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妃の条件③
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気を使い精神を削り、くたくたなのに無駄に広い王宮を歩かされる。マトンがいなければ遭難していたかもしれない。
「ケーナ姉様、お帰りなさい!」
部屋でテッテが出迎えてくれた。
「あら、随分お疲れのご様子ですね」
「激戦の後、舌戦があったからね。断るのも一苦労だったよ」
「次期国王が相手でもお断りしてくれると信じてましたわ」
「そっちの次期魔王も早くお断りしたいけどね」
「なんてことを仰いますの!? 冗談でも笑えませんわ」
冗談なんて言っていない。
テッテの方はまた後でになるだろう。現魔王の説得もこれからになるだろうし。
「マトン、明日の予定ってどうなってるの?」
「はい、明日は竜車の準備が出来次第オオイマキニドへ出発いたします」
「行き先をアヤフローラのカスケードに変更できる? 私そこの出身なんだよね」
「はい。可能でございます」
「あら、ケーナ姉様はご実家に帰られるのですか? それなら、わたしもご両親に挨拶にも行かないと」
「はぁ? テッテは親たちの説得があるでしょ。それに私両親いないから挨拶なんてしなくていいの」
「そうでしたのですね。わたしも家族になったのですから、好きなだけ甘えてくださっていいのですからね。その方がわたしも嬉しいですわ」
いつも前向きだなと感心していると、廊下から私の名前を呼ぶの声が近づいてくるのが分かった。
「ケーナ! ケーナはおられるか! ケーナ!」
ちょっと前に聞いた声、嫌な予感がしたので探索スキルで確認すると、女騎士のネイトレスだ。
「ケーナ姉様をお呼びになってるみたいですね、お招きいたしますか?」
「あー私あの人苦手なんだよね。なんか圧が強いというか、だからここは過ぎ去るのを待――」
ガチャッと扉を開ける音がしたので目を向けたら
「騎士様こちらでございます」
マトンが招き入れていた。
(マトオオオオオオオオン! ダメだ、この擬似生命体未完成かもしれん)
「そちらであったか!」
ネイトレスがシャツ一枚で飛び込んできた。
そんな格好で大声を出しているのになぜ誰も止めないのかが不思議でならない。
姿を見てちょっとエッチだな何て思っていたら、ずんずんと近寄ってきてそのシャツも脱ぎだしパンツ一枚になり私の前で仁王立ちでどーん。
「これを見てくれ」
鍛えてあるのだろう女性なのに引き締まった体、腹筋も割れている。
なのにもかかわらず胸や尻のボリュームははちきれんばかりの大きさだ。
肌も艶やかでシミ1つない正にパーフェクトボディ。
私の足と足の間にはもう何もないはずなのに、何かが立ち上がったかのような違和感を感じてしまう。
幻肢痛ならぬ、幻息子。
きっと心の奥底に閉まっていた男の部分が、あまりの刺激の強さに強制的に反応してしまったのだろう。
(おぅ、ナイスぺぇ)
あまりの肉体美に圧倒され言葉を発せずにいると
「一体私に何をした?」
こちらが困った顔をすると続けて
「私の前の体を返してくれ」
などと言い出した。
「ちょっと待って、一体何があったの? 私は体を奪うことなんてしてないよ」
「私の体はこんなに綺麗じゃないのに……」
詳しく聞くと、私と戦った後倒れている所を発見され、起こされたらしい。
部屋に戻り、甲冑を外そうとしたが、胴と尻の部分がやたらキツイことに気がつき、何とか外したもののその原因が胸と尻が膨らんでいたとのこと。
更に裸になって鏡で見てみたら左肩から右わき腹にかけてあった大きな古傷や、その他小さな傷痕、顔のニキビの痕やシミすらも消えていたこと。
甲冑も満足に装備することができない、こんな体になってしまったのは、ケーナが自分に何かをしたとしか考えられないと。
「これじゃただの綺麗な女じゃないか!」
思い当たるは、魔力切れを心配してかけた完全回復薬だ。
古傷やステータス異常が治るのは知っていたが、バストアップやヒップアップの効果など鑑定の時には分からなかった。もしかしたらホルモンバランスが本来ある状態に戻っただけなのかもしれない。
「とりあえず服、着ようか。それと新しい、甲冑を用意してもらわないとね?」
ぷわんぷわんと目の前で揺れる大きなたわわがあるせいで、目の置き場に困る。
「既に特注の甲冑だったのだぞ! また1から作る事になったらいつ出来上がるのか分からん。こんな可愛い顔つきじゃ、仲間にも馬鹿にされてしまう」
自分で自分の事を可愛いだ、綺麗だというのは自己肯定力があっていいことだと思うが、焦りようを見るに毛色が違うように思えた。
「私が女でも王を守る近衛騎士に成れたのは、見た目などではなく、王が私の実力を認めてくだっさったからだ。しかし今の状態では見た目で選ばれたと言われても、反論ができないではないか。前の私を知らぬ者は、実力だと言っても誰が信じてくれよう」
「言いたい奴はそんなの言わせておけばいいじゃない」
「馬鹿を言うな。私のせいで貴族たちに王が侮蔑されかねないのだぞ」
「じゃあナイトヘルメット被ればいいじゃない」
「ここの国では王のお傍を守る近衛騎士は常に顔を見せるのが鉄則だ。だれが近くにいるのか敵にも味方にも、分かるようにしておかなければならない。顔が良く見えない者を近くに置けるわけないだろう」
「じゃ、どうしろっていうのさ」
「だから最初から言っておるだろう、私の体を返してほしいのだ」
あれもダメ、これもダメ、奪ってもないのに返せと言い出す。
「分かった、分かったよ。仮に今の状態であったとしても舐められなければいいんでしょ」
「それでも構わないがどうするのだ」
「ささっと、スキルを取得してもらうしかないかもね」
「ケーナ姉様、お帰りなさい!」
部屋でテッテが出迎えてくれた。
「あら、随分お疲れのご様子ですね」
「激戦の後、舌戦があったからね。断るのも一苦労だったよ」
「次期国王が相手でもお断りしてくれると信じてましたわ」
「そっちの次期魔王も早くお断りしたいけどね」
「なんてことを仰いますの!? 冗談でも笑えませんわ」
冗談なんて言っていない。
テッテの方はまた後でになるだろう。現魔王の説得もこれからになるだろうし。
「マトン、明日の予定ってどうなってるの?」
「はい、明日は竜車の準備が出来次第オオイマキニドへ出発いたします」
「行き先をアヤフローラのカスケードに変更できる? 私そこの出身なんだよね」
「はい。可能でございます」
「あら、ケーナ姉様はご実家に帰られるのですか? それなら、わたしもご両親に挨拶にも行かないと」
「はぁ? テッテは親たちの説得があるでしょ。それに私両親いないから挨拶なんてしなくていいの」
「そうでしたのですね。わたしも家族になったのですから、好きなだけ甘えてくださっていいのですからね。その方がわたしも嬉しいですわ」
いつも前向きだなと感心していると、廊下から私の名前を呼ぶの声が近づいてくるのが分かった。
「ケーナ! ケーナはおられるか! ケーナ!」
ちょっと前に聞いた声、嫌な予感がしたので探索スキルで確認すると、女騎士のネイトレスだ。
「ケーナ姉様をお呼びになってるみたいですね、お招きいたしますか?」
「あー私あの人苦手なんだよね。なんか圧が強いというか、だからここは過ぎ去るのを待――」
ガチャッと扉を開ける音がしたので目を向けたら
「騎士様こちらでございます」
マトンが招き入れていた。
(マトオオオオオオオオン! ダメだ、この擬似生命体未完成かもしれん)
「そちらであったか!」
ネイトレスがシャツ一枚で飛び込んできた。
そんな格好で大声を出しているのになぜ誰も止めないのかが不思議でならない。
姿を見てちょっとエッチだな何て思っていたら、ずんずんと近寄ってきてそのシャツも脱ぎだしパンツ一枚になり私の前で仁王立ちでどーん。
「これを見てくれ」
鍛えてあるのだろう女性なのに引き締まった体、腹筋も割れている。
なのにもかかわらず胸や尻のボリュームははちきれんばかりの大きさだ。
肌も艶やかでシミ1つない正にパーフェクトボディ。
私の足と足の間にはもう何もないはずなのに、何かが立ち上がったかのような違和感を感じてしまう。
幻肢痛ならぬ、幻息子。
きっと心の奥底に閉まっていた男の部分が、あまりの刺激の強さに強制的に反応してしまったのだろう。
(おぅ、ナイスぺぇ)
あまりの肉体美に圧倒され言葉を発せずにいると
「一体私に何をした?」
こちらが困った顔をすると続けて
「私の前の体を返してくれ」
などと言い出した。
「ちょっと待って、一体何があったの? 私は体を奪うことなんてしてないよ」
「私の体はこんなに綺麗じゃないのに……」
詳しく聞くと、私と戦った後倒れている所を発見され、起こされたらしい。
部屋に戻り、甲冑を外そうとしたが、胴と尻の部分がやたらキツイことに気がつき、何とか外したもののその原因が胸と尻が膨らんでいたとのこと。
更に裸になって鏡で見てみたら左肩から右わき腹にかけてあった大きな古傷や、その他小さな傷痕、顔のニキビの痕やシミすらも消えていたこと。
甲冑も満足に装備することができない、こんな体になってしまったのは、ケーナが自分に何かをしたとしか考えられないと。
「これじゃただの綺麗な女じゃないか!」
思い当たるは、魔力切れを心配してかけた完全回復薬だ。
古傷やステータス異常が治るのは知っていたが、バストアップやヒップアップの効果など鑑定の時には分からなかった。もしかしたらホルモンバランスが本来ある状態に戻っただけなのかもしれない。
「とりあえず服、着ようか。それと新しい、甲冑を用意してもらわないとね?」
ぷわんぷわんと目の前で揺れる大きなたわわがあるせいで、目の置き場に困る。
「既に特注の甲冑だったのだぞ! また1から作る事になったらいつ出来上がるのか分からん。こんな可愛い顔つきじゃ、仲間にも馬鹿にされてしまう」
自分で自分の事を可愛いだ、綺麗だというのは自己肯定力があっていいことだと思うが、焦りようを見るに毛色が違うように思えた。
「私が女でも王を守る近衛騎士に成れたのは、見た目などではなく、王が私の実力を認めてくだっさったからだ。しかし今の状態では見た目で選ばれたと言われても、反論ができないではないか。前の私を知らぬ者は、実力だと言っても誰が信じてくれよう」
「言いたい奴はそんなの言わせておけばいいじゃない」
「馬鹿を言うな。私のせいで貴族たちに王が侮蔑されかねないのだぞ」
「じゃあナイトヘルメット被ればいいじゃない」
「ここの国では王のお傍を守る近衛騎士は常に顔を見せるのが鉄則だ。だれが近くにいるのか敵にも味方にも、分かるようにしておかなければならない。顔が良く見えない者を近くに置けるわけないだろう」
「じゃ、どうしろっていうのさ」
「だから最初から言っておるだろう、私の体を返してほしいのだ」
あれもダメ、これもダメ、奪ってもないのに返せと言い出す。
「分かった、分かったよ。仮に今の状態であったとしても舐められなければいいんでしょ」
「それでも構わないがどうするのだ」
「ささっと、スキルを取得してもらうしかないかもね」
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