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「おはよう」と「おやすみ」を共有する仲で
同じ″痛み″と″傷″を分かち合いながら共存というカタチを選んだわたしたち。

起伏がわかりやすいタイプだったけど
今は…かろうじてある意識の中で灼然が帰ってきたことを知るが鉛のように身体が重たくて…動けない。

「っ…玉響!!?
頼むから脱衣所で寝落ちするのはやめて」

「あー、うん…起きてる。
たまたま疲れて着替えてる途中でこーなった
だけだから。大丈夫、まだ…」

「もぅー。焦るしびっくりしたぁ。」

よっこいせ。と若干おっさんくさい掛け声と
ともに灼然に軽々と持ち上げられて半脱ぎ状態だった服は素早く脱がされて白のロンTを被せられた。「はぁー、心臓に悪いよぉ。」と気だるげな声を出しつつも私を落とさないようにしっかりと抱えてくれているこの状態に安心感を得ている自分がいることに気づいたのはいつからだろうか。
リビングのソファに私をおろして、「俺も着替えてくるー。」と脱衣所に向かったままシャワーの音も聞こえてきたので私は横になり再び落ちた
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