笑むと踵を返す。
「まて……」
「これが、ぼくの仕事だから。もう下落理に堕ちちゃダメだよ。他にもたくさん仕事があるから、もう行かなきゃ」
伸ばした手は空を切り、意識は深い闇へ落ちていく。
兎月を【喰らった】んだ。
おかしいと思っていた。
狼のあやかしだからこそ、人との関わりを極力避け、満月に絶対に部屋から出なかったオレが。その方面の知識を遮断していたはずのオレが。
どうして兎月とすんなり契約できたのか。
「喰らったから知ってたんだな……やり方も、あいつがどこが弱いかも……」
あの夢は夢なんかじゃない。
「一度下落理に堕ちて、兎月に助けられたのが、オレだ」
拳を硬く握りしめる。
「だったらますます恩は返さねえとな、兎月」
**
「堕ちた都へようこそ。兎月の観察医にして一度下落理に堕ちた狼夜さん」
「どうも。望月王子様」
紅い月に照らされた王城の玉座で、オレは望月と対峙した。
「兎月は無事だろうな?」
「もちろん。もっとも今はそこの寝台で気を失ってるけどね」
兎月は裸のままでぐったりしているが傷はなく、顔色は悪くない。
「で、テメエの目的はなんだ?オレの正体も兎月の正体も理解したし、それがわかったところでオレの気持ちは変わらねえ。ただ、兎月を泣かせたテメエだけは!一発ぶん殴ってやらねえと気が済まねえんだよ!」
「ぐあっ!」
右ストレートが綺麗に決まり、望月が吹っ飛ぶ。
「力で無理矢理契約とかふざけんなよ!こいつは下落理の植物型に森の中でぐちゃぐちゃにされた時、泣いてたんだよ!」
「それに、あの時制御装置を暴走させたのはテメエだろうが!何兎月にだけ全部背負わせてんだよ!おまけに契約者ヅラして無理矢理穢してあんなに泣かせて!兎月の契約者はオレだ!兎月を道具としか見れないバカに渡してたまるかああっ!」
「うるっさいよ!平民風情か!」
繰り出された蹴りをまともに食らい、壁に叩きつけられる。砕けた破片が頬に刺さるが、痛みなど気にもならない。
「ボクは兎月兄さんなんて大っ嫌いだったよ!優しくて賢くて、王の器で。ボクを庇って最悪の置き土産を残して逝って、自分のことなんて考えない兄さんが大っ嫌い。なんで……なんで生きてても死んで、歪に蘇生されても人のことばっかりなの……好きでもない奴にも、下落理みたいな怪物にも好き勝手に食べられて平気で笑う兄さんなんて大っ嫌い‼︎大っ嫌いだから、ボクはこの都の下落理の核と同化して、全部壊す。お前も!兄さんの姿をした浄化装置も!ぶっ壊す!」
絶叫と共に稲妻が空を裂く。
げらりげらり。ゲラゲラゲラゲラゲラげらげら……
都の中を彷徨う下落理の全てが望月に吸い込まれていく。
「さあ、地下で決着をつけよう。もっともーー」
がらり。
「なっ」
「この崩れ落ちた玉座から無事に地下に着地できればだけどね」
秋津の上空、定期的に層の壁が歪む場所。
そこに気まぐれに姿を見せる天上の都。
古き名前を「高天原」。
今秋津に暮らすあやかしたちは元々そこから【堕ちた】のだという。
平和で、地上よりも高度な文明を持った天上の都の文明は、ある日文字通りに【堕ちた】。
当時の秋津では「星が空から堕ちてきた」と記されている。
奇跡的に生き残ったものは秋津で暮らし、あやかしたちの始祖となり、反対に命を落としたものたちは、世界を渡る際の異形化と、恨みと後悔で化け物となった。
始祖たちはこの都市の周囲に結界を張り、誰も近づかないように【貴禍原】の名を冠したーー
「堕ちた都……貴禍原……」
伝説に語られる場所は、ただの巨大な廃墟と化していた。
兎月を襲った男が立ち去ってからすぐ、狼夜は協会へ向かい【堕ちた都】について調べ、響都の南にある【貴禍原】にたどり着いた。
幸いにも今夜は満月。いざとなれば狼の力を使うことができる。
早く兎月を助け出したいという思いを必死で堪えて慎重に廃墟の奥へ進んでいく。
「なんだろうな、少し……見覚えがあるような」
狼の鉱妖である自分が天上の都と繋がりがあるとは考えづらいのだが、記憶は道を知っている。数十分歩いてもまだ都の入り口付近でしかないのだが、研究所の看板に足を止めて中へ入った。
「……紙じゃなくて……記録装置か」
不思議と操作方法がわかり、再生に成功した。ノイズ混じりの音声と映像が流れ出す。
それでは、本日のプロジェクト下落理の進捗の報告を。
その前に以前からの経過を振り返っていきましょう。
まず、浄化装置となるべき素体。
望月王子からの申告により、制御装置を暴走させて都を堕とした大罪人兎月王子の死体を回収、素体としました。望月王子の時を止める能力により外傷以外の欠損はありません。
回収後速やかに兎石を埋め込み、同時に望月王子の協力により時狂いの心晶術式を刻み込み、これによって浄化装置が完成しました。
浄化装置は生前と同じく素体名「兎月」とします。
経過報告
×日 起動。目を覚ます。生前の記憶はなく、望月王子を認識せず。
×日 化け物の名を笑い声からゲラリと命名。分析班から兎月の提供希望あり。
×日 兎月を下落理の前に設置。惹きつけられた下落理が捕食後、金色の灰となる。
×日 下落理完全浄化に成功した例を踏まえ、再設置。同様の事例を確認。
×日 兎月の浄化能力を確認。さまざまな下落理に対抗するために付加能力の添付を決定
××日 相手に合わせて姿を変える能力を付与
××日 下落理の殺戮型により軽度負傷。殺戮型に対しては戦闘部隊で殲滅とし、兎月に関しては色欲型にのみ対応させることとし、【教育】を開始ーー
××日 兎月が教育時に暴れるため、鎖を申請する…同時に強い媚薬も開発を進めてくれと薬学研究科に連絡。
×××日 兎月が嫌がるため、色欲の強い兎のあやかしの心晶術式を組み込む手術を行う。
×××日 兎月に兎のあやかしを入れて正解だったように思う。白く柔らかい耳も赤い瞳も美しい。暴れることも少なくなり、【教育】も楽になった。これでどんな下落理も永遠に浄化してくれるだろう。
「……な、んだよこれ……」
見終わってから反射的に画面を叩き割った。
兎月を本当にただの浄化装置で、【道具】としてしか見ていないことが不快でたまらなかった。
そしてそのまま導かれるように研究所の地下へ向かう。
薄暗い研究室の地下には、空の培養槽がいくつもあり、その全てが粉々に割れていた。
(そうだ、オレはあの時ーー)
「……思い出した」
記憶を頼りに、古びた机の引き出しの鍵を壊し、ノートを取り出す。
タイトルは兎月の観察記録。
×日 研究所の奴らがどう思おうと、オレはあの浄化装置を浄化装置としては見ない。だから「兎月」と呼ぼう。あいつが名前を忘れないように。
×日 兎月は体に触れられることを極端に嫌がるようだった。採血のために腕を縛る必要があったが、大泣きされた。一体彼はどんな目に遭わされているんだ……
大丈夫、オレは兎月の嫌がることはしねーよ。鉱石糖をやったらだいぶ落ち着いたようだ。
××日 兎月が殺戮型の下落理に襲われた。傷は深いが、絶対に治してやる。観察医権限で傷が治るまで部屋を施錠した。
××日 兎月は無事に回復した。
お礼のキスを落とされる。あいつは日に日に艶っぽくなっていく。
ダメだ、手を出しては。これだから狼のあやかしは、と言われてしまう。
×××日 医務室に戻ってくると信じられない光景を見た。
兎月が複数の研究員たちにーーからだをーーああ、もうーー無理だーー
手記はここで途切れている。
「そうだ、耐えられなくて……ちょうどその時研究員に憑いていた憑依型下落理に食われて……堕ちて……オレは……あいつら全員ころ、して、それから兎月をーー」
ーー自分がどこにいるのか、何をしていたのか。
ーー記憶はすっかり欠け落ちて。
違う。今はっきりと思い出した。
覚えているのは、赤い海の真ん中で、傷だらけで微笑む青年の姿。
「お、れはなにを」
見知らぬ青年の上に馬乗りになっていて、着ていただろう服ははだけていた。
「だいじょうぶ。悪い夢を……見ていただけだよ」
違う。オレは下落理に堕ちて、
青年はそういうと体を起こしてそっと口付ける。柔らかい感触とともに、何か狂って暴れていたものが消えていく気がした。
青年は小さく頷いて微笑むと踵を返す。
「まて……」
「これが、ぼくの仕事だから。もう下落理に堕ちちゃダメだよ。他にもたくさん仕事があるから、もう行かなきゃ」
伸ばした手は空を切り、意識は深い闇へ落ちていく。
兎月を【喰らった】んだ。
おかしいと思っていた。
狼のあやかしだからこそ、人との関わりを極力避け、満月に絶対に部屋から出なかったオレが。その方面の知識を遮断していたはずのオレが。
どうして兎月とすんなり契約できたのか。
「喰らったから知ってたんだな……やり方も、あいつがどこが弱いかも……」
あの夢は夢なんかじゃない。
「一度下落理に堕ちて、兎月に助けられたのが、オレだ」
拳を硬く握りしめる。
「だったらますます恩は返さねえとな、兎月」
**
「堕ちた都へようこそ。兎月の観察医にして一度下落理に堕ちた狼夜さん」
「どうも。望月王子様」
紅い月に照らされた王城の玉座で、オレは望月と対峙した。
「兎月は無事だろうな?」
「もちろん。もっとも今はそこの寝台で気を失ってるけどね」
兎月は裸のままでぐったりしているが傷はなく、顔色は悪くない。
「で、テメエの目的はなんだ?オレの正体も兎月の正体も理解したし、それがわかったところでオレの気持ちは変わらねえ。ただ、兎月を泣かせたテメエだけは!一発ぶん殴ってやらねえと気が済まねえんだよ!」
「ぐあっ!」
右ストレートが綺麗に決まり、望月が吹っ飛ぶ。
「力で無理矢理契約とかふざけんなよ!こいつは下落理の植物型に森の中でぐちゃぐちゃにされた時、泣いてたんだよ!」
「それに、あの時制御装置を暴走させたのはテメエだろうが!何兎月にだけ全部背負わせてんだよ!おまけに契約者ヅラして無理矢理穢してあんなに泣かせて!兎月の契約者はオレだ!兎月を道具としか見れないバカに渡してたまるかああっ!」
「うるっさいよ!平民風情か!」
繰り出された蹴りをまともに食らい、壁に叩きつけられる。砕けた破片が頬に刺さるが、痛みなど気にもならない。
「ボクは兎月兄さんなんて大っ嫌いだったよ!優しくて賢くて、王の器で。ボクを庇って最悪の置き土産を残して逝って、自分のことなんて考えない兄さんが大っ嫌い。なんで……なんで生きてても死んで、歪に蘇生されても人のことばっかりなの……好きでもない奴にも、下落理みたいな怪物にも好き勝手に食べられて平気で笑う兄さんなんて大っ嫌い‼︎大っ嫌いだから、ボクはこの都の下落理の核と同化して、全部壊す。お前も!兄さんの姿をした浄化装置も!ぶっ壊す!」
絶叫と共に稲妻が空を裂く。
げらりげらり。ゲラゲラゲラゲラゲラげらげら……
都の中を彷徨う下落理の全てが望月に吸い込まれていく。
「さあ、地下で決着をつけよう。もっともーー」
がらり。
「なっ」
「この崩れ落ちた玉座から無事に地下に着地できればだけどね」
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