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朝のHRの時間は私にとっては退屈な時間。
帰る時はこれさえ終われば。と思えるけど、
連絡事項を聞いたら移動教室に荷物まとめて
動いたりなど面倒なことが嫌なのだ。
「慈雨?」
特に考えることもせずに外を見ていた私に奏が
心配そうに声をかけてきた。
「もう少しで流花ちゃん来るよ?
体調悪い?大丈夫?」
ぼーっとしすぎて朝から心配させねしまった。
ありがとう。と言いながら奏の頭を撫でる。
尻尾でもあるんじゃないかと思うくらいに喜ぶ奏に素直に可愛いと言うと照れる。
なにこれ、可愛いのループじゃん。
奏の頭を撫でながら特に考えることなかったのになぁ。とついココロの中でぼやいてしまう。
担任である和泉流花先生こと流花ちゃんは、
天然ほわほわ系なのに毒舌さを発揮するという
ギャップからみんなから愛されキャラである。
キーンコーンカンコーン。
チャイムが鳴り廊下からパタパタと駆け足で
走ってくる音が聞こえてくる。来た。
「やっほー!みんなおはよう!
朝だよ。朝からビックニュースだよ!」
「朝から流花ちゃん元気すぎぃ!」
「えっ!?なになに。気になる!」
流花ちゃんのビックニュースは良くも悪くも
ビックニュース扱いにされるため教室が騒つく
「はーい、静粛に!
なんと!来週から教育自習生のコが我が
クラスにきまーす!」
おっ、マジか。私たちが高校2年だから歳も
近いといえば近いのかな?どんな人だろう。
今回のは良いニュースだな。と嬉しく思った。
「慈雨。慈雨。
教育自習生の人ってどんな人かな?
楽しみだね。男の人だと嬉しいなぁ。」
「どっかの熱血もどきは嫌だけど落ち着いた人がいいな。
というか、奏はイケメン希望なだけでしょ。」
私がそういうと図星なのか奏はえへへ。と
笑って誤魔化した。だいたい人はそうなのだが
奏は特に顔から好きになるタイプ。
奏の教科担当は国語科。黒田先生の顔目当てで
自ら立候補。」良い先生だけど漢らしさの度合いがなんか違う!」とぼやいていたのが今では懐かしい。
「来週の月曜日から来るからね!
みんな仲良くしてあげて。
当日まではお楽しみにだよ!」
「えー、もうちょい情報頂戴!」
「流花ちゃん性別だけでも」
「女の人だったら俺はクール系がいい!」
「えー、男の人希望なんですけど。」
教室の騒がしさは消えることなくHRは終わり
来週が楽しみだなぁ。といつもは退屈な時間が
少しは好きになれた。
帰る時はこれさえ終われば。と思えるけど、
連絡事項を聞いたら移動教室に荷物まとめて
動いたりなど面倒なことが嫌なのだ。
「慈雨?」
特に考えることもせずに外を見ていた私に奏が
心配そうに声をかけてきた。
「もう少しで流花ちゃん来るよ?
体調悪い?大丈夫?」
ぼーっとしすぎて朝から心配させねしまった。
ありがとう。と言いながら奏の頭を撫でる。
尻尾でもあるんじゃないかと思うくらいに喜ぶ奏に素直に可愛いと言うと照れる。
なにこれ、可愛いのループじゃん。
奏の頭を撫でながら特に考えることなかったのになぁ。とついココロの中でぼやいてしまう。
担任である和泉流花先生こと流花ちゃんは、
天然ほわほわ系なのに毒舌さを発揮するという
ギャップからみんなから愛されキャラである。
キーンコーンカンコーン。
チャイムが鳴り廊下からパタパタと駆け足で
走ってくる音が聞こえてくる。来た。
「やっほー!みんなおはよう!
朝だよ。朝からビックニュースだよ!」
「朝から流花ちゃん元気すぎぃ!」
「えっ!?なになに。気になる!」
流花ちゃんのビックニュースは良くも悪くも
ビックニュース扱いにされるため教室が騒つく
「はーい、静粛に!
なんと!来週から教育自習生のコが我が
クラスにきまーす!」
おっ、マジか。私たちが高校2年だから歳も
近いといえば近いのかな?どんな人だろう。
今回のは良いニュースだな。と嬉しく思った。
「慈雨。慈雨。
教育自習生の人ってどんな人かな?
楽しみだね。男の人だと嬉しいなぁ。」
「どっかの熱血もどきは嫌だけど落ち着いた人がいいな。
というか、奏はイケメン希望なだけでしょ。」
私がそういうと図星なのか奏はえへへ。と
笑って誤魔化した。だいたい人はそうなのだが
奏は特に顔から好きになるタイプ。
奏の教科担当は国語科。黒田先生の顔目当てで
自ら立候補。」良い先生だけど漢らしさの度合いがなんか違う!」とぼやいていたのが今では懐かしい。
「来週の月曜日から来るからね!
みんな仲良くしてあげて。
当日まではお楽しみにだよ!」
「えー、もうちょい情報頂戴!」
「流花ちゃん性別だけでも」
「女の人だったら俺はクール系がいい!」
「えー、男の人希望なんですけど。」
教室の騒がしさは消えることなくHRは終わり
来週が楽しみだなぁ。といつもは退屈な時間が
少しは好きになれた。
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