122 / 200
ミステリアスガール⑥
しおりを挟む
「盗んでない、助けたの」
「おいおい、どっちにしろヴァンパイアはケーナの所か。ケーナにベケスドの拠点を教えた後だったからまさかとは思っていたが……。水牢鎖縛は外してな――」
「外したよ。あんなの」
「あんなの!? 今ヴァンパイアはどうしてる」
「フランなら家のベットで寝てるけど」
「ヴァンパイアを家に入れたのか!? よく生きてられたな」
「陽の光当たったら灰になっちゃうとか言ってさ、不便だと思って――」
「そうだ、それが最後に残された対抗手段といってもいい。これがなければこの世界はヴァンパイアに支配されていたといってもいいかなら」
「う、ん」
「今、表立ってはいつも通りだが、裏ではヴァンパイアが人族に復讐してくるんじゃないかと大騒ぎだ。高額な懸賞金をかけたところで挑む者がいるかどうか分からない。白銀パーティーでも捕縛するのがやっとの相手だからな」
「やっとだったの?」
「ベスケドの奴らが捕まえた時も、事前の調査や準備に3ヶ月かかったと聞いてるな」
「あららーら」
これだけ時間をかけやっと捕縛したのに逃げられたら必死に探すのは当然か。
それに、私が感じたフランの印象とグランジが持つヴァンパイアへの印象はここでも違いが大きい。
「で、どうするんだ、ケーナ。今ならまだ盗んだって事ではなく、脱走したヴァンパイアを閉じ込めてるってことにできるぞ」
「別にどうともしないよ。フランはしばらく家にいるって言ってるし、何か悪いことしたわけでもないし、私は平気だしこのままにしとく」
「それだとケーナがヴァンパイアを匿ったとか、ヴァンパイアの眷属になったとか言われて討伐対象になりかねないぞ」
「敵意を向けるなら、それが誰であろうとお返しするから。魔族でも人族でも一緒。グランジはどうするの? これでも一応次期魔王だしね。特別扱いはしないよ」
「そいつは困ったぜ。ここでケーナと対立する気はないからな」
「家にフランがいることを黙っててくれるなら、夕食ぐらい出すけど」
しばらく考え込むグランジだったが、こちらの味方でいてくれるようだった。
「ご相伴にあずかるよ。但し俺の話もう少し聞いてくれ」
グランジも心配性なのか、ヴァンパイアについて訊いてもないことをあれやこれやと語ってくれた。
ヴァンパイアが過去にしてきたことの中で最大の被害は、英雄と呼ばれた人物を眷属化させたことらしい。
眷属と成った者はヴァンパイアまでではないがステータスの上昇と、不死とも思えるぐらいの再生能力を持つので。操られていると分かっていても、なんとかして陽の下に引きずり出し灰にするそうだ。
しかしヴァンパイアに挑む者はそもそも強い。それが更に強くなって襲ってくるのだから並の冒険者や騎士ではどうにもならないので被害も大きくなるということだ。
ヴァンパイアにまつわる話を色々聞いきて思ったのは、人族がわざわざヴァンパイアにちょっかい出している事が原因な気がしてならなかった。
森の中でひっそりと暮らしている相手に、怪しいやら危ないやらと勝手に因縁をつけて、散々攻撃した挙句、主力の人族を眷属化されたら立場逆転され負けてしまうという、お決まりのようなやられっぷりだからだ。
結局は殺せないので水牢鎖縛などのどうにか捕縛できるアイテムを作り捕らえるのが精一杯。
それでも最後は捕らわれたヴァンパイアは生き、人族は勝手に死んでいく。アイテムの効力が無くなれば手錠も足枷もアクセサリーみたいなものだ。外して自分の森に帰るだけ。
そんなことを繰り返しているのかと考えたら我慢強いなと思えてきたぐらいだ。
「あのさ、ヴァンパイアのことはもうお腹いっぱいだよ」
「まだまだ被害の話はあるぞ」
「それよりも、他の白銀達の話は何かないわけ?」
「無いな。驚くほど何もないぞ。本当にギルドカード盗んだのか?」
「当たり前でしょ、そっちが本命だもの。ヴァンパイアは偶然よ」
「普段自分のギルドカードを見ることなんて殆どないからな。俺たちならギルドに行って何か依頼を受注するときに出すが、普段指名依頼しかこなさない白銀ともなれば手に取る機会なんて全然ないのかもな」
「先に言ってよー。バレないように頑張ったのにー」
「バレなさ過ぎて盗まれたことさえ分かってもらえないだろうな」
「あーあ。集めたギルドカードどうしようかな。この際ギルドの掲示板にでも貼り付けておこうかな」
「やめとけって。ばれたらどうなるか」
「そしたら順番に相手してあげるよ」
「仲間だって狙われるぞ」
「んーそれは嫌」
「俺が買い取ってやろうか」
「いくらで」
「1枚につき金貨3枚」
「意外といい額出すじゃん」
「そのかわり、1枚の買取につ1食でどうだ」
安くても、金貨だけの方が手っ取り早くて良かった。グランジのために料理なんてこの上なくめんどくさい。
なので全力でめんどくさいオーラ出し、めんどくさい表情で訴えた。
「わかった。わかった。全部まとめて1食で良い」
表情は変えず。訴え続けてみる。
「え、本気で言ってるのか?」
「もー1回だけだからね」
話を終えたころには家に到着。
まだ日が傾いてきたぐらいなのだが、ドアを開けたところで出迎えてくれたのはフランだった。
「ケーナお帰りなのじゃ。ケーナの言ったとおりだったのじゃ。ホレ!」
外に出て、全身で太陽の光を浴びるフラン。
「もう痛くも痒くもないぞ、これで余もヴァンパイアでありながら昼でも夜でも遊べるのじゃ!」
ニコニコと満面の笑みで話すフランはまるで、幼女のように無邪気に、そして新しい人生が始まったかのようなワクワクが私にまで伝わってきた。
「フランが気づくまでもっと時間がかかると思ってたけど、意外と早かったのね」
「ま、妖精どもが余に悪戯を仕掛けてきたのが気づくキッカケだったがの。今回ばかりは許してやるのじゃ」
「あいつらもたまーには役に立つのね」
フランの笑顔とは対照的に横で固まったように動かないグランジ。目線を合わせると話が全然違うと言わんばかりの視線を熱く熱く送ってきた。
「おいおい、どっちにしろヴァンパイアはケーナの所か。ケーナにベケスドの拠点を教えた後だったからまさかとは思っていたが……。水牢鎖縛は外してな――」
「外したよ。あんなの」
「あんなの!? 今ヴァンパイアはどうしてる」
「フランなら家のベットで寝てるけど」
「ヴァンパイアを家に入れたのか!? よく生きてられたな」
「陽の光当たったら灰になっちゃうとか言ってさ、不便だと思って――」
「そうだ、それが最後に残された対抗手段といってもいい。これがなければこの世界はヴァンパイアに支配されていたといってもいいかなら」
「う、ん」
「今、表立ってはいつも通りだが、裏ではヴァンパイアが人族に復讐してくるんじゃないかと大騒ぎだ。高額な懸賞金をかけたところで挑む者がいるかどうか分からない。白銀パーティーでも捕縛するのがやっとの相手だからな」
「やっとだったの?」
「ベスケドの奴らが捕まえた時も、事前の調査や準備に3ヶ月かかったと聞いてるな」
「あららーら」
これだけ時間をかけやっと捕縛したのに逃げられたら必死に探すのは当然か。
それに、私が感じたフランの印象とグランジが持つヴァンパイアへの印象はここでも違いが大きい。
「で、どうするんだ、ケーナ。今ならまだ盗んだって事ではなく、脱走したヴァンパイアを閉じ込めてるってことにできるぞ」
「別にどうともしないよ。フランはしばらく家にいるって言ってるし、何か悪いことしたわけでもないし、私は平気だしこのままにしとく」
「それだとケーナがヴァンパイアを匿ったとか、ヴァンパイアの眷属になったとか言われて討伐対象になりかねないぞ」
「敵意を向けるなら、それが誰であろうとお返しするから。魔族でも人族でも一緒。グランジはどうするの? これでも一応次期魔王だしね。特別扱いはしないよ」
「そいつは困ったぜ。ここでケーナと対立する気はないからな」
「家にフランがいることを黙っててくれるなら、夕食ぐらい出すけど」
しばらく考え込むグランジだったが、こちらの味方でいてくれるようだった。
「ご相伴にあずかるよ。但し俺の話もう少し聞いてくれ」
グランジも心配性なのか、ヴァンパイアについて訊いてもないことをあれやこれやと語ってくれた。
ヴァンパイアが過去にしてきたことの中で最大の被害は、英雄と呼ばれた人物を眷属化させたことらしい。
眷属と成った者はヴァンパイアまでではないがステータスの上昇と、不死とも思えるぐらいの再生能力を持つので。操られていると分かっていても、なんとかして陽の下に引きずり出し灰にするそうだ。
しかしヴァンパイアに挑む者はそもそも強い。それが更に強くなって襲ってくるのだから並の冒険者や騎士ではどうにもならないので被害も大きくなるということだ。
ヴァンパイアにまつわる話を色々聞いきて思ったのは、人族がわざわざヴァンパイアにちょっかい出している事が原因な気がしてならなかった。
森の中でひっそりと暮らしている相手に、怪しいやら危ないやらと勝手に因縁をつけて、散々攻撃した挙句、主力の人族を眷属化されたら立場逆転され負けてしまうという、お決まりのようなやられっぷりだからだ。
結局は殺せないので水牢鎖縛などのどうにか捕縛できるアイテムを作り捕らえるのが精一杯。
それでも最後は捕らわれたヴァンパイアは生き、人族は勝手に死んでいく。アイテムの効力が無くなれば手錠も足枷もアクセサリーみたいなものだ。外して自分の森に帰るだけ。
そんなことを繰り返しているのかと考えたら我慢強いなと思えてきたぐらいだ。
「あのさ、ヴァンパイアのことはもうお腹いっぱいだよ」
「まだまだ被害の話はあるぞ」
「それよりも、他の白銀達の話は何かないわけ?」
「無いな。驚くほど何もないぞ。本当にギルドカード盗んだのか?」
「当たり前でしょ、そっちが本命だもの。ヴァンパイアは偶然よ」
「普段自分のギルドカードを見ることなんて殆どないからな。俺たちならギルドに行って何か依頼を受注するときに出すが、普段指名依頼しかこなさない白銀ともなれば手に取る機会なんて全然ないのかもな」
「先に言ってよー。バレないように頑張ったのにー」
「バレなさ過ぎて盗まれたことさえ分かってもらえないだろうな」
「あーあ。集めたギルドカードどうしようかな。この際ギルドの掲示板にでも貼り付けておこうかな」
「やめとけって。ばれたらどうなるか」
「そしたら順番に相手してあげるよ」
「仲間だって狙われるぞ」
「んーそれは嫌」
「俺が買い取ってやろうか」
「いくらで」
「1枚につき金貨3枚」
「意外といい額出すじゃん」
「そのかわり、1枚の買取につ1食でどうだ」
安くても、金貨だけの方が手っ取り早くて良かった。グランジのために料理なんてこの上なくめんどくさい。
なので全力でめんどくさいオーラ出し、めんどくさい表情で訴えた。
「わかった。わかった。全部まとめて1食で良い」
表情は変えず。訴え続けてみる。
「え、本気で言ってるのか?」
「もー1回だけだからね」
話を終えたころには家に到着。
まだ日が傾いてきたぐらいなのだが、ドアを開けたところで出迎えてくれたのはフランだった。
「ケーナお帰りなのじゃ。ケーナの言ったとおりだったのじゃ。ホレ!」
外に出て、全身で太陽の光を浴びるフラン。
「もう痛くも痒くもないぞ、これで余もヴァンパイアでありながら昼でも夜でも遊べるのじゃ!」
ニコニコと満面の笑みで話すフランはまるで、幼女のように無邪気に、そして新しい人生が始まったかのようなワクワクが私にまで伝わってきた。
「フランが気づくまでもっと時間がかかると思ってたけど、意外と早かったのね」
「ま、妖精どもが余に悪戯を仕掛けてきたのが気づくキッカケだったがの。今回ばかりは許してやるのじゃ」
「あいつらもたまーには役に立つのね」
フランの笑顔とは対照的に横で固まったように動かないグランジ。目線を合わせると話が全然違うと言わんばかりの視線を熱く熱く送ってきた。
1
お気に入りに追加
889
あなたにおすすめの小説
僕の家族は母様と母様の子供の弟妹達と使い魔達だけだよ?
闇夜の現し人(ヤミヨノウツシビト)
ファンタジー
ー 母さんは、「絶世の美女」と呼ばれるほど美しく、国の中で最も権力の強い貴族と呼ばれる公爵様の寵姫だった。
しかし、それをよく思わない正妻やその親戚たちに毒を盛られてしまった。
幸い発熱だけですんだがお腹に子が出来てしまった以上ここにいては危険だと判断し、仲の良かった侍女数名に「ここを離れる」と言い残し公爵家を後にした。
お母さん大好きっ子な主人公は、毒を盛られるという失態をおかした父親や毒を盛った親戚たちを嫌悪するがお母さんが日々、「家族で暮らしたい」と話していたため、ある出来事をきっかけに一緒に暮らし始めた。
しかし、自分が家族だと認めた者がいれば初めて見た者は跪くと言われる程の華の顔(カンバセ)を綻ばせ笑うが、家族がいなければ心底どうでもいいというような表情をしていて、人形の方がまだ表情があると言われていた。
『無能で無価値の稚拙な愚父共が僕の家族を名乗る資格なんて無いんだよ?』
さぁ、ここに超絶チートを持つ自分が認めた家族以外の生き物全てを嫌う主人公の物語が始まる。
〈念の為〉
稚拙→ちせつ
愚父→ぐふ
⚠︎注意⚠︎
不定期更新です。作者の妄想をつぎ込んだ作品です。
王女の中身は元自衛官だったので、継母に追放されたけど思い通りになりません
きぬがやあきら
恋愛
「妻はお妃様一人とお約束されたそうですが、今でもまだ同じことが言えますか?」
「正直なところ、不安を感じている」
久方ぶりに招かれた故郷、セレンティア城の月光満ちる庭園で、アシュレイは信じ難い光景を目撃するーー
激闘の末、王座に就いたアルダシールと結ばれた、元セレンティア王国の王女アシュレイ。
アラウァリア国では、新政権を勝ち取ったアシュレイを国母と崇めてくれる国民も多い。だが、結婚から2年、未だ後継ぎに恵まれないアルダシールに側室を推す声も上がり始める。そんな頃、弟シュナイゼルから結婚式の招待が舞い込んだ。
第2幕、連載開始しました!
お気に入り登録してくださった皆様、ありがとうございます! 心より御礼申し上げます。
以下、1章のあらすじです。
アシュレイは前世の記憶を持つ、セレンティア王国の皇女だった。後ろ盾もなく、継母である王妃に体よく追い出されてしまう。
表向きは外交の駒として、アラウァリア王国へ嫁ぐ形だが、国王は御年50歳で既に18人もの妃を持っている。
常に不遇の扱いを受けて、我慢の限界だったアシュレイは、大胆な計画を企てた。
それは輿入れの道中を、自ら雇った盗賊に襲撃させるもの。
サバイバルの知識もあるし、宝飾品を処分して生き抜けば、残りの人生を自由に謳歌できると踏んでいた。
しかし、輿入れ当日アシュレイを攫い出したのは、アラウァリアの第一王子・アルダシール。
盗賊団と共謀し、晴れて自由の身を望んでいたのに、アルダシールはアシュレイを手放してはくれず……。
アシュレイは自由と幸福を手に入れられるのか?
【完結】兄の事を皆が期待していたので僕は離れます
まりぃべる
ファンタジー
一つ年上の兄は、国の為にと言われて意気揚々と村を離れた。お伽話にある、奇跡の聖人だと幼き頃より誰からも言われていた為、それは必然だと。
貧しい村で育った弟は、小さな頃より家の事を兄の分までせねばならず、兄は素晴らしい人物で対して自分は凡人であると思い込まされ、自分は必要ないのだからと弟は村を離れる事にした。
そんな弟が、自分を必要としてくれる人に会い、幸せを掴むお話。
☆まりぃべるの世界観です。緩い設定で、現実世界とは違う部分も多々ありますがそこをあえて楽しんでいただけると幸いです。
☆現実世界にも同じような名前、地名、言葉などがありますが、関係ありません。
無能なので辞めさせていただきます!
サカキ カリイ
ファンタジー
ブラック商業ギルドにて、休みなく働き詰めだった自分。
マウントとる新人が入って来て、馬鹿にされだした。
えっ上司まで新人に同調してこちらに辞めろだって?
残業は無能の証拠、職務に時間が長くかかる分、
無駄に残業代払わせてるからお前を辞めさせたいって?
はいはいわかりました。
辞めますよ。
退職後、困ったんですかね?さあ、知りませんねえ。
自分無能なんで、なんにもわかりませんから。
カクヨム、なろうにも同内容のものを時差投稿しております。
ハイエルフの幼女に転生しました。
レイ♪♪
ファンタジー
ネグレクトで、死んでしまったレイカは
神様に転生させてもらって新しい世界で
たくさんの人や植物や精霊や獣に愛されていく
死んで、ハイエルフに転生した幼女の話し。
ゆっくり書いて行きます。
感想も待っています。
はげみになります。
【完結】悪役令嬢に転生したけど、王太子妃にならない方が幸せじゃない?
みちこ
ファンタジー
12歳の時に前世の記憶を思い出し、自分が悪役令嬢なのに気が付いた主人公。
ずっと王太子に片思いしていて、将来は王太子妃になることしか頭になかった主人公だけど、前世の記憶を思い出したことで、王太子の何が良かったのか疑問に思うようになる
色々としがらみがある王太子妃になるより、このまま公爵家の娘として暮らす方が幸せだと気が付く
せっかく転生したのに得たスキルは「料理」と「空間厨房」。どちらも外れだそうですが、私は今も生きています。
リーゼロッタ
ファンタジー
享年、30歳。どこにでもいるしがないOLのミライは、学校の成績も平凡、社内成績も平凡。
そんな彼女は、予告なしに突っ込んできた車によって死亡。
そして予告なしに転生。
ついた先は、料理レベルが低すぎるルネイモンド大陸にある「光の森」。
そしてやって来た謎の獣人によってわけの分からん事を言われ、、、
赤い鳥を仲間にし、、、
冒険系ゲームの世界につきもののスキルは外れだった!?
スキルが何でも料理に没頭します!
超・謎の世界観とイタリア語由来の名前・品名が特徴です。
合成語多いかも
話の単位は「食」
3月18日 投稿(一食目、二食目)
3月19日 え?なんかこっちのほうが24h.ポイントが多い、、、まあ嬉しいです!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる